321. GOAL! ゴール!
《ネタバレ》 まあ、可も無く不可も無く。テーマ自体はベタもベタ、別に題材がサッカーじゃなくっても良いような、極ありふれた話だし。バスケの選手を集めてタイトルが「シュート!」でも全く問題なし! むしろその方がアメリカでヒットが見込めるから儲かったりして。w 日本人なら話を柔道にして「イッポン!」ってのもアリか?!www 話の展開もご都合主義過ぎて、もーマンガ。w クラブをクビになって空港に向かうところに、タクシーが無理やり回されてガバンが乗り込んでくる辺り……、ナメとんのか、と。お父さんの話も取って付けたようで、なんだかなぁ~。しかもあの展開だったら、別に殺さんでも良かったんじゃないか? 今後、2~3と作るつもりなんだから、生かしといた方が何かと使い道もあるだろうに。w ただ、テンポが良いから、サッカーにこれっぽっちの興味も無い私のような者でも2時間退屈させない勢いだけはあった。分かりやす~いお話と勢いに5点! [地上波(吹替)] 5点(2007-05-21 23:38:51) |
322. ハーレーダビッドソン&マルボロマン
みんな本気?! こんなクズ映画、評価する気も無かったんだが、うっかり間違ってクリックしちゃったら、あんまりにも評価が高くてビックリ! 公開当時に劇場で観て愕然としたね。もう何が悲しいって、このあまりにも低い志。ほんっと、ただの八つ当たり。自己憐憫、自慰、現実逃避。 80年代後半から、車やバイクをはじめ、テレビ等の電化製品、化学製品、などなど何を作っても日本のコストパフォーマンスの高さに追いつけず、世界的にどんどん顧客を奪われ、米国内でも日本製品がグイグイとシェアを伸ばしていた頃、アメリカの労働者達は各地で日本製品の不買、ぶっ壊しなどの運動で憂さを晴らした。 米企業も、なぜ自社製品が売れないのか等という反省はそっちのけで日本製品に八つ当たりし、不買・ぶっ壊し運動を支援して労働者の不満の矛先が自分達に向けられるのを逸らした。 そしてこの映画。KAWASAKIのバイクをぶっ壊し、敵は日本企業。殺し屋は日本製のケブラーの防弾チョッキを着た無表情な男達……。アメリカ人による、アメリカ人のための、ただただブルーカラー達を慰め、一瞬の憂さ晴らしを提供するだけの映画。ハーレーもマールボロも、アメリカでは男性的力強さのシンボルなんだが、この二つを持ち出すことによって逆にアメリカの女々しさを強調したに過ぎない。 [映画館(字幕)] 0点(2007-05-15 14:38:44)(良:1票) |
323. ブレイブストーリー
《ネタバレ》 劇場で見た時もかなりツラかったんだけど、テレビで見ても最後までじっとTVの前に座ってられなかった。何の意外性も無いストーリーの連続は、しばらく画面から目を離してても全く支障が無いんだよね。まるでジェットコースターのごとく展開の速い昨今の娯楽映画において、何とものんびりした作り。しかも恥ずかしいほどベタな台詞と展開。原作は未読だからナンとも言えないけれど、ホントにこんな話なのか? これじゃロールプレイングにもなってない。だって、主人公、何の問題にも当たってないし、何の苦労もして無いじゃん? ここまでご都合主義でトントン拍子に話が進んじゃうと、見ててハラハラもドキドキもワクワクもしない。ただ「フフん」って乾いた笑いしか……。しかも人物の描きこみが浅いから、主人公は「純粋で善良」と言うよりも「ただの暑苦しいガキ」でしかない。やたら思い込みが激しくて、自分の考えの中だけで問題を大ゴトにしていってしまう。あ~、こんな子が大きくなったらストーカーになるんだろうなぁ、と。ああ怖いコワイ。w しかも映像もがっかりだよっ! 街並みや景色なんか全く普通の世界だし、終盤で魔物が解き放たれるところなんて、まんま「レイダース」。向こうはCGを使ってるとは言え、制約の多い実写だぞ。お前らアニメだろうが、もっと魅力的なイメージは無いのかよ……。なんと貧しい想像力だ。また、皆さん声優陣を褒めてますが、みんな役者じゃん。ならアレぐらい当然でしょう? 結局、何から何まで意外性も目新しいことも何一つ無い映画なのだな。 [映画館(邦画)] 2点(2007-05-06 18:00:02) |
324. トロイ(2004)
《ネタバレ》 これ、どう見たってエリック・バナが一番カッコイイでしょ? 大バカ者の弟の犠牲になり、気の逸ったクソガキと正々堂々と戦ってその挙句に理不尽な恨みを買い、最期も国を背負って正々堂々戦い男らしく死んでいく。ヘクトル最高じゃないですか。みんなブラピを褒めますが……俺には分からん。って言うか、まあ超有名なお話ですからストーリーに文句言っても仕方ないけど、ギリシャの叙事詩や神話はどうも苦手だ。あれを人間臭いと評する人もいるけど、私には我侭でバカな奴らの不条理話と言うか…。このお話もスットコドッコイどもが集まって入り乱れて、話をどんどんややこしくしていって。俺がトロイの王様だったら、ヘクトルを止めてパリスを行かせるね。「お前のせいでこうなったんだから、潔く死んで来い」と。しかもアキレスに言ってやるね。「従兄弟が死んだ? そんなモン、お前の監督不行き届きだろ」と。そして敵が戦場(しかも周りで疫病が発生してる)に残した小汚い木馬を「持ち帰る」なんぞとほざく馬鹿者どもの頭を、「ふざけんな!」とハリセンで5~6発ずつ張り倒すね。 [地上波(吹替)] 4点(2007-04-30 02:03:10)(良:1票) |
325. ロッキー5/最後のドラマ
《ネタバレ》 このシリーズが大好きなだけに、この作品は俺の中では無かったことになっていたんだが……、久々にTVで観てしまった。ロッキーがお人好しに過ぎるのはまあ良い。ロッキーはとことん純な男だった、と。しかし、プロのボクサー、しかも世界チャンプともあろう者が路上で殴り合いですか。orz しかも素手。一発入りゃ終わりだよ、本当なら。……いやいや、映画なんだしそんなことは許すとしよう。しかし、アレだけ世間から敬愛され尊敬されているチャンプが夜の街でケンカ? そんなもんはイーストウッドに任せとけよ。しかも蹴りは入るは、組み合うは、足払いはあるは、もうボクシングじゃない。もう、なんと評していいやらワカラン。こんなものロッキーじゃない! 認めないっ!! [ビデオ(字幕)] 3点(2007-04-23 04:46:10) |
326. ロッキー4/炎の友情
基本的にこのシリーズは好きなんで、コレも嫌いじゃないんだけど……。何度観ても思うんだが、最後のあのこっぱずかしい演説はやめてほしかった。いや、アレこそが言いたい事なんだってのは分かるけどさぁ、アポロ殺してまで聞かせるほどのメッセージじゃない。この映画の見所は、何と言ってもドルフ・ラングレンの憎々しさ。ラングレンは何観ても無表情だし、役者としちゃ最低なんだけど、この映画では一番光ってる。あ、あとスタローンは音楽のセンスはあるなぁ。ロッキーのテーマ、ロッキー3&4、それから『オーバー・ザ・トップ』、どれも音楽がメチャクチャかっこいい。ま、この映画の評には関係ないけどさ…。 [地上波(吹替)] 6点(2007-04-23 02:12:37) |
327. ロッキー2
う~ん…、何故かこの作品だけ何度観ても印象が薄い。1の焼き直し的な雰囲気と、前半の展開のかったるさのせいだろうと思う。また、エイドリアンが昏睡しているときのシークエンスも少々長すぎる。後半3分の1でやっと「ロッキー」らしくなるんだが、おお~、来た来た!」と喜んだのも束の間、クライマックスの試合が1とさして変わらない。まあ、基本的にこのシリーズが大好きなんで、コレも良い映画だとは思うけれど……。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-04-23 01:53:12) |
328. ザ・コア
これって、ヒラリー・スワンクがいなかったら、みんな生きて帰れたよね……? [ビデオ(字幕)] 3点(2007-04-22 18:39:30) |
329. ドリヴン
みんなスタローンには評価厳しいねぇ~。まあ、それだけ期待されてるって事なんでしょうか?www 確かに彼には『ロッキー(の1)』を越える作品が無いのは認めますが、世間で言われるほどつまらない映画を連発してるわけでもないと思うんだけどなぁ。それに、この『ドリブン』や『オーヴァー・ザ・トップ』なんかは、基本的に『ロッキー』の流れを汲んでる映画だと思う。どなたかがスタローンの脚本について言及しておられましたが、スタローンの脚本には「自分を信じて、一歩ずつでも前に進んでいれば夢は必ず叶う」という、非常に前向きなメッセージが通底していると思う。ただ、『ロッキー』は主人公一人を成功させれば良かったためにテーマへのピントが明確で分かり易いのに比べ、『オーヴァー・ザ・トップ』では子供を守らなきゃならない親子愛、この『ドリブン』では友達を守る友情、などの要素を欲張ったために、少々ピントが甘くなってしまったきらいはあるが……。ともあれ、確かにこの『ドリブン』は所謂「バカ映画」ではあるが、ハリウッドの娯楽映画なんて大半がバカ映画でしょう。この作品も問題は多々ありますが、娯楽作品としてはそれなりに及第点なんじゃないでしょうか。これより酷い映画なんて山ほどあるし……。その点、この映画は3回くらいTVで観てるんだけど、結局最後まで観ちゃうし、観ることができる。まあ点数的には5点でいいかなとは思ったけど、みんな点数低いんで6点に。www [地上波(吹替)] 6点(2007-04-19 21:41:56) |
330. ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝
原作を再読したんで、その記念に。w とは言え、この映画に原作は影も形もありません。話の内容はもちろん、パーティの構成も大きく変わってます。原作通りなのは、弟を探すという目的くらいでしょうか。まあ、この手の映画に必要な方程式には一応嵌まってはいるんですが、どうも詰めが甘いと言うか何と言うか…。見所は若き日のシャロン・ストーンに尽きるでしょう。向こうっ気の強いキャピキャピ娘役。最初に観た時には(もう20年くらい前ですが…)世の中にはこんなに綺麗な人がいるんだ!? と驚愕の面持ちでスクリーンに見惚れたのを覚えておりますです。その後何度もTVで観ましたが、当時の彼女の美しさだけは色褪せませんなぁ。でも、それだけの映画だけど。www [映画館(字幕)] 4点(2007-04-18 15:40:18) |
331. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
《ネタバレ》 まず、作品がどうこうじゃなく、映画として技術的なものを言えば、1なんかより全然よくなってます。が、これは原作自体がそうだから仕方ないんだけれど、お話が稚拙すぎる。時間を題材に扱うなら、せめてもう少しタイムパラドックスってモノを考慮して書けよ、ローリング! 最初にハグリッドの小屋にいた時点で石が飛んで来てたろうが? ってことはあの外にはハリーとハーマイオニーがいるって事じゃん。だったらあの鷲の顔した天馬みたいな動物は、あの段階でもう殺されることは無いわけだろうがよ。まあ、子供向けの小説だから、って言われりゃそれまでなんだけどさ、コレが本当の子供騙しってヤツ? ドラえもんでも時間ネタの時はもうちょっと話練ってるぜ。 [地上波(吹替)] 3点(2007-04-08 17:59:13) |
332. ミニミニ大作戦(2003)
ありがちなお話で特別何が光るって映画じゃないけど、キレイに良くまとまった佳作。カウチポテト(死語w)で気楽に見る娯楽映画としては上々でしょう。順番通りに撮影してるワケじゃないから、この手の映画にはよくあるんだけど、撃たれて穴が開いてるはずのボディがきれいだったり、バイクを吹っ飛ばしたはずのドアに凹みが全く無かったり……。まあ、それはご愛嬌ってことで。www [地上波(吹替)] 6点(2007-04-06 18:28:45) |
333. ゴースト・ハンターズ
もう何度も何度も観てる作品。でも面白い! 個人的にはジョン・カーペンターのBest3に入るなぁ。カンフーアクション、コメディ、ホラーをぎゅぎゅっと詰め込んだ欲張りな作り。どこまでが計算なのか分からないチープさも、カーペンターらしくて良いね。w しかも、カンフー映画ファンには何気に豪華なキャスト!www 86年にこれを作ったってのは、カーペンターの先見の明でしょう。13年後の99年に『マトリックス』で米映画界に大ブレイクしたトランポリンアクションもワイヤーアクションも、すでに全開です。って言うかまあ、お金の無い香港映画では当たり前の手法だったんだけどさ……。それにしてもラッセルはこれくらいの軽い役がよく似合うね。キム・キャトラルも『マネキン』の次くらいに可愛く見えるし。w [DVD(字幕)] 8点(2007-03-31 00:24:05) |
334. 予言
ちょっと……いや、かなりクドい。とくに終盤、三上博史が過去に遡って行く所なんか、まだやるか? ってほど。しかも、なんだかやってる事がまだるっこしいんだ。車動かしゃイイじゃん! なんでトラックが来ることが分かってんのに、噛んで外れないシートベルトをガチャガチャやってんだよ?! 普通、車を動かして回避するんじゃね? [地上波(邦画)] 4点(2007-03-27 23:08:03) |
335. 魔界転生(2003)
なんだか昔のRPGみたいな映画だな。柳生一門の前に敵が現れて、一人倒してちょっと前進。また次を倒してちょっと前進、の繰り返し。メインストーリーになるはずの幕府転覆という大それた陰謀が添え物でしかないから、全体の流れにメリハリや緊迫感が無い。話のこの二つの柱が、もう少し上手く噛み合わないと、どうしても中途半端な印象が否めない。でもまあ、話が弱いながらもテンポはそんなに悪く無いので、期待しないで観ればそれなりに観られるかも。 [地上波(邦画)] 4点(2007-03-27 22:22:08) |
336. ゼブラーマン
これ、なんで? って考えちゃいけないんだろうね。何で素人がコスプレしてるだけなのに超常的な力が出せちゃうの? とか。www まあ、マンガに四の五の理屈付けるのも無粋だしね。そこそこ退屈せずに楽しく観られるんで、良いんじゃないでしょうか。作品としては、もうちょっとクドカンらしい会話の掛け合いとかテンポの良さがあればもっと良かったんだけどね。 [地上波(邦画)] 5点(2007-03-25 19:32:51) |
337. 輪廻(2005)
《ネタバレ》 うん、よく出来てる! あの呪怨の監督とは思えないくらいに。www 呪怨はなぁ……、怖いどころか滑稽だったからな~。それに比べてこっちは話も良く練れてるし、演出もしっかりと芯が通ってる。最後の‘そっちやったんかいっ!’的なオチもスパーンと決まってお見事! ただね、下のセンブリーヌさんが仰るように、渚がリハで教授の幻影を見るのは、最後のどんでん返しを考えるとちょっとアンフェアかな。でも、それを差し引いても、現実と前世と教授の残したフィルムが混然となってメタフィクション的に進行していく様はなかなかにスリリング。優香の演技も、拙さ・ぎこちなさが返って戸惑い恐怖する味となって良い効果が出てる。これはかなりの力作、人にお薦めも出来ます。 [DVD(邦画)] 7点(2007-03-23 11:13:49) |
338. サウンド・オブ・サンダー
《ネタバレ》 全く期待せずに見たので結構楽しめた。あの短編の原作を良くぞここまで膨らませて、立派なクリフハンガーに仕立てたと思う。SFとしては理屈がかなり強引過ぎてイマイチ納得できないんだけれど、まあ時間SFモノでそこに煩いコトを言ったらキリが無い。むしろ、次々と襲い掛かる未知なる進化を遂げたUMA、カーチェイスあり、水中戦ありで、観客を楽しませようという心意気の方を見てあげたい。ただねー、如何せんみなさん仰るようにCGは酷い。セットも安い。これから観るならその辺りは覚悟が必要かな。でも、タイムトラベルモノとしては『タイムマシン』なんかよりは全然面白かったな。 [DVD(字幕)] 6点(2007-03-22 03:59:50) |
339. どら平太
《ネタバレ》 ん~~、これって映画でやる必要あるのかねぇ? ほんっと、ふつーの時代劇。遠山の金さんを2、鬼平犯科帳を1、シェイカーに入れてよく振ると出来上がり、みたいな。ライティングには凝ったらしいが、それもV撮りじゃああんまり有り難味も無かったみたい。それにあの程度のライティングだったら、必殺シリーズやフジの火曜時代劇シリーズでも普通にやってるし。まあ、必殺や火曜時代劇は映画のスタッフが作ってるから、アレが特別なんだって言われりゃそうなんだけど。それはともかく、話も特別どうって事ないし、裏切り者は宇崎だろうなって途中で読めちゃうし。……やっぱりTVの2時間ドラマでよかったんじゃない? [地上波(邦画)] 4点(2007-03-10 08:16:48) |
340. ブレス・ザ・チャイルド
まあ、よくある「悪魔信者たちとの“子供”の争奪戦」だが、結構頑張ってたと思う。あの超駄作「ロストソウルズ」なんかと比べてる方も居られますが、あれに比べたら100万倍マシでしょう。だって、一応事件は起きるし、争奪戦はあるし、カーチェイスなどのアクションもある。CGでクリーチャーも出て来る。雰囲気で言えば、「エンド・オブ・デイズ」のハッピーエンド版みたいな感じかな。C級映画マニアを自認する(w)俺は好きだけど、人にまでは勧めない、ってコトで6点。 [地上波(吹替)] 6点(2007-03-08 23:12:23) |