241. ジャック・サマースビー
《ネタバレ》 彼は本人なのか偽物なのか? んなもんすぐわかるだろ、と大前提の謎に不満を感じてしまったためか最後まであまり世界に入っていけず。結局何を意図した映画なのかわからずじまい。今、13のすみすさんのレビューを読み、少し納得。しかし、それが監督の真意ならば、「本物か偽物か」という謎を中心に据えたのは失敗だと思う。プロットは常にラストを見据えて転がしていかなければ、観客はついてこられないのだから。 4点(2003-11-28 18:21:05) |
242. ジャック・フロスト/パパは雪だるま
《ネタバレ》 こんな中途半端な映画を面白いと感じたのは俺ぐらいのもんだろうと見終えた後自嘲気味に笑ったものだが、なんと評価が高いこと!(笑) わかりきっているとはいえ、ラストの別れは切なくていい。しかし・・・やっぱり個人的には期待していなかった割には面白いというのが本音で、7点ぐらいかな。 7点(2003-11-28 18:11:08) |
243. ジャッキー・ブラウン
タランティーノがレナードの原作ものをそつなく仕上げた作品。初めから最後まで無駄をすくなめに撮られており、楽しめる。パム・グリアもはまっている。しかし、タランティーノファンはそんなもの求めていない。もっとアグレッシブに! もっと無駄な会話を! タランティーノへの思い入れの度合いが評価に影響する作品。俺はそれほど思い入れがないためか、7点はあげられる。 7点(2003-11-28 18:03:47) |
244. ジャッカル
《ネタバレ》 最後まで緊張感のない攻防戦。特にウィリスの変装は見ていられない。いくらなんでも極端なキャラクターにばかり変装しすぎで、笑うことはっても怖さを感じることなどできない。ギアも画面をひっぱるだけの存在感はない。そもそも脚本に一貫性がなく、ジャッカルがゲイであるという設定など活かしてもいない。こんな作品に名優シドニー・ポアチエはなぜ出演してしまったのだろう? 不思議でならない。 3点(2003-11-28 17:57:16) |
245. ジャスティス・リーグ<TVM>(1997)
深夜に放映されていてたまたま観た本作。TVムービーということも今知ったぐらいで、頭からっぽで鑑賞。うん。あまりにしょぼい(笑)。でも、意外とゆるいノリが深夜のまったり感にはまって最後まで観てしまった。単にいい役者を使えなかっただけだろうが、主役のださい男にヒロインがすぐにほれるのが説得力ゼロで笑える。ここまでゆるいと確信犯とふみ、5点献上。 5点(2003-11-28 17:50:06) |
246. ジャスティス(2002・ブルース・ウィリス主演)
《ネタバレ》 一作ごとに何かを仕掛けてくる策士G・ホブリットの作品ということで身構えて鑑賞。緊張感ある導入部以降、話の方向性がなかなか見えてこない。それはうまく謎を構築しているという意味ではなく、なんのジャンルの映画かすらわからぬために観ていてノレないということ。その果てにウィリスがおいしい見せ場を披露してもピンとこない。ファレルのキャラクターも単調で今一つ。監督、そろそろネタ切れ? 期待してるのでがんばってくれ! 3点(2003-11-28 17:39:07) |
247. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 "All work and no play makes Jack a dull boy"__古くからある諺がまるでこの作品のために創作されたかのように感じてしまうほどうまく使われている。ラストの雪の中でのチェイスもめまいがするほど幻想的。惜しむらくはジャック・ニコルソンの起用。さすがに終盤の狂気は素晴らしいが、あれでは初めから狂ってしまっている。真面目な男が次第に狂っていく過程を体現できる役者はほかにいなかったのだろうか? 8点(2003-11-28 17:30:25) |
248. ミクロキッズ
《ネタバレ》 『ミクロの決死圏』『インナースペース』が体内から出られなかったことに気づいたのか、「ならミクロ状態で外を歩いたら?」といった着眼点が秀逸。リック・モラリスのキャラクターもよく素直に笑える作品。若いキャストもなかなか健闘していてアドベンチャーとしても楽しめる。 7点(2003-11-28 17:23:03) |
249. ジャイアント・ベビー
赤ちゃんを大きくするか・・・前作はまぁまぁ楽しめたものの、この安直な発想の続編には期待をしていなかった。しかし、テンポもよくそれなりに楽しめる作品には仕上がっていたかな。ディズニーランドのアトラクションもなかなか楽しいし、甘めの採点だが6点。 6点(2003-11-28 17:19:15) |
250. ジム・キャリーのエースにおまかせ
前作『エース・ベンチュラ』にはキャリーの魅力が詰まっていたが、本作ではパワーダウン。やはり監督の交代が痛い。後に「親指』シリーズを撮るオーデカークは、キャリーの毒気を活かしきれず、パロディなど無難な笑いに走るばかり。「ペットディテクティブ・エース」は秀逸なキャラなので、できれば1のトム・シャドヤック監督で3の制作を希望。 2点(2003-11-28 17:08:54) |
251. ジム・キャリーはMr.ダマー
《ネタバレ》 キャリーはもちろんのこと、ダニエルズも健闘していて、くだらない笑いがとんでもないテンポで連発される。この作品はアメリカの映画館で観たが、英語がわからず内容もはっきりとはわからないのに、もう映像だけで大爆笑。後に字幕版を観てびっくり。こんなに社会風刺の効いた作品とは! 世間的にタブー視される人物・事柄を描き、観客の中にある差別意識を浮き彫りにする手法はすばらしい! 8点(2003-11-28 17:03:33) |
252. 市民ケーン
《ネタバレ》 う~ん・・・評価低いなぁ。確かにこういった手法は今ではなじみのものであるため、新鮮味が足りないんだろう。でも俺は、20歳の時にこの映画にとりつかれてしまった。別に難解な作品とも思わず、「新聞王ケーンに何があったのか?」「薔薇のつぼみって何だ?」と謎にひきつけられていった。そして、全てがわかるラストで号泣。家庭環境に近い部分があるのも大きいが、年に一回は鑑賞し涙を流している。 10点(2003-11-28 16:51:18) |
253. ジミー・ハリウッド
《ネタバレ》 日本では直ビデオ行きだったためか、レビューしてる人少ないなぁ。でも、この映画意外と拾いもの。というよりも、監督レビンソンでペシ、スレイターの共演なのだから、決してB級作ではない。ラストのペシの決断、そして行動。笑いと切なさが入り交じったなかなかのシーンだ。ちなみに、某考古学者役がはまり役のスターもカメオ出演してるので、ファンの方は是非! 6点(2003-11-28 16:40:27) |
254. シベリア超特急
いくつもバージョンがあるようで、自分の観たのがどれか不明だが、演出・演技・脚本とすべてにほめる点がないのがすごい。みうらじゅん・コサキンによって取り上げられ、カルト的な人気を誇っていて、俺も映画をバカにしながら楽しむことはできた。しかし、それは晴郎ちゃんの狙いではないため、高得点はあげられない。私財を投げ打ってまで映画製作に賭けた晴郎ちゃんの映画愛に1点を捧げるのが精一杯。 1点(2003-11-28 16:34:25) |
255. 死の接吻(1991)
う~ん・・・期待して映画館に行った記憶はあるが、友人と無言で出てきたんだよなぁ、確か。全体的に緊張感がなく、妙に古くさい映像だった記憶あり。すでに指摘されているように、ヒッチコックの映画の雰囲気を出そうとした演出が裏目に出ていたのだろう。せっかく映画化するのだから、模倣はいいが、今の時代性・リズムを活かしてくれないと駄作になってしまうという見本。 4点(2003-11-28 16:26:14) |
256. シティ・スリッカーズ
学校を卒業し社会に出ると、多かれ少なかれ仕事・人間関係・生活へのストレスを感じるものである。そんな時子供の頃はよかったなぁ、と思うこともあるのだが、本作は後ろ向きではなく前向きに幼児返りを薦めた佳作である。パランスの存在感はもちろんのこと、クリスタル・スターン・カービィの組み合わせの妙も楽しめる。 7点(2003-11-28 15:14:37) |
257. 失楽園
《ネタバレ》 ヌードだけがウリのテレビドラマ版に比べれば、森田芳光が映画 として見応えのある映像美を作り出していてよい。しかし、その映像美ゆえにかえって不倫を美化しているように感じられるのがマイナス。ただし、結婚という制度は人間が勝手に規定したものである。結婚後よりよい相手と出会うが、世間の目に負けてしまうという流れには、人間が本当は倫理(人としての良心)ではなく体裁(虚栄心)に縛られていることが表現されていて意外と深い。 6点(2003-11-28 15:04:47)(良:3票) |
258. 60セカンズ
ドミニク・セナの演出がツボをはずしまくっていて、テンポが悪い。こういった作品の場合、中身がうすくてもそれなりに楽しめることがあるのだから、セナにはがんばってほしかった。ニコラス・ケイジはこの頃映画に出過ぎ。せっかくの演技センスも自ら放棄してしまっているようなやる気のなさを感じる。そろそろ作品を落ち着いてじっくりと選び、渾身の一作を観たいところだ。 3点(2003-11-28 14:50:19) |
259. 七人の侍
幸運にも数年前に劇場で観ることができた。キャラクター造型・ストーリーの運び・映像の力・テーマ性ともに文句のつけようのない傑作。また、画面の迫力もさることながら、劇場で観られた最大の利点は、中盤にある休憩時間にトイレに行けたこと。公開当時の人々と時空を越えて同じ時間をすごせる幸せを感じながら、用を足した。 10点(2003-11-28 14:44:04) |
260. 7月4日に生まれて
《ネタバレ》 クルーズ渾身の演技はある程度評価してあげてもいいところだろう。序盤のベレンジャーの軍服姿がまばゆいほど格好良く、特別出演ながら本作のテーマを浮き彫りにしている。すでに多くの方がご指摘の通り、正義の名の下に軍事行使を正当化するアメリカ批判こそがストーンの主張なのだろう。『JFK』の犯人特定と違い、本作のような主張は扱った人物の人権侵害になる可能性も低く、個人的には許容できる。 7点(2003-11-28 14:36:17) |