361. ロスト・ハイウェイ
あいかわらず悪夢を作るのが巧い監督だ。インパクトのある映像だけど、決して高価なセットや凝ったSFXや最新のCGが使われているわけじゃない。小屋を燃やして逆回ししたり、単純に光源を落としただけだったり、モノクロのハンディカメラを使っただけだったり、実にチープ。俺にはセンスがあるから、金をかけなくても面白いものが撮れるぞ、といわんばかりで…。まぁ、それはいつものことだけど、この作品は音楽もまた良かった。ただ、ここまでストーリーがぼやけてしまうとはっきり言って疲れた。わけが分からないで片付けられても仕方ない部分もあると思う。 5点(2004-04-27 18:00:19)(良:1票) |
362. ロスト・チルドレン
《ネタバレ》 はっきりいってストーリーは分かりにくい。あまりにも強烈なキャラクターが多いのでストーリーに集中できないというのが正解かもしれない。(特にあの二人組のおばちゃんが料理するシーンなんか画面に釘づけで字幕全然読んでなかった。)また映像もユーモアがあって、かなりの美術的センスを感じた。そんなこんなで、お話よりも目で楽しむ映画ではないかと思ったわけで…。特にあの女の子は美しすぎる。 8点(2004-04-27 17:52:49) |
363. ロープ
《ネタバレ》 この映画は舞台と同じく全篇ノーカットで撮ったという、ヒッチコックのパイオニア精神あふれる作品として有名。これはかなり面白い。スピーディな構成やユニークな会話も素晴らしいけど、なによりラストの演出。密室でずっと空気が圧迫されていたので、最後に窓をひとつ開けたときに聞こえる外の音や外の空気がすごく心地良くて、ほっとした。緊張の糸が切れてすべてを諦めた犯人の心境をずばり表現していると思う。 7点(2004-04-27 17:44:19) |
364. ロード・トゥ・パーディション
全くもって普通。本当に普通。当たり障りがないというか…。設定もよくあるパターン、ストーリーもよくあるパターン、展開もよくあるパターン、音楽もよく使われるパターン。だからといって特にパクリというわけでもなく、すごく面白いわけでもなく、全然面白くないわけでもなく、ある意味、普通を極めた、すごい映画。 4点(2004-04-27 17:38:47) |
365. レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
ボケっぱなしで誰も突っ込まないので疲れるが、アキカウリスマキの映画としては、ギャグがストレートでノリも良くてなかなか楽しめた。レニングラード・カウボーイズは結構演奏巧いと思う。サイレント映画のような独特の味わいがあった。 6点(2004-04-27 17:34:14) |
366. レナードの朝
真実は小説より奇なり…という言葉がぴったり。これをどう受け止めるかは人によって違うだろうけど、作り話とは比べ物にならない重みがある。逆に、これが実話で原作者がモデルなんだってことを知らずに観ると、全然感じ方が異なってくるだろう。 5点(2004-04-27 17:30:50) |
367. レザボア・ドッグス
ゴレンジャーみたいな名前がどう見てもかっこ悪い。逆にこの超絶なかっこ悪さがかっこいいような気がする。ストーリーはシンプルながら、会話はすごい。会話だけでギャング達の趣味や性格や人間関係がわかってしまうのは巧い。やはり悪ノリ。 5点(2004-04-27 17:25:59) |
368. レオン(1994)
アクションは面白いけど、ストーリーはちょっと・・・。後、ジャンレノの演技は演技くさい。映画より演劇に向いてるんじゃないだろうか。 4点(2004-04-27 17:20:48) |
369. レインマン
この兄弟はあまり兄弟っぽく見えない。それからレイモンドは自閉症なのに天才ってどうなんだろう。その不思議なキャラクターのおかげで物語りが明るくなっている事は確かに素晴らしいけど、かなり違和感ある。爪楊枝を数えるシーンなんて、天才を超えていると思うんだけど…。まぁでもほのぼのとした温かさに満ちたいい映画だ。 6点(2004-04-27 15:36:32) |
370. レイジング・ブル
ドキュメンタリー…なんだろう。原作本人だし、ドラマというのは不適切かも。でもその生涯はかなりドラマチックに荒れている。ただ静かに生きていたい自分としては全くもって共感できず。不器用にもほどがある。刑務所で自分を責める姿が痛々しすぎる。 5点(2004-04-27 15:30:24) |
371. リング(1998)
幽霊系苦手なのねー。って言っても嫌いなんじゃなくて、ゾンビやら怪物やらよりなにより一番恐れてるのねー。子供みたいだけど…。だからなのかもしれないけどこれは異常に怖かった。ずっと動悸が…。いい作品だと思うけどなぁ。 7点(2004-04-27 15:21:58) |
372. リトル・ダンサー
バレエのことは全く知らないのでその部分での楽しみはあまり無かった。ドラマ部分も理解不能なところが多かった。父親とかお兄さんとかの心の推移がわからず。おばあさんも謎。常に疑問符が頭の中にあって、のめり込むことができなかった。まぁ子供たちのませた会話は笑った。 4点(2004-04-27 15:16:37) |
373. リービング・ラスベガス
孤独。サインカーブの谷で終わるような人生。どん底から這い上がろうとせず、すべてを受け入れたこの主人公は想像をぜっする孤独感を味わったことだろう。仏教では煩悩を捨てれば苦しみから脱する事ができるらしいけど、それがどれだけ寂しい事かこの映画を観ていると感じる。まるで一人で呑んでいるような感覚にさせられた。 6点(2004-04-27 15:12:20) |
374. リアリティ・バイツ
イーサンホークは口を開け過ぎ。色男が口を開けると母性本能をくすぐるという話を聞いた事があるけど、それを狙っているんだろうか。ウィノナライダーはなぜかこういう馬鹿役がよく似合う。いつもあんまり魅力を感じない。この二人が主人公のラブコメは痛い。コメディというだけなら結構いいけど、ラブの部分が理解不能。 3点(2004-04-27 15:08:09) |
375. バットマン(1989)
どうもジャックニコルソンは苦手だ…。今の時代に見ると物足りなさを感じずにはいられない。でも多くのファンを惹きつける何かがあるはず。それが分かるのは10年後か、10年前か…。 5点(2004-04-20 18:29:10) |
376. バーディ
あっけらかんとした面白さ。これも青春…。しかしどうしてもニコラスケイジの頭に目が吸い寄せられる。 5点(2004-04-20 18:26:35) |
377. ラン・ローラ・ラン
ローラ役のフランカ・ポテンテ、ぶさいくー。まぁ猛々しさがあってこの映画にあっているといえば合ってるけど…。しかしこれはパラレルワールドであって欲しい。人生やり直せたら面白くないと思う。こういうユーモア好き。 6点(2004-04-17 17:59:27) |
378. らせん
リングを見ずにこっちを観たけどそこそこ楽しめた。まぁ何のこっちゃあんまり分からなかったけど、SFと考えればいいのかな。 5点(2004-04-17 17:56:10) |
379. ラスト・オブ・モヒカン
情景描写がすばらしい。美しく壮大な自然におのずと心が大きくなる。そんななかで人間同士が土地の所有権なんかで争いをしてる様子が本当に醜い。皆残酷で野蛮。でも、この血生臭さの中にこそ、生命の力を感じることができる気がする。闘争本能剥き出しのインディアンたちの野獣のような力強さ、これをしっかり表現されている点を評価したい。 6点(2004-04-17 17:46:48) |
380. ラウンド・ミッドナイト
ジャズのことはよく知らないけど、好きなので見応えあった。終始静かでムーディな雰囲気に包まれていて、観ていて心落ち着く映画だった。デクスター・ゴードンのハスキーなその声には、演技ではない本物の深みがあると思う。しかし、ちょっと眠たい…。 5点(2004-04-17 17:24:59) |