241. セブン
《ネタバレ》 ラストのブラピのものすごい表情に尽きる。 なんの説明がなくても、ものすごい衝撃を伴って 彼の気持ちが伝わってくる。 やはり素晴らしい役者だ。 但しその後にフリーマンのナレーションで終わるのは蛇足かもしれない。 オープニングの偏執狂的な映像は、この後かなりいろんなところで真似されたのもわかるくらい素晴らしい。 9点(2004-01-01 18:04:59) |
242. ポルターガイスト(1982)
ほんとにトビー・フーパーが監督したのだろうか。 どこからどうみてもスピルバーグの傑作。 階段から降りてくる霊の妖美さには当時激しい衝撃を受けた。 今のレベルからするとイマイチなSFXがいっぱいだが そこだけ撮影し直すと、今でも通用する名作。 スターウォーズやETばっか直してないで、こういうSFXに メスを入れて欲しい。 10点(2003-12-30 14:16:31) |
243. the EYE 【アイ】
現代ホラーでは「リング」と肩を並べる大傑作。 怖い、そしてせつない、正にコピー通りの作品。 「私のホラーは、単純に怖いというより、愛を描きたい」など監督が思ってると、どっちつかずで、つまらん映画になってしまいがちだが、これは奇跡的に両立してる希有な映画。 9点(2003-12-30 02:24:59) |
244. 黄泉がえり
《ネタバレ》 ホントは6点だけど、北林さんのものすごい演技に1点献上。 ちょい役ながら・・・彼女の演技は、たぶん人間が到達しうる最強の演技力だと思う。 作品だが、監督はこれでいきなり 名実ともにメジャーになってしまった。 反面、害虫や月光の囁きのような毒やリアリティは後退。 演出はやや散漫で冗漫な感じ。竹内がどういう存在であるか 草なぎが突然気付くシーンでも、もっと演出次第で 観客にショックを与えられたはず。 あと、みんなも指摘してるが、やはり最後の歌は長すぎる。 CGはちょっと安っぽい。 ・・と文句はつけたものの、やはり手話のエピソードは泣ける。 7点(2003-12-30 02:02:06) |
245. ショーシャンクの空に
確かに良く出来ていて、面白いが、夢中にはなれなかった。 何度も繰り返し見てみたいとも思わない。 長い。 6点(2003-12-19 06:07:16)(良:1票) |
246. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 マーティ「道が足りないよ」 ドク「道?道なんかいらないね」と突如デロリアンが浮上し 空中を観客に向かってぶっ飛んでいくラストの驚愕、爽快感。 これぞ演出。これぞ映画。 10点(2003-12-19 06:03:30) |
247. ラブ&ポップ
青い。なにもかも。妙に懲りまくったカメラアングルなんて プロなら絶対恥ずかしくてやらないことだろうな。でも私は敢えてその青臭いことをやってみたという監督の姿勢に拍手を送りたい。ラストはすごい。 あれに現代女子高生の全てが要約されている感じだ。 ルーズをドブ川(汚らしい世間)に浸しながら、つまらなさそうに、ダルそうに淡々と、 それでも前を向いて歩いていく。 心のどこかには、(音程は)心もとないが「素晴らしい愛」を求めながら。 邦画史上に残る屈指の名シーン。 10点(2003-12-19 05:48:13)(良:4票) |
248. 害虫
映画自体は7点くらい。 しかし、宮崎あおいが信じられないくらいいいので 2点上乗せ。 どこにもいそうで、どこにもいないような少女。 佳作ラブ&ポップも彼女がやっていたら・・・と思ってしまった。 9点(2003-12-19 05:35:41) |
249. 怪獣大戦争
ゴジラがシェーをしたり、造形もイマイチ。 新しく撮ったキングギドラの動きも悪い。 (古いフィルムを使い回してるが、そこで堪能できる昔の操演技術力の素晴らしさ!なぜに特撮技術が落ちてしまった?) しかしながら、そういう難点をものともしない脚本の面白さ。 セリフのカッコ良さ。 そして土屋さんによる統制官のラストの叫び。 個人的には今もってゴジラ映画の最高傑作なのだ。 9点(2003-12-17 02:09:55) |
250. ファイナルファンタジー
FFが映画になると聞いたときは狂喜した。 しかも、かつてないほどリアルなCGだという。 フルCGで見るバハムートなど召喚獣は?FFでおなじみ可愛いアイドルキャラは?魔法のビジュアルは?チョコボなんかどうなるのかなあ・・などとものすごい期待に胸が高鳴った。 しかし、そのどれも一切出てこなかった。唯一出てきたモンスターは半透明で、怖くもカッコ良くもなんともなく迫力がなかった。 ヒロインは全く血が通ってない冷たい人形に見えた。CGだから?とんでもない、今までのFFゲームの歴代ヒロイン達の魅力を見よ。 結論。これはFFじゃない。 ゲームのムービーのほうが数千倍感動した。 今度は劇場映画ではないが、 クラウドが主人公のDVD作品 「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」が発売されるらしい。 もう一度期待してみる。 2点(2003-12-17 01:49:45) |
251. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
《ネタバレ》 なにも文句はございません。 私はリアルタイムで全く予備知識なしに見に行きました。 茫然自失とはこのこと。 最近呆然とするほど驚かせてくれる映画がなくなった。 アークを開けてでてくる「モノ」に「神」とはこういうものかもしれないと思った。 スピルバーグの・・・たぶん最高傑作。 10点(2003-12-14 21:34:39) |
252. 月光の囁き
これは評価が分かれるでしょう。 漫画を観てた人は食い足りないと思い、 逆にそのケがない人は主人公の行動に苛立つはずです。 しかし私は面白かった。少なくとも全く毒が喪失してしまった「黄泉がえり」よりは傑作。 問題は多いが、今一度予算を多くして、 いつかリメイクしてもらいたい映画だ。初体験場面は妙に生々しい。 8点(2003-12-14 21:22:18) |
253. マトリックス レボリューションズ
まさしく聖書を下敷きにしてる作品だということが よ~くわかる最終作でした。 ドラゴンボール風の戦いはもはや古くさくて、がっかりしたし、 全作にも共通することだけど、 やはりブルース・リーなどのような本格的なカンフーとは 違い、どんなに吊りを使ったところで、切れがない。 踊りに過ぎない。 しかしながら、注目すべきは、現在のCGの最高峰とも言える 無数のイカロボットの襲撃でしょう。 未見の人はあなたが想像する10万倍を想像してください。 人間がパッと見て、 脳内処理できる数を遥かに超える驚異のCGが楽しめます。 私は1作目のカッコ良さは超えられないが 2作目よりは、まずまずおもしろいと思いました。 6点(2003-12-14 16:13:46) |