281. 女と女と女たち
監督は巨匠、脇役陣は一流どころがズラリと居並ぶのに期待が膨れ上がったのですが、シャーリー・マクレーンを愛でるだけの作品で残念。七変化は欲張り過ぎで3話くらいをじっくりと魅せて欲しかったところです。曲者キャラでないピーター・セラーズの瑞々しさが妙に印象に残ります。 [DVD(字幕)] 4点(2018-08-08 15:09:16) |
282. 素晴らしき戦争
第一次世界大戦が描かれた本作。監督の意欲的な試みは退屈さしか覚えず、絢爛豪華な俳優陣の印象も薄い。ラストショットに目が覚める。その峻烈さはダラダラとした物語を要約した見事なメッセージであり点数の全てを。 [DVD(字幕)] 4点(2017-10-04 14:28:47) |
283. 永遠の人
《ネタバレ》 度々流れる歌詞までついているフラメンコ風の音楽が「何じゃこりゃ?」という意味不明なシロモノで呆れると共に不快になる。登場人物全てが「私「だけ」が憐れである」という遣る瀬無さに満ちており嫌になる。隆が一番情けないと思う。ラストの僅かな救いにも気持ちは晴れない。 [DVD(邦画)] 4点(2016-08-03 16:03:21) |
284. 冬のライオン
肉親の確執がこれでもかという嫌みな物言いで描かれているだけで退屈。やけに明るいラストシーンにポカーンとするのみ。期待外れ。 [DVD(字幕)] 4点(2014-03-02 13:24:00) |
285. 豚と軍艦
若さの特権かのように描かれる弾けるエネルギー。その発散の仕方が肝心と思わされる事を、走り回る豚たちのような無秩序なものであった青年の末路が表しています。 [DVD(邦画)] 4点(2011-07-29 23:42:48) |
286. 冷血(1967)
《ネタバレ》 タイトルから冷酷非情な犯人像を思い浮かべていたのですが。全く違いました。 逮捕に至るまでの過程は見ごたえありましたが、そこから先がグダグダで辟易しました。全うな一家はあっという間に命を絶たれたのに対し、命で償うまでの時間がかかるったらありゃしない。 [DVD(字幕)] 4点(2011-06-23 23:16:55) |
287. 網走番外地(1965)
《ネタバレ》 初見。期待外れ。唐突な脱走で興が一気に醒め、そこからラストまでの冗長さにウンザリとなり、ラストにガッカリさせられました。健さんのオフクロを思う描写がくど過ぎて鼻につき、南原宏治(爬虫類のようなねっとりとした演技は見事)までが口にするに至っては安っぽさに白け返ります。わずかな出番でありながら役者としての格の違いを見せ付けた嵐寛寿郎との絡みをメインとし、彼との別れをラストとした作品であれば名品に仕上がった気がします。 [DVD(邦画)] 4点(2009-11-30 16:59:14) |
288. ブリット
子供時分の記憶が微かに残っていただけはあるカーチェイスシーン、緊迫感に握りこぶしを作って見入っていました。このシーンも含め全編に亘って漂う硬質な空気はマックィーン特有のものです。本作ではいでたち・身のこなし以上に目力が素晴らしく、恋人になじられた際の眼差し、チャーマースを撥ね付ける眼差しに惚れ惚れしました。脚本がどうにも拙く作品として4点が限度。残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2009-09-19 23:39:13) |
289. パーティ
(屋外シーン6点+屋内シーン1点)÷2-ヘンリー・マンシーニ作品0.5点=3点。 屋内シーンでのピーター・セラーズがひたすらに気色悪く笑えない。 インド人設定ですが、無意味にニヤニヤするところは監督のインド人認識なのか、違いますよね。 野暮な物言いなんでしょうが、率直なところです。 [DVD(字幕)] 3点(2024-03-22 03:00:11) |
290. 冬の光
格調高い姿勢を正して観る作品なのでしょうが。目を開けているのがやっと。メンタルが病んだ牧師さんの苦悩をペラペラペラペラ台詞で示す、誰一人として笑う事ない(だったはず)辛気くさい話。神さんを全面に押し出していますが、 ♪♪♪欲しい気持ちが成長し過ぎて愛することを忘れて万能の君の幻を僕の中に作ってた♪♪♪ そのままの姿に見えました。 [DVD(字幕)] 3点(2023-09-01 11:47:12) |
291. エルマー・ガントリー/魅せられた男
バート・ランカスターがオスカー受賞に釣られての鑑賞。 ルルが登場するまで寝落ち寸前。中身の無い者が喋り散らかすのと聴衆の過剰な反応に、あんたらの姿が神様に見られてるでと言いたいところです。やっつけ仕事のような結末に唖然呆然。観終わってグッタリです。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-31 15:45:43) |
292. 昨日・今日・明日
題名だけ知っていた作品。コメディのようですが全く笑えない。何時もながらのソフィア・ローレンのぎゃあぎゃあ喚き散らかしてのドヤ顔が鬱陶しい。(子供を)轢けば良かったのよにはお前が・・自粛・・ マルチェロ・マストロヤンニも同じく喋り散らかしてのショボクレ顔に鬱陶しさが2倍2倍。 名匠と名優に寄せた期待は木っ端微塵となりました。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-31 15:07:09)(笑:1票) |
293. その男ゾルバ
《ネタバレ》 クレタ島の老若男女が観るに堪えない下劣さで、いくら何でも死んだ途端に家財道具一切合切略奪してしまうのは演出ですよね。こんな風習ないですよね。アンソニー・クイン、アラン・ベイツが掃き溜めの地でウダウダやってるのも退屈で、締まりの無い失敗でヘラヘラ踊っているのに、気楽にいこうやと励まされるかと言うとそんな気にもなれない何じゃこりゃな作品でした。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-28 00:33:04) |
294. フェイシズ(1968)
ピーチクパーチク喋り倒して馬鹿笑いする場面ばかりで疲れました。お目当てジーナ・ローランズの魅力も感じられず(泣) ずっと気になってたジョン・マーレイ何の作品に出演していたのかが思い出せました。ゴッドファーザーの馬の首の人でした。それ以外は直ぐに忘れてしまうであろう作品で残念です。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-02 16:57:22) |
295. 野獣暁に死す
お目当ての仲代達矢は悪の親玉として誰よりも目立っておりました。出演するからには! 心意気が流石日本一の男優。(重低音のイタリア語を聞けなかったのは残念) しかしながら、ダリオ・アルジェントによる(驚)脚本、監督の演出がどうにもこうにもお粗末で全く盛り上がるところが無い珍品にして愚作でありました。 [DVD(字幕)] 3点(2023-06-21 16:50:48) |
296. 肉屋
犯行に駆り立てるものが何も示されず。サスペンス感もゼロ。ロマンスも中途半端。ステファーヌ・オードランの美しさ以外に見るべきものが無い「魚屋」でも「八百屋」でもいい凡作。尺の短さに+1点。 [インターネット(字幕)] 3点(2022-11-26 23:23:37) |
297. ワルツ・オブ・ザ・トレアドールズ
ピーター・セラーズ老将軍の見た目役作りは通常運転で流石ではありますが、艶笑コメディとして色気も無く笑えるところも無く。イギリステイストの悪い面を感じる残念な作品・ [DVD(字幕)] 3点(2022-11-17 02:18:34) |
298. 血の祝祭日
何を思ったかハーシェル・ゴードン・ルイス作品を5本レンタルしてしまいました。 手始めに観た本作、開始早々「うわぁ、エライもん借りてしもた・・・」 赤い墨汁のような血糊と何で作ったのか分からない臓物、怖くない、ただただ、気色悪い。 登場人物全員がコッテリ顔で非常に暑苦しい。 二人ぼっちだけど刑事が犯人に辿り着くまでが見れない事はなかったところ、並びに、こんなのを考え世に送り出しスプラッター作品の先駆けとなったというのに加点。 24,500ドルの予算に対して400万ドルを稼いだというのに無限へぇ。 [DVD(字幕)] 3点(2022-08-29 03:49:31) |
299. 昼下りの決斗
本作もダラダラダラダラ・・・かったるい展開に嫌気が。ブ~ッサイク(ゴメン)な女の子の大根芝居にリタイア寸前。監督の独り善がりなナルシズムとは相性悪いのを痛感。 お目当てジョエル・マクリーなればこそ何とか完走出来たものの、当時57歳にしては老け込み過ぎるお姿が何とももの悲しい。 そして本作が引退作だったとは、ラストショット(+3点)に往年の惚れ惚れする身のこなしが思い起こされて更にもの悲しく。 [DVD(字幕)] 3点(2022-08-24 01:30:52) |
300. ワイルドバンチ
《ネタバレ》 145分ディレクターカット版で。ウィリアム・ホールデン VS ロバート・ライアン冒頭の対決だけしか見どころ無く。以降、ダラダラダラダラ・・・ラストの対決を思っての我慢が報われず。監督持ち味のような独り善がりな作品に舌打ちするところです。 [DVD(字幕)] 3点(2022-08-17 06:21:26) |