261. コーヒー&シガレッツ
全く予備知識無しで、タイトルに惹かれて鑑賞。もっと小粋でスタイリッシュな映画かと思いきや…………なんじゃこりゃ? ヘンな映画~っ! だけど気がつけばプッと吹き出し、ケタケタと笑ってる自分がいる。いったい誰だよ監督は? と見ればジャームッシュじゃないか! そりゃ一筋縄では行かないはずだわ。いや、ほんとバカバカしい。安っぽい。こんなに豪華な顔触れで、ここまで安っぽく見せるのもある意味技術だね。さすがにインデペンデントの雄と呼ばれる監督だけある。自分は11話全て楽しめました。ちくしょー、無性にタバコが吸いたくなってきた。それも1mgだの5mgだのというチンケなヤツじゃなく、どっしりと重たいヤツを。もうっ、せっかく止めたのに! ……あ、そうだ。止めたからこそ堂々と吸えるんだっけ?www [ビデオ(字幕)] 8点(2007-12-11 03:12:58) |
262. ドリームキャッチャー
《ネタバレ》 いやぁ、モーガン・フリーマンの完全なる無駄遣いに笑ってしまったゾ。映画の出来は……なんかね、物凄く中途半端。しかも無駄に長い。2時間15分かけて見せる内容ではないな。まあ、元々原作も、「スタンド・バイ・ミー」や「IT」や「スタンド」やらその他のキング自身の過去作品を、こぢんまりとスケールダウンして掛け合わせたような不出来な作品だから、しょうがないっちゃしょうがないけどね。それにしても、もう少し盛り上げられそうなクライマックスを、無意味なフリーマンの乱入やら、車中でのエイリアンのセリフによるネタばらしで台無しにしてしまう辺り、このホン屋は何を考えとるんだろ? ってか、これにあのウィリアム・ゴールドマンが噛んでるなんて嘘でしょ? 3点じゃ! と言いたい所だが、まあ途中までは嫌いな展開じゃなかったんで4点に。w [ビデオ(字幕)] 4点(2007-12-10 00:52:27) |
263. バッドボーイズ(1995)
こりゃまた酷い映画だねぇ。有って無いようなつまらないストーリーを、無駄なシークエンスを継ぎ重ねて引き伸ばしてるだけ。ジェリー・ブラッカイマーが制作した映画にロクなもんは無い。TVには『CSI』シリーズという名作があるのに、同じ人間が作ったものとは思えない底の浅さ。それに、ウィル・スミス。こいつもせっせと新作がリリースされてるけど、何か面白い物が一つでもあったっけ? で、監督は……あっ、マイケル・ベイかよ! もうダメ映画決定じゃん!! こんなモン観た俺が悪いってか?! とにかくもう、観る価値の無い、時間の無駄でした。 [ビデオ(字幕)] 1点(2007-12-09 13:20:06) |
264. ラウンダーズ
《ネタバレ》 ここでの評価が高いのにビックリ! 何が言いたいのか分らない映画だった。法学生の転落人生を描きたいのか? それともギャンブラーなんてこんなモンさという皮肉? 主人公に明確な目標や夢も無く、ただ友人の尻拭いでドタバタしてるだけ。展開も遅いし、大した山も無い。クライマックスであるはずのマルコヴィッチとの勝負も、あの描き方で楽しめるのは余程のポーカー好きだけじゃないか? まあ、冒頭の敗戦を伏線に踏まえての描写なんだけど、双方の手が分からないので駆け引きやブラフも明らかでなく、観ていてハラハラもドキドキもしない。デイモンが勝つに決まってるしね。w ノートン演じる友人も、迷惑を掛けるだけ掛けておいてヤバくなったら街から逃げてお終い、みたいなのも納得いかないなぁ。 [地上波(字幕)] 3点(2007-12-08 15:48:16) |
265. メダリオン
もうね、『空回り』って言葉がピッタリの駄作。雑な展開、笑えないギャグ、キレの無いアクション……。クライマックスのラスボス戦なんか、CGとワイヤーで全くドキドキしない酷いモノ。挙句に、人の死ってものを何だと思ってるんだ? と言いたくなるようなオチ。エンディングのNG集の方が本編より面白い。JC作品でも最低の部類の映画です。 [DVD(吹替)] 3点(2007-11-30 19:11:22)(良:1票) |
266. ブラッド・シンプル ザ・スリラー
《ネタバレ》 ココでの高評価にかなり期待して観たんだが……。サスペンスであり、スリラーであり、そこはかとなくユーモラスなスラップスティックであり、といろんな要素をさりげなく詰め込んだ辺りは、たしかに見応えあるんだけど……。どうも、ムリヤリ話をややこしくするためのワザとらしい展開、登場人物のセリフや会話、などなどが気になるなぁ。ラストも、浮気妻だけが無事に生き延びるってのが俺の倫理的に気に食わん。w 最後は探偵も女も死んでくれれば良かったのに。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-25 17:35:11) |
267. 佐賀のがばいばあちゃん
コレって、『ALWAYS』と同じ頃の時代設定なんだよな~。「もはや戦後ではない」などと言われつつ、決して国民の生活は豊かとは言えなかった時代に、親と離れて田舎で暮らす子供なんか、地方では大して珍しいモノじゃなかったと思う。それをアレだけ特別扱いで大仰に言われるとちょっとね~。どうも話に入って行きにくいんだな。ただ、そんな話の導入部の違和感さえ乗り切れば、後は「ちょっといい話」的なエピソードの積み重ねで、それなりに安心して見ていられる。まぁ、その辺りの映画の作り的なことには批判も多いようだが、自分は「この手の映画はそれで良いのかな」とも思う。一言で言ってしまえば“ノスタルジー”なんですよ。それは押し付けてもしょうがないし、ましてや自慢してもしょうがなく、かと言って卑下するものでもない。「こういう時代もあったのさ」と、一つのお話としてエピソードを綴ってちょうど良いのかな、と。僕がハマったのは、運動会で次々と先生達が弁当を持ってきてくれるシーン。ああまで特別なことは無くとも、本当に「子供達のために……」と考えてくれる先生達が、あの時代には確かにいたんです。そして、あんな人々が逞しく生きていた時代も確かにあったんだよなぁ……。……と思わず遠い目になりそうなんだが、ただ1点、あの広島時代のセットは何とかならんかったのか?! いかに冒頭15分だけとは言え、ちょっと雑すぎだろ!www [地上波(邦画)] 5点(2007-11-24 00:16:57) |
268. レザレクション(1999)
《ネタバレ》 それなりに面白かった。たしかに「何匹目の泥鰌だよ?」と言いたくなるようなストーリーではあるが、「どーよ! 俺の映像ってスゴイだろ?!」的な独り善がり感が強い『セブン』よりは遥かに楽しめたし。……が、何なんだろ、このいま一つ引っ掛かる残念さは。w おそらくは、細部の設定や作りの“雑さ”が気になるんだな。主人公以外の刑事、警官の無能なコトったらもう……。冒頭で仲間の刑事が言うんだよね「お前以外はみんな役立たずだって言うのか? だからお前は嫌われるんだ!」って。でもホントに役立たずが揃ってやがんの。w それに、銃は持ってるけどどう見てもフラフラしてる容疑者の脚をいきなりショットガンで吹っ飛ばす警官は、いくら何でも居ねぇだろ? 主人公が子供を亡くしたショックを引き摺ってるという設定も、いま一つ効いてないし、子供が死ぬ事故も設定が雑すぎ。w アレで死んだんだったら、あの子供は自殺だろ? くらい雑な設定。演出的にも、最大の山場が中盤の犯人を捕まえ損ねるシークエンスに来ちゃってて、クライマックスが弱い。あと一歩、もう少し丁寧に作ってたら「コレは面白い!」と人に薦められるような作品(つまり7点)になったのにね~。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-21 20:51:55) |
269. ブラッド・ワーク
《ネタバレ》 丁寧に作られた探偵モノ。イーストウッドの作品は安心してみていられるし、やっぱり面白いね。コツコツと足で捜査する一匹狼ってのは、イーストウッドの嵌まり役だと思う。ただ一点、子供が気付いた「1が無い」から犯人に行き着くまでが、ちょっと遅いかな。あそこでテンポが鈍るのが残念。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-20 19:04:56) |
270. アンブレイカブル
アメコミの世界観を上手く利用して、なかなかに面白いんじゃないでしょうか。もしリアルな世界にヒーローとそれに敵対する悪者がいたらこんな感じ? みたいな。オチもそれなりにシャープに決まってて、シャマランの作品で初めて面白いと思った。ただ、ヒーローが決して派手じゃないってのは非常に良いんだけれど、全体としてココまで陰鬱な雰囲気にする必要はあったんだろうか? どーせバカ映画じゃん、陰鬱な雰囲気は観てて疲れるんだよね~。こんな映画観て疲れたくは無いじゃん?w [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-18 18:17:28) |
271. 壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男〈TVM〉
ドラマとしては良く出来てます。浅田次郎作品のワザとらしい泣かせが嫌いな自分でも、ドラマとしてかなり楽しめました。さすがに10時間もの尺があれば、細かい所まで描きこまれてますし、見応えも充分。渡辺謙もさすがの熱演。脇も手堅い。ただね……、新撰組の話としては嘘八百。これは原作からしてそうなんだけど、許される範疇を越えてます。様々な隊士のエピソードが全部吉村の話になっちゃってて、かなり鼻白む。『新撰組で一番~』というサブタイで嫌な予感はしましたが……。実際には死に様しか明確な記録が残ってないような極目立たない隊士だったからこそ、ココまで大胆なアレンジができたんでしょうけどね。まあ、どこか違う世界の、パラレルワールドの新撰組のお話として観ておきましょう。というワケで、泣かせるSF大作としてはお薦めです。 [地上波(邦画)] 7点(2007-11-09 22:20:44) |
272. 椿山課長の七日間
自分には、基本的に浅田次郎の話は合わないんだろう。いかにも「ね、いい話でしょ? さあ泣いてください」的なストーリーが鼻につく。ただまあ、コレは浅田作品の中でもコメディタッチの作りでまだ観られる方だけど。結局、誰一人として悪人が出てこず、都合良く話が進み、全て収まる所に丸く収まってお終い、と。そういう映画。テレビでやらなきゃ絶対に観てないな。www [地上波(邦画)] 4点(2007-11-09 22:00:18) |
273. アサインメント
《ネタバレ》 ふーん……。と言う感じの作品。スパイアクション、スリラー系の映画としては、まあ及第点かな。ただ、実際にジャッカルと対決するクライマックスよりも、それ以前の訓練やトラブルの方が面白いのが問題だね。w ラストはどんでん返しのつもりかもしれないが、ちょっと雑すぎ。アレじゃ納得できないよ。一家全員ふっ飛ばしといて軍部や周りを納得させるんだから、家族全員の替え玉を用意したのか? そりゃムリだろ。そしてさらにラストシーンでは、実はジャッカルなのか? とも思わせるカットで幕。それじゃストーリーが破綻する。まあ、最後にサプライズを、というサーヴィス精神はいいが、ちょっと奇を衒い過ぎてハズしたな。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-06 15:45:13) |
274. 沈黙の聖戦
ま、いつものセガール映画にちょっぴりオカルトホラー的なスパイスを振ってみました、みたいな作品。でも結局はセガール映画。w 相変わらず無理矢理な東洋風がナンとも言えませんな。w って言うか、これってタイという設定じゃないの? なのに出てくる敵はみんな中国人だし、使うのは功夫じゃんっ。一人としてムエタイ使いが出て来ないのはナンで~?! ナンでついでに……、誰が一番最初にセガールに“セガール”って読みを付けたんだろ? 普通に読んだらどう見てもスティーブン・シーガルだよな??? [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-03 02:55:31) |
275. DENGEKI/電撃
もう何も言う事はありません。いつものセガール映画。彼の映画って、2パターンぐらいしかないんだよね。それもストーリーや演出といった映画としての作品的なことじゃなく、ただ主人公がピンかコンビか、ってだけ。w で、内容はピンであれ誰かとコンビであれ、どのみち一緒なんだな、困ったことに。だからどの映画を観ても3日経ったら他のとごっちゃになってたりして……。最近では、ゲスト俳優との競演で無理から話題を作ってるような感じ。…………ん? それって寅さんと一緒だよね。そうか! セガールはB級アクション界の寅さんだったんだ! [ビデオ(字幕)] 4点(2007-11-03 02:12:26) |
276. ブラボー火星人2000
とくにメッセージも無く教訓めいたモノも無い、ボケーっとお気楽~に観られる映画。むしろ大掛かりなコントと言ってもいいかも。w しかし、どなたかも書いてらっしゃるが、本当にアメリカ人ってこの手のバカ映画が好きだよな。www 映画としちゃあ大して語る所も無い作品なんだけど、ただ1つあの「#1色男(たぶんナンバー1色男と読むんだろうなw)」と書かれたあのTシャツ、欲しい! メッチャクチャ欲しいぞーっ!!www ところで、この作品にはダリル・ハンナが出演してるわけですが、彼女を観るといつも思うことがある。ダリル・ハンナって、ハリウッドじゃどういう位置にいる女優さんなんだろ? 作品は年に1~2本ずつコンスタントにあって、出れば主役か準主役級、そうでない時でも結構重要な印象に残る役が多い。だけど決して大作には呼ばれないんだな、これが。いまだにベストは『スプラッシュ』なんて言われるのがちょっと可哀相だったりして……。ま、私的には『ロクサーヌ』も捨て難いんだけど。w まあ彼女がどういう位置にいてもべつに構わないんですが、美人なだけに勿体無い……。w [地上波(吹替)] 5点(2007-11-03 02:02:22) |
277. フィラデルフィア・エクスペリメント(1984)
何故かこの当時ってモントーク・プロジェクトネタの映画が続いたんだよなぁ。80年の『ファイナル・カウントダウン』と84年のコレ。あともう1つメチャクチャC級のが1本あった気がする。その中で、戦争自体に終点を当てた『ファイナル~』に対して、実験に巻き込まれた若い水兵の冒険話がメインのコレは、当時売り出し中で勢いがあったマイケル・パレと、デ・パルマ婦人だった実力派のナンシー・アレンを使って、低予算ながら力の入った作品だった。映画としても謎、冒険、恋、追われるサスペンス等の要素が上手くまとまって良い作りだと思う。マイケル・パレはカッコ良いんだけどなぁ~。いま1つ波に乗り損ねてトップスターに成り切れなかったんだよなぁ、もったいない。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-29 15:03:28) |
278. ヴァンパイア/最期の聖戦
《ネタバレ》 さすがカーペンター、分かってるねぇ。B級ながら隠れた名作ですよ、コレは。やっぱりヴァンパイアってのは徹底して悪の化物じゃなきゃ。セクシー気取ったり不死に苦悩する吸血鬼なんざ怖くも何とも無ぇんだよ! というワケでカーペンター師匠、この槍やボウガンとウィンチでのヴァンパイア一本釣りはかなり気に入ってるようで、この後'02年にボン・ジョヴィ主演で製作総指揮した続編『ヴァンパイア 黒の十字架』でも使ってます。『黒の~』も似た様なテイストの話なんだけど、でもやっぱりVハンターのクールで非情なカッコ良さではウッズの方がハマり役。最後も男同士の友情がちょっと切なくってイイね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-28 03:36:46) |
279. ゴッド・ディーバ
《ネタバレ》 何でこういう映画作りたがるんかねぇ……? 主要登場人物3人以外はほとんどの人物がCGで作られていて、コンピュータゲームのムーヴィーみたいな映画。で、その出来は? というと画の動きは数年前に作られた『FF』より落ちるんだから意味が無い。w 話もなんだか説明不足で中途半端。世界観も掴みにくいし、結局ホルスは何をして反逆罪に問われ、何の目的でジルに子供を孕ませたいのかが判り難いから、話に乗れないんだな。で、「ああ、自分は死んじゃうから先行きを子供に託すんだ?」と思って観てたら宇宙を漂うピラミッドの中で、ホルスがペロリと舌なめずり……。おめぇ死んでねぇのかよ?!w ってか、だいたい設定として古代エジプトの神である必要無くね? ニコポルの政治犯としての思想も罪状もよく判らんし、政府の主義主張も判らない。ただ、追われてる男ってだけ。ジルも結局は何者? あの覆面男は? 原作を読んでたら判るのかもしれないけれど、独立した1つの作品として人様に観せるには不親切すぎる。制作者(作者)にしか判らない謎だらけ。ちょっとオナニーが過ぎるんじゃないですかい? [ビデオ(字幕)] 3点(2007-10-28 01:11:17) |
280. コラテラル・ダメージ
まあ、こんなもんかな。どうもテンポが良くないんだよなぁ。終盤はそれなりに山場を作ってはいるけど、アクションはなんかこぢんまりした印象。ってかさ、中盤のコロンビア旅行っていらなくね?w あ、それから、この5点っていうのは、あくまでもハリウッド製アクション映画としての点数です。映画の内容的なモノ、つまり心情的なことやメッセージ性なんかの面では0点です。www アメリカがテロや戦争をネタに正義を語っちゃいけない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-27 01:02:38) |