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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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341.  ライフ ―いのちをつなぐ物語―
水中に暮らす者たちも、地上で暮らす者たちも、樹上や大空に生きる者たちも、アリのような小さな生き物も、クジラのような大きな生き物も、食料を得て子孫を残すためそれぞれが勇敢で知性にあふれ、そして優しい。ダニエル・クレイグの淡々とした語りで次々に登場する生き物たちの懸命の営みを淡々と追うドキュメンタリー。  とても多くの種類の生き物が次々に登場するので、1つ1つの生き物の物語がごく短くなってしまっていますが、特に昆虫などの小さな生き物には面白い映像が多い。  こうした動物ドキュメンタリーには圧倒的なスケールの迫力ある映像が売りの作品もありますが、そんな作品と比較すると本作は小ぢんまりと淡々としています。しかし映像の迫力などでのアピールではなく、生き物たちの目線で等身大の彼らの営みを見ることが出来るドキュメンタリーです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-08 22:17:36)
342.  人生、ブラボー!
難しいテーマをうまく泣き笑いのあるコメディに仕上げた作品でした。 まず、ダサくて不器用、でも愛すべき主人公のダヴィッドのキャラクターをうまく創り上げたし、演じる俳優さんの風貌も絶妙。  一方彼の“子どもたち”のキャラクターや、子どもたちと彼との絡みは物足りない部分もあります。しかしそれでも笑いドコロも十分だし、最後はやっぱり家族っていいもんだなあ・・・とホロリとさせてくれる。ちょっと変わったアプローチで家族の絆を描いた人情喜劇であり人生賛歌でした。
[映画館(字幕)] 6点(2013-02-13 19:50:40)
343.  ラスト・ソング(2010)
アメリカのスーパーアイドル、マイリー・サイラスの主演作。普通の青春ラブストーリーと思って見始めたのですが、地味ながらもいい映画でした。  両親の離婚、父への反抗から互いを理解し合うまで。そこで出会う大金持ちの跡取りである爽やかイケメン好青年との恋。1つ1つの展開もベタな青春モノの王道ストーリーです。  しかし本作はむしろ、ある深刻な事情を抱えた父と娘を軸とした、娘の成長と家族の物語がメインで、娘の成長の1つの過程としてラブストーリーが巧く挿入されていると感じました。  また、幼い弟の存在が非常に効いていて、この弟の存在があるか無いかで作品が大きく変わっていたと思います。ウミガメの産卵のエピソードの挿入と、それを遠くから見守る父と弟の姿も良かった。  父の抱える深刻な事情は、そこまでしなくても良かったのではないか?という思いもありますが、ラストは爽やかな余韻を残してくれる青春映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-12-29 14:29:50)
344.  127時間 《ネタバレ》 
序盤のマウンテンバイクで渓谷を駆け抜ける疾走感、渓谷の秘密の池に飛び込む解放感。そしてそこに挿入されるアップテンポの音楽には若さと躍動感が満ち溢れています。  しかし一転して主人公の男が腕を岩にはさまれ身動きが取れなくなって以降は当然ながら作品も身動きがとれなくなってしまう。そこで挿入されるのが回想や空想ですが、ちょっとこれが多すぎたでしょうか。  実話モノなので彼が恐らく127時間後に脱出するであろうことは分かるのですが、それでも少しずつ、しかし確実に減り続けていく水筒の水の残量、カメラのバッテリーの残量は、そのまま彼が命を維持するのに残された時間の目盛りであるかのような緊迫感がありました。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-02 13:48:29)
345.  バレンタインデー(2010)
ゲイリー・マーシャル監督のお好きなパターンなんですね。次回作が「ニューイーヤーズ・イブ」であり、どちらも特定の1日をめぐる、いくつものドラマが同時進行し交錯していく群像劇です。  ニューイヤーズ・イブでは色々な人間ドラマが交錯するのと比較すると、そのドラマがある程度男と女のロマンスの限定されてしまうバレンタインデーは作品全体の面白さという面では分が悪いですね。  それにしてもゲイリー・マーシャルさん、もう70代も後半なのに作品はお若い!次回作はどの日でいきましょう?“Thanksgiving”(感謝祭)あたりでいきましょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2012-08-11 13:15:53)(良:1票)
346.  台北カフェ・ストーリー
グイ・ルンメイという僕のお気に入りの女優さんがいる。日本での知名度は今ひとつですが母国台湾では絶大な人気を誇る。そんな彼女の主演作。  日本で公開される作品が少ないのが残念ですが、彼女の過去の主演作「遠い道のり」「言えない秘密」「藍色夏恋」などでも感じることが出来る、彼女の様々な表情の素晴らしい演技を十分に見ることができる作品です。  そんなに喜怒哀楽を前面に出すわけじゃない。動より静のイメージの人ですが、そんな派手さの無い静の演技で自らの主演作では見事なまでに作品を自分の色に染めていく。本作は邦題の通り作品のほとんどの時間が小さなカフェの中で展開されていきますが、そこはまさにグイ・ルンメイのお店。  声高にメッセージを主張する映画では無く、雰囲気を楽しむ映画かもしれません。カフェに置かれた様々な雑貨が、カフェを訪れたお客さんが持ち込んだものと物々交換されていく。そこにお金は全く絡まない。「売ってくれ」という客に対しては頑としてお金では売らない。  人間にはお金より大切な何かがある。そんなことをやんわりと感じさせてくれる作品。それは、度々挿入される、「あなたにとって大切なものは何ですか?」という台北の街を行く老若男女、様々な人へのインタビューからも感じることが出来ます。
[映画館(字幕)] 6点(2012-07-20 22:17:00)(良:1票)
347.  マリリン 7日間の恋
関係者が書いた書物などで知る限りですが、「王子と踊子」の頃からのマリリンを思うと、彼女が安らぎのひと時も味わいますが、予期していた通り彼女の姿が辛い映画でした。  マリリンが抱える不幸な少女時代の記憶や、結果的には数年後に離婚することになるアーサー・ミラーとの彼女にとっての3度目の結婚生活、演技に関する不安など女優マリリンとしても、一人の女性ノーマ・ジーンとしても、ミシェル・ウィリアムズは容姿もさることながら、彼女の内面も好演していたと思います。  特にケネス・ブラナー演じるオリヴィエ卿(さすがにいい味わいのある演技でしたねえ)の「君はセクシーでいてくれればいい」に取り乱すマリリンの姿は、彼女がNYに渡り、本作にもリー・ストラスバーグの妻ポーラが登場しますが、アクターズスタジオで演技指導を受けるに至る彼女の思いが端的に表れていたと思います。  「王子と踊子」以降もいい映画がありますが、本作にも描かれている通りマリリンは不安定な状態で、いずれも撮影が遅れ製作費もかさんでいったという。彼女の周りには本作にも登場する人、しない人、様々な人々がいましたが、彼女にとっての本当の心の支えは何であり誰だったのでしょうか・・・。
[映画館(字幕)] 6点(2012-04-11 17:55:14)(良:2票)
348.  カントリー・ストロング
僕はカントリーは聞きませんが、カントリーの映画は好きなんです。最近ではジェフ・ブリッジスの「クレイジー・ハート」が記憶に新しい。  スマートでオシャレな都会派ロマンスとかと違う、栄光の日々からの転落や挫折、苦労を抱え、アメリカの片田舎を行く公演の旅。そんな作中のカントリー歌手の生き様のようなカントリーの飾り気の無い歌詞がいい。  酒に溺れた、再起を期すかつてスターだった女性シンガー(「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジスと重なりますね)とその夫に、一人の下積みの男性シンガーと、一人の若い女性シンガーの4人が絡み合う人間模様。淡々とツアーの日々を流す中盤はちょっと長く感じますが、グウィネスが素晴らしい。ラストのステージも見事。スターのオーラを感じたし歌も上手かった。しかしこの結末はどうなんだろう?あのステージで大団円で良かったのではないかな。  何度か作中に登場したロレッタ・リンという名前。この名前を初めて聞いたのは、シシー・スペイセクが素晴らしい演技と歌を披露した「歌えロレッタ愛のために」だった。ロレッタ・リンという人は本当に大スターなんだなと改めて感じたのでした。
[DVD(字幕)] 6点(2011-10-25 22:39:10)(良:1票)
349.  カンパニー・メン 《ネタバレ》 
リーマンショック後のアメリカ。巨大企業の不採算部門の統廃合により生じる余剰人員。37歳、ポルシェに大きなお屋敷、幸せな家庭。典型的勝ち組男を中心に、50代後半の工場の工員からの叩き上げの男、創業時からの功労者の人情副社長、三者三様のエリート・カンパニーメンのリストラ後の人間模様。  脇を固めるケビン・コスナーもいい味を出していて、シブい豪華キャストが流石のいい仕事をしています。トミーリー演じる人情副社長vs社長のドラマや、50後半男の「俺一人破滅したところで誰も気付かない!」この男の悲哀に満ちた叫びに、業績や成果第一のアメリカ流の会社のあり方への強いメッセージを感じました。  しかしテーマやストーリーの割には作品全体としてはそれ程重さは無い。家族や身内の描写がよく、最後は少し年収は下がったけどそれでもいい仕事を得てハッピーエンドとなりますが、人と人のつながりを感じるいい再就職のラストでした。  それにしてもトミーリーさん、BOSS片手に「この惑星の住人は・・・」と、いつ言い出してもおかしくないお姿が一杯ありましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2011-09-28 00:03:44)
350.  太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- 《ネタバレ》 
公開時、ちょっと気になっていた映画でしたが、ようやく二番館にて鑑賞。玉砕の島サイパンを日本とアメリカ、軍隊と民間人、様々な視点から描いた戦場の人間ドラマです。  山中に逃れていた民間人に多大な犠牲がでた事を機に、大場大尉に「一人でも多くの敵を倒す」ことから「一人でも多くの命を助ける」という新たな使命感のようなものが生まれるくだりが印象深い。ならば直ちに投降すればその後の犠牲は防げた。しかし当時の日本人にとってそれはそんな簡単な問題ではない。それは投降せよという上官の命令を欲した大場の苦しい胸中からも分かります。  生きて捕虜にならず死ぬまで徹底抗戦という日本軍人としての使命感と、一人でも多くの命を救いたいという、相反する思いの間で苦悩する大場大尉と、民間人の思いと米軍の思いが均等に描かれるので大場大尉の物語としては時間不足の感はあるし、生き残った兵隊と民間人のジャングルの潜伏生活はもっと悲惨なものではなかったかという思いもあります。  本作の大場大尉からは軍人としての凄みは感じないし、当時の日本軍にあった特攻や玉砕や自決といった人命軽視の行動に走る事も無い。もっと戦闘シーンを増やせばもっと凄みがある軍人大場大尉になったのかも知れません。それよりも立場や価値観が異なる大場大尉、民間人、米軍それぞれの一人でも多くの命を救いたいという行動が描かれる。度々登場した、大場大尉、民間人、米軍のそれぞれが関わって命を救われた赤ちゃんの姿からは命の重みが確かに伝わってきます。
[映画館(邦画)] 6点(2011-07-29 19:22:01)
351.  パーマネント野ばら
原作未読、原作の知識無しでの鑑賞でしたが楽しめました。菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、3人ともそれぞれの良さが出ていていいキャスティグでした。パーマ屋のちょっとお下品、でも愛すべき人間臭さがあるおばちゃん達も良かったです。爆笑を誘う映画ではないですが、可笑しい。ドラマの中の可笑しさの匙加減も良く、日本のどこにでもありそうな海辺の田舎町の人間模様と日々の中にある泣き笑いを、程よいユーモアを交えながら地味に上手く描かれている作品です。 
[DVD(邦画)] 6点(2011-07-23 01:01:26)
352.  恋とニュースのつくり方 《ネタバレ》 
邦題にある恋の方は描く時間があまり取れないからとりあえずハッピーエンドという感じでしたが、ニュースの作り方の方は脇を固める助演陣がしっかりとしていてとても楽しかったです。  「プラダを着た悪魔」なんかを思い出す設定ですが、職場に一筋縄ではいかない上司や年長者がいて苦労もあるけれど、めげずに明るく頑張る女の子が恋に仕事に頑張る陽気な奮闘記。  その一筋縄ではいかない気難しい年長者がハリソン・フォードとダイアン・キートンの2人が演じる朝の情報番組のキャスター。この2人の人物設定がいいし演じる2人も巧い。気分屋で嫌味な部分もありますが、それだけに終わらないものをそれぞれに見せてくれます。とても楽しそうに演じていたダイアンと仏頂面のハリソン、2人の微妙にして絶妙の間の掛け合いがとても楽しかったです。
[映画館(字幕)] 6点(2011-03-04 22:36:55)(良:1票)
353.  しあわせの雨傘 《ネタバレ》 
昨年暮れからカトリーヌ・ドヌーヴ主演作の公開が続き、さらに本作はジェラール・ドパルデューとの共演!というのも嬉しい限りです。  専業主婦だった社長夫人の女性が社会進出を果たしていくというストーリーですが、途中は人間関係がドロドロしながらもトントン拍子で工場の経営が軌道に乗り、トントン拍子で政界進出を果たす。 人間関係は色々ありますが工場経営や政界進出の過程があまりにもサクサクと進みラストまでトントン拍子過ぎ!な作品でもありました。  「8人の女たち」に続きオゾン監督とドヌーヴが組んだ作品であり、ドヌーヴに傘に所々で見せる色の配置の中には「シェルブールの雨傘」を連想させてくれます。この2作のようにミュージカルではないもののドヌーヴとドパルデューがダンスするシーンが良かったし、音楽の使い方もとても巧い作品でした。  しかし本作で一番気になったのは久々に見たドパルデュー。ちょっとはダイエットしなきゃダメですよ!ドパルデューさん!お腹やお顔と一緒に自慢の?お鼻まで大きくなってないですか!?
[映画館(字幕)] 6点(2011-01-25 21:43:13)
354.  デッド・ドント・ダイ 《ネタバレ》 
新旧のジャームッシュ映画の常連たちが顔を揃えた、このジャームッシュ的豪華キャスト! なんですが、しばらくは見ずにいた作品です。 ジャームッシュの映画にはストーリーがあって無いようなものもあるけど、 登場人物の何気ないやり取りを、ゆるい空気とちょっとした間の使い方ででコメディにしてしまうのが巧い人なんですが、 本作はいつものジャームッシュの作品の空気が好きな人にとっても、 ゾンビ映画ファンの人にとってもどっちつかずに終わってしまった感じですね。 とはいえ、「まずい結末になる。と君は予言のように言い続けた。何故なんだ?」 「台本を全部読んだ。ジムが見せてくれた。」 「俺には出演シーンだけだったぞ。あいつにはずいぶん協力してきたのに。恩知らずめ!」には笑った。 しかしながら最後の意味不明のUFO登場に至っては、ちょっとなんでもアリが過ぎませんか?でしたけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-02-10 17:39:29)
355.  ミラクル・ニール! 《ネタバレ》 
地球の運命は、ペッグ演じる1人のダメ男ニールに委ねられた!という設定と、 ニールが自分に与えられた能力に気づき始めた序盤は面白くなりそうだったのですが、思ったほど笑えず。 宇宙を支配する評議委員会(声はモンティ・パイソンというのは鑑賞後に知りました)は面白かったのですが、 地上のドタバタコメディが、この宇宙での事情とはほぼ関係なく進行していく・・・。 この男では駄目だ・・・。いよいよ地球も終わりかと思いきや、 犬(声はロビン・ウィリアムズ!)があっけなくその危機を救ってしまう、徹底した作品の軽さは良かった。  ロビン・ウィリアムズが好きだった方は是非エンドロールまでご覧ください。 本作が彼の遺作になるそうです。本編では犬の声だけでそのお姿を見ることは出来ませんが、 エンドロールでロビンのアフレコの様子を見ることができます。 僕たちが見ることができる彼の生前の最後の姿ということになるのでしょうか。 ファンに向けられた本作の粋なはからいに感謝です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-28 17:16:16)
356.  サンダーロード 《ネタバレ》 
ブルース・スプリングスティーンの名曲”THUNDER ROAD”をタイトルにした作品。 主人公の警官の男ジムが母の葬儀で、母が好きだった曲を、とこの曲を流そうとするが、ラジカセが壊れて流せない。 そこで流れない曲の替わりに踊りだしてしまい、葬儀の場が凍り付いてしまう・・・。という冒頭。 踊りだす前にもそろそろいい加減にしておけよ、といいたくなるほど長く要領を得ないスピーチが続く。 90分の作品で、ここまでで既に15分ほど経過していたと思う。 しかし、ブルースの”THUNDER ROAD”を見る者に刷り込み主人公の男がどういうタイプの人間か知るには十分な冒頭。 後になって振り返れば、この冒頭が効いている。  人生のうまくいかない一時期。長いこと生きているとこういう時期が必ず訪れる。 こういうおじさんを主人公とする場合、不器用で要領も悪いけど、分かりやすい善人の方が共感は得やすい。 しかし本作の男はその後もやることなすこと発言すること全てがうまくいかず、 常に周りにいる人間をイライラさせてしまう。そんな様子に本作を見る者までもがイライラしてくる。 最終盤の展開は唐突すぎて、もうちょっと他のストーリーは無かったものかと思うけど、 そして最愛の娘に対し、「荷造りして今夜ここを出て行こう・・・これじゃ歌詞のまんまじゃないか・・・。」と言う。 ここまできてふと気づいた。ブルースの”THUNDER ROAD”を作品タイトルにして見る者に刷り込みながらも、 挿入曲や主題歌としてここまで一度も流れていないし、結局最後まで流れなかった。 こういう使い方もあるんですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-08-28 17:07:31)
357.  バレット(2012) 《ネタバレ》 
サクサクと話が進みいつも通り安定の90分程度の上映時間。 バディもの、アクション。お馴染みのウォルター・ヒルの映画です。 10年ほど前の作品でスタローンはこの時、60代も後半に入りつつある頃ですが、 年齢を感じさせない筋骨隆々ぶりと強さでまだまだ元気なところを見せてくれます。 相手がクリスチャン・スレーターだろうが登場してきてすぐだろうが関係無いぜ! とばかりにとりあえず数えきれないくらい敵を撃ち殺しまくりますが、 お互い斧を持ってのラスボスとの最後のタイマンがいい。 やっぱり強いスタローンがいる映画はそれだけで一定の満足感はありますね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-05-31 14:08:30)
358.  武士の家計簿
実在した武士のドラマとしては、後の世にその名を残す侍が主要登場人物にいない、 下級藩士とその家族を主人公とした時代劇。 それゆえ、幕末という激動の時代を舞台としながらも淡々と時が過ぎていく。 特に終盤は2時間越えの作品にしてはかなり足早に時が過ぎていきますが、 それでも中盤までは当時の名もなき下級藩士の生活が垣間見える、 1人の下級藩士とその家族のホームドラマとしてみれば味わいのある作品となっています。 特に猪山家を支えた女性を松坂慶子と仲間由紀恵がいい。 ドラマの中の猪山家だけでなく、本作もまたこの2人の好演に支えられた作品であったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-05-16 17:20:26)
359.  野獣処刑人 ザ・ブロンソン
ロバート・ブロンジー主演のバイオレンス・アクションです。 と言っても、それ誰ですか?と言うことになりますが。 わざわざその名を冠した邦題の通り、平たく言えばチャールズ・ブロンソンのそっくりさんです。 ちょっとボサッとした長髪に口ひげの風貌、 両手をコートのポケットに突っ込んで、町に蔓延る悪どもを物色しながら街をさまよい、 警察や法に代わりワルどもを次々と処刑していく。 もうこれは「狼よさらば」のブロンソンそのまんまの姿ですね。 本家ブロンソン大好き人間の僕としては、 ブロンジーさんで何かブロンソンの作品のリメイクでもしてもらってもいいくらいです。 よくこんな人を見つけてきたものです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-10-10 13:47:14)
360.  海底47m 古代マヤの死の迷宮 《ネタバレ》 
サメ映画としてはソコソコ楽しめる作品です。 前作と同じくサメに襲われるのが女の子で(今回は女子高生です)、 サメの恐怖プラス酸素の残量が減っていく恐怖という設定も前作と同じ。 今回は海底に沈んだ古代遺跡の迷宮の中で簡単には脱出できないという新たな要素が加わっています。 冒頭の学校でのいじめ描写から、いじめっ子がサメに食われる要員かと思っていたら、いじめは全然関係なしでした。 この2人は無事脱出するんだろうなという分かりやすい展開ではあるのですが、 作品の大半の時間を占める古代遺跡よりも面白い最後の一波乱がなかなかよく出来ていたと思います。 スタローンの娘とジェイミー・フォックスの娘の共演ということでも話題になった作品ですが、 いい映画に出られるよう、2人ともこれから頑張って!
[DVD(字幕)] 5点(2021-07-25 17:12:05)(良:1票)
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