2961. 美の祭典
プロパガンダどうこう言われますけど、純粋に見ればあぁ、美しいなぁ、て思います。この頃は一人で何種目もやったりしてたんですね。なんでもやっちゃう選手に驚きました。日本の選手も結構出てますね。この頃からすでに水泳は得意だったのか、、、。 6点(2004-07-09 03:01:29) |
2962. フランケンシュタイン(1931)
あぁ、フランケンシュタインって怪物を作った博士の事だったんですね。いまの今まで怪物の名前がフランケンシュタインだと思ってた(笑)。まぁ当時はさぞかし怖かったんでしょうねぇ、あんな前置きがあるくらいですから、、、。それにしても最後の風車って、「スリーピー・ホロウ」に出てくる風車と同じですね。ティム・バートンはあんなところにもオマージュをしてたんだな、、、。 6点(2004-07-08 22:49:06) |
2963. ソドムの市(1975)
原作が、フランスの作家マルキ・ド・サド。あのサディズムのサドです。原作読んでないからわかりませんが、サドっていうのは支配的、権力的なものがあって、そこからナチがつながるって言う事ですかね?うーむ、そこんとこがよくわからないなぁ。映画の台詞に「どんな変態趣味だろうが尊重に値する。それが常人の理解を越え恐ろしく変態的でも分析すればその根源は美の追求にある。いかに洗練された趣味なのかが問題なのだ」ていう倒錯の説明がありますよね。この辺の台詞はどうも現代芸術的な印象を持ちますね。未来派、ダダ、シュールレアリスムってやっぱり倒錯的でしょう。芸術が新たな地平を求めて自問自答し始めた。パゾリーニさんの自問自答する精神世界と作品としての社会的メッセージが複雑に混じってる、そんな感じがします。 6点(2004-07-07 01:23:05)(良:2票) |
2964. わが街 セントルイス
いつもいつもクセのある映画ばかり撮っていたソダーバーグさんが、なぜこうもいたって普通の作品を作ったのでしょう。たまには普通の映画も作りたかったのかしら。まぁとにかく、一人で暮らすことになった少年は、いろいろな目に遭うんですね。この短期間にこれだけいろんなこと経験したら、もうこれからは怖いものなしだね。 5点(2004-07-07 01:05:21) |
2965. アインシュタインの脳
《ネタバレ》 この助教授、いいキャラしてるなぁ、現地の人とのやりとりがいちいち笑えます。いろいろ回ったすえ、ついに念願のアインシュタインの脳と対面する事に。アインシュタイン博士の脳は保存されて、分析された事があるというのは聞いてたんですが、今でもそのままの形で残ってるんだろうと僕は思ってたんです。ですが、実際に出てきたのは、瓶の中に入った、パーツに切り分けられた脳みそが。あらら、あんなバラバラにされてたのね、、、、。助教授は、少しだけでいいから分けてくれ、と持ち主に頼みます。まさかもらえるわきゃないだろうと思いきや、いいですよの返事が!いやぁ、言ってみるもんです。ただ、その後のカラオケはさすがにいただけません(笑)。 7点(2004-07-06 02:17:20) |
2966. ハーヴェイ・ミルク
この映画はたくさんの難しい問題を提起してくれた。ハーヴェイ・ミルクはマイノリティの先頭に立って、発言を、自由を、堂々と生きられる社会を訴えた。けれど、キリスト教、特に原理主義の場合は、ゲイは不自然だからと言って否定する動きがある。だから牧師さんなんかが声を上げてゲイ撲滅を訴えると、もうみんな凝り固まっちゃう。ダン・ホワイトが捕まっても、不当な裁判結果が下される。そこにはまず、陪審員制度の根本的な問題がある。そして白人至上主義の問題がある。ここにはアメリカの抱える問題が凝縮されている。この作品から20年たった。果たしてアメリカは少しはよくなったでしょうか? 8点(2004-07-05 23:33:41) |
2967. ガリバーの大冒険
小人からも巨人からもひどい仕打ちを受けるので、観てるこっちが嫌でもガリバーの味方になっていきますね。それなりに面白かった。それにしても、この大きさの違い、大きさが相対的であるこの世界、とても面白いですよね。 6点(2004-07-05 19:04:50)(良:1票) |
2968. 沈黙の世界
なるほど、確かに半世紀前にこの映画を制作したこと自体は評価に値します。今ではもうこれくらいの映像は今ならナショナルジオグラフィックなんか見ればいいわけだし。そうだなぁ、、、、水が抜けてみるみる小さくなる河豚が面白かった。あと、沈没船がとても威厳ある感じでよかった。 5点(2004-07-05 00:59:40) |
2969. ヘアスプレー(1988)
いつものごとくあらゆるものを小馬鹿にする精神には頭が下がります。だけど断言しちゃうと、やっぱりジョン・ウォーターズの映画はストーリーの面白さは最低レベルだと思います。この人の作品はどれもこれも短い。長い話が作れないからなのか、そこまで気力がもたないのか、、、。 4点(2004-07-05 00:47:47) |
2970. ワンダー・アンダー・ウォーター 原色の海
レニ・リーフェンシュタールさんの48年ぶりの新作&遺作となったこの作品。最初にレニさんが出てきてこの美しい海が危機にさらされています。みんなで守りましょう、と環境保護を訴えます。そして映像へと入っていくんですが、、、、、確かに本当に美しい。何より色がとても鮮やか。こんなにも美しい自然がなくなったら本当に嫌だなぁ、とは思うんですが、、、、でもそれ以上のものではないんですよね。映画の力としてはやっぱり弱い。映像観てて思ったんですが、環境保護を訴えるのもいいけど、そもそもなぜ地球にはこれほどの多様性に満ちた生物種が存在するのかという、そのことをもっと理解するべきだと思います。その為には、学問の統合が必要でしょうし、要素還元主義ではなくて、もっと包括的、システムとしてとらえる見方が必要でしょう。まだまた道は遠いけれど、そういうことが理解できれば、人と自然のニ項対立はなくなるんじゃないでしょうか。 5点(2004-07-04 00:31:02) |
2971. スペース・トラッカー
うやぁ、宇宙船がなんだかブリキのおもちゃみたいで、、、CGもそうですけど、全体的にすごい安っぽくて笑える。でも特に笑えたのは半分アンドロイドと化したおっさんの、最近使ってないから錆びてきた、の台詞とキュイーンの音、、、。 5点(2004-07-04 00:11:58) |
2972. サンダーバード(1967)
いまさらですけど、ほんとによく出来てるね。いちいちいちいち全部丹念に作ってるんだろうね。とくに爆発シーンなんて、炎から破片から全部計算されてるのかな、すごい職人技ですね。火星の表面が月かと思っちゃったけど、まぁなんせこの年代ですもんね。しかしあの夢の話は必要だったのかしら。膨らませるために投入してるんだろうけど、、、。 6点(2004-07-03 02:30:11) |
2973. 猟奇的な彼女
ところどころ笑えたことは笑えたんだけど、後半のラブレターを木の下に埋めるあたりからもうなんか話が臭すぎてイライラしてきちゃった。僕みたいな根性の曲がった人間には純愛映画はほんとに駄目ですね(笑)。 6点(2004-07-03 02:07:07) |
2974. A2
「A」から数年経ったこともあってか、人々の変化といったものが見てとれますね。 住民との和解のシーンや、オウムでていけ集会の様子、右翼の人の一面や、同級生との会話等々、とても興味深かったです。ところでですね、一応これは言っておきたいんですけど、いまだに逃亡中の信者が数人いるという事実があるわけです。よく見かけるでしょう、街中や交番に貼ってある指名手配の。こいつらがまだ逃亡中だからオウム事件は事件としてもまだ終わってないんです。アーレフの人たちはこいつらに対しても(日本にいるかどうか知りませんが)出頭してくるようにいつも訴えたらどうでしょうか。 7点(2004-07-02 01:32:35) |
2975. A
今まで、オウムについての情報といったら、それは全てメディアという媒体を通した情報なわけで、整理され、コメントで印象づけられ、即製のできあがったものしか通して知ることができなかったわけです。だから当然のことながら、その裏側、それはオウムもマスコミも含めて、その即席の顔を作る前の裏側なんて知る由もなかった。でもだからと言って、おおよそ一般の人はこちらからオウムに近づいて接触を持とうとする人はほとんどいないでしょう。そんな中でこの「A」という映画は、見事に彼らの裏側、つまりはこれこそが彼らの真実により密接している部分を人々に見せてくれる。そして日常を見せてくれる。一番必要なことは、知るということ、理解するということ、臭い物にはふたをする、ではなくて、ではなぜそれは臭いのか、その匂いの根源は何か、それに面と向かって立ち会うことによって、本質が見えてくる。 7点(2004-07-02 01:12:12)(良:1票) |
2976. 勝手にしやがれ
ほらー、周りの通行人がこっち見てるよー、あれ?カメラマンが鏡に映ったんじゃない?ていうかなんですかこの落ち着かないカメラワークはー、どういう話なの?なんでこんな編集?え、なに?ヌーヴェル・ヴァーグ?新しい風?つまりは本来映画にルールなんてないから、コチコチに凝り固まってないで、もっと勝手にしやがれ! 5点(2004-07-01 01:03:20) |
2977. ポイント・ブランク
いやぁー、人の死がとっても軽い軽い(笑)。サスペンス的なところもあれば基本的にはコメディでラブストーリーでもある。漫画チックなノリと行動にちょっとだけ笑った。 5点(2004-07-01 00:03:06) |
2978. 閉ざされた森
二人の証言が食い違い、何が本当で嘘かわからず、ハーディ達が翻弄される現象学的展開は観ててすごく面白かったんだけど、その後のできすぎ感のあるストーリー運びがどうしても違和感を覚え、そもそもどいつもこいつも気性が荒いのがすごく気になったし、なんだなんだと思いきや、あのオチ、、、、、な、、、なんじゃこり!こんなふざけたオチのどこが鮮やかですか!制作者側に失笑冷笑を浴びせてやりましょう! 5点(2004-06-30 01:20:40) |
2979. フル・フロンタル
人様の貴重な人生の2時間と金銭を消耗して、ただ単にこのような映画をたいした目的も無く見続けているという、このまったくの無駄な消費、その光景がとてもコメディだと思う。 2点(2004-06-30 00:52:36) |
2980. ブルークラッシュ
僕はサーフィンやったことないですけど、この作品のサーフィンシーンはとても臨場感があって、見た目にも一緒に海に浮かんで波に乗ってるような、そういう疑似体験が出来る様な感覚が味わえますねぇ。若干CGも使ってはいるんでしょうけど、人物に対して使用しているだけで、大波のシーン自体はリアルでしょう。ラストのシーンなんか、ああいうレベルになってくると、されどサーフィンといっても命までかけてやる壮大な競技になるんだな、とその億の深さを思い知った気分です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-06-29 21:44:20) |