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321.  陽はまた昇る(2002)
かつてマスコミを賑わしたビデオのβとVHSの熾烈な競争社会の裏話だが、脚色の良さと手堅い演出、そして温厚なキャラの西田敏行や、珍しく実直な役柄の渡辺謙らの好演もあって、決して刺々しい作品にはしていない点、好感が持てる。伝統ある東映お得意のこの集団人情話には、久々にホッとするような作品に出合ったという想いで一杯だ。
7点(2002-09-06 23:21:15)
322.  とらばいゆ
瀬戸朝香扮する麻美は気が強くて身勝手で、いくら仕事のためとは言え、周囲の意見にまったく聞く耳を持たない女流棋士。不調続きでランク落ちの危機に瀕し、優しく気遣う夫との関係もギクシャク状態。妙に優しくされる事がかえって彼女のイライラを募らせ、何かにつけ八つ当たりして、ほとんど意地を張っているとしか思えない気分を、瀬戸が巧みに演じる。それにしても彼女の妹ともども、自分の都合だけで生きているような女たちに対して、夫や恋人(元彼も含めて)といった、ここに登場する男たちのなんと優しいことか。夫の本当の優しさに気づき、やがて自我に目覚める主人公という定石通りに話は進むが、ひとつ間違えると嫌味で不愉快な作品になるところを、大谷健太郎監督の明るくテンポの良い演出と、出演者それぞれの好演で補っている。
7点(2002-08-26 00:36:31)
323.  マジェスティック(2001)
「ルークが還ってきた」と信じて疑わなかったローソンタウンの人々。いや、無理からでも信じたかったほど、若者たちを戦争にとられた町は失意の底にあったのだと言える。町の希望の星となったピートを、ルークだと信じて静かに息を引きとる父親を、本当の息子のように涙ながらに見取る彼。使用人ですらその正体に気づいていたのに、父親が気づいていなかった筈もない。彼は幸せに死んでいったのだろうか・・・。それはラストに映るふたりの写真がすべてを物語っているような気がする。そして映画がまさに娯楽の王様であったこの時代、悲しい歴史の側面がありながらも、夢や希望を失わなかった人々の思いに胸が熱くなる。主人公を演じるJ・キャリーの屈託のない明るい表情が、この作品に生命を吹き込んでいる。それほど本作での彼は素晴らしい。
8点(2002-08-25 17:34:44)
324.  父よ
老境にさしかかり父と同じ年齢になった今、どうしても父に対する自分の想いを映画にして残して置きたかったJ・ジョバンニ監督の若き日の半生を、自伝として実録風に切々と描きあげた佳作。しかし彼がなぜ父を嫌っていたかという理由や、父がなぜそれを甘受し息子に無償の愛を捧げていたのかという部分については、やや説明不足で曖昧さが残ってしまった。父の親としての責任や深い愛情が感じとれるだけに、なんとも惜しい気がしてならない。
7点(2002-08-25 16:10:28)
325.  スパイダー
ある少女誘拐事件でたまたま捜査のパートナーとなった女刑事。人形のように整った美貌の持ち主だが、無表情でどこか影のある存在。その彼女に人生や仕事の悩みなどを打ち明けられたとき、かつて囮捜査が裏目に出て事故死させてしまい、救えなかった同僚とをついついダブラせてしまう主人公。目まぐるしく展開される作劇と、なんとも思わせ振りで巧妙なトリックについつい騙されそうになるが、冷静に考えれば大方の予想はつくというもの。したがって急転直下のクライマックスも決して唐突ではなく、十分に納得できるだけの説得力をもっている。細かい点を挙げればご都合主義的な部分もあるが、M・フリーマンの圧倒的な存在感がそれを補って余りある。
8点(2002-08-25 15:35:13)
326.  サウンド・オブ・サイレンス(2001)
サスペンスの冴えを感じる演出も散見されるが、所詮は裏切りによる報復と宝の在処を探るための、実に遠回しなそして巧妙なだけにかえって大袈裟に思えるほどの作劇が展開されていく。子供を守る為に奮闘する父親像のイメージ通りM・ダグラスを中心として映画的に盛り上げていくのは結構だが、クライマックスはいくら何でもやり過ぎでしょう。
7点(2002-08-25 14:42:22)
327.  イン・ザ・ベッドルーム
何不自由なく平凡な日常を送っていた夫婦に、突然の悲劇が襲いかかる。被害者側でありながら裁判が不利という不条理な状況下に置かれてからというもの、表層的には平穏だったふたりの間に、人間本来の感情が剥き出しになってくる。その微妙な亀裂が木目細やかに描かれていき、心の闇を炙り出していく怖さ。終盤ある事を成し遂げ、自責の念に苛まれながらベッドに横たわる夫に、「コーヒー飲む?」と言う妻の最後のセリフには、日常に潜む非日常な出来事を鋭く突いて、戦慄する以外にない。
8点(2002-08-19 00:49:13)
328.  ラッキー・ブレイク
刑務所からの脱走劇というのは過去にも数多く作られ、傑作に挙げられる作品も少なくない。それだけに余程のアイデアと工夫を凝らさない限り、満足を得られるモノにはなっていかない。では本作は如何なものか。やはりハリウッド作品とはひと味違う、英国人のおおらかさが特徴として色濃く出ていて、脱走劇の面白さというよりもむしろ人情劇に恋愛を絡めた、いかにもP・カッタネオ監督らしいヒューマンな作品となっている。が、刑務所内での集団劇上演のどさくさで脱走を企てるというのは、「メル・ブルックスの大脱走」という見事なお手本を観てしまっている以上、やはり物足りなさを感じるし、結末に至っては意外性がなく、むしろオーソドックス過ぎるくらい。いい材料を使っているのに、味付けは薄味だったようだ。
6点(2002-08-19 00:07:30)
329.  スチュアート・リトル2
画面にダイナミズムを吹き込んだことから、その映画的興奮と語り口の旨みは前作をさらに上回る。「S.W.」も「S.L..2」も趣の違う作品であるものの、SFXが凄いという点では共通している。しかし大掛かりでないだけに、誤魔化しがきかない本作のほうが、高等テクニックの冴えというものを感じる。実写との違和感など微塵も感じさせない、実に地味で細かな作業の積み重ねで出来上がった作品。本当に凄いとはこういう事を言うのだろう。
9点(2002-08-18 17:51:03)(良:1票)
330.  SOS北極.../赤いテント
実話の映画化で、テーマは、傷ついた隊員を残してリーダーがまっ先に救い出されて良いのかといった、探検隊の指導者の人間性を追及するというもの。北極での飛行船の遭難で、40年もの歳月を経てもなお事件を振り返って苦悩するノビレ将軍。その前に犠牲者たちなどの亡霊が次々と現れ、彼を非難し始める。その中には生涯を極地の探検にかけ、救出に向かったまま消息を絶ったアムンゼンの姿もある。本作では、この偉大な人物を失った深い悲しみとその損失の大きさ。さらに彼が将軍の良き理解者だったことにも焦点があてられていく。この過去と現在を交差させながら、生者と死者がひとつのテーブルを囲み、真実の究明に対峙するという劇的構成がユニークで、テーマを浮かび上がらせるには実に効果的だが、本当の主役は、このちっぽけな人間たちをそっと見守っているかのような北極の大氷原にほかならない。ひたすら真っ白で厳しい大自然の美しさ。まさに本物の迫力には圧倒される。そして氷山が海に崩れ落ちていく美しいラストシーンにかぶる、雄大で哀愁を帯びたA・ザツェービンの旋律が、この作品を格調高くより印象深いものにしている。必聴。
9点(2002-08-18 17:16:16)(良:1票)
331.  バーバー
近年、これほど陰影に富んだ見事な白黒映像を見た事がない。(例えば、カットされ床にゆっくりと散っていく髪の毛を、逆光に捉えたショットの美しさはどうだ!)その深みのある映像ひとつひとつに心を奪われてしまう。時代背景からして、まるでN・ロックウェルのイラスト的世界をそのまま映像化したような、名手R・ディーキンズのカメラの果たした役割は絶大で、これだけでも充分観る価値のある作品だと言える。さらに、ホイールキャップがくるくると転がるように、皮肉な運命に弄ばれる主人公をB・B・ソーントンが好演。決して感情を顕わにせず、運命にも逆らわず、そしていつも煙草を咥え、ひたすら髪を切り続けるという平凡な男のイメージを見事に体現し得たことが、この作品の成功を導いたのだと思う。
9点(2002-08-10 17:31:09)
332.  模倣犯
類型的なものを極力嫌い、常にクセのある演出スタイルを貫くという意味では、いかにも森田監督らしい作品となっている。が、それにしてもひたすらシニカルで乾いた登場人物たちには、我々観客が感情移入する事を頑なに拒絶しているかのようで、とりわけ、極めて冷静でとても豆腐屋の主には見えない山崎努の存在には、リアリティすら感じられないのは困ったものだ。それはバーチャル的に自爆してしまうシーンにも言えることだが、実際どこまでが本当なのか解らないラストの唐突な問題提議をも含め、ひたすら人を食った嫌味で冗談のような作品で、とても好感は持てない。
5点(2002-08-10 16:35:33)
333.  鬼が来た!
姿を見せない「私」なる人物から、ある日突然通訳ともども一人の日本軍兵士を捕虜として囲うことになった中国農民たちの戸惑いと困惑。言葉の違いによる珍妙なやりとりなどが面白おかしく描かれていき、やがて心を通わしていくという前半のコミカルなタッチからは想像も出来ないほど、ドラマの後半は一気に緊迫感漂うシリアス・ドラマへと変転していく。ここに終戦間際の両国の対照的な立場の構図が明確に浮き彫りにされていく。日本人も中国人も同じ人間であるにも拘わらず、まさに軍の規律・論理というものに翻弄されていく姿は、実に滑稽で愚かしく、そしてひたすら哀しい。中国側から両国を極めて平等にそして正当に描いた、おそらく初めての作品ではないだろうか。全編白黒スタンダードで貫かれているが、唯一カラーに転ずる幕切れの強烈さは実に効果的で、今年観た作品中、最も衝撃的で価値ある重要な作品として、興味が尽きることはない。
10点(2002-07-29 00:17:49)
334.  ノー・マンズ・ランド(2001)
迫力ある戦闘シーンが売り物の昨今のハリウッド製戦場映画とはがらりと趣の違う作品。むしろ戦闘シーンなどは皆無で、しかも決して反戦を声高に叫んでいないにも拘わらず、そのメッセージ性は強烈で、言わんとするところは十分理解するに足り得るものがある。一度は心を通わせかかった二人だったのに、なんとも呆気ない結末を迎えてしまうが、国家レベルでの争いも個人レベルでの諍いも所詮人間の愚かさ故、いや人間とはむしろ本来そういうものなのだと作者は言いたげだ。そして寝返りすらうてないまま、ただ地面に横たわっていなければならないという残酷で象徴的なラストに、この作品のすべてが集約されている。
8点(2002-07-28 14:30:02)
335.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
昔々、「帝国の逆襲」が公開された時、“見世物映画としては一つの頂点に達した作品”と評されたことがあった。CGやデジタル合成というテクノロジーの格段の進歩で、あらゆる映像表現が可能となった現在、この作品もまさに一つの頂点に立ったと言えるだろう。様々な宇宙船やクリーチャーたちのデザインの素晴らしさや、その有無を言わさぬ凄まじいスペクタクル映像の完成度の高さには、脱帽せざるを得ない。こういう作品に“空疎な大作”と揶揄した表現をよく耳にするが、ここまで徹底的に見せてくれれば、金と時間とアイデアをたっぷりかけただけの事はあったと思う。
9点(2002-07-20 22:58:30)
336.  KT
まだ記憶に新しい「金大中拉致事件」に大胆な仮説を立てて真相に迫ろうとする、阪本順治監督初の社会派ドラマ。ザラついた画像の一種ドキュメンタリー・タッチで描かれた本作は、共に国家を思うが為の男たちの行動と友情を、骨太で迫真性をもって展開されていく。あくまでもフィクションでありながら、できうる限り事実に沿った描き方で真相に迫ろうとする作り手の意欲は充分に伝わってくる。佐藤浩市扮する自衛官が誘拐に協力する経緯が、やや安易で説明不足の感もあるが、やがて組織を棄て女にはしるというアウトロー的な役柄は、彼の持ち味を存分に生かせていると思う。真実を隠すため個人を闇に葬り去ってしまおうとする、国家というものの不気味さを漂わせるラストが強烈だ。
8点(2002-07-15 01:04:31)
337.  メン・イン・ブラック2
W・スミスはともかく、T・リー・ジョーンズとあろう人がよくもこんな作品(しかもシリーズ第2弾)に、しかも大真面目で出演しているなぁって、まずはその事に呆れてしまう。ある意味これぞプロと言うべきかも知れないが・・・。昨今珍しい1時間30分弱の上映時間にも拘わらず、話のご都合主義的デタラメさとコメディでありながらさっぱり笑えないが為に、実に苦行を強いられる思いだった。決して暇つぶしにすらならなかったというのが個人的感想だ。第1弾(記憶を消されたジョーンズのように、さっぱり印象がないぞ!)同様、全米大ヒットという、いかにもアメリカ人受けする“おバカ映画”だが、それでもこぅいぅのお好きな人はどうぞ!
3点(2002-07-14 17:14:56)
338.  宇宙水爆戦
星間戦争により劣勢になったメタルーナ星人が、地球の科学者に援助を求めたが、時すでに遅しで、メタルーナ星は壊滅寸前になっていた・・・。当時のいわゆるB級SF作品だが、セスナ機がUFOの下部から吸上げられるシーンや、異星環境に適合させる為に人体をすっぽり被せる透明カプセル型安定器といった、今日のSFモノには欠かせないアイデアの原型がここに見て取れる。攻撃を受け破壊されるメタルーナ星の惨状のカラー描写が素晴らしく、また巨大に発達した脳が剥き出しになったような頭と昆虫をミックスしたデザインのミュータントが実に不気味(当時としてはかなり衝撃的だった)で、この作品のシンボルともなった。
7点(2002-07-14 16:30:03)
339.  禁断の惑星
宇宙冒険SFの古典中の古典。人間の邪心や憎悪といったものが、そのまま怪物の姿となって襲いかかるといったアイデアが秀逸で、具体的な姿を見せない為、地面に足跡のくぼみが付いたり、階段の手すりが歪んだりといった描写や、探検隊との一大バトルを見せる本編との高度なアニメーション技術の合成も見事な効果を挙げている。また、劇中登場するロボット・ロビーの古典的デザインも素晴らしく、ロボットの一つのスタイルを確立して、玩具としても大人気を博した。今日のSF映画に影響を与えたという意味でも、当時としては画期的な作品だったと言える。
8点(2002-07-14 15:48:39)
340.  I am Sam アイ・アム・サム
娘の年齢が父親の知能と同じ7歳になった段階で、何故それ以上彼は子育てしてはいけないのか。保護者としての責任能力を何故問われなければいけないのか。サムはそれまで他人の力を借りたとしても、立派に子供を育ててきたではなかったか。第一、彼の知能が7歳程度だと誰が断定したのか。この作品を観てまずそういった素朴な疑問を感じたし、そしてその根本的な理由に説得力がない為、単なる虐め・偏見・差別映画にしか見えてこないのが実に残念だ。S・ペンはさすが演技派らしくて見事だし、その他の共演者たちのアンサンブルも絶妙だけれど、後半、肝心の子供が本筋にあまり絡んでこないのが少々不満だ。もうひとつの「クレイマー、クレイマー」といった印象を持ったが、ローラ・ダーンには気の毒な役回りだったように思う。
6点(2002-07-14 14:58:52)
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