241. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 類似する作品がないことからも存在意義ありあり。着眼点がすごいですね。観ている間イライラして仕方ありませんでした。いけしゃあしゃあとデタラメをいう被害者の女子中学生を鼻の骨が折れるほどぶん殴りたくなりました。法廷に入ってきたときにぐずぐず泣いているのにも神経を逆撫でされます。「てめぇのせいでこっちはどんな目にあったと思ってんだよ?」って感じです。 否認した場合、訴訟費用や保釈費、拘留中の賃金ロスを考えたら600万円くらいの損失だと思われ、勝つ確率が97%なら期待値はマイナス582万円。やっていなくても認めた場合、罰金5万円と示談金が10万円くらいで期待値はマイナス15万円。普通に数学ができれば、不条理であっても認めることになると思うけど、「やってないのになんで認めるのか」の一点張りの主人公も結構イタイ。 [DVD(吹替)] 8点(2008-02-28 00:37:17) |
242. ラブ★コン
「イケメンの彼氏がほしい」という女子の願望を映像化しただけの作品ですね。「イケメン」であることが唯一の価値で、そうでない登場人物は即「アホなお笑い要員」にされてしまいます。ヒロインが小池徹平に惚れるのもイケメンだからで、ほかに理由はありません。「主人公が不自然に美少女たちにとり囲まれているオタ向け萌えアニメ」の女性版といったところです。 [DVD(字幕)] 3点(2008-02-27 22:42:11) |
243. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
《ネタバレ》 バブル当時の様子を今と比べてみるとどうなるかというワンアイデア作品。実際のところバブル当時の描写はボディコンにソバージュ、一万円札を出してタクシーと止めるくらいで結構肩透かしでした。阿部寛演じる下川路の人格を肯定するような脚本に違和感を感じる。それと17年間も開発に使用されてる洗濯機はないだろと突っ込んでおきたい。 [DVD(吹替)] 4点(2008-01-29 23:14:01) |
244. 鉄コン筋クリート
映像的にはスキがまったく無く、かなりの完成度ですね。緻密に書き込まれた背景やCGを多用したギミックは視覚的にかなり楽しい。ここまでつくりこんだ監督の作品への愛情を感じます。ただ物語としてはいまひとつかな。主役のクロとシロのキャラクターが特殊すぎてまったく感情移入できません。 [DVD(邦画)] 6点(2007-11-12 13:52:14) |
245. パプリカ(2006)
良くも悪くも今敏作品といったところか。表現したいイメージはあるが、それをきちんとしたエンターティメントとして昇華できていない。「話はきちんと整合性を持たせることができないので、かわりに凝った映像で勘弁してちょ。」ということか。王道的な映画は作るつもりはないが、奇をてらった映画としても成立させることができず、資金にものをいわせごてごてと書き込むことでお茶を濁している駄作。一年後にこの映画の存在を覚えている人はいないだろう。 [インターネット(字幕)] 4点(2007-09-02 01:30:06) |
246. 千年女優
「90分間のたちの悪い冗談」に付き合わされた感じ。最大の問題点は「訴えたいものが何もない」というところ。作り手に「これを伝えたい」という情熱がないため、見ても何も得るものがない。この世に存在する意味のない作品だと思います。 [DVD(吹替)] 3点(2007-07-16 19:17:40) |
247. ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦<OV>
最高です!めちゃめちゃ笑える! [DVD(吹替)] 9点(2007-05-01 00:13:10) |
248. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 うーーん。まったく期待はずれでした。これ、そんなにいいですか?キャラクター造詣の不自然さばかりが目だってまったく感情移入できませんでした。作画も荒くないですか?恋愛感情が入るなら、登場人物の心の動きが視聴者にも伝わる描写がほしいけれど、それがないので、勝手に話が進んでく感じでピンときませんでした。ゴールドベルグもうまい使い方とはいえないと思う。 [DVD(吹替)] 3点(2007-04-22 22:03:53) |
249. ドラえもん のび太のワンニャン時空伝
《ネタバレ》 F先生の原作がない時期の作品ですが、結論からいうと合格かと思います。絵柄が今風にアレンジされていますが、結構違和感なかったです。のび太を待ち続けたイチに感動。ノースリーブのしずかちゃんが妙に色っぽい。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-31 12:47:33) |
250. ドラえもん のび太とブリキの迷宮
《ネタバレ》 ドラえもん映画を悪く言うのは気が引けますが、細部の詰めの甘さが目立ちます。ロボットなのか、ブリキのおもちゃなのかあいまいになっていて、ブリキと銘打った意味があまり感じられない。最後まで見て思い返すとおかしいところも多い。自分の星でクーデターが起きているのにサピオ君は島型宇宙船で、地球まで来て、夜中にTV放送を流して協力者を探していたことになる。あまりに不自然。また、サンタクロースのくだりはご都合主義すぎ。別の惑星なのにサンタがいて、地図も何もないジャイアンたちが偶然たどり着くなんて。。発明専門のロボットがなぜ支配をしようとしたのかとかとか、後から考えてもきちんと理由付けされているのがドラえもん映画だと思うので、ちょっと今作には不満ですね。 [DVD(吹替)] 4点(2007-03-21 09:21:26) |
251. ドラえもん のび太と銀河超特急
《ネタバレ》 ドラえもん映画として視聴レベルに達していると思います。テーマバークを舞台にしていて、やはり子供に夢を与えようという思いが伝わってきて楽しいです。ゲストキャラとして、未来の3人組と車掌と記者がいますが、それぞれもう少し感情移入できるエピソードがあればよかったかも。遠足に行く前の夜みたいなワクワク感があり、映画の最後のほうは「もう終わってしまうのか」とさびしい感じがしました。 [DVD(吹替)] 6点(2007-03-18 19:46:31)(良:1票) |
252. 東京ゴッドファーザーズ
今敏監督作品は「千年女優」「妄想代理人」「パーフェクトブルー」と観ていますが、どうも合いません。企画色が強いという印象です。物語の作り方が理系というか、独自のルールで構成しているというか。「こういうことに感動したからそれを映画にしたい。」ではなく、「登場人物はすべて家族がらみのトラブルを持っていて、名前は必ず数字が入ることにしよう」という感じ。完成したものを見せられても「だから何?」としかいえない。ホームレス狩りや、外国人犯罪など、新聞の事件を何のリサーチもなく詰め込んでいるのも気に入らない。何らかの思想があり、それを表現するための手段としてエピソードを入れるならいいが、「ホームレスといったらやっぱホームレス狩りでしょ?」みたいなノリでは観るだけ無駄である。今敏作品に心を動かされることはないと思います。 [DVD(吹替)] 4点(2007-03-11 09:45:13)(良:1票) |
253. ラビリンス/魔王の迷宮
音楽もいいし、マジで心に残る一本です。 [ビデオ(吹替)] 9点(2007-02-25 19:14:33)(良:1票) |
254. ロボコップ(1987)
かなりの傑作です。「お子ちゃまお断り」のバリバリハードテイストですが、ラストの爽快感といい、マジでよくできている [地上波(吹替)] 9点(2007-02-25 19:11:08) |
255. 森のリトル・ギャング
《ネタバレ》 いいですね。コレ。「ドリームワークス作品は6点止まり」と勝手に決め付けていたのですが、これは合格点あげられます。原作の漫画は「あらいぐまが人間の生活をリスに説明する」というものらしいですね。そのあたりが人間と食べ物についてみんなに説明してるシーンに生きてます。ここのくだりレベル高いです。胃腸薬のことを「これは食べ過ぎたときに食べるもの」とか。孤高のアライグマが仲間を見つけるというメインストーリーに焦点を絞り、ジャンクフードについてや、「開発と野生動物の共存」などをばっさり切り捨てたのも正解だったと思いますね。キャラクター造詣が手が込んでいて、あの短時間でも個性が描き分けられていて感心しました。 [DVD(吹替)] 7点(2007-02-13 00:24:06) |
256. 天空の城ラピュタ
マジ神です。 [地上波(吹替)] 10点(2006-12-27 04:46:00) |
257. ジュラシック・パーク
終わったときに、「えぅ?もう終わり?まだ30分くらいしか経ってないじゃん。」と思ったのを覚えています。こんな感覚初めてでした。あまりに面白すぎて、時間感覚があっという間に過ぎていたんです。 [映画館(字幕)] 10点(2006-12-27 04:40:35) |
258. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 正直5点くらいの採点です。期待していたので残念。10人以上の人物が複雑に絡み合う群像劇です。「差別をしている警官が事故現場では黒人女性を助ける」というような人間の多面性を描いています。いい話ばかりではなく「黒人に友好的な白人警官が黒人ヒッチハイカーを射殺する」話や、「黒人刑事が自分の出世のために事件の真相を隠す」話もあります。よって、テーマは『不完全ながらも人間の本質はすばらしい』というより『時には加害者に、時には被害者と複雑にからみあう人間関係の混沌』という感じがしました。満足できない原因はいろいろあると思います。登場人物のなかにはあまりたいしたエピソードがない人物がいたり、悲劇の前のやり取りが不自然だったり。例えば若い白人警官が黒人ヒッチハイカーを射殺するところですが、自分の銅像と同じ銅像を白人警官が持っていることがそんなにおかしいのでしょうか?ペルシャ人店舗経営者が子供を打つシーンもあんな明るい場所で、子供が家から飛び出してきているのに発砲するなんて不自然です。映像ではアップを多用することで緊迫感を演出していますが、普通は発砲しないハズです。評価の高い透明マントのエピソードにも不満!銃声が聞こえる環境にすんでる子供は確かに不憫です。ただ「銃声がしたらベッドの下に隠れる子供」と「銃声がしてもそのままベッドの上で寝てる子供」では前者のほうが圧倒的に生存の確率が高いと思います。おびえる子供を安心させたいという親心は理解できますが、「透明マントがあれば弾はあたらない。父さんの透明マントをあげよう。これでお前は安全だ」という作り話はかえって危険。配慮のある父親ならそんな話は絶対しない。また空砲を購入したペルシャ人の娘にも不満。もし本当の強盗がきたときに空砲だったらどうなるのだろう?ものすごい間抜けな死に方をするのでは?それでも他人を傷つけるよりはマシということか?なんだかすべてのエピソードが映画のために、感動させるために、不自然に作り上げられたという感じがして仕方なかった。 [DVD(字幕)] 5点(2006-10-21 09:14:23)(良:1票) |
259. ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
《ネタバレ》 目新しい部分がまったくないのは原作が古典だからか。クローゼットが別世界経に入り口っていうのも昔は画期的だったのか?石化した者はおそらく生き返るんだるうなって必ずみんな考えると思うし。なんかいちいち引っかかるんだよね。次男の行動の動機とか。何であんな強い女王に長男が対等に戦えるの?国王がライオンってことにもしっかり突っ込んどこうよ。凍った川で何で長男はあの行動を取ったの?川からあがったとこで「妹はどこだ?」みたいな「観客向けプチドッキリ」みたいなのいらないから!サンタに追いつかれたところもおかしいでしょ?サンタさん、安心させるために声かけようよ!ここでも「魔女はいなくなったかな」「私が見てよう」「・・・」「ヘイ!みんなこっちへ来い!」みたいな「観客向けプチドッキリ」あるけど、そのたびに脚本の整合性が崩れていくんだよ!あの世界で人間の子供がどういう位置づけなのかとかもあいまいなままだし。ご都合主義って感じでしらけるわ。 [DVD(字幕)] 4点(2006-10-06 11:23:04) |
260. あらしのよるに
《ネタバレ》 中身がないのに膨らましているって感じ。才能もない、言いたいこともない、そんなの無理やり映画にするな!時間と金返せ!一つ一つのシーンがくどすぎ!昼間に再会したとき、ガブがメイを食べたいのを我慢しているとき、普通だったらその5分の一の時間で十分だろ?「あ~どうしよう。脚本をそのまま映像にしたら15分にしかならなかったよ~。これじゃ映画として成立しないな~。よし!1つ1つのシーンをひきのばして時間かせぎをしよう!」「監督。これいくらなんでもひどすぎじゃないっすか?」「いいよ!しょうがないよ。この歩いているシーンは5倍の長さにするから!!」というやり取りが目に浮かぶ。マジでいい加減にしろ!! [DVD(吹替)] 0点(2006-10-04 22:56:27) |