301. アカルイミライ
《ネタバレ》 ん~。まぁ言いたいことはわかるけど。 最後のほうでオダギリジョーが、大量発生したクラゲが海に帰ろうとしているとか、一番まともそうなことを言ってしまったのが、 わかりにくいメッセージを送っている映画から、送っている風な映画に格下げちゃった気がします。 人畜無害に過ごそうとも狂気を潜ませて、現代の若者が何を求めて、何にイライラしているのかとかよく描けてたんだけど、 あのシーンで正気に戻って、逆にこれまで大人として対応していた藤竜也の方が狂気めいてしまってて。わざとにしてもツボを外しちゃったなぁ、って思った。 最後に頭悪そうな高校生達が町を闊歩していくラストも、狙いすぎで恥ずかしかった。 [ビデオ(邦画)] 5点(2010-01-10 11:17:49) |
302. ボーン・アイデンティティー
マット・デイモンはなんでもできるなぁ。 アクションもツボをしっかり押さえて退屈はしませんが、それだけかな。 プラスアルファ「おお!」って思うところが無いんだよね。 なんでこんなモテはやされてるのか。 ヒロインがせめて可愛ければなぁ。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-09 15:37:47) |
303. トランスポーター
《ネタバレ》 とにかく派手。 カッコいいシーンやカッコいいセリフもあるんだけど、脚本的に破綻とかそういうレベルじゃないので、評価はしません。 アクション映画なんで、ストーリーに細かい部分を気にするのは野暮なことかもしれないけど、それにしてもひどい内容。 主人公も自分自身にルールを設けててカッコ良さげなんだけど、守ってるのは最初だけで後はルールもへったくれも無い。 ジャッキー映画、ヨーロッパ版みたいな感じで見れば楽しいのかもしれないけど、 ジャッキーほどキャラが立ってるわけでもないしな・・・。 [DVD(字幕)] 3点(2010-01-08 16:35:14) |
304. 火山高
吹き替えの声優陣が無駄に豪華だったので、吹き替えで観てしまいました。 どうせ同じような顔した東洋人だしね。 見る前は、少林サッカーみたいなお馬鹿アクションコメディだと思ってました。 いやジャンル分けすればお馬鹿アクションコメディなんでしょうけど、まぁ、なんでしょう?コメディの部分はスベリまくってるので、アクションの部分だけに目が行ってしまいます。 古き良き日本のツッパリ少年漫画みたいな感じで大筋のストーリーは楽しめました。 ただ、アジア映画全般に言える「笑わしてやるぜ!」みたいなオーラ丸出しの殴られた後の寒い決め顔とか普通に多用してるのを観ると、日本って突出したお笑い大国なんだなぁ。って思いました。 [DVD(吹替)] 5点(2010-01-07 20:29:16) |
305. 黄泉がえり
《ネタバレ》 結局あのシックスセンス的な大オチはなんだったんだろうか? 竹内結子は一体どのタイミングで黄泉返ってたんだろう?階段から落ちたとき? それよりもっと前で、映画に登場したときには既に? 車から転落していくカットがあったってことはやはり登場したときには、その状態だったってことなんだろうけど、そうなると話の辻褄が合わないとかいうレベルじゃないほどのディティールの低さにただただ驚かされる。 RUIの無意味なほどの長いLIVEのシーンも、もったいつけるほどの伏線でもなかったし。 この映画の言いたいメッセージみたいなのは、わかる。 黄泉返った人達が生き返ったものの、自分の居場所って結局もうないじゃん、と言わんばかりの無気力さと、それを取り巻く人たちのどこか他人事で何をして良いのかわからないといったような様。 つまりはどんなに願っていても死んだ人が生き返って目の前に現れたところで、何の仕様も無いってことなんでしょう。だから前を見て進むべきなのだ、と。 そういうことがこの作品の根底のメッセージというのは理解したうえで言わせてもらうが、観る側にそれが主題だという伝え方が圧倒的に下手だし、 難解にすればいいってものではない。それ以前に話の筋のスベテを崩壊させてしまうどんでん返しを描いてしまったことで作り手としては失格としか言えない。 ここまでぶっつぶれた話を映像化にしてまで見せられたのには、ただただビックリだ。 [DVD(邦画)] 0点(2010-01-04 11:01:35) |
306. 壬生義士伝
《ネタバレ》 決して悪い出来ではない。 むしろよく作り込まれているし、演者の演技もベテランや実力派を取り揃え見応えタップリ。 ただ話が美談すぎるというか、押し付けがましすぎる。 個人の意見として言わせてもらえば悪しき日本映画の風習をモロになぞっている。 これで無意味なヌードシーンでも出てくれば決定的に馬鹿監督だったけど、まぁそれをせずに硬派に貫き通した姿勢は評価したいところ。 ただ、この手の美談話に高得点は付けたくない。 [地上波(邦画)] 5点(2010-01-03 10:28:25) |
307. 交渉人 真下正義
《ネタバレ》 前半のくだりは良かったと思いましたけどね。撮り方もアングル凝ってたし観る側を引き込む工夫はなされてたと思います。 寺島進のキャラクターも個人的には好きでした。 が、脚本が。 ハッキリ言ってド素人でしたね。これでOK出しちゃだめでしょう。 時間が迫ってたんですかね? 下のほうで誰かも書かれてましたがミステリーにファンタジーは要らないですよ。 犯人が出てこない。有耶無耶のまま終わるストーリーは個人的に時間返せ以外のなにものでもない。 真下正義は好きなキャラクターなのにな。彼の持ち味である情けないけど仕事は早い、 現代人特有の人間臭さも完全に消されてた。 どっかのアメリカ映画でもパクってきたかのような。 踊るって結局スタッフの遊び心が受けたのは認めるけど、もう調子に乗りすぎて完全に見失ってるんだよなぁ。 [DVD(邦画)] 3点(2010-01-02 23:10:54) |
308. T.R.Y.
《ネタバレ》 ひどい。 詐欺師が革命家に巻き込まれて、うんぬんというあらすじだけなら面白そうなんだけど、変にハードボイルドを気取ろうとしたのが完全に裏目に。 もっと軽いキャラクターでコメディ要素を強くしてドタバタ感を強調した話にした方が良かったんじゃないかな。 中国人の日本語パートがカタコト過ぎて全編に日本語字幕が欲しかったのと、 ヒロインもまったく可愛くなく、全体的にいい所がなかったな。 渡辺謙氏もこの作品に関してはマッチしてなかった。 撮影中に話が二転三転したのかな?演者のテンションがシーンごとで全然違うので、見てて散漫になってしまう。 [DVD(邦画)] 2点(2010-01-02 08:32:38) |
309. オールド・ルーキー
《ネタバレ》 実話モノということですが、なんかごめんなさい。中途半端でしたね。 ディズニーじゃなくて普通の製作会社でやったほうが絶対良くなると思います。 ディズニーにしては前半のくだりが地味すぎるし、 そうかと思えば球を投げるときの速球感を出そうと過剰気味の音響。 別に前半が地味でもいいし、音響をやってもいいんだけど、 なんか中途半端な演出が気になってしまった。 主人公にかかる毒素もなんか、とってつけたかのような安っぽいチームメイト妬みであったり、嫁の軽い反対があったり、これが実話っぽいといえば、そうなんでしょうけど。 [DVD(吹替)] 5点(2009-12-31 14:35:10) |
310. 古畑任三郎ファイナル ラスト・ダンス<TVM>
《ネタバレ》 双子の入れ替えトリック、双子の悲哀等目新しい材料は無いですが、 この作品をファイナルに持ってきたのは古畑任三郎という刑事、男性としての紳士的キャラクターを最後にキッチリ描き上げたかったからだと思います。 ドラマレギュラーシリーズでも紳士的部分は所々描かれていましたが、今泉に悪戯したり西園寺に偉ぶってみたり愉快な部分が描かれてた部分に目が行ってしまいがちなのを、 ラストダンスに関しては1stシリーズ以来「古畑任三郎」を描くことに専念し、 最後に原点回帰したな、と解釈しています。 [地上波(邦画)] 6点(2009-12-30 09:35:07) |
311. ギャング・オブ・ニューヨーク
《ネタバレ》 父親の仇に見込まれ、そして裏切り、決別までは面白かったのですが、 別勢力を築き上げ、選挙や抗争に巻き込まれていく後半がゴチャゴチャしすぎ。 前半から各所に父世代の仲間が各々違う立場で散りばめられて、後半物凄く面白くなりそうな感じだったのに結局、綺麗に消化することなく各々散って逝ってしまった。 前半かなり丁寧に作った分、長い映画になってしまったけど後半がとても雑に感じるんですよね。前編で後編で2時間弱ずつでまとめれば、もっともっと良作だったと思います。後半の展開が怒涛といえば怒涛だけど、もうちょっとやり方があったんじゃ?と思わせてしまう。個人的にはとても惜しいという感想です。 [DVD(吹替)] 6点(2009-12-29 17:37:53) |
312. ONE PIECE
記憶の中でねじまき島とゴッチャになってる所がありますが・・・。 感想としては50分と言う制限された時間の中で、作る側も消化不良のような。 まだこの頃は東映まんが祭みたいに他作品と抱き合わせだったんでしたっけ? しょうがないといえばしょうがない。 [地上波(邦画)] 4点(2009-12-17 08:31:34) |
313. ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険
設定自体は原作の雰囲気を崩さず、かつ映画オリジナルのストーリーとしても生きるような世界観。展開やキャラの言動などは相変わらずズレているのが残念ではありますが。それでも第1作、ねじまき、チョッパー王国と、これまでに公開されたものの中では面白かったのも事実。「sailing day」が名曲すぎる。 [DVD(邦画)] 6点(2009-12-17 08:22:35) |
314. ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国
チョッパーが加わり直後に公開された作品。 これまでの仲間5人と新入りチョッパーとの絆をいきなり深くさせるためのエピソードという作り。思ったより短めで、唐突に終わってしまった印象。 [DVD(邦画)] 5点(2009-12-17 08:17:39) |
315. ONE PIECE ねじまき島の冒険
予告編の出来の良さにワンピースファンが公開当時おおいに期待していた本作。 劇場版ではお約束の唐突に事件に巻き込まれて唐突にバトルへ突入して行きます。 原作さながらのカッコいいアングルから描かれたりと努力は見られますが、ストーリーそのものはありがち過ぎて残念。 [DVD(邦画)] 5点(2009-12-17 08:09:43) |
316. 古畑任三郎ファイナル フェアな殺人者<TVM>
《ネタバレ》 イチロー思ったよりも、ちゃんとしてて安心。 作品的には古畑の中では中の中かな。 向島が警察を退職してたり、犯罪の片棒を担いでいたり、 あー本当にこれで終わっちゃうんだなぁー、ってリアルに感じた。 そういう意味では1stシーズンから見てきたファンにとっては感慨深い作品です。 [地上波(邦画)] 6点(2009-12-16 15:22:09) |
317. マイノリティ・リポート
凄かったなぁ。大人になってから始めてかも。映画を見て手放しに「凄い!!」と思えたのは。 後半たしかにダレるんだけどストーリーの作り方や観る側をミスリードさせる仕掛け所とか到底、自分のような凡人では思いつかない。 映像面でも近未来の話で派手だしスリリング。そりゃあ、宇宙人も出てこなければ大爆発シーンもないけれど、自分は無駄を省いてるこっちの方が全然好みです。 あまり評価されてないのが不思議。 [DVD(字幕)] 9点(2009-12-16 15:02:30) |
318. ブラッド・ワーク
ミステリーとしてはよくできた話なんですが、イーストウッドの70過ぎのアクションシーンやラブシーンは見ていて冷や冷やというか。 まわりの登場人物も、あんなに爺さんに動き回られての冷や冷や感と、これ絶対映画じゃなかったら轢き殺されてるだろ的な観る側の冷や冷や感が妙にマッチしてます。 絶対狙ってないところだと思うので、点数加算はしませんがw 日本で言うと三國連太郎にアクションシーンさせるような感じでしょ? 無粋な置き換えだけど、そう考えると不気味なんだよな。いまさらイーストウッドにアクションシーン付けてもさ。 [DVD(字幕)] 5点(2009-12-15 09:39:05) |
319. HERO(2007)
キムタクのドラマの中でもHEROは好きな方でしたが、なんか疾走感が無かったですね。 けっこう序盤から事件を覆う闇が見え隠れしてて、謎解きという部分も、わかりきった答えに皆が協力して立ち向かっていく、というパターンだったので、テレビドラマ版でもうやりたいことはやり尽しちゃってたのかな?と。 [ビデオ(邦画)] 5点(2009-12-15 09:32:47) |
320. ONE PIECE FILM STRONG WORLD
《ネタバレ》 ワンピースの映画は珍獣島のチョッパー王国までの3作品までしか観た事がありませんが、劇場でもらえる0巻欲しさに行ってしまいました(苦笑。 しかしワンピースのアニメもアラバスタ編は終わった辺りから観なくなったのですが、 画がめっちゃ綺麗になっててビックリ。映画仕様なのかな? ストーリーは、結構盛り上がってて良かったと思います。ナミ救出に現れる一味は、アーロン編の「行くぞ」「おう!」の名シーンかのような仕上がり。 ただ、仁侠映画よろしく一味全員で銃や大砲で襲撃するシーンはカッコいいけど違和感ありましたね。ゾロまで銃撃ってるよ・・。なんて思ったり。 原作者総指揮のオリジナルストーリーと銘打ったわりに、ところどころアーロン編を踏襲してますよね。そう考えるとアーロン編て作者が一番描きたかった所なのかな、とか色々感慨深く思いながら観てました。 北島康介と皆藤愛子はどこで出たんやろ? [映画館(邦画)] 8点(2009-12-14 20:03:22) |