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彦馬さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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361.  いかレスラー
その日は確かに『少女へジャル』を見ようと劇場に向かったはずであった。が、窓口でチケットを買う時、隣りのスクリーンからのイカくさい臭いが私の嗅覚を刺激し、脳が「いかレスラー」と発声するよう命じてしまった。トルコ人とクルド人の対立に静々と涙するはずが、イカとタコの対決にバカバカしくて涙することになってしまったのだ。しかしこれは真面目にパカをやってくれている。それがすがすがしい。オレンジに染まる夕景、超ロングショットで捉えたいかレスラーのシルエットには感動したぞ。石田香奈とかいう女優のお遊戯演技が、またこの作品のチープさにマッチしている。煩悩を克服するためにお寺で行に励むレスラーと神社で願をかける恋人のクロスカットも日本の宗教事情を現していておもしろいじゃないですか。ラストにはどんでん返しまで用意。監修・実相寺昭雄、これは河崎実監督が描く真剣なおパカスポ根ムービーであります。この点数が精一杯ですが、けっして見て損はない、とおスミをつけておきましょう。
6点(2004-08-23 00:02:51)(笑:4票) (良:1票)
362.  貴婦人たちお幸せに(1943) 《ネタバレ》 
19世紀のパリにあらわれた巨大な資本=百貨店と周りの小売店との軋轢を描いた作品です。現題「ボヌール・デ・ダム」とは“ご婦人の幸せ”という意味で、この言葉をキャッチフレーズに百貨店は隆盛を誇りますが、おいおいちょっと待て、わしらの生活はどうなんねん、とミシェル・シモン演じる小売店のボーデュが起ち上がります。そんなもん構ってられませんぜ、とアルベール・プレジャン演じる百貨店経営者ムーレ。ところがボーデュの姪ドニーズが百貨店に雇われ、ムーレにほれられちゃってさあ大変。おっと、あらすじを書いている場合ではないですな。私はカイヤットの作品を見るのはこれが初めてですが、ラストの風刺は強烈ですね~。ドニーズの人生観、労働感にほだされ、従業員あっての百貨店であることを従業員の前で高々と謳うムーレ。人間賛歌のセンチメンタルなラストかと思いきや、そのシーンに挿し込まれるのが、ボーデュが荷車にひかれ息たえるシーン。そんなことを知らない百貨店では、壮大な舞踏会が開かれ、華やかな音楽とともにFIN。ムーレの栄華、ボーデュの死が象徴する、巨大資本の光と影。うーん最後になって「貴婦人たちお幸せに」というタイトルが効いてきたのでした。
6点(2004-08-06 23:04:05)
363.  翼よ!あれが巴里の灯だ
ワイルダー、ハリウッド監督12作目。唯一、ワーナーの作品です。これは原作であるリンドバーグの自伝を忠実に再現するという契約のもとに製作された作品で、さすがのワイルダーも映画的に脚色することができず、無念の一本だったようですね。私はこの映画を見ながら唐突に「風船おじさん」を思い出してしまいました。あのおじさんがもしアメリカへ到着していたら「風船よ!あれがロスの灯だ」とものすごい英雄扱いだったろうなー。しかし成功したリンドバーグよりも、失敗した風船おじさんにロマンを感じるのは、やはりどこか隙のある方が人間臭くていいなー、といったところかな。
6点(2004-07-10 09:46:03)(良:1票)
364.  永遠の1/2
ラストの「傘」、これに尽きる。
6点(2004-07-02 22:49:17)
365.  アンジェラの灰
青く煙る石畳、雨上がりの石畳、人が行き交う石畳・・・とにかく石畳は絵になりますね。照明や美術はかなり丁寧に練り上げられている印象です。物語は、貧困に生きる家族の絆、葛藤を主人公が回想するという形で静かに深く描かれていきます。しかし・・・長い。しかもやたらにカットが切り替わるので、なかなか落ち着きを与えてくれず、見終わって非常に疲れてしまいました。実話、しかも貧しさの中をけなげに希望を失わず、という話であるなら、もう少し長回しのシーンを利用するなどリアリズムが欲しいなー。そうすれば短くても余韻の残る作品に仕上げることができたと思うのですが・・・。そして、フランキーにパーカー自身を投影させたラストの「自由の女神」は、アメリカンドリームに対するパーカーの憧憬そのものですね。「アンジェラの灰」のタイトルの意味についてはアスミック・エースの公式ページに言及がなされております。
6点(2004-06-24 01:01:23)
366.  淑女超特急
これはルビッチ風のソフィスティケイティッドというよりも、なにかドタバタという趣であります。しゃっくりや二流保険詐欺師の芝居のシーン、夫を見て失神するマダム、隣室に女性がいると見せかけるダベンポートとどれもコント風。超特急という割には、前半はマダムが結婚生活の倦怠感からメレディスに惹かれていく様が描かれるのですが、どうもテンポがあまりよくありません。メレディスも、マダムを惹きつけるほどの魅力がそれほど感じられず、ピアノ音もどこか浮いた音となって響いてきます。マダムの「スイート、スイート」という台詞は、作品のことを言っているようにも聞こえ、少し甘いかなー、といったところの作品でありました。
6点(2004-06-20 21:28:21)
367.  下妻物語
深田恭子と土屋アンナの脇を固める役者陣、名前を聞くだけでお腹いっぱいになりそう。篠原涼子、宮迫博之、樹木希林、阿部サダヲ、岡田義徳、小池栄子・・・。濃いキャラとオーバーアクトは期待通りといえばそうでした。そこに映像人、中島哲也監督が、アニメも入れたグラフィカルな映像処理で、最初から最後まで突っ走ってくれます。下妻の田園風景にロココ、レディースをチャンプルーさせた滋養たっぷり、こってりのコラーゲン映画。私は・・・もう少しあっさりした料理が好みです。東京物語のように地名+物語ならしみじみとした情感が味わえるのではないかと見に行かれる方は、メニューの変更をお願いいたします。
6点(2004-06-15 18:00:59)
368.  アダプテーション
うー、書けない!いいレビューを書く才能なんて私にはないんだ!アイデアが素晴らしいとか声高々なレビューは書きたくないんだ!よし、こうなったらレビュー講座へ行ってみよう。なになに「普通にレビューしても読む者は退屈するだけ、誇張してドラマチックに語りなさい」だって。そうか!よーし、元気が出てきた。書くぞ!「皮肉ることがこれほど痛快に迫ってくるのはまさに奇跡である。もし天才がこの世に存在するのならこの作者にこそふさわしい。こんな才能にめぐりあえた幸せにただひたすら感謝し、生きる喜びを謳歌しよう。私が100年後生まれ変わって、歴史上の人物で誰と食事をしたいかと聞かれたら、チャーリー・カウフマンと答えようではないか」
6点(2004-05-04 07:27:40)
369.  真珠の耳飾りの少女
17世紀オランダ、美術や衣装、光と影、実に絵画的でお美しいんです。雑誌のレビューでも映像美の評価が高いですねー。しかし、私はカメラワークがどうしても気に入りません。手元のアップや人物のバストアップが多いし、ワンカットの中でのフォーカス移動やらなんやらかんやらやたらカメラが動きます。この作品の静謐感、官能性を感じるためにもっと引きのショット、落ち着いた映像が見たかったです。しかし、嫁よりも姑よりも、あの子供、こわー。
6点(2004-04-25 19:25:43)
370.  ロックンロールミシン
ラスト、ミシンのビートを刻む凌一、まっすぐに伸びるミシン目。そこに、これからも変わらねーぞ、という凌一の意志を見ました。その凌一の周りに集まる面々は、何か足りない日常や何か落ち着かない心をストロボラッシュで埋めようとします。しかし、“頑張った人にはご褒美を”的にそれらが埋められるわけではなく、そこに待つのは、自身の分身とも言える「服」を切り刻む行為。そうすることでようやく彼らはリセットされ、元の日常に戻ったかのようです。同じ物、同じ事が前とは少し違って見える日常へ。ストロボのようにまぶしく映る日常へ。
6点(2004-04-23 09:47:12)
371.  茶碗の中の嵐
なんだこの滑稽な原題直訳タイトルは、と思いながら見ていたら、わ、笑えます、これ。甘美な大人のラブストーリーなんてのを期待していたらえらい目にあいますよ。市長邸におしかける犬の大群は、101匹わんちゃんもびっくりあんぐり。これだけの犬の撮影、本当にお疲れ様です。撮影の裏話なんか是非聞きたいワン(やってもたー)。見終わって、タイトルが『ストーム・イン・ア・ティーカップ』では駄目、これはあくまでも『茶碗の中の嵐』がいいと分からせてくれました。原題には“から騒ぎ”という意味があるので、とくとそのから騒ぎぶりをご覧あれ。これ見ろワンワン!
6点(2004-04-20 19:09:28)
372.  100発100中
ルパン三世の源流ここにあり。特に峰不二子の根を浜美枝に見るのはたやすい。作品全体のチープ感、浜美枝のキュート感を楽しむべし。ルパンという大河を生み出したという意味では一級河川と認定していいかもしれない。
6点(2004-04-11 16:26:03)
373.  舞姫(1951)
岡田茉莉子のデビュー作。初々しい。同時代に見ていたら間違いなく彼女に熱を上げていただろうなー。成瀬演出もいろいろ効いているんでしょうが、なんだか岡田茉莉子にばかり目を奪われてしまって。さて、作品ですが、仮面夫婦(いまでも使うのかな)とその子どもたちの話。やわらかに妻娘軍vs夫息子軍との対決。私が夫婦のすれ違いを最も感じたシーンは、夫がニジンスキー(ロシアの伝説的バレエダンサー)の話をするくだり。夫が妻に熱く語っていたのに偶然に中断されてしまう。このシーンはバレエに無関心(=妻に無関心)を装いながら、やたらニジンスキーに詳しい夫の妻への底意を見るようであった。ラスト、静かに白鳥の湖を聞く夫。オデッサの愛を取り戻したのは、ジークフリートではなくこの夫だったのだ。
6点(2004-04-02 00:23:12)
374.  遠い空の向こうに
「内なる声」に誠実に生きることは本当に難しい。環境や運命など外なるものとの交わりにわれわれは生きるし、才能や能力などの資質にも影響を受ける。そのバランスに人は苦しみ、もがき、また夢を見る。そのバランスを葛藤として受け入れ、現実的な選択をすることをも教えるのが教師であると思う。理想的な未来を見せることだけが教師ではないはずである。この作品では、炭鉱を忌むべき世界と決めつけてしまうことに「ちょっと待てよ」と言いたくなるのである。自伝の映画化だが、どうすれば感動物に仕上げることができるのかという脚本上のレシピ、テクニックが鼻を突き、主人公の奥行きが狭まってしまったのではないかと残念に感じてしまった。
6点(2004-03-30 18:28:28)(良:2票)
375.  十二夜(1996)
信頼していた男性が女性だった、恋した男性が女性だった。兄妹が再会して、めでたく2組のカップルができました。うーん、なんか少し無理があるぞ。オリヴィアはあのての人だったら誰でもいいのー。オーシーノはそんなに簡単に恋愛に切替できるのー。セバスチャンは見ず知らずの人となんで愛を交わすんだー。と、そんなことを言いたくなりましたが、まー、そんなことは気にせず、素直にシェイクスピア劇の映画化として楽しめました。
6点(2004-03-25 16:01:30)
376.  チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
このミュージック、このホラー、このラブストーリィ、このゴースト。まさしくこの世界観は、ジャパニーズでもアメリカンでもなく、ましてやジャマイカンではなくてチャイニーズだ!香港映画碑的作品。
6点(2004-03-23 21:19:59)
377.  桃中軒雲右衛門
実在の浪曲家、桃中軒雲右衛門。全人格を「芸」に拠っていた雲右衛門が、その依存度の揺らぎを妻に悟られ、もはや感性ではなく意識として人格維持がなされていることをより意識するようになる。そして、真に芸に生きる妻との関係の維持をも意識するようになる。その維持装置として千鳥を妾とし、木魚を蒐集し、妻を見舞わず、「芸のために」もより言語化されていく。世間や息子にはそれが奇行、無情ににしか見えない。しかしそうとしか生きることが許されない、しかもその行為が雲右衛門の意識下にあることに彼の悲哀を知る。最後、妻の亡き骸に哀悼を捧げる浪曲がなんとも切なく、雲右衛門とお妻の他生の縁を想像しました。
6点(2004-03-23 18:57:00)
378.  テス 《ネタバレ》 
時代、家柄、血筋に翻弄されながら、自らの運命に身をまかせるテス。その加速の始まりが、名門の家柄だと知った時からだというのがなんとも皮肉。あの牧師の一言から彼女の人生はズレていく。その後は、ズレ、ズレ、ズレ・・・。そしてついに最後には、そのズレを強引に元に戻すかのように天井が赤でにじむ。捕らえられた後に昇る太陽がズレを象徴しているかのようであった。牧師の一言がなかったら彼女の人生は幸せだったのか、その一言があって彼女は不幸せだったのか。それはきっと誰にもわからない、と思う。
6点(2004-03-21 01:15:09)
379.  TRICK トリック 劇場版
トリックファン、鬼束ファンなもので、7点をつけようかと思ったのですが、映画化するようなネタなのかと問われれば、「くるくる」と言ってしまいそうで6点に。
6点(2004-03-14 00:02:38)
380.  竜馬の妻とその夫と愛人
東京ヴォードヴィルショーの芝居で見た、あめくみちこのおりょうがとにかく妖艶で、その残像が邪魔してか、悪くはないんだけど、んー。芝居と比して、だから映画化したのか、というのがいまいち伝わってきませんでした。三谷作品の映画化にこの作品を選択した市川準監督のセンスがやや・・・。
6点(2004-03-13 16:41:59)
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