266. いま、会いにゆきます
《ネタバレ》 話の筋には多少の無理があるものの、観ているなかではあまり気になりません。なによりも、竹内結子さんが凄まじく美しい。 また、時系列に話が進むのではなく時間軸は行ったり来たりしますが、けっして観客が混乱することはありません。 巧が澪になれそめを説明するシーンでは巧視点の描き方をし、巧が澪の日記を読むシ-ンでは澪目線の回想となって、観ている側の感情を揺さぶります。この展開はお見事です。 減点はエンドロールに流れるオレンジレンジ。人にもよるでしょうが、本編となんら関係のない曲が唐突に流れてきて、せつない感傷に浸りきっている脳に強引に割り込んでくるのは一種の暴力ですらあります。配給会社の営業的理由とかいろんな大人の事情があるにせよ、カンベンしてもらいたいと思います。 [DVD(邦画)] 9点(2006-05-04 08:54:49) |