321. ラスト・シューティスト
実は、ジョン・ウェインの映画の中で一番好きな作品です。ビクトリア女王のニュース記事を何度も読み返す主人公、最後まで女性や子供に厳しいけど優しかった無骨な男を、見事に演じていると思います。エンディングの中で、彼の出演作品がちらちらと紹介されるシーンで思わずグッとこみ上げてくるものがありました。もう彼の新作には会えないのだと。 8点(2002-04-28 18:21:11)(良:1票) |
322. レッドブル
楽しかったですよ。麻薬がらみのマフィアが、よく見かける悪役さんですよね。やっぱり敵役はあれくらい凶暴に暴れてくれないとね。シュワちゃんが鳥にエサをやる為の時計のアラームを見て、あの時計欲しくなりました(笑)。ああいう無表情なのがシュワちゃんらしくていいですね。 8点(2002-04-28 18:06:23) |
323. レッド・オクトーバーを追え!
潜水艦もの大好きです。ロシア人水兵が「艦長が戦っている」と叫ぶシーンは演出的に笑わされてしまうのですが、その裏で行われている水中の戦いは、手に汗握ります。サム・ニールにアメリカを見せてやりたかった(笑)。 8点(2002-04-28 17:58:55) |
324. レナードの朝
ロビン・ウィリアムスとロバート・デニーロががっぷり四つに組んだ名作ですね。実話に基づいていると言うことですが、車椅子の女性が、よそを向いたまま野球のボールをキャッチするシーンは何度観ても凄いです。それをきっかけに始まる、生命の復活劇が楽しいのですが、やがて訪れる、祭りの後のような収束感が何とも言えません。デニーロの苛立ち、ウィリアムスのやるせなさがひしひしと伝わります。 8点(2002-04-28 17:55:24) |
325. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
「ハムナプトラ」でパロられまくってますね(笑)。とにかく単純に楽しめる映画です。あまりにも有名になりすぎたシーンですが、オープニングで金の像を手に入れるシーンや原住民に矢を射られるところからぐいぐいと引き込まれていきます。個人的には、Uボートに臨検されて脱出した後、インディが潜水艦の上に発見されるシーンでは、鳥肌が立ちました(笑)。ちなみに私の着メロ、レイダース・マーチです(笑)。 8点(2002-04-28 17:50:30) |
326. アラビアのロレンス
ビデオで10回は観ていますが、やっぱり砂漠のシーンは映画館の大画面で観ないとダメですね。オマー・シャリフの登場シーンはそれじゃないと感動が伝わりません。冒頭のオートバイのシーンは、個人的にはカットして欲しいですね。できれば最後に付けて、はかなさを強調して欲しい。 8点(2002-04-28 16:22:25) |
327. 明日に向って撃て!
音楽が耳に残りますね。レッドフォードが格好いい。なんか、知らないうちに大悪党になってしまった人間の悲劇というか喜劇というか、そういうものを感じますね。演出のせいか、暗い印象を与えないのも不思議です。個人的には自転車に2人で乗るシーンが素敵です。 8点(2002-04-28 16:13:47) |
328. アウトブレイク
とっても単純におもしろかったです。普段何気なくやっている行為で、細菌に感染するのは簡単なんだなってことや、そういう問題が起こるのは、たいてい違法行為によって人間が悪さをしているんだってことが実感できます。でもあのお猿、可愛かったね。 8点(2002-04-28 16:05:33) |
329. サイレント・ランニング
≪多少のネタバレあり≫これだけ環境問題が叫ばれている現在、人間のエゴと「自然環境保護」の問題を考えさせられる作品です。個人的にはヒューイ、ルーイ、デューイと名付けられた3体のロボットが愛おしくてたまりませんでした。ラスト近くに、切り離されたコロニーの中で、植物に水をやる姿がなんとも哀愁を誘います。 8点(2002-04-09 11:15:36)(良:1票) |
330. ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
《ネタバレ》 ラドクリフ君が頑張っていて、意外に好くできていたという印象。 人形を効果的に使っていて、瞳に映る火の描写や効果音など、びっくりさせる演出に関してはなかなか好いものがあったと感じた。 ラストの駅のシーン、彼は死んでしまったのか息子を助けられたのかどっちなんだろうねという疑問が出てくるのはご愛敬か? [地上波(吹替)] 7点(2015-01-28 18:50:14) |
331. パシフィック・リム
《ネタバレ》 字幕で観たかったが3Dしか選択肢が無くて、狼生初の3D映画鑑賞(2013年8月10日)。2時間越えもトイレに行かず乗り切った(笑)。終始字幕が浮いて見えるのが不思議だった。 どうして外国人のイメージする怪獣って、造型が変なんだろうなと、ずっと違和感があった。四つ足の癖にやたらに速く動くし、全体像がよくわからないのが原因か。そりゃ日本の怪獣は二足歩行でゆっくり移動するし、全体像がよくわかるからね。その辺の違いが大きいのだと、あらためて実感。 一方、主人公の乗る巨大ロボットの方は、どうにも鉄人28号に見えて仕方無い。それと違和感があるのが、パイロットが「歩く」こと(笑)。あれはかっこ悪いね。ジャンプできるのにハイキックとか回し蹴りができないのね。ブレードとかチェーンソーみたいなのを使った戦いは見所があったが、パンチだけの戦いはイマイチだった。でも船でぶん殴るのはアリ! 変な名前の看板があちこちにあるトーキョーは、自分がいる東京とは別物の印象。基地の壁に書かれているでかい漢字も意味がわからなかった。「穀なんとか」って奴ね。 事前に何も知らなかったのでロン・パールマンが出てきたのは嬉しかった。しかも美味しいところ持ってくしね。ああいう役がホントに似合う役者だと思う。 エンドクレジットは最後まで観ましょう。 [映画館(字幕)] 7点(2013-08-12 14:54:08)(良:1票) |
332. ゾンビランド
《ネタバレ》 期待してなかっただけに、なかなかおもしろかった。 オープニングのマイルールを説明する場面で字幕が立体的に出る演出は斬新だったね。シートベルトの件は笑ってしまった。大事だよ、ホントに。 マッチョのカウボーイが「2012」のあの変人だとはまったく気がつかなかった。髪型がまったく違うしねえ。 ビル・マーレーが出てくるとは知らなかった。いろいろと笑える小根多を仕込んでいてくすっとさせられる。ゴースト・バスターズの音楽はやっぱり身体が自然に動いてしまうよね(微笑)。 遊園地でのマッチョ、絶対に死ぬだろうなと思っていたが意外に生き残っていたのが不思議でならない。どうみてもやられていただろう。 同じく、タワーに上ったねーちゃんも、足をかじられてたんじゃないかと思えてならない。ホントに無事だったのかね。 そうだ、マウンテンデューが飲みたくなった(笑)。 さらに蛇足。あの戦車はエイブラムスっぽく見えたけれどセンチュリオンだったんだね。 [地上波(字幕)] 7点(2013-08-03 18:33:41) |
333. ボーダー(2008)
《ネタバレ》 まずまずおもしろかった。 デネヒー老けちゃったね。80年代の「コクーン」シリーズとか「F/X」シリーズがいちばん脂がのっていた時期かと思うから、それから20年過ぎたら無理もないか。 同じ理屈で「フランケンシュタイン」、「ヒート」、「ザ・ファン」、「アナライズ・ミー」の頃にこの映画があったら、デ・ニーロのたるみ具合もまだマシだったかもしれない。 劇中挿入されるビデオ映像を観つつ、「なんかおかしいぞ?」という感覚がずっと続き、最後に「やっぱりな」という印象。想像通りのストーリー展開になったが、それを含めてまずまずの満足。予定調和っていうのがあるんだよね(笑)。 ところで「ザ・ファン」にデ・ニーロとレイグザモは出てるんだが、どんな絡み方したか(しなかったか)思い出せないな。 [地上波(字幕)] 7点(2013-07-31 11:33:17) |
334. ホビット/思いがけない冒険
《ネタバレ》 まず最初に思ったのは、2Dで観たのだが「ああ、このシーンは3Dなら飛び出してくるんだろうな」と思わせるカットがたくさんあってちょっと食傷気味だったこと。そこまで飛び出させるアピールが必要なのか? それから、冒頭のドワーフが集まってくるところはちょっと引っ張りすぎだと思った。彼らが意外とキッチリしていると思わせるためにしても尺が長い。もっとカットできたはず。さらに、地下のゴブリンから逃げるシーンも力押しの連続で冗長に感じた。敵が多いのを演出したかったんだろうが、もう少し短くできたはず。ミニチュアの橋が落ちるシーンはお愛嬌か?(笑) 前3部作で割愛されたトム・ボンバディルの代わりとして茶色の魔法使いが出てきたのは評価したい。うさぎが引っ張るソリのシーンは「スターウォーズ3」のスピーダーバイクを彷彿とさせる。それから、洞窟でビルボとゴラムが謎かけ対決するシーンも有名なエピソードだから、これは長尺でも嬉しかった。 本作はあくまでも新3部作のプロローグなので全体としてはこんなものかね。伏線もいろいろと引かれたし、最後の余韻を噛み締めつつ来年の冬を待つとしよう。次はいよいよドラゴンと対決だ! 【呪い】あなたもきっとビルボがダイアモンド☆ユカイに見えてくる(笑) [映画館(字幕)] 7点(2012-12-23 11:34:58) |
335. 大鹿村騒動記
《ネタバレ》 録画していたのをやっと観た。期待しないでいたが、結構楽しめた。 どうしても「ツィゴイネルワイゼン」のイメージがあるから、"大楠さん老けたな"という印象がまずある。でも歌舞伎を演じるところでは、やっぱり色気を感じた。 岸部さんの役には、ある種、自分を重ね合わせるので、いろいろと考えさせられるものがある。離れた土地にいる先祖の供養って難しいよな。 10月の長野という景色は綺麗だし、観光としては行ってみたいと思うのだけれど、あんなに個人情報がダダ漏れで誰もが内情を知っている社会には、自分はとても住めないなと強く思った。 ツーリングのライダーにはなれても、雷音の役にはなれないなと感じた。 私がいちばん印象的だったのは、三國さんのシベリア抑留の話。「ふつうの人間に戻る」って表現にとても重いものを感じた。佐藤浩市との親子競演があったわけだが、亡父と自分を重ね合わせ、さらに、岸部さんの墓参りの話なんかも合わせて、いろいろと思うところもあるのだ。 [地上波(邦画)] 7点(2012-12-04 23:51:56) |
336. 戦火の馬
《ネタバレ》 【2012年4月2日一部追記】 なんの予備知識もない段階で「なぜアカデミーひとつも取れなかったんだろう?」と思っていたのだが、劇場で観て納得した。あれじゃダメだ。「スティーブン、やっちまったな!」感が強かった。「プライベート・ライアン」もそうだったが、戦場体験を鑑賞者に強く印象づけようとするあまりのやり過ぎ感が強いのだ。今回はさすがにオマハ・ビーチのような手を拾うとか内臓を入れるとかいった描写は無いが、それでも塹壕(ざんごう)戦の迫力あるシーンのごり押しが続く。私はとても楽しんだがなじめない人もいるだろう。賞レースの上で、ここが大きくマイナスになったと感じる。 主人公の馬の中身は幼少時から含めて14頭居たというが、そこまでいかなくても複数いるのがすぐにわかってしまったのは残念だった。冒頭の農場のシーンと徴用されてからの大きな違いがあるのだ。右目の目尻側上の白い模様に注目すべし。 個人的には、鑑賞者の勉強を強要する作品だと思う。WW1の知識がないと映像の解釈が難しいこともあると思う。ひとつ挙げると、ソンムはイギリス軍がたった1日で2万人の死者を出した激戦地だったということ。これを知ってるかどうかで見方が大きく変わると思う。「プライベート・ライアン」のオマハビーチは死傷者5000人程度。また、イペリットガスの致死性は過大解釈されていることも重要。即死ではなく視覚障害などが多かった。 残念なのは、独仏語をそのまま使って欲しかった。一時的に「アイン、ツバイ」と行進場面で聞こえるが、基本的な会話が英語じゃダメだよね。 最後に、個人的にはペーターのその後がとても気になる。 [映画館(字幕)] 7点(2012-03-05 21:23:28)(良:1票) |
337. 僕はラジオ
今(2011年11月6日17時44分)MX-TVで見終わったんだけど、最後、いきなりぶった切った感じで、「え?」と思った。 アメリカ映画では、実話ベースで障害者根多というのはホントによくあるが、「レインマン」も「I am Sam」も本作も、“ちょっと好い話”というレベルで、それだったらまだ、コメディにシフトした「チャンス」(1979)の方が楽しめる。せっかくのホーナー節もあまり感じられず、ちょっと残念。 なんといっても、エド・ハリスがそこまで“ラジオ”に執着する理由があれでは希薄に感じられるのが大きい。ストーリー展開は予想できるようなもので(私には)意外性もなく進んでしまった。 次のシーズンがどうなったのか、ものすごく気になるよね。 [地上波(吹替)] 7点(2011-11-06 17:56:04) |
338. シャーロック・ホームズ(2009)
(英語音声、日本語字幕でも観ています) それまでのホームズ観、とくにグラナダ版で印象づけられた紳士っぽいものが本作ではことごとく崩されてしまったのが強烈だった。 鳥打ち帽もかぶらず身なりもラフで、たんなるKYおやじという描写(笑)。相棒ワトソンとの仲もピリピリしたもので、破天荒なホームズ像という新しいイメージを作ったのはアリかもしれない。 ただ、他の登場人物たちが19世紀末のロンドンを彷彿とさせる労働者であったり娼婦であったりという中で、ホームズだけが浮いている印象を受けたのはなぜだろうか? 彼だけがその時代の中に生きているという一体感が無かったのが残念。 19世紀末のロンドンのゴミゴミしたイメージを再現した世界観は観ていて楽しいし、今後登場するであろうモリアーティ教授との戦いを想像するだけでもワクワクするものがあるが、まだまだホームズの人物像としてはなじめないのが残念ではある。 [DVD(吹替)] 7点(2011-03-04 22:21:21) |
339. ワルキューレ
《ネタバレ》 (英語音声、日本語字幕でも観ています) この手の事実を元にした話はすでに結果を知っているだけに、どれだけ結末までの展開を魅せるかが重要なのだが、最後までハラハラドキドキという印象もなく終わってしまったのが残念。まあ、ヒトラー暗殺"未遂事件"の顛末を知らない人なら手に汗を握って観ることもできたのかもしれないが、この手の映画を観る人ならたいていは事件の概要を知っているだろうから、かなり損をしているとも思える。 わたし的には、冒頭、アフリカ戦線で4号F2型やSd.kfz.222ぽいのが出てきたシーンだけでも観る価値はあったと思うしかない(笑)。その直後から終盤までJu52も大活躍していたし、将官の逮捕拘束シーンでppkが出てきたりといった、様々な装備を楽しむという見方では楽しめた。 クーデター決行後、反ヒトラー勢力はかなり混乱していて統制が取れておらず組織的な行動ができていなかったというが、その辺の描写がものたりなく、レーマーひとりの手柄でクーデター計画が挫折したかのような描かれ方になってしまったのが残念。実際は、ベックやオルブレヒトの行動力の無さが大きかっただけに、もし彼らがラジオ局を占拠して煽動放送を繰り返していたら結果が変わっていたかもしれないし、ロンメルも死なずにすんだかもしれないと思うとさらに残念でならない。 実際のシュタウフェンベルク伯爵は、思ったよりも最初はヒトラーに傾倒していたようだから、本作の中で、そういう思想だった彼がいかにして暗殺の主役になるほど考えが変わったかを、もっと描写して欲しかったと思うのは私だけだろうか? [DVD(吹替)] 7点(2011-03-04 22:10:44)(良:1票) |
340. ハプニング
《ネタバレ》 まずまずおもしろかった。 最初「原作はスチーブン・キングか?」と思えるような展開で始まるので、相変わらず「つかみはオッケー!」なシャマラン作品だ(笑)。期待は大きくふくらんだよ、シャマラン! それから、「なぜ? なぜ? どうして?」を解決せずにストーリーが進み、けっきょくあいまいなまま終わってしまうのは彼の作風かと(笑)。車を提供してくれたあの夫婦がホントに死んでしまったのだとしたら残念。そんなに銃弾は入ってなかっただろうに。 ラスト、どうせだったら仏蘭西だけにこだわらず、世界あちこちで同じこと起こしてくれたらよかったのにと思ったのは私だけか? [DVD(吹替)] 7点(2011-02-20 22:50:03) |