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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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321.  ゴスフォード・パーク
劇場で1度見た時、この大勢の登場人物の顔と名前や職業、誰が誰の雇い主で召使なのかと混乱し半分も理解できなかった。それでもなんとなく話は分かったような気にもなるんだけど、やはりこれは劇場よりビデオで巻き戻して見たほうが良かったと思う。雇用関係で上の階と下の階の人々の人間模様を描き分け、なおかつ殺人というミステリー仕立てにした脚本や演出は手が込んでいる。エミリー・ワトソンはここでも存在感がひときわ目立つ。彼女やヘレン・ミレンなどに混じって若いメイド役の女優も印象的だった。
6点(2004-01-18 22:22:59)
322.  キクとイサム
戦後はこういう話はたくさんあっただろう。混血児は今よりずっと差別され、奇異の目で見られていたと思う。キクとイサムの母親も父親も出てこない。しかし捨てられたようなこの黒い混血児たちに暗さや惨めさはない。明るく堂々として気持ちが良いくらいだ。二人の子供が実に自然でいい。祖母の北林谷栄はこの頃から今と同じくらいな老婆役をこなし実にサマになっている。これ1本で彼女の大女優ぶりが分かる。弟が養子に行く時泣いたキクだが、すぐに立ち直りラストシーンで大きな体をゆすって野良仕事に行くところなどは逞しい。終戦後の混血児問題を取り上げながら深刻な部分をことさら描かず、前向きで明るく生きる子供たちを中心に描いて気持ちのいい後味になっている。
8点(2004-01-18 22:09:40)(良:1票)
323.  ダンボール・ハウスガール
見たときはそれなりに面白いところもあった気もするが、今残っているのは米倉涼子のプロポーションのよさや生きの良さくらいか。キャンプじゃないし、ダンボールハウスで生きていくのは大変だと思うわ。
4点(2004-01-15 18:20:28)
324.  人間の條件 第一部 純愛篇
これはロード・オブザ・リングと同じように全巻まとめて1つになる作品なので、長いけれど通しで見るのが望ましい。やはり10時間近くかかるので体力と気力がないと見られない。それでもこれはぜひ見て欲しい日本映画の良心ともいうべき作品。私はまだそいう元気のあったかなり昔、オールナイトで鑑賞し今でも忘れられない感動を受けた。日本が満州に進出した時代、現地中国人に対しての非道な悪行や軍隊という暴力的な集団を描き、その残虐で悲惨な描写に心底恐ろしく背筋の凍る思いがした。人間性を失った軍人たちの中で一人、良心を失わず抵抗する主人公の梶の姿が尊い。涙なしには見られない傑作。
10点(2004-01-15 17:35:12)(良:2票)
325.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 
二人の姉妹はとても自然な可愛らしさでほほえましいし、胡散臭い住人ばかりの汚いボロアパートで階下の黒人マテオとの交流は麗しい。しかしETベースのようないい話も「都合よすぎる」部分に違和感がある。(莫大な入院費支払い方法には脱力)。家族皆がいつまでも亡くした坊やに囚われていて不安定な妻の態度や、貧乏なのにゲームに有り金はたく父親、最後のハッピーにまとめたラストシーンなどあちこちで演出過剰な気がするし粗漏や甘さが気になってしまう。おいしそうなケーキにさらに砂糖を振り掛けて甘すぎる感じ(身内話で甘くなったんでしょうか)。期待してただけに残念。おまけにベリーショートのモートンはプリコグみたいだし、、結局2人の姉妹の愛らしさが一番印象的だったのだが最後の姉の言葉は興ざめ。
6点(2004-01-15 17:16:53)(良:1票)
326.  ハワーズ・エンド
出演者は豪華でそれなりに見ごたえはあるしイギリスの上品な香りは好ましい。しかし話はまとまりなくやたら暗転する映像も気になる。エマとホプキンスがいきなり婚約したりレッドグレーブはエマに家をくれてしまうし、貧しい夫婦の夫はともかく、妻はどうなったのか、あんなに肩入れしてたのにヘレナはどうしたのかなど分からないことが多かった。
5点(2004-01-15 17:00:24)
327.  ひめゆりの塔(1953)
第二次大戦で唯一日本でアメリカ軍との戦闘があったのが沖縄。戦争末期で日本の敗戦が色濃かったのにも関わらず、沖縄では住民も巻き込んで悲惨な戦闘が繰り広げられた。まだ10代の学生たちも動員され、特にこの女学生のひめゆり部隊の悲劇は有名な話である。昭和27年にようやく独立国家として認められ、こうした戦争映画も作れるようになった。この作品はそうした中の1本。軍人ではなく野戦病院での働きだから、戦闘ではなくただただ爆撃に襲われて逃げるシーンなのだが、その爆撃の映像がすさまじい迫力がある。演じる者の至近で爆弾が破裂し、大地が揺れるほどの衝撃がある。いったいどうやって撮ったのかと思うほどだ。そんな地獄のような日々の中でも少女たちはけなげに力を尽くし、つかの間の平和な時には太陽を喜び、キャベツをボールにしてバレーをしたりする。そんな彼女たちを守り、支えたのは日本軍ではなく教師たちだった。この師弟愛にも心を打たれる。どんなときにも最後まで生きよう、生徒を守ろうとするが、次々と死んでいく。敗戦の2ヶ月ほど前のことである。本土決戦が免れたのもこの沖縄での時間稼ぎがあったからと思えば、沖縄が払った犠牲の大きさにもっと心を寄せ、死んでいった多くの沖縄の人たちを忘れてはいけないと思う。監督の思いもまたそうであったのだろう。当時の今井監督の名声は、俳優たちにノーギャラでもいいから出して欲しいと殺到したことでも分かる。脚本の水木洋子や監督、そしてこういった俳優たちの強い思いが画面からひしひしと伝わってくる。唯一残念に思うのは、学生たちも一般の沖縄人も沖縄言葉で話してないことで、分かりやすくしたとは思うが沖縄の言葉であったなら、これが沖縄の悲劇なのだともっと実感できたことだろう。
9点(2004-01-13 15:00:50)(良:2票)
328.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
劇場短縮版に加えて中年トトとエレナの再会などが描かれている。この部分があることでアルフレードのトトへの父親のような思いが分かる。また好きな映画で社会的には成功したトトが、30年もの間エレナへの喪失感を抱いたまま、精神的には決して幸せとは言えない人生を生きてきたのだとわかる。少年時代、青年時代、中年時代と、映画が好きで映画と共にすごし、歩んできたトトの大河ドラマなのだと思う。あるべき部分があるわけで、この映画が素晴らしいのは変わらない。最大級に大好きです。
10点(2004-01-13 14:33:13)(良:1票)
329.  ニュー・シネマ・パラダイス
とにかく可愛いトトとアルフレードの間に交わされる友情、アルフレードのトトを見守る父親のような愛情、さりげなく描かれる戦争の傷跡、全編に流れるやさしく哀愁に満ちた音楽、作品中に登場する古いフィルムや俳優の数々、、どこを見ても切なくやさしく素晴らしい。でも一番心に響いたのは、村でたった1軒の映画館でみんなが心から楽しそうに映画を見ているその光景。「映画を楽しむ」、その原点をこの村の人に見たとき、自分の映画を見始めた昔を思い出して、もうどこを見ても泣けて泣けて仕方なかった。見て泣き、思い出しては泣き、自分でもなぜこれほどぐっとくるのか分からない。今だからこそ、かもしれない。
10点(2004-01-13 14:20:55)
330.  すべては愛のために(2003)
映画だからラブストーリーがメインなんだろうけど、背景が紛争地域のエチオピア、カンボジア、チェチェンだから私の関心はどうしたってそちらに向いてしまう。最初のエチオピアの難民キャンプのロケは現実の姿を撮ったようで、ショッキングでインパクトがある。カンボジアでは国連の援助も現地の政治状況に左右され危険で困難が多い。チェチェンはただただ危険というだけしか描かれていない。だんだんはしょりだす感じがする。話がこれだけ各地にわかれ、しかもこういう問題は根が深くて大きい。しかも恋愛まで描こうとすれば限られた時間の中でどだい無理がある。ここはエチオピアひとつにでも絞れば良かったかもしれない。しかし紛争地域やその難民救援活動で働く国連の現地スタッフの活動に光を当てた、という意義はあると思う。ニュースだけでは伝わらないものを感じることもできた。アンジーがこういう現実を見て国連の活動に打ち込んでいると聞くと応援したくなるが、残念ながら映画としてのできは今ひとつと言う感じがする。
6点(2004-01-10 17:24:58)
331.  麦秋(1951)
この2年後の「東京物語」の姉妹編のようなところもある作品。大人と子供、(紀子の友人たちの)未婚者と既婚者、兄嫁とのやりとりなどユーモラスで楽しい。周りが結婚を心配する紀子は他作品の紀子像に比べるとこれが一番自然で主体的な性格に見え好感が持てる。4世代にわたる家族や、他の登場人物たちのお互いを思いやるやさしさが感じられこれが一番好きといっていいかも。
8点(2004-01-10 13:16:15)
332.  父ありき 《ネタバレ》 
6年前の「一人息子」(母と息子)と対をなすような父と息子の愛情もの。どちらも息子のために親は懸命に働いて生き、息子は親を思うというものだが、こちらのほうが好き。この父は教師時代、自分の直接責任ではないが生徒を死なせたことで教師を辞め、子供の学資のために一人離れて働く。立派に教師として成長した息子と1週間すごしているときに突然死んでしまう。このいまわの際に父は「お父さんは一生懸命生きてきた、悲しむことはない」と満足そうに死んでいく。人生を子供のために生きて悔いない姿は印象的で、黒澤の「生きる」の志村喬の姿に重なって感動的だった。残念なことに映像状態がとても悪く、特にセリフは半分以上も聞き取れなかった。ここだけはと思った臨終の言葉は幸いにもなんとか聞き取れたので良かった。これは字幕をつけるかシナリオでもないと評価ははばかられるが、笠さんの父親が感動的だったのでとりあえずこの点数。
8点(2004-01-10 12:53:52)
333.  グーニーズ
すでに十分すぎるほどのオトナですが、この冒険ファンタジーは楽しかったです。でも主人公と同年齢くらいの子供が見ればもっと何倍も面白いとワクワク心が躍ることでしょう。映画を見るにも作品によっては適齢期があるんですよね~
7点(2004-01-08 17:19:09)
334.  俺たちは天使じゃない(1955)
人を疑うこともせず信じきってどこまでも善良な雑貨屋の一家。ノンビリ、ほのぼのした雰囲気のメルヘンですねぇ。こういうお話は好きです。が、昔見たきりなんで記憶が薄くなってるせいか、印象はなんかもうひとつ、、という感じです。皆さんの言われるように3人とヘビの上にも天使の輪が浮かぶのはほほえましく印象的だった。
6点(2004-01-08 16:44:49)
335.  バス停留所
これはモンローが演技開眼!とか言われて彼女はがんばってると思うんですが、モンロー好きの私には今ひとつの作品です。ドン・マレーのカーボーイがかなり自己チューで、ノーテンキなのがうっとおしく思えたのが最大の原因ですかね。私はあんな男はごめんですわ。。。マリリンに「やめときなよ~」と警告したくなりました。
6点(2004-01-08 16:27:16)(良:1票)
336.  ホワイト・オランダー
刑務所に入ってからでもなお少女を意のままにしようとする強烈な性格の母親と、その母親の精神的呪縛から自立していく少女のお話。母親にミッシェル・ファイファー、かわいそうな少女の里親になるのがロビン・R・ペン、レニー・ゼルウィガー(かーすけさんに同感)と演技巧者の女優陣。その中で負けるどころかピカピカ光って印象的だったのが主役?の少女のアリソン・ローマン。全く知らなかったのだがこの時23歳。時に年齢不詳に見えるが、小柄だし表情や仕草は完全に14、5歳の少女に見える。化粧して現れたときには色っぽくて大人びてたのでびっくりした。目下注目の有望株。話は地味で暗いが、これら女優たちを堪能できるので結構お勧め。7点以上8点未満の微妙なところ。
7点(2004-01-05 15:57:46)
337.  コヨーテ・アグリー
夢をかなえるために都会に出てきた女の子の元気一杯な青春物語。主人公のバイオレットは父親思いのいい娘だし、父は娘を思うという親子の愛、田舎の親友は結婚式当日でも彼女の父親の入院に駆けつけ、彼女を励ます友情の深さ。都会で知り合ったボーイフレンドは、恵まれない生い立ちの中で一生懸命働いて生きているというけなげさ。こういった登場人物が爽やかで気持ちがいい。バイオレット自身もデモテープの売り込みひとつなかなかうまくはいかないし、泥棒に入られるしとさんざんで、コヨーテという猥雑で喧騒のバーで悪戦苦闘しながら働くことになる。こういった描かれていることのあれこれが等身大なのがいい。 バーでのハチャメチャぶりはともかく、女の子たちはスタイルもルックスも良くて、ボトルのパフォーマンスに見とれてしまう。ここでバイオレットが才能を発揮して成長し、ついには人前で歌えない自分自身を克服するというのも超サクセスというのではなし、ストーリーも爽やかな後味でいい。パイパー・ベラーボは可愛くて歌もいいし好印象。
7点(2004-01-05 15:01:52)(良:1票)
338.  大いなる幻影(1937)
ようやく名画の呼び声高いこの作品を見ましたらなんと、「大脱走」「第17捕虜収容所」「アルカトラズからの脱出」などの捕虜・脱走ものを思わせる「おおもと」だったんですね。第1次大戦中のお話ですが、作られたのは37年という第二次大戦前のきな臭い時代。反戦のメッセージが強く伝わってきます。捕虜収容所での紳士的な扱いややり取りは信じられないようなのどかな感じだし、脱走した二人をかくまうドイツ婦人との描き方も甘い感じがする。それでもドイツ貴族のシュトロハイムのたたずまい、フランス貴族との友情の描き方、この時代に作られた意義、後の作品に与えた影響の数々など諸々の敬意を加えて9点。
9点(2003-12-25 15:06:34)(良:1票)
339.  真実のマレーネ・ディートリッヒ
↓<しまうま>さんに同感!。古いドキュメンタリーフィルムや映画、彼女の娘や生前の彼女を知る人たちの話などで、彼女の生き方を鮮やかに描いている。戦争の世紀と言われる20世紀のほとんどを生きたデートリッヒの人生は、そのまま激動の時代をたどることにもなる。特にドイツに生まれ家族を祖国に残しながらも、反ナチを貫いて声を上げ行動したその強さに改めて圧倒される。彼女の歌う「花はどこへ行った」はフォークの歌い方とはまるで異なり、たたきつけるような怒りと力強さがある。彼女に映画だけでなく「歌う」手段があったことでこれだけの個人的活動ができ、広く影響力を及ぼすことになった。彼女の個人的背景は知らなかったので、ここで語られる夫をはじめ家庭の話はとても興味深かった。J・ギャバンとの恋物語で、戦車でパレードする彼の元へ駆けつけるマレーネの逸話はまるでそのまま映画のお話のようだった。ドキュメンタリータッチの作品なのに彼女の生き方があまりにもドラマチックなため、思わず何度も涙が出た。75歳で引退して姿を消した美学といい、自分を貫き毅然として生きた彼女の人生に心から感動した。
9点(2003-12-25 14:26:34)(良:1票)
340.  シンドラーのリスト
誰がなんと言おうとこれだけの作品を作ってしまうスピルバーグ監督は天才だ。この撮影当時は「ジュラシックパーク」の撮影と同時進行して撮っていたというから信じられない。あえてモノクロにして、この当時のナチの言葉にできぬほどの非道行為をドキュメンタリーのように描いて見せる。戦争地域以外で誰もこんな現場を知ることはできないが、映画を見ることで多くの人がこの狂気を目の当たりにして嫌悪し、おぞましく思い、二度と繰り返してはならないとの思いを強くするだろう。シンドラーという一人の人間を通して奇跡的に救われたユダヤ人、救われなかったその何千倍ものユダヤ人、監督自身がユダヤ人であることでこの時代を記憶にとどめるべく渾身の思いを込めた映像に心から感動した。あの印象的な赤いコートの女の子は実在の人物で実話、他にも登場する子供の話は実話で、当人が撮影風景を見てそのままだと言ったそうだからエピソードの数々は限りなく真実に近いものがあるのだろう。最後に生き残った人たちがシンドラーの墓に俳優と共に石を置いていくシーンに涙が止まらなかった。今頃レビューを書いたので「戦場のピアニスト」を見るまでは、戦後ではこれが最高のナチ・ユダヤものだった。ポランスキー監督の作品は一人のユダヤ人の視点から見たもので、これも本作以上に監督の執念が伝わって圧巻だった。
10点(2003-12-21 17:14:00)(良:2票)
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