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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2062
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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281.  きつね(1983) 《ネタバレ》 
問題作になったらしいですね。  でも、少女とおじさん。 平成のオタクには人気出るんじゃないかな? 「ゴンドラ」が伝説の作品になったくらいだから・・  本作は、まだ綺麗です。可憐です。
[DVD(邦画)] 7点(2022-11-02 23:33:24)
282.  右門捕物帖 紅蜥蝪 《ネタバレ》 
最後、右門が推理を披露する場面が芝居小屋! なんだ!これは!まるでヒッチコックじゃねえか!?  そうなんです。時代劇は、外国映画の良いとこもふんだんに取り入れて、 芳醇な文化を築いてたんですね! ところが外国映画が面白くなってきて、日本映画つまんないよって 誰かが言いだして、時代劇は衰退していくんです。  これは国家的損失ですぞ! 観もしないで、映画を語ってた人の責任じゃないか!!
[DVD(邦画)] 7点(2022-10-30 20:20:41)
283.  豚と軍艦 《ネタバレ》 
変なタイトルと思ってたけど、戦後の豚のような日本人と軍艦から下りてきた米兵ってことなんだろうね。 今村昌平は、同じような映画を撮らない作家のタイプなんだね。 見直した。 エロいだけじゃない監督だった。  気づきだったのは、マンガの大友克洋がこれにかなり影響受けて、 「AKIRA」を描いたんだろうなってこと。 登場人物の絡み方や、ネオンサインなど、大友さん参考にしたんだろうねって思いました。 さらに金田くんは、長門裕之の顔かよ!って笑っちゃいました。  話をこの作品に戻すと、今村監督は、やはり後世に名が残っても不思議じゃないと思いました。 「楢山節考」以前は、あまり鑑賞してないけど、この作品の頃の今村監督の作品が、 あの人の凄さじゃないかって思いました。
[DVD(邦画)] 7点(2022-10-29 21:20:28)
284.  旗本退屈男(1958) 《ネタバレ》 
いや、これは意外と当たりだった! さして期待しないで、観たが、面白かった。 漫画でよく見る三日月傷の早乙女主水介ってコイツか!って位のレベルだもの(笑)  最初は、ワルを束ねる実力者みたいな、早乙女だったが、 伊達藩の女狩りを捨ておけん!と、ワルが正義のために権力者に楯突く面白い話なんじゃない? って興味を持ったとこから、俄然この映画にのめりこんだ。  すると、若君暗殺未遂、伊達藩失脚のための艶話、と話がどんどんふくらんでいき、 最後は将軍綱吉の勅命を受けたのが早乙女だったという、壮大な話に展開していく。 まぁオールスターだと、ここまで話を盛り上げないと収まらないよね~  いやぁ娯楽時代劇ってお腹いっぱいになるもんなんですね。 ホント、面白い作品が多い!
[DVD(邦画)] 9点(2022-10-27 23:00:59)(良:1票)
285.  十七人の忍者 《ネタバレ》 
城中の連判状を盗み出す。  まるで鉄壁の金庫破りの外国映画を観ているかのようなストーリー。 ただし、あちらの映画と違って、小洒落た伏線など使ったどんでん返しなどなく、 ただ粛々と任務を果たしていく過程で、仲間が次々やられる。 「~人の侍」という映画のようにラストに壮大な見せ場があるわけでもない。  ただ、一組の男女をやや中心に置いているのが、ほかにない「~人モノ」。 男の美学を描いた傑作というより、よくできた娯楽時代劇。  あったのか、なかったのか、「裏」歴史モノで、ラストはスッキリ締めてくれる。 それにしても近衞十四郎と大友柳太郎は、よく大物二人の対決で顏合わすね。
[DVD(邦画)] 7点(2022-10-26 22:03:22)
286.  木枯し紋次郎 《ネタバレ》 
笠に外套、楊枝とくれば、木枯し紋次郎ですよね。 テレビシリーズは全く観てないが、誰の目にもそう映る。  シリーズではどうか知らないが、純情な一匹狼的なやくざ者ですよね。 そして、怖いのが堅気の女だったりする。  自分を島流しにしたのが、友人かと思って、殴り込むと、 惚れた女の入知恵だったりするわけです。 ラストは、ガ~ンと、寅さんみたいにショックを受けるわけですが、 男の落とし前はキチッとつけて、すがる女に一言。 「あっしには関わりないことでござんす」  く~、しびれる~~ 寅さんは、この一言の言えない渡世人だったんですね。
[DVD(邦画)] 7点(2022-10-25 22:05:49)
287.  赤い影法師 《ネタバレ》 
黒澤明が七人の侍をステーキにうなぎ、カレーをぶちこんだ作品と 言っていたが、いやいやこの本作も中々、お腹いっぱいになる♪  前半、御前試合で、たくさんの武者の試合を見せ、 後半、三成と徳川家の因縁に悩む母子忍者と、服部半蔵と柳生十兵衛の顔合わせ。  いや~、これはお腹いっぱいになりました!  思うに、映画という玩具を手にしたとき、大陸的面白さがジョンフォードなら、 アイデア満載、見せ場満載の、この娯楽時代劇の面白さが、島国の面白さじゃなかろうか? それは、マンガに引き継がれ、そして、ネットの時代、どこに開花するだろう?  日本文化は、なかなか楽しい。
[DVD(邦画)] 8点(2022-10-24 23:19:05)
288.  十兵衛暗殺剣 《ネタバレ》 
面白い!全編ほとんど、闘いのシーンなのだが、息をのむ。  この監督、只者じゃねぇと思ってたら、ずっと助監督してた人だったんですね。 巧いですねぇ。  将軍家の指南役、柳生十兵衛の首を狙い、一気にのし上がろうとする流派のボスが、 地元琵琶湖で、泳ぐ侍、湖賊の力を借り、柳生流派の殲滅を狙う。 最後は十兵衛孤軍奮闘、それでも勝つというストーリー。  敵の幕屋大休を大友柳太郎が演じ、独特の剣法で戦う、不気味な輩のオーラをたっぷり 出します。 「ランボー」なんかより、ずっと面白い! 日本映画って奥が深いですねぇ・・
[DVD(邦画)] 8点(2022-10-23 22:39:29)
289.  鳳城の花嫁 《ネタバレ》 
世間知らずの若殿様が、花嫁を探しに江戸に来た! もうこの設定だけで、ワクワクしてしまう。  金も持たずに江戸に旅立つところで、もう話が一本できてしまう。 道中何があったか?などの興味で出来たのが、「国士無双」じゃないかなぁ・・  話は、勧善懲悪。 お殿さまは徹底して、恋に間抜けな善人王子さま。 敵は、完全に悪人で、話が分かりやすい。  さて、未来のお嫁さまを、どうやって助ける? ラストは、ほっこり笑顔の出てしまう展開。  いいよね。現実に疲れたら、こんな話の方がありがたい。
[DVD(邦画)] 7点(2022-10-23 18:41:44)
290.  阿部一族(1993)<TVM> 《ネタバレ》 
森鴎外のしっかりした原作に、 アクションの部分は、深作さんが渾身の力で、 演出する。  すると、こんなに奥深い娯楽時代劇が出来てしまう。 テレビ映画と言うことだが、ちょっと高めに、この点数。
[DVD(邦画)] 8点(2022-10-23 14:29:03)
291.  鴛鴦歌合戦 《ネタバレ》 
これは貴重な時代劇ミュージカル! 本作観ずして、日本の時代劇は語れない!  違和感なく観れました。 昔の人は凄いなぁ・・  ストーリーも手に汗握る恋愛もの。 最後まで、どうなるのか、ハラハラドキドキ♪  貧しさは負けるのかぁ~~ ラストの二転三転が何とも微笑ましく楽しい。 何度も観たい作品だが、本作をレンタルしてる店が閉店になっちゃうよ~~ 時代の移り変わりに、こんな素敵な作品がまた遠くに行ってしまうかと思うと、 悲しいや、チェッ!  ※youtubeで観られちゃうんですね・・ https://www.youtube.com/watch?v=32d3mCTh6Ao&list=LL&index=1&t=23s 時代は変わるのかなぁ・・(溜息)
[DVD(邦画)] 9点(2022-10-23 01:07:30)
292.  とんび 《ネタバレ》 
社会派で腕を振るう瀬々監督、 ヒューマンドラマとしては「糸」につづく作品です。  阿部寛と薬師丸ひろ子の演技が光ります。  そして「アンダードック」から若手のホープになりうる逸材と 僕が勝手に思ってる、北村匠海のさわやかな好演がいいです。  令和の時代だから、浮かび上がる昭和の個性。 改めて、「情」の分かりやすい時代だったと思いました。
[DVD(邦画)] 7点(2022-10-08 22:23:14)
293.  エール! 《ネタバレ》 
良かった。 よく出来てる。  見せ場の学校での歌うシーンで、あえて聾唖者視線の聞こえない演出。  そして、最後の試験のときに 手話を交えた見事な歌声。  もう拍手しかない。
[DVD(字幕)] 7点(2022-10-06 10:15:39)
294.  愛の勝利(2001) 《ネタバレ》 
マンガみたいなストーリーだが、ベルトルッチの手にかかると、 とても知的な駆け引きの映画になってしまう。  ベルトルッチの巧みな男女の駆け引きが描かれていて、 仇敵(しかも兄妹両方!男VS女、女VS女!?)との騙し合いの愛、そして真実の愛が ベルトルッチのマジックで、あらら、何となく説得力持ってしまうから面白い。  18世紀の劇らしいが、この時代から、このようなユーモアはあったんだね。
[DVD(字幕)] 7点(2022-09-12 23:24:27)
295.  京都太秦物語 《ネタバレ》 
地元のデパートで京都物産展があった。 その時、そこに出店していた団子屋のおばちゃんと色々話した。 京都には、いろんなみたらし団子の店があるという。  僕が食べた団子屋のみたらし団子は、3年寝かせた醤油だれにつけた素朴な味だった。 団子は柔らかな硬さの味で、男性に人気があるという。  なるほど、この映画のヒロインそのものだ。 柴又の団子とは、またちょっと違って、味わい深い。
[DVD(邦画)] 7点(2022-09-11 01:12:51)
296.  ミナリ 《ネタバレ》 
ラスト、「全てのおばあちゃんに捧ぐ」の文字が出る。 おばあちゃんを扱った映画は、とにかくやさしい。  韓国には「おばあちゃんの家」という名作があるが、 これも超ワガママな男の子と何も喋らないおばあちゃんのやりとりで、 優しさに充ちていた映画だった。  このミナリのおばあちゃんは、韓国ドラマに出てくるおばあちゃんみたいに とにかくよくしゃべる。 そして中盤、孫のデビッドのやりとりで、涙が出るようなやさしいやりとりがある。 が、そのすぐ後に、おばあちゃんは体調を崩す。 ここらへんが人生なのだろうか・・  そしておばあちゃんのミスで大事件が起きる。 そこで孫2人が呆然としてるおばあちゃんのフォローをするのだ。  在米韓国人の厳しさのなか、このおばあちゃんと孫のやりとりに 観てる僕は、もう泣けました(笑)、
[DVD(字幕)] 8点(2022-09-04 11:03:14)(良:1票)
297.  愛なのに 《ネタバレ》 
ん?  間違えて、アダルトビデオを借りたかな?  大林宣彦調の映画に、突然、激しい濡れ場。 目が点になりました(笑)
[DVD(邦画)] 7点(2022-08-31 23:48:29)
298.  日の名残り 《ネタバレ》 
昔、観たのだが、あまり記憶に残ってなかった。 カズオイシグロさんが受賞したので、再鑑賞。  年取って観ると、いい映画だった。  仕えていた主人が、歴史的に過ちを犯していたとか、そういうとこも 面白いのだが、やはり何と言っても、エマトンプソンとホプキンスのやり取りだろう。  仕事優先の、自分の人生に意味の薄かった執事に、エマ演じる使用人が意味を与えようと 積極的になるが、やはり恥じらいを知る女性には、あそこまでが精一杯。 かくして彼女は、別の男性と結婚するのだが、何十年か経って、会うと、 彼女にはもう孫がいる立場だったが、ホプキンスは、相も変わらず仕事熱心。 別れの際、彼女は、ホプキンスのいい人さに涙してしまう。  ただ、後のホプキンスには、何となく充ちてるものがあった感じもした。
[DVD(字幕)] 8点(2022-08-28 21:57:02)
299.  ビーチ・バム まじめに不真面目 《ネタバレ》 
かつての天才詩人が、女と酒におぼれ、 放蕩の末、作品を書きあげ、そのインタビューで言った言葉 記者「波乱万丈の人生をどう切り抜けましたか」 詩人「例えば、そうだな・・  表面的な世界の奥深い闇を暴こうとしている  星にすべてが書かれている  超ポジティブ思考で僕のために世界があると思っている  3つとも本当だが、答えはもっとシンプルだ。  楽しむのが好き。  それが原動力だ。  船も海も太陽も好きだし、美しい女性も大好き  好きなものに興奮すると  頭の配線がつながって、音楽が聞こえてくる  世界の音が鳴り響くと、僕は踊り始めるんだ  指が動き出して、  酔ったように頭が回り  言葉が出てくる  それが僕の才能だ」 記者「あなたと他の人の違いは?」 詩人「(他の人)本土に住んでる人たち? 慌ただしく代わり映えしない暮らし  内面を見つめる暇がないほど忙しい  僕には向いてない  無理をしてつまづく奴が多い  ただでさえ大変なのに、僕は楽しみたいだけだよ。  人生ってのは山あり谷ありだ  僕はとことん楽しみ尽くしてやる。」 記者「オフレコで聞いていいですか?」 記者「なぜ(あなたは)女性の服を着てるんです?」  ・・・失笑
[DVD(字幕)] 7点(2022-08-24 12:02:07)
300.  茜色に焼かれる 《ネタバレ》 
尾野真千子の叩きつけるような演技が心に刺さる。 息子役の少年も共鳴するかのように、叫びながら静かにそこにいた。  旦那のオダギリジョーがそもそも悩みつつも、あがいてる人だった。 他所に子供まで作るのだが、尾野真千子は、そんな彼を好きになる。 そして、生まれた息子を愛して、この世界を生き抜いていく。 最後、バタバタと落とし前がついていくのだが、  最後の「神さま」という題の劇。 走る走る、尾野真千子が走る。 そんな彼女を見て、少年は、これが自分の母親だと、世界と結びつく。  茜色の夕陽にいつまでも夜にならない、いつまでも死にきれない、 生かされる二人の母子に、我々も生きねばと勇気づけられる。 筋よりも、尾野真千子のキャラを描いた、コロナ禍の中で生まれた石井監督の力作。
[DVD(邦画)] 7点(2022-08-23 00:54:23)
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