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anemoneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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301.  突然炎のごとく(1961)
最後まで観ると、なんとなくいい映画だったような気にはさせられるんですが・・・観ていて長く感じました。フランス映画の独特のテンポというか、だらだら長いなぁ、という感じでちょっと辛かったです。ジャンヌ・モローの存在感が素敵、と思えれば耐えられない長さではないような気もしますが。私は非常に正義感の強い10代の終わりにこの映画を観ましたので、二人の男性の間でどっちにもいい顔ばかりしてるジャンヌ・モローにちょっと女のズルさを感じてしまい、振り回されてる男も男だよなあ、とイライラ。でも観終わった後回りの人はみんな「素晴らしい」と言っていたので、そうなのかぁ、とキョトンとしました。映像がいちいち絵になっていてとても美しい映画ではあるので、雰囲気にノレる人は楽しめるんじゃないかな、と思います。
5点(2003-12-21 14:30:18)
302.  ドクター・モローの島
子供心にかなり衝撃的な映画でした。半獣人のメイクとか、今思えば笑っちゃうようなシロモノなんですが、日本はまだ仮面ライダーとかの時代でしたし。なんと言ってもバーバラ・カレラの怪しげな雰囲気が良かったですね。時間が経って陳腐化するのはもう絶対避けられないタイプの映画ですが、個人的にはもう大好きな作品です。この時代のチャチな「特殊メイク」を、キッチュと思える人ならそれなりに楽しめるんではないでしょうか。「ゾンビ」のメイクが安っぽくて笑っちゃう、という世代にはちょっとキツいかも知れないですね。でもストーリーがシンプルで、けっこうイヤなオチもついてて面白いですよ。
7点(2003-12-21 14:25:49)
303.  トーマス・クラウン・アフェアー
特に前作に思い入れがなく、普通におもしろい映画しか期待してなかった私としては、そこそこ楽しめる普通の映画でした。生々しい日常を連想させず、非日常的な空想の世界を楽しむにはもってこいな映画ですよね。セリーヌのドレスに自家用ジェット、カリブの別荘で優雅なバカンス・・・という、あまり本筋と関係ないところでウットリできる楽しい映画だと思います。ミステリ&サスペンスとしての仕掛けは今いちレベルだけど、そういうのはとりあえず置いといて・・・って感じで、雰囲気一発で楽しめれば良いのでは。でも暑苦しくなく洒落た作りで、オトナのお色気&サスペンス映画と思えば悪くないと思いました。
6点(2003-12-21 14:19:12)
304.  逃亡者(1993)
TVで観たせいか、普通におもしろい映画という以上の物は見えて来ませんでした。普通におもしろかったですが、「チキショー劇場で観ておくんだった!」と地団駄を踏むほどではなかったような気もします。ただサスペンスなので本来TVでボケッと鑑賞したりすると評価が下がるのは必至ですよね。劇場で集中して観ていたら、もうちょっと楽しめたような気もします。なので点数甘め。
7点(2003-12-21 14:14:37)
305.  ドアーズ
世間一般ではともかく、オリバー・ストーンの中では悪くないような気も。やっぱりドアーズ通以外にはウケようがないですよね。カイル・マクラクランの異常にそっくりなレイ・マンザレク役とか、そういうのが笑える映画なのでは・・・あれ?違うんですか?^^;特に「Light My Fire」のイントロを思いつくところなんか爆笑モノでした。でも結局、ファンの目から見ると一般的なことしか言われてないし、知らない人から見るとマニアックすぎ、というすごく中途半端なモノになってしまったと思います。笑顔のステキなメグ・ライアンも、このタイミングでわざわざあんな暗い役をやらなくてもよかったのに、と思いました。見どころはやはりカイル・マクラクランでございます。
4点(2003-12-21 14:11:17)
306.  ディープ・ブルー(1999)
「マトリックス」と同系列、同時公開だったこの作品、実は本当ならこっちがメインだったはずが、フタを開けてみたら「マトリックス」のあまりの人気にすっかりB面扱いになってしまったのは不運としか言いようがない。対抗馬が「マトリックス」でなく、地道に長く公開していれば、口コミでそれなりにお客が呼べたんじゃないのかな、と。単なる海洋パニック物しか期待していなかった私はかなりの衝撃を受けた。とにかく笑いのツボがブラックで良い。遺伝子操作でバカ強くなったサメと闘うのが、あろうことかL.L.クールJ演じるコックさん。フライパン持ってスーパー鮫と対決する姿には泣かされるものがありました。全体的に「ジョーズ」へのオマージュと受け取れないこともないわりに、真剣さを装ったシュールな笑いがツボにはまったというか、コメディとはまたちょっと異質な、腹黒い作品ではありましたよね。で、レニー・ハーリン節炸裂のドンパチも予想以上に派手。何のために出て来たんだか誰にもわからずじまいのアイーダ・タトゥーロとか、これをおバカと受け止められるかどうかで印象はかなり違って来るはず。思うに腹黒く、目線がナナメで、ちょっとシニカルでイジワルな物の見方が出来る人には、最高に楽しい映画なんじゃないかと思います。イエもちろん私のことなんですけどね。
9点(2003-12-21 04:18:36)(笑:1票)
307.  ディーバ
主人公の男の子が乗ってるスクーターとか、壁いちめんに映画を投影できるアパルトマンとか、そういうものがスタイリッシュに感じられる年頃に観たもので、これはカッコいい!と雰囲気に酔える作品でした。ストーリーそのものは、当時それほどマジメに理解してたわけではなかったと思うんですが・・・音楽と映像が気に入って、しょっちゅう環境ビデオ代わりに流してました。タマネギを刻むのに水中メガネとシュノーケル着けていたりね、そういうのがカッコよく見える年頃だったんですよ。これも雰囲気一発モノだと思いますけど、フランス映画のタルさっていいなあ、と思うきっかけになったというか、私はこの作品から英語圏以外の作品に入って行ったので、個人的にわりと重要な作品だったりします。フランス映画ってちょっとなあ、と抵抗を感じてる人には、手始めとしてちょうどいいかも、という感じです。
7点(2003-12-21 04:06:15)
308.  ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間
これ、TVシリーズを全然観てなくてちゃんと理解できた人はものすごい天才か超能力者ですよね。単品で、映画として勝負できる作品にはなってないと思うので点が辛くなりましたが、私自身は熱狂的なTVシリーズのファンでありましたので、それなりに楽しませていただきました。でも劇場版でこれをやっちゃうというのはやっぱりルール違反ではないですか。
4点(2003-12-21 03:58:40)
309.  チャイナ・シンドローム
InVincibleさんのコメントにもあるように、特にウォーターゲート事件からの数年間は、権力に対する牽制力としてのメディアの存在意義が問われる内容の映画が多かったですね。やはり「大統領の陰謀」で描かれたように、一介の新聞記者が国家の犯罪を暴いたというインパクトが大きかったというか。大衆が権力を監視するためにはメディアを利用する以外に方法はないわけですから、正義が正義として機能するためにメディアは不可欠な存在でもあります。この映画はたまたま巨悪が原発であるわけですが、単に「原発=危ないからやめろ」というヒステリックな反応ではなく、公正な報道による本当の意味での市民の安全確保を訴えたという意味では、原発に限らず他の一連のメディア主義作品に並べて良いと思います。ただし個人的には、この作品を境に社会派路線を強調して来たジェーン・フォンダの「お色気だけじゃない私を見て」オーラが少々暑苦しく感じたのと、この映画に便乗して日本の反原発運動が著しく盛り上がってしまったのが同じく暑苦しかったためこの作品に対する印象がとても低いものになってしまったのは残念です。何につけてもヒステリックなのはあんまり好きじゃないので。この後すぐにスリーマイル島の事故が起きて、「ほらみろ」的に原発反対ムードが盛り上がってしまった。もちろん私も原発大賛成というワケではないが、現実的にエネルギー問題を解決するための代替案が出せるわけではないので静かにしている。エネルギー問題に限らず、何かに反対することに血道をあげる人々には、とりあえず代替案を出してみてよ、と思う立場から、こういう映画に便乗して大騒ぎする人々の存在はちょっぴり暑苦しい。重ねて言うけどそういう映画じゃないと思うんです私。やるならやるで、しっかり公明正大にやってよね、っていう映画じゃないんでしょうか。
6点(2003-12-21 03:54:15)(良:1票)
310.  さらば冬のかもめ
「佳作」という言葉がまさにマッチする作品。人生の楽しみを何も知らないまま、つまらない罪で貴重な年齢を刑務所で過ごさなければならなくなってしまった若者を、護送する2人の水兵が、命令違反と知りながらこっそり人生の楽しみをほんの少しだけ教えてあげようとする物語。寒々しい風景と、人情味あふれる2人の水兵の優しさが対照的と言えるのかも知れない。やるせない話の中にも観る人の心にかけがえのない何かを残す、ニューシネマの傑作の1つと言えるだろう。護送される若者役を演じたランディ・クエイドは、数年後「ミッドナイト・エクスプレス」でも服役中のアメリカ人役を演じていて、どうも私の中では永遠の囚人みたいなイメージがある。実際「ショーシャンクの空に」が映画化されると聞いて真っ先にレッド役として思い浮かべたのはこの人。ジャック・ニコルソンはこの作品でニューシネマのアンチ・ヒーローから人情溢れる頼れる兄貴への第一歩を踏み出した。脚本ロバート・タウン、主演ジャック・ニコルソンのこの組み合わせは翌年「チャイナタウン」を生み出すことになる。比較的地味な扱いを受けているこの作品だが、ニコルソンのキャリアの中では非常に重要な作品と言えるはず。
9点(2003-12-21 03:29:28)
311.  フューリー(1978)
なんとなく雰囲気にノセられて観ちゃったけど、ほとんど内容は忘れてしまった。覚えているのは、とにかく血の出る映画だったということと、海水浴のシーンでカーク・ダグラスのたぷたぷユルんだお腹が醜かったことくらい。エイミー・アービングは「キャリー」からの持ち上がり組。最近になって「トラフィック」で久しぶりに見かけましたが、すっかりフツーのおばちゃんになってて驚きました。まあ当時からフツーっぽいですけど。カーリーヘアが印象的で、ちょっと雰囲気のある女優さんでしたよね。
5点(2003-12-21 02:39:29)
312.  不滅の恋/ベートーヴェン
時々なんかアホくさいビッグバジェットばかり観ている自分にうんざりし、ちょっぴり高尚な気分に浸ってみたいんだもん。という時に手に取るには非常に手ごろな文芸作品。あまりにも高尚すぎて理解できないほどでは困るし、ほどほどに格調高くてほどほどにわかりやすく、観終わった後でなんか頭良くなったような気にさせてもらえる。そういう映画もたまには必要である。当然のことながらゲイリー・オールドマンは素晴らしい。テロリスト役や犯罪者役があまりにも目立ってしまう彼だけれども、実はこういう重厚な役だってちゃんとこなせる実力派なんである。上手いからこそ、クセのある役に手が出せるというものなのね。やっぱりゲイリー・オールドマンがやる以上、優等生的な役柄にはなり得ないんだけど、苦悩する魂をキワモノスレスレのところで演じられるっていうのはやっぱり上手いんだと思う。こういう演技バカな俳優って私は大好きだ。音楽家としてのベートーベンがどうの、と言えるほど私は音楽に詳しくないが、その程度の人間にでもちゃんとわかるように作ってくれたこういう映画は非常にありがたい。
8点(2003-12-21 02:32:49)
313.  復活の日
それまで邦画がつまらないことの最大の言い訳として「役者の顔が違う」と思い込んで来た日本人に、役者が外国人だってダメなものはダメなんだということを強く印象づけた作品。何しろ70年代ハリウッドでパニック・スペクタクルの顔とも言うべきジョージ・ケネディまで連れて来ちゃってこのザマはなんだ。みんなよくこの映画に出たよね。ストーリーも決して悪くないし、それなりに一生懸命撮ってるのはわかるんだけど、やっぱりセコい。草刈正雄はハンサムなので私はもちろん大好きだけど、こういう人物に人類の存亡を委ねてしまうのってジョージ・クルーニーに命を預けるのと変わらないぐらいアブナいと思う。それなりに楽しく観れたし「ふーん」と思って終わるんだけど、観終わった瞬間から今の今まで、もう1回観たいとは1度も思ったことがない。でもオリビア・ハッセーの演技が観られる数少ない作品の1つではある。可愛かったですよね。
5点(2003-12-21 02:26:11)
314.  復讐するは我にあり
緒方拳って、「私は、捨てない。スモーキン・クリーン」なんてニコニコ微笑んで人情おやじみたいになってちゃいけない人なんですよね。全盛期の彼って、本当にスクリーンの向こうからでも、ビリビリ来るような異様な迫力があった。決して暑苦しくない、ギラギラした感じがね。この頃の彼は凄かったですね。対する三國連太郎も、その前の世代のそういう存在でしたから、この組み合わせはクールでしたね。賠償美津子も強烈な存在感で、決して悪女とか濃いキャラではないんですが、何しろあのおっぱいでしょう。子供心に、なんて凄い女優さんなんだと思いました。ラストシーンでは涙が止まらなかったですね。決して泣かせるシーンではないはずなんですけど。この頃の日本映画って、角川映画ばっかりだと思われてるところあるんですけど、こういう作品がけっこうあなどれなかったりするんですよね。最近観てないけど、そろそろ観直してみたい頃かな。
8点(2003-12-21 02:20:14)
315.  フェーム
TVシリーズの映画化かと思っていたら逆だったんですね。NY市立芸術高校を舞台に、アーチストを目指す若者たちの青春を描いた佳作。クラシック音楽ばかりでなく、ダンスや演劇、歌やスタンダップコメディまで高校生に教えてしまおうという発想が当時日本の高校生だった私には非常に新鮮で、「絶対、NYに留学する」と言い張り親や親戚から真剣に説得されました。「名声」を夢見る若者たちを活き活きと描きながらも、決して夢と憧れだけではないシビアなエピソードも織り交ぜられ、青春映画としては非常に現実的な視点で描かれていたように思います。アラン・パーカーらしい粒子の粗い暗めの映像で、落ち着いた画像は案外年月を経ても古びないものですね。アイリーン・キャラの歌う主題歌の「いつか私を思い出して・・・」というフレーズがとても刹那的で好きでした。長く心に残る作品だったと思います。
9点(2003-12-21 02:10:15)
316.  フィラデルフィア・エクスペリメント(1984)
公開当時、もちろんマイケル・パレの美貌に釣られてホイホイ観に行き、なんか異常にコーフンして会う人ごとに「すっげーおもしろかった」と語りまくった記憶があるのだが、20年経ってみたらどんな話だったのかさえ全然思い出せなくなっていた。つまるところその程度の映画だったのだろう。でもマイケル・パレは本当にステキでした。
6点(2003-12-21 01:56:37)
317.  ファイト・クラブ
派手でなく、過激でもなく、ただ明と暗、陰と陽とのコントラストに執拗にこだわり続けるD.フィンチャーの絵画的センスがひとつの完成形を見た作品。暗く湿った夜の色彩を得意とする彼の映像の中で、絶妙なセンスで取り入れられるほの暗い「光」の存在に、あらためて映画が光で作られていることを実感させられる。男性の持つ根源的な闘争本能を真正面から捉えたこの作品でフィンチャーは、ネオナチを思わせる非合法の武装集団をモチーフに、現代社会で男たちがその喪失感にもがき続ける「男性」そのものを描いて見せる。小刻みに盛り込まれる自虐的なジョークの連打によって観客達を笑いの渦に巻き込むことで彼が笑おうとしているのは、現代社会の失った男性そのものと私には思えるのである。この映画に描かれている悲しい男たちを笑い飛ばすことのできるほど逞しい男性は残念ながら私の周辺にはいない。人はそれを狂気と呼ぶ。あくまでも本能に忠実な者をいつしかそういった境界線によって分け隔てようとしてきた文明はすでに、笑うことでしか憧憬を押し殺すことができない。映像の世紀と言われる20世紀の最後を飾るのに最もふさわしい作品がこれである。
10点(2003-12-21 01:53:14)(良:1票)
318.  ソフィーの選択
いろんな意味で衝撃的な内容でしたし、メリル・ストリープの暑苦しさが良い意味で発揮された適役だったと思います。ホロコーストについてはこういうふうに定期的に人々に思い出させる必要性も実際にあると思うので、そういう意味での存在意義もあります。母親として、人間として究極の選択を迫られた時のソフィの態度に、非常に深く考えさせられるものを残しました。私は賞取りクイーンのメリル・ストリープが実は大っキライなのですが、そういう私情を差し置いてもこの作品での彼女の仕事は高く評価せざるを得ません。彼女というより役が良かったんだよ、と自分に思い込ませようとしても、だったら誰が演じてもオスカーが獲れたのか?と考えたらやっぱり他の人ではあれだけの演技が出来たかどうかわかりませんので。好き、嫌いは別にして、やっぱり時代が認めるだけの実力はある人なんだと思います。この映画もまた、決して楽しい映画ではないし心暖まるものでも、幸せな気分になれるものでも全然ないですが、人生を少しだけ豊かに過ごして行くために、一度は観ておいて決して損のない作品だと思います。人生は選択の連続ですが、この作品を一度観ておくと、一見ささやかな我々の人生が、いかにつまらない選択で溢れているかを痛感させられたりします。そして辛い、しんどいと言いながら普通に生きている我々が、いかに幸福であるかを思い知らされる映画でもあります。だからこの映画は私にとって、イヤな映画ではあるけれどもやっぱり観ておくべき映画です。たまにはこういう映画もないと。
8点(2003-12-20 15:33:14)
319.  そして誰もいなくなった(1974)
もう誰も知らない人がいないくらい有名なミステリを映画化しようと思ったところに既に無理がありましたよね。私も原作はクリスティの作品としてはかなり上位に挙げたい方ですが、この映画はちょっと・・・観たことを忘れたい・・・というかこちらのサイトで「映画大辞典」を眺めていて久しぶりに思い出しました。キャストは豪華ですが「ナイル殺人事件」とあまりにも近すぎて、なんか続編でも見せられているような気がします。あとは景色がステキとか、衣装がステキとか、ステキな要素はいっぱいあるんですが、どうしてもこれがミステリじゃなきゃいけないような理由が強く感じられませんでした。観光映画として雰囲気だけ楽しむという方法はあるかも。
4点(2003-12-20 15:22:05)
320.  続・激突!/カージャック
実は私、スピルバーグの作品の中ではこれが一番好きです。脱獄犯とその妻が繰り広げる明るい泥沼騒ぎ。大した話ではないと思うのですが、独特のスピード感で最後まで突っ走っちゃうところは上手いです。ゴールディ・ホーンのひたむきな目が最後まで印象的な映画でした。続編でも何でもないのに「続・激突!」にされてしまったところがこの作品の最大の不幸だったと思います。単品で余計な先入観ナシに見ればちゃんとそれなりに完成度の高い作品だと思うのですが、「激突!」の意外性と「ジョーズ」の衝撃性に挟まれた感じで観てしまうと、なんかフツーの他愛もない作品、というイメージに落ち着いてしまっても仕方がないかなあ、と。でもどう考えても絶望的な二人の逃避行に、ストーリー運びのスピード感だけで引っ張られてしまう演出の手腕はやっぱり凄かったと思います。個人的には非常に好きな作品です。
9点(2003-12-20 15:18:04)(良:1票)
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