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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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261.  波止場(1954)
港の労働者たちの組合のボスがまるでマフィアのような悪辣さで描かれている。そんなボスに搾取され牛耳られていても誰も彼に異を唱えることができないでいる。ボクサーくずれのブランドもそんな彼に利用されても反抗できない。不正の暴露に立ち上がるようにアジテーションを飛ばすのは神父のみ、彼の一貫した励ましで兄を殺されたブランドもとうとう証言台に立つ。組合の幹部の不正とか告発など社会派の地味な題材だが、出演者が舞台出身の演技巧者だし緊迫感のある展開で見ごたえがある。ここでは不正に敢然と立ち向かう勇気が描かれているが、監督が赤狩りで裏切り者とされるカザンだからちょっと複雑な感じもする。若いM・ブランドの横顔はP・ニューマンにそっくり。
7点(2004-03-21 21:39:04)
262.  ホテル・ハイビスカス
美恵子役の蔵下穂波ちゃんが元気一杯、いかにも沖縄らしい明るさで好感が持てる。お母さんやお父さん、おばあやその他登場する人たちも陽気で個性的。基地や古い言い伝えなど新旧の沖縄の姿も織り込んで、美恵子を中心として描かれる人々の暖かさが心地よい。沖縄大好き人間にはこの空気を味わえるだけでも嬉しい作品でした。
7点(2004-03-21 21:03:59)
263.  ホワイトナイツ/白夜
最初のM・バリシニコフのバレエが圧巻の素晴らしさの上、次に緊迫した飛行機の墜落シーンだからこれだけでもう話に引き込まれる。ソ連から亡命したロシア人のバレエダンサーと、アメリカからソ連に亡命した黒人のタップダンサーとその妻のロシア人の3人が軟禁状態から脱出するまでをスリリングに描く。ソ連を自由も人権もないという極端な描き方なのはどうかと思うが、ある面事実だったのかもしれない。大使館への駆け込みからラストまでスリルが持続しハラハラした。I・ロッセリーニはやっぱりバーグマンに似た雰囲気がある。G・ハインズのタップはともかく、バリシニコフのバレエシーンは全て素晴らしいのでこれだけでも十分見る価値はある。 
7点(2004-03-20 20:15:21)
264.  グッドフェローズ 《ネタバレ》 
現金強奪や殺人、麻薬と犯罪の裏社会の話などというと好みのジャンルではないのに、つい引き込まれて見てしまったという不思議な魅力のある作品。地道に働き生きるというまっとうな暮らしを嫌い、楽に稼げて贅沢に暮らせるマフィアの世界を選んだ主人公の半生を追うことで実録のマフィア社会が垣間見える。いとも簡単に殺したり盗んだりという犯罪と隣り合わせの暮らしの代償は、いつ自分がその立場になるかもしれないという恐怖と不信で安らぎがない。凄惨な死体がいくつも転がり犯罪者達の無法ぶりに怒りながらも、さほど拒否感がないのは終始主人公の淡々としたナレーションと共に話が進むせいかもしれない。自分や周囲の世界を話しながらまるで第三者のような語り口で、ラストの法廷シーンの独白からはは観客に語りかけてくる。ピザがまずいとか普通の暮らしが退屈だとか言いながらも案外淡々としている。見ている間中、こんな暮らしをしている人間達は最後には皆悲惨な結末になるのだろうと思っていたのにそうはならなかったのが意外だった。しかし最後にこれはマフィアたちの生き方がいいとか かっこいいとか肯定しているわけではなく、犯罪世界の人間模様を突き放して描いているのだと分かった。 
7点(2004-03-20 20:11:27)(良:1票)
265.  無法松の一生(1943)
これはいいですよ~。無法松と言うけれど乱暴なのは芝居小屋の大暴れくらい(升席でにんにくを煮るってすごい!)。それより 板妻の松五郎はまっすぐな正直もので、なによりなんともいえない愛嬌があってとても魅力的だった。へちょちょさんが言及しておられるのと同じく、時間の経過を美しい人力車の車輪の回転で見せたり放っておかれた車の客が後方でサイレント風に手足を振り回して怒っていたりするところ、祇園太鼓のバックシーンに波や雲などをはさんで豪快さを強調したり、回想場面のシュールなシーンなど随所に素晴らしい演出が見られるのに感嘆した。運動会での松五郎の走りなど演技はコミカルであったり、太鼓打ちや最初の喧嘩シーンなど様式的にも見えるのが面白い。確かに松五郎が未亡人に魅かれているという描写はなく、純粋に母子を支える無私のきっぷのいい男、というあたりの印象になっているのは話の膨らみに欠けるようで残念だが、それでも十分素晴らしかった。ラストの松五郎の残した貯金のエピソードには涙がこぼれる。  
9点(2004-03-20 20:07:43)(良:2票)
266.  飛ぶ教室
原作は30年台に書かれたケストナーの自伝的児童文学なので、時代設定を現代に置き換えアレンジがされてます。舞台作品でラップというのは好みじゃないのですが、背景の宇宙シーンは美しく幻想的だった。(とても現実に上演するのは無理な感じだけど)誠実な先生と生徒達との師弟愛、先生と親友の再会など暖かいお話はそのまま。寄宿舎の生徒達のエピソードの色々は現実的には思えずまるでメルヘンの世界のようだったが、ドイツの寄宿学校が伺えて興味深かった。
5点(2004-03-18 17:52:13)
267.  チャップリンの駆け落ち
後半のピクニックあたりからのギャグが面白い。ラストのほうはクラシックカー2台を使ってのカーチェイス。これはカーチェイスの元祖かもしれない。
6点(2004-03-15 23:18:38)
268.  有頂天時代
アステアとロジャースのダンスだけで言えば見事というしかない。軽やかで身ごなしの優雅でしなやかなこと!このダンスコンビ以上のカップルは他には思いつかない。アステアが影と踊ったり、タップからボールダンスまでいろんな踊りが堪能できる。ただ、ストーリー運びはアステアの婚約者やロジャースを愛する婚約者をあっさり都合よく片付けて、主役達のハッピーエンドというイージーさが今ひとつというところだった。
7点(2004-03-15 19:10:24)
269.  犬の生活
公開当時チャップリンは29歳、最初の破れた塀を使ったおまわりさんとの追いかけっこのギャグシーンもスピード感にあふれ元気がいい。その他ホットドッグ屋(チャップリンの兄さん)の目を盗んでパンを盗み食いするギャグ、二人組のスリから財布を取り返そうと二人羽織のように手だけでパントマイムをするシーンなど、見事なアイデアとパフォーマンスが随所に見られる。ドタバタコメディで笑わせながら、ラストは恵まれないのら犬や酒場の女性(エドナ)、浮浪者が郊外でささやかな幸せを得るという心温まるお話で見た後とても幸せな気持ちになれる。犬のマットはオーデションで選んだそうで、耳のたれ具合といい目の周りのパンダ模様といいインパクトがある犬相。しかもおとなしくチャップリンの枕になったりズボンに入ったりするのを見てもなかなかの名優ぶりです。40分と短いながらチャップリンの芸が堪能できる大好きな作品の一つです。  
9点(2004-03-15 18:31:22)(良:2票)
270.  チャップリンの寄席見物
当時の寄席の姿らしく1階席は上流階級、2階席は庶民と分かれているがチャップリンはこの上下の2役をやっている。1階の金持ちは酔っ払って席をあちこちフラフラし騒動を起こし、2階の庶民も酔っ払っている。芸人が火を出す奇術をやったから「火事だ、大変!」とホースで水をかけまくる。小屋の中は水浸しで大騒ぎ、というドタバタコメディ。寄席芸人に投げつけるパイ?は元祖パイ投げでしょうか。ハチャメチャが笑えて単純に面白い。
7点(2004-03-15 18:23:49)
271.  花嫁のパパ(1991)
銃も麻薬も暴力も家族崩壊もない極めて健全な家庭の結婚ものホームドラマ。娘可愛さ人一倍の父親が突然娘に結婚すると言われてビックリ仰天、あれこれ抵抗したりしながらも結婚式を済ませるまでをコミカルに描く。やや裕福そうなこの家庭のやり方が参考になるかは疑問だけど、アメリカ版結婚式ハウツーものとして見ると興味深いところもある。父親もD・キートンの母親も娘もいいし安心して楽しく見られます。
6点(2004-03-08 22:51:54)
272.  若者のすべて
父をなくし貧しい暮らしの南部イタリアから長男のいるミラノに母子5人がやってくる。息子達5人の中で話の核となるのは2男のシモーネと3男のロッコ。イタリアの家族、特に南部は結束が固いというがこの家族も母を中心にまとまっている。しかし善良だったというシモーネは堕落し家族に迷惑をかけるようになる。ロッコはそんな兄の尻拭いをしどこまでも寛容でやさしい。一方薄幸な娼婦のナディアが彼の善良さで立ち直りかけたのに、彼女が兄には必要だというので身を引いてしまい彼女を絶望させ最悪の結末になってしまう。思うにこれほどの寛容はやさしさではなく甘えを許して益々当人を堕落させるだけだとじれったい。堅実・真面目で夜学に通い自動車会社に就職できた4男のチーロは常識派で、そんなロッコのことを「聖人だけど俗世界では無力だ。全てを許してしまうが許してはいけないこともある」と言うが、彼の言うラストのこの言葉や「家の基礎を固めるためには犠牲が必要なんだ」(この場合シモーネ)というような言葉が暗いこの話の中で印象的。貧しい兄弟・家族等の生き方や変遷をリアルに見せ、ニーノ・ロータの静かな音楽と共に重い余韻を残す。デビュー間もない美しいA・ドロンが天使のようにやさしく善良な青年でとても魅力的。他レナート・サルバトーリ、アニー・ジラルドなどみな見ごたえがある。 
8点(2004-03-07 23:49:10)(良:1票)
273.  戦場にかける橋
敵の橋作りのために駆り出されるイギリス軍捕虜たちとも、期日までに橋を完成させなければと焦る日本軍人とも一歩距離をおいたところにいるような軍医は、観客同様事の成り行きを客観的立場から見ている。その彼がラストに言う、「狂っている」という言葉がこの作品の全てを語っている。自軍の規律を維持するためと言いながら敵の事業計画に積極的に協力する捕虜達だが、どんな状況の中でも目的を持ち「形あるものを作る」ということは喜びになる。それぞれ思惑は異なっても敵味方が協力して一つの目的を達成した時、完成した橋の上で二人の将校は軍人ではなく人間として感慨に耽ったのだろう。しかしその直後せっかく作った橋はあっけなく破壊されてしまう。橋という形あるものだけでなく、作った人の誇りや喜びまでもが無になってしまった。戦争が人も物も含め大いなる破壊と犠牲でしかないとこの空しいラストシーンが象徴している。脱力的なラストシーンにかぶる軽快なテーマ曲が一層複雑な余韻を残す。   
8点(2004-03-07 19:07:57)(良:1票)
274.  プレイス・イン・ザ・ハート
突然の事故で夫を失った婦人が暮らしのために綿花栽培に奮闘する。この話を中心にした展開自体静かな感動なのだけれど、婦人のサリー・フィールドが流れ者の黒人、盲目の下宿人などに示すやさしさ、包容力が穏やかな雰囲気でとても印象的だった。ラストでは白人至上主義の脅しでこの地を去った黒人、銃で撃たれて亡くなった夫、その夫を誤って撃ってしまってリンチ殺人された黒人の少年、浮気した夫、それを許す妻、浮気相手など全ての出演者が共に教会で集っている。このシーンが象徴するようにこれはキリスト教的で、罪人も含め全ての人を祝福するかのようで愛と許しを描いているような気もする。一家の大黒柱を失って途方にくれ、でも必死にがんばって子供たちと生きていこうとするサリー・フィールドがとてもいいし、脇もエド・ハリス、ジョン・マルコビッチなど実力派キャストで見ごたえがある感動作。 
7点(2004-03-04 23:50:37)
275.  リトル・ロマンス
主役二人は賢すぎておませだけど可愛い! 彼ら以上に貢献してるのがローレンス・オリビエ。品が良くてさすがに存在感が際立ってます。監督が自作の「明日に向かって撃て!」を最初に、ラストに「スティング」をもってきてますが使ったのは見せ所のシーンで、きっと監督もお気に入りの場面なんでしょう。パリやベニスのロケ、少年が映画好きというのでローレン・バコールに合わせてボギーを気取ったりと遊び心一杯の楽しい作品。青春時代に見ればもっと共感して感動するのかもしれない。
7点(2004-03-04 23:36:02)
276.  アフガン零年
これは「映画」であってドキュメンタリーではない。素人が演じているがこれも監督が演技指導をして「演技」しているのだ。それでもこれは現実のアフガニスタンという国を多分忠実に、半ばドキュメンタリーのように描いている。カブールの町は至る所が破壊され、人々はタリバンの恐怖に怯え、女性に人権はなく家畜並みの扱いをされ、幼い少年までタリバンに駆り出され兵士にさせられる。こんな様子を見るとたとえどんな状況にあろうとも、平和な日本に暮らしていることを心から感謝するだろう。そして同じ地球上でこんな悲惨な暮らしを強いられている人たちがいることに強い憤りを感じる。映画ではオサマにも国の状況にも救いも光もなかった。これは現実のアフガニスタンという国の置かれた状況がそういう閉塞的な状態ということなのだろう。こういう中で祖母が「人はみな同じ」と語る言葉は印象深い。イラクばかりに目が向いている今、忘れられたようなアフガニスタンからの声としてとても意義深いものがある。NHKが協力して作ったので完成前にメーキングビデオのようなドキュメント(オサマ)が放送されたのを見ていた。主役のオサマを演じた女の子も日々の暮らしに困窮する状態だったというが、他の子供ともどもこの映画に出演することで収入も得て今は学校にも通えるようになったそうです。混乱のアフガニスタンで作られた初めての映画というだけでもとても意義深く、点などは意味がないようでどうつけていいのか分からない。現状を伝えるという意味ではインパクトも大きく、これはぜひ多くの人に見て欲しいと思う。
9点(2004-03-01 16:40:37)(良:2票)
277.  おもいでの夏
異性や性に好奇心一杯の少年が子供時代と決別したひと夏の思い出。真夏なのに秋のようなセピア色がかった色彩、ミッシェル・ルグランの叙情的なメロディなど、この映画が若さそのものでは なく大人になった少年の思い出を描いて熟成されたような深みがある。少女の腕に触れるだけでも一大事だったのに、憧れの美しい人が悲嘆にくれる時彼は彼女を抱いて涙を流す。この落ち着きぶりはいささか飛躍してる気もするがとても感動的で美しいシーン。少年たちの性への憧れや戸惑いがとても初々しく叙情的に描かれ切ないような余韻が残る。大人の味わいがとてもいいし、青春の叙情的な描き方で言えば傑作といってもいいかもしれない。
8点(2004-02-29 16:31:42)(良:1票)
278.  サボテンの花
同じくゴールディ・ホーン=浜崎あゆみ(顔似)、さらにイングリッド・バーグマン=草笛光子(雰囲気似)に見えてしまった本作、コメディなのにあまり面白くない。?おかしい、、ワイルダー監督とのコンビで傑作が多いI・A・L・ダイアモンドの脚本で、ゴールディは可愛いコメディエンヌぶりなのに・・セリフも今ひとつサエないし展開もテンポがよくない気がする。何より主役(だよね?)のバーグマンのコメディが浮いてしまってて、パーティでの踊りなど頑張ってるのがかえって見ていても辛いものがある。名女優必ずしもコメディもできるとは限らず、と知った。同じスウェーデン出身で大柄美人といえばガルボだが、彼女は「ニノチカ」「奥様は顔がふたつ」などでも見事なコメディエンヌ振りだった。(ニノチカは同じような「固い女が恋をする」という話)シリアスからコメディまでこなせるのは実は大変な才能なのだと思ったりする。コメディとはいえ、中年マッソーにこんな美人たちが恋焦がれるというのも説得力に欠ける気もするし、やはり可愛いゴールディが唯一の見所かも。
6点(2004-02-29 16:23:20)(良:1票)
279.  ハンナとその姉妹
3姉妹とその関係者などの登場人物たちは皆個性的で、常識的でまともなのは長女のハンナだけのように見える。アレン演じる心配性で病気恐怖症の男のセリフはおかしくて笑える。短い話をつないでいくような作りだが、それぞれの性格や人間模様が浮き上がってきて面白い。ダイアン・ウィーストやマイケル・ケインなど達者な人たちが意外な変わり者を演じてて楽しめる。
7点(2004-02-26 22:30:16)(良:1票)
280.  キャット・バルー
若いジェーン・フォンダがスタイル抜群で美しい。まじめな教師になるはずがお尋ね者になるというのをコメディタッチで見せる。見所はやはりリー・マービンの変身ぶり。酔いどれの汚いオヤジがかつての名ガンマンになるために酒絶ちして再訓練、髭も剃っていざ変身。上下パッチに次々身に着けていく過程を重々しく見せるのがかえっておかしい。話よりも彼を見るような作品。そうそう、狂言回しの二人の歌も良かった。
6点(2004-02-26 16:04:40)
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