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六本木ソルジャーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 823
性別 男性

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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361.  アレキサンダー 《ネタバレ》 
前人未踏の大遠征を行った英雄アレキサンダーの偉業を期待して観に来た人なら「なんだこれ?」という映画かもしれない。 しかし、個人的には非常に満足できる映画だった。 自分の解釈が間違っているかもしれないが、映画の中のアレキサンダーは英雄でも王でもない、一人の弱い人間でしかなかった。 父の影に怯え続け、母に反発し、母から逃げるように東に向かって遠征していく。 自分の馬に影に怯えるなと言っていたが、影に怯えていたのは当のアレキサンダー自身であった。 そして東に向かったのは「自由の国を創るための夢」のためなんかじゃなくて、母から逃れたいだけだったのではないかという気がする。 それを「夢」と取り違えていったアレキサンダーと周囲の人々との確執と、アレキサンダーの孤独と悲劇が痛々しい。 終わることのない「夢」に人々が付いていけなくなった周囲の確執を表したプトレマイオス(ホプキンス)のラスト間際のセリフも実に見事だった。 異国の女を妻にしたのもひとえに母への反発だったような気がする。 自分が死ぬと分かってもワインを飲んだのも、ワインに浮かんだ母の姿を思いだし、母がいる故郷に戻りたくなかったからではないか。 もっともヘファイスティオンが死んでしまったため彼との約束もあったからだろうが。 自分の故郷があるにもかかわらず、自分の故郷となるべく地を求めさまよい遠征したのも母の影響のような気がしてならない。 それほどまでアレキサンダーが抱いた母への憎しみや愛情、複雑な想いを感じさせたアンジェリーナジョリーはなかなかの演技だったような気がする。 当然のように去年のラジー賞の最低主演女優賞に「テイキングライヴス(未見)」とともにノミネートされてしまったが、個人的には息子を王にしたいと願うかなり屈折したキャクラターを見事に演じきったと感じた。 特に夫が殺される瞬間を見つめる眼差しと、その夜にアレキサンダーと口論した夜は見応えがあった。ちらりと映るジョリーの内面を写したところもドキッとする。 中盤の戦闘シーンもかなり見応え充分。敵の大将もなかなかカッコ良かった。 それ以降の戦闘シーンが少ないのはちょっと残念ではあったが。 オリバーストーンはかなり好き嫌いが分かれる監督であるし、一般的な観客には受けいれられないと思うが、彼の狂気と映像センスの良さは個人的にはやっぱり才能を感じずにはいられなかった。
8点(2005-02-05 23:10:50)(良:1票)
362.  ネバーランド 《ネタバレ》 
この映画を観た人は皆ネバーランドに連れていってもらったんじゃないかな。 そう思えるほど素晴らしくかつ観終わった後充実した気分にさせてくれる映画を見させてもらった。 「想像力」と「信じる力」があれば誰でもネバーランドに行ける。 人生を楽しむことの素晴らしさや自分が失いかけていた純粋さのようなものを取り戻せたような気もした。 しかし単純にそれだけを描いたわけではない。 信じる力だけでは越えられない現実もちゃんと描かれていた。 どんなに祈っても病気という現実は変えられないし、どんなに願っても妻とのどんどん離れていく距離は縮まることはなかった。 結婚した当初は、お互い二人で夢見た世界は同じだったはずなのに、すれ違いによって一緒の世界が見れなくなっていく二人の関係は切なくて悲しい。 また、なんといってもデップの演技は光っていた。 子ども達との現実世界でのやり取りや、子ども達と遊ぶイマジネーションの中での世界は微笑ましい。 特にピーターを見つめる眼が優しかった。 ピーターと自分を同一視しているのだろうか、ピーター脚本による演劇の舞台をピーターが一人でボロボロにする姿をじっと椅子に座り見つめる姿にはバリがあの時何を思っていたのだろうかと色々と考えざるを得なかった。 そして、父の死で心を閉ざし、再び母の死で完全に心を閉ざしかねなかったピーターの「母さんが見えるよ…」と発したラストのセリフを導き出した彼の演技もまた素晴らしかった。 この映画に文句をつけるのなら、まずはダスティンホフマンの存在。 チョイ役に出演するなとは言わないが、ある程度重要なキャラクターなのではと思っていたのに 全く出番がない。今回彼が出演する意味はなかったのではないか。 少なくともバリに何らかの影響(子ども達を招待するという着想は与えていたが)を与えるキャラクターであって欲しかった。 そして中盤の多少の弛みは感じられた。 バリと妻、シルヴィアとその母、バリとシルヴィアの母、バリと子ども達、シルヴィアと子ども達といくらでも盛り上げることが出来る関係があるにもかかわらず、中盤は少し脚本や演出が押さえすぎられている気が感じられた。
8点(2005-01-23 20:58:49)
363.  9デイズ 《ネタバレ》 
正直ヌルイ映画でした。 実際には金がかなり掛かってそうだけど、あまり金も情熱も掛けていないB級映画を観ている感じだった。 冒頭の双子の片割れが死ぬ場面から本気で銃撃戦をしているつもりなのかと思いつつ、ナイフで襲われるシーンは「これは恐らくロックを鍛えるためのテストなのだろう」と思ってたら、マジだったのには本当にビックリするほど緊迫感も何もなし。 森でのカーチェイスには多少の迫力はあるが、やはりホプキンスにアクションは無理があるだろう。乗りこんできた敵とのやり取りにはドキドキするような緊張感を感じられなかった。 そもそもこの映画においてホプキンスを出演させる必要性と映画の中の役どころがイマイチ掴めない。 ラストに結婚式に出席するというオチなら、中盤はもっと鬼教官やロック起用反対論者としてロックと対立していた方が良いだろうし、家族の愛など仕事の邪魔のように感じているような人間だったからロックとの出会いによって心境が変わるような演出も必要だろう。 さらに、駅員を数秒で殺しておいて、CIA職員は皆怪我だけで済ませるご都合主義はいくらなんでもやり過ぎだろう。 こんな中途半端な映画にするくらいなら、思いきってコメディ映画にした方が良かったと思う。 CIAや敵側は真面目にやっているのに、素人であるロック一人独自のハッタリで逆に難局を乗り切っていく方が面白いだろう。 それともCIAも双子の片割れだと知らない方がさらに面白いかもしれない。ホプキンスをかばい双子の片割れが死に、ホプキンスが責任の重さや仕事の重要性から強引に双子の片割れを独自にリクルートして鍛え上げていく方が良かっただろう。 偽者だとバレたら作戦は中止させられるとして、敵も味方もどちらも騙しているという設定ならストーリーにも緊迫感が生じる。 結局のところブラッカイマー作品らしいというか、ブラッカイマーの悪い部分が出てしまったという映画ですな。
4点(2005-01-22 23:48:43)
364.  チョコレート(2001)
何といっても凝った映像や独特のカメラの構図などが良いと思う。 決して奇をてらったわけではなく、技巧に酔っているわけでもない、余韻を感じさせるというか、心の内面を描くというか、何かを語っているような映像だと思う。 特にセリフがないシーンや、誰も映っていないシーンにも何かを感じずにはいられない。 こういった撮り方にした理由の一つとして、本作のテーマにも関係している気がする。 「孤独」「疲れ」「苦しみ」「悲しみ」を描いているから、何もないシーンでも何かを訴えくるのではないだろうか。 そしてそれらの感情から逃れる方法が、人と人との結びつきなのだろうと感じる。 ココロの隙間を埋める方法として、チョコレートを用いられていたが、それこそやはり代用品でしかなかっただろう。 デブの坊やにとっては父親のいない家庭の寂しさを埋めるものとして、ハンクにとっては家族がバラバラで黒人に対して偏見を持ち、恐らく職場での人間関係が上手くいっていないような寂しい心を埋めるものとしての逃避的な役割でしかない。 デブの坊やにとって必要なのは父親であり、母親の愛情だったし、ハンクにとっては本当は亡くした妻や息子だったのだろう。 息子を憎んでいたようにみえて、いなくなってから本当は非常に愛していたことに気付くとは遅すぎた。 しかし息子の死によって、彼の心は変わり、黒人であるレティシアを助ける気になった。 二人の偶然の出会いが二人の孤独な人生を助けるものになっていく。 やはり、人間に必要なのはチョコレートではない、人間なんだろうなと思わせる。 まあ、ラストではチョコレートがハンクと秘密を知ったレティシアを繋ぐ役割を果たしているようにも見えたが。 本作でレティシアを演じたハルベリーがアカデミー主演女優賞を獲得したが、息子を亡くした後、自分を女に戻してとハンクに頼むシーンはかなりのものだった。 その他にも、息子のことをデブだと笑いながらも悲しむ姿やハンクの秘密を知った後の呆然とした姿やラストシーンなどなかなか評価できる演技は多かったように思える。
8点(2005-01-16 02:07:08)
365.  フォーン・ブース
満点を与えようか迷うほどの素晴らしい傑作。 81分間という短い時間ながらぎっしりと中身が濃い、充実した映画。 そして一瞬も気を許せない緊張感。 さらに満足すべきなのは、素晴らしいアイデアと脚本と演出だ。 特にラスト付近のスチュが洗いざらいぶちまける姿は見事だ。 スチュの人生はキーファーとの電話で明らかになっていくが、二人のやり取りを見ているだけでスチュの人生、性格、生き方も見えてくる。 都合良く話を作り上げたり、言い訳やごまかしを多用し、すぐに人のせいにする。 このやり取りを聞いているだけで、スチュの生き方が分かる仕掛けも見事としか言いようがない。 決して悪党とは言えない小悪党を次から次へと裸にする様は素晴らしい。 最初見たときこれがもっと大悪党だったら面白いかと思ったがそれは大間違いだった。 というのもスチュとは映画の特別な存在ではなく、いわば我々自身の姿とも言えるからだ。 衣装や上辺だけを装い、ウソで塗り固めた偽りの人生を生きているのは彼だけではない。 他人に対して傲慢にあたり、利用できる人間だけを利用しようとするのも彼だけではない。 その彼に罪を償わせ、許しを求めさせたのは何故か。それは我々も罪人だからなのかもしれない。 コリンファレルはかなり良い演技をしていたんだが、自分はこの役をトムクルーズにやらせてみたいと思った。 彼がどんな人生を告白するか考えただけで面白そうだ。 大抵の映画なら主人公や警察の機知で犯人役が捕まるというオチが相場なのだが、この映画では犯人がどんなオトコで、何の目的(ほとんど分かるけど)でこんなことをしたのか明らかになっていないが、その点も自分がこの映画が好きなところだ。 なんでもかんでも映画内で明かにするのではなく、少しは観客に想像を掻き立てる映画というのもアリだろう。
9点(2005-01-04 01:46:16)(良:1票)
366.  エリン・ブロコビッチ
一人の母として、そして一人の社会人として特別な人間になりたいと願う主人公を中心に描いている。 母親としては子ども達をほったらかしにして最低と思う人がいるかもしれない。 しかし、クロムの被害を受け苦しんでいるのは本人とその子ども達であった。 子どもをすぐにプールから引き上げる母親、そして子どもを学校に行かせたいけど病気が重すぎて行かせる事ができないと悩む母親の姿に直面したことで一人の母親としてエリンの怒りを感じる。 自分の子どもだけでなく全ての子ども達が安心して暮らせることを願う母親としての感情が彼女を突き動かしたのではないか。 だから母親としても全然ダメだとは思わない。 そしてたとえ服装を注意されても、自分自身や自分の信念を貫く姿勢も熱い。 ジュリアの演技うんぬんよりもエリンの女の生き方に皆、引き込まれたようにも見えるが、なかなかはまっていたジュリアの演技も一応評価しましょう。 そしてなんと言ってもエッカートとの関係も良かった。 エッカートの子ども達への愛や、バイクへの想い、そしてエリンを支えたいと願う感情に揺れながら悩みながら支え続け。その感謝の気持ちを忘れないエリン。 赤ちゃんが最初に話したことをエリンに伝えた二人のやり取りはじんわりと来る。 さらにエリンを支えたのは、エッカートだけではなくマスリーの存在も大きい。 エリンの情熱に負けたマスリーだが彼は父親のように支え続けたと思う。 そしてエリンを一人の有能な社会人として認めたクルマやボーナスの件はやっぱり良いね。 その他にもアメリカの訴訟の勉強にもなり、なかなか興味が持てる部分も多い。
7点(2005-01-03 03:01:33)(良:1票)
367.  トラフィック(2000)
誰かが「この映画の演出は良いよ」と言えば確かに良いと思うかもしれないが、誰も何も言わないで全くの先入観ない状態で見れば、たぶん面白くない映画と感じるだろう。 しかし様々なストーリーをごちゃまぜにしつつも、観客にあまり混乱を与えずに一つにまとめあげた点は確かに評価は出来る。 この映画に何かが足りないと感じるのは「感情」じゃないかと思う。 恐らく大抵の人が麻薬に対して「怒り」を持っていると思われるが、この映画には「怒り」が静かすぎて伝わってこないのである。 その見つめる眼が静かで冷静すぎるのではないか、もう少し感情的になっても良かった気がする。 麻薬戦争の巻きぞいになりチードル、デルトロは相棒を失い、ダグラスは娘を失いかけているのだから。 確かにあの感情は人を失った哀しさというより虚しさなのかもしれない。それがこの映画の狙いなのかもしれないが。 この麻薬戦争に終わりはないのかもしれない。そして勝者も敗者もいない。 解決する方法はあるのか、ないのかよく分からないが、ダグラス家族は娘の自主性に任せるよりも、家族が一つにまとまりこの問題に向き合うことで、デルトロは社会全体で野球や公園といった安全に明るく遊べる空間を創ることで、この問題に立ち向かおうとしていた。 高校生も言っていたが、「毎日誰かがやって来てクスリがあるか?」と言われ続ければ誰もが売人になろうとする。そういう社会や黒人に対する接し方に問題があるとも提言していたような気がする。 麻薬という社会問題が身近でない分、自分の捉え方が甘いとは思うがなんとも評価が難しい映画だ。
6点(2005-01-03 02:20:49)(良:2票)
368.  アメリ
この映画は本当に人生って良いなと思わせる良さがあると思う。 幸せは自分の身近にあるもので、それを得られるチャンスが来たら思いきって飛びこむチカラを与えてくれる映画だと思う。 たとえぶつかって心が粉々に砕け散ったとしてもまたいくらでも軌道修正は出来るのではないか。 ジュネが創り出した世界観は見事としか言いようがない。 その世界観に色付けした色彩感がまた独特であり、世界観にいい影響を与えている。 この調和の取れた世界観に生きるそれぞれのキャラクターの描き方も見事の一言。 それぞれのキャラも細かく設定してあり、キャラがそれぞれ活きているとはまさにこの事だろう。 そのキャラクターに肉付けしていったトトゥの演技も素晴らしい。 アメリという人物を完全に演じきっているというか、成り切っているといえるだろう。 アメリは他人の人生の軌道修正をしているだけでなく自己の軌道修正を迫られている。 メインストーリーは自分の人生を変えたいけどなかなか変えることの出来なかったアメリの成長を描いていると思う。 几帳面で自己の殻に閉じこもりがちな元軍医の父と情緒不安定で神経質の元教師の母に育てられ、心臓病の誤診のおかけで友達と接することなく過ごし他人とどう向き合って良いのか分からなくなった幼少期。 幼少期から空想の世界に逃避せざるを得なく、現実と向き合えなくなったまま大人になった女性の今の世界から飛び立ちたいけど飛び出せないもどかしさが描かれている。 ニノに対してああも回りくどい方法を取らざるを得なかったのは、どう向き合って良いか分からないためであり、カフェで声をかけたくてもかけられず水のように溶けてしまったCGも見事にアメリの内面を表現している。 ニノとアメリは本当に似たもの同士だと思うが、彼らのようにちょっと内向的で特殊な方法で自分の心を癒している人々は現在の世の中に多いのではないか。 そんな人達に人生はもっと楽しむことができるということを教えているような気がする。 ドワーフネタは確かに良いのだが、アメリが駅付近で拾った写真集に夢中になっていてちょっとほったらかしになっているドワーフもなかなかツボにはまりました。
10点(2005-01-01 20:47:18)(良:1票)
369.  THE JUON/呪怨 《ネタバレ》 
日本版は何も観てないので比較等は出来ないけど、前半は確かにやばいほど怖かったと感じた。 しかし後半にいくと、あの同じ演出では慣れるというか多少もう一工夫欲しかったところ。 特にラストはもうちっと何か大きな山場みたいなものがあっても良かった気がした。 良かった点は色々と結果をぼやかした演出は想像力をかき立てられ面白いと感じるし、 現在と過去が交差する演出はなかなかのものを感じた。
5点(2005-01-01 07:51:17)
370.  ロング・エンゲージメント 《ネタバレ》 
悪くない映画だ。 しかしジュネ色が随所にかすかに感じられるものの本当にジュネの映画なのか疑うほどあの独特の世界は影を潜めているのが気になるところだ。 「アメリ」で大成功したジュネであり、その成功にはトトゥが必要だったが、今回のマチルダという役にトトゥがふさわしかったのかどうか少し違和感がある。 演技自体をどうのこうの言うつもりはないが、年齢と相手との調和が非常に微妙な感じがする。 しかし自分の眼で確信できるまで、決して希望を捨てないという強い想いはしっかりと描ききれているし、3Mに象徴される二人の強い結びつきも感じられた。 本当に悪くない映画なのだが、単調さと分かりづらさが難点と思われる。 しっかりと創られている映画なので複数回観れば恐らくこの映画の良さが分かるとは思うが初見では全く感動するような部分はなかった。 
6点(2005-01-01 07:49:25)
371.  オーシャンズ12 《ネタバレ》 
この映画を泥棒映画と思って観ない方が楽しめるような気がする。 主題は確かにオーシャンズ達とナイトフォックスの泥棒対決が根っことなっているが、はっきり言って、オチを見る限りこの映画の中ではそんなことはどうでも良くて、雰囲気やバカバカしさ、映画としては反則スレスレのネタを楽しむような創りを目指しているのではないかと思う。 そうは言っても、前半は確かにつまらないと感じた。 前作に引き続き、また駄作かなと思って観ていたが、後半に行くに従い面白いと感じるようになった。何と言っても全くストーリーに絡まなかったオーシャンズ軍団の存在が逆の意味で面白い。こんなに人を集めたのにここまで無視できるものかなと思う、逆の意味で本当に度胸のある脚本だろう。 オーシャンズ達を無視した分、後半のストーリーは読みづらくなり、かなり引き締まった感じを受けた。そしてラストに行くに従い、様々に散らばった点が徐々に一つの線になっていく様はかなり良いと思う。 それにしても、この映画における主役は果たして誰であったかを考えると、なかなか答えが出ない。 普通オーシャン、ラスティ、ライナスとも考えられるが、イザベル、テス、ナイトフォックスも実は主人公ではないかとも考えられる。主人公がはっきりと分からないほど、実はそれぞれ個別に光が当たっており、それぞれのキャラクターが活きていたのではなかっただろうか。やはり適当に人だけを集めたわけではなかった。 惜しむべくは、冒頭のガルシアとの絡みがもったいない。オーシャンズの仲間達には各人ほとんど出番がないのだから、この掴みの部分は前作のおさらいも兼ねる大切な部分なのでもっとそれぞれの特徴や性格が出るようにしっかりと描いて欲しかったと思う。
7点(2005-01-01 07:46:35)(笑:1票)
372.  オーシャンズ11 《ネタバレ》 
120分のうち盛りあがることもなく準備に90分を費やし、我慢してようやく迎えたのがこの大したことのない仕掛け。 8000万残すから残りはクルマに金乗せろって、それ何やねんと思わないか? 大したことのないというのは言い過ぎかもしれない、確かにSWATネタは胸のすく思いをした。 この映画の何が悪いかを考えると、基本的に何かが微妙にズレていると感じざるを得ない。 停電させるために必要なピンチを強奪するときのライナスの間抜な単独行動や、イエンの手を怪我させて、金庫爆破の際に包帯を引っ掛けて観客をハラハラさせた電池ギレのネタ等、何が狙いなのか首を傾げたくなるモノが多すぎる。 最後にダニエルを計画から外そうとしたのもよく分からない流れだろう。 仲間であるライナスを騙して何の意味があったのだろうか。 結局は携帯をテスに潜ませたり、全ての計画に絡んでいるのだから、あれは流れが悪くなる要因にしかなっていない。 テスを賭けたベネディクトとのやり取りも強引の一言としか言いようがないだろう。 何故あの場面でベネディクトがあんな事を言い出すのか不思議と感じた。 もっとベネディクトに切羽詰まった感じにしないと普通ああは言わないだろう。 しかし、強引とはいえ11人全てに役割がしっかりとあり、効果的な機能を果たしている脚本はそれほど悪くない。 この計画に一人でも欠ければ確かに成功はしなかっただろうと思わせる脚本だった。 いつのまにか金庫室の防犯システムがなくなっているのとかがよく分からない部分もあったが。 問題は脚本ではなく、映画で触れられていたこの計画に必要な「綿密な計画」「実行力」「クソ度胸」が上手くかつ分かりやすく演出されていないのがダメな映画になった要因だろう。 更にリクルートに多少時間をかけた割にはバシャー(チードル)以外に盛りあがりや面白みを欠き、盗み出せない二つのものをプロ中のプロが大胆不敵に一気に盗むという恐らく映画化の当初の狙いが実際映像化してみると全くまとまり感やスマートさに欠けてしまったことも問題だろう。 オリジナルもこんなに面白くないんだろうかちょっと気になる。
3点(2004-12-31 16:53:31)
373.  ターミナル
「待つ」ことをテーマに空港を舞台にした素晴らしい感動作品に仕上がったと思う。 誰かをあるいは何かを待っている人には心に染み渡る熱いものを感じるのではないかな。 人は色々なことや人を待つ。 この映画でも、フランクは局長のポストを待ち、エンリケは指輪を渡しトーレスが来るのを待った。 アメリアは39歳になってもある人を待ちつづけている。 グプタにはひょっとして本国で待っている人がいるのかもしれない。 そしてビクターは時を待ち、タイミングを待ち、アメリアを待った。 アメリアのように待つことによって、その答えや見返りが得られないかもしれない。 ビクターのように得られたものはただの紙切れかもしれない。 それでも人は何かを待つ続ける。 それは待つこと自体に何かの意味があり、待つことによって学ぶものがあるからだろうか。 この映画を観て「待つ」とは一体どういうことなのだろうか、俺は一体何を待っているんだろうかと色々感じることが多かったな。 「待つ」ことを描くことにプラスして人間的な触れ合いを描いていているのも大きい。 空港に一人、自分のことを知る人もいなく、言葉も何も通じない中、置き去りにされた孤独感から様々な人と触れ合いながら、助けたり、助けてもらいながら生きていく。 冒頭の誰も知らないスタートから空港を出る時はビクターを知らない人がいないほど大きな輪になっている。 そういう人間的なベーシックな面を上手くそしてシンプルに描かれている点も好評価できる。 フランクはビクターから学ぶことはあまり多くなかったかもしれないが、自分はビクターから学ぶことは多かったと感じた。
8点(2004-12-30 23:22:24)(良:1票)
374.  マイ・ボディガード(2004) 《ネタバレ》 
かなり骨太の作品で充分満足できる内容。 あまり見る人はいないけど、見た人の評価は高い作品かと思ったら意外と皆さんの評価悪いですね。 冒頭数分間で誘拐による恐怖やメキシコでは日常的に起こっていることと観客に植え付けて、その後本ストーリーに進むというのはなかなかいい演出だと思った。 そしてクリーシーがストーリー前にどんな悲惨な目にあって来て、酒に依存するようになったか、ココロを閉ざしてしまったのかをあまり明らかにしていないことが最初は不満だったが、復讐劇が始まるにつれ、だんだんと彼の心情が理解できるようになってきた。 人を人と扱わずなんの躊躇もない非情な殺人鬼と化す姿を見れば、彼がどんな人生を送ってきたか大体は想像がつく。 ウォーケンの一言も重みがあった。 「もう人を殺すのは嫌だ…」このセリフを聞けば彼らの心のダメージがなんとなく理解できる気がした。 さらに彼の怒りの理由も理解できるだろう。 心を病みそうになっていた彼を救った少女、酒も聖書でも救えない彼の心を救った二人のやり取りはなんとも言えずに微笑ましかった。 少女もまた彼によって精神的に救われていたと感じられた。 復讐編の出来もまあまあ良いだろう。 難しい人間関係もなく、単純に一人また一人と殺していく。 その殺し方や尋問方法も色々と手が込んでいて観客にとっては飽きさせない創り。 ラストには少し違和感はあるが、単純に生きてて良かったねと言える。 自分の人生を救ってくれたかけがえない人を助けることが出来て死ねるというのもなかなか悪くないのではないか。 強いて言えば、連邦捜査官がラスト絡むかと思ったら何もなし。ラストの車爆発もなし。 さすがに自分のお尻に爆弾をし込むようなことはしなかったか。 新聞記者の女性も最初はクリーシーを利用しようと思っていたのに、クリーシーと捜査官にいいように使われているのもなかなか面白いと感じた。 この映画は面白いのだが、何か心に引っかかるものを感じる。 脚本は良いのだが、演出のリズムというかテンポがのろい。 カッコつけすぎていてどうでも良い部分までも撮っている感じがしたのは自分だけだろうか。
8点(2004-12-29 00:02:59)(良:1票)
375.  スーパーサイズ・ミー 《ネタバレ》 
マイケルムーア監督によってドキュメンタリーの性質が変わったことと「30日間マクドナルドを食べ続けたらどうなるか」というバカさがかなりクローズアップされていたので、本作が一体どういう映像になっているか楽しみにしていたら、意外とまともな作品に仕上がっているのでちょっと残念と思った。 観る前はただ食べ続けるだけでは映画としてはもたないだろうと思っていたが、結局、本作は教育番組のようにファーストフードの危険性をただ訴えるだけだった。 アメリカ人には興味深く切実な問題であり良い映画なのかもしれないが、日本人には対岸の火事であり、面白くも何ともないだろう。 ドキュメンタリーとしての出来は確かに良いのかもしれないが、自分はエンターテイメント性を求めていた部分もありその点はモノ足りなく感じる。 罰ゲーム的に無理やりスーパーサイズを口の中に叩きこむような監督が苦闘や苦悩する姿を想像していたが、そんなシーンも1回だけで終わり。 中毒を起こして食べるのが楽しみになっている以上そんな姿を描けないのかもしれないが、あまり大変そうに見えないのが、なによりも問題だろう。 医者のセリフだけでは死の恐怖や肝臓等のダメージは多少分かりづらいところはある。 冒頭の医者の楽観的なセリフと後半のギャップは確かに面白いと感じたのだが。 やはり真面目に作りすぎていて遊びが意外と少ないというか、子どもへの刷り込み問題や給食問題など色々な問題を詰め込みすぎたため締まりのない感じにも映った。 もっと上手な編集が出来れば良かったんだが。 出来れば、カラダや精神面の変化をもっとはっきりと描いて欲しかったし、19000個オトコのような強烈なキャラももっと欲しかった。 そしてこれだけ真面目な創りなら、本社のトップクラスとの対決は実現してもらいたかったのが正直なところだろう。 結局、自分はこの映画を見ても、映画館の帰りにあったマックは美味しそうに見えたし、今後もファーストフードを食べ続けると思う、あまり影響は受けなかったな。
5点(2004-12-27 00:15:36)(良:2票)
376.  ソラリス
タル版は以前ねむけまなこで観た記憶がある程度なので、ここではあえて比較はしないことにする。 ソダ版はアメリカでの散々な評価、大コケぶりや皆さんの点数のグラフの分布からも分かるようにほぼ駄作と決まりつつあるが、自分はこの幻想的でありまた神秘的(特に音楽が良い)であり、哲学性、倫理性を含みつつも愛した人を忘れられない未練たっぷりで、自分の犯した過ちのために前に進めなくなっている男を描いた本作の雰囲気はとても好きである。 それぞれの乗客にとってソラリスは別の意味があるのかもしれないが、ケルヴィンにとってソラリスとは一言でいえば「自分の過ちを償うチャンスが得られる」場所ではなかったか。 一緒に暮らしていても心を少ししか開いてくれない妻の性格等を理解できなく、お互い愛し合っていても理解しあえず、結局死に追いやってしまったその責任や過ちから解放されて前に進むことが出来る場所がソラリスではないか。 しかし、その過ちを償うことができても地球で二人で昔のように暮らすことはもはや出来ない、 そしてこの狭い宇宙船にもそのような場所はない。 詩が語っていた「愛は死なずに死の支配がない」ような世界、愛の中で永遠に生きる事が許された世界がまさにソラリスなのではないかと感じた。 その世界では二人が犯した過ちが全て許される、そして全く今までとは違う新しい生き方ができる場所なのだろう。 ケルヴィンが選択した二人が暮らしているラストの世界がそのような世界だと思う。 ケルヴィンをソラリスに導いたジバリアンは恐らく精神科医として彼を招いたのではなく、彼が再び前を向いて歩けるようにするため友人として彼をこの世界に導いたのではないかとも思う。 倫理的にも面白い部分はあると感じた。 実際の本人とは違う自己の記憶のみで構成された相手。その自分の記憶が正しかろうが誤ってようが関係なく本人に投影される。 そのため、誤った記憶のなかに自分の不存在を感じ、自己崩壊が生じる姿は面白いと感じた。 スノーのように自分を人間だと思う姿もこれまた面白い。 そして何者であれ、本人ではないと分かっていながら姿、形が同じであれば結局愛することしか出来ない人間の哀しさも描かれていると思う。
8点(2004-12-25 20:33:09)(良:1票)
377.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
「プレデター2」を観てたので、本作でプレデターのやりたい事や性格、性質、何故人間を殺さないか、何故ラストで武器渡したかとかが理解できるけど、観てない人にはちょっときついのかもしれないと感じた。 エイリアンシリーズが好きな人には、ビショップ関係以外は特に観るべきところはないかもしれない。 そもそも時代背景とか現代で良いんだろうか。 「3」で出てくるビショップはなんなんでしょう、あれはロボットか、クローンか? 本作には色々と言いたいことはある。 一応儀式をクリアしていない一人前ではないプレデターなのかもしれないけど、弱すぎやしないか、彼らは。 銃を持っていないとか言い訳でしかない。儀式以前に戦闘能力にレベルの差がありすぎるぞ。 確かにエイリアンの酸性の血液が最強なのかもしれないけど。 一応最強のハンターであるプレデターが瞬殺される姿にはちょっと愕然とした。 儀式なんで一人で戦わなくてはいけないのかもしれないが、3体のプレデターがいるのだから協同でエイリアンと戦ったらちょっと面白くなったかもしれないと思った。 死ぬとしてもやはりそれぞれ見せ場というのが必要なのであって、あんなにあっさり過ぎるのは良くない演出と言わざるを得ない。 そもそも他の2体のプレデターになんら特徴や性格、必要性を含め何も見出せなかったのは残念。 そして「人間」の扱いも問題だと思う。 少し「人間」の比重が重いように感じる。 観客が何を見たいのか、タイトルから観客が何を期待しているのか分かってないのではないか。 武装したあの女性の姿に対して館内からは失笑が溢れていたのはやはり問題だろう。 「人間」が戦う姿なんてどうでもいい、最後に美味しいところだけ持っていって、人間のずる賢さでも描いて欲しかったところだ。 「人間」を含めたいのなら結局「強さ」とは何なのかを考えさせるような創りでも良かっただろう。
5点(2004-12-20 00:27:55)
378.  ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版 《ネタバレ》 
観る前からそこそこ期待はしていたが、期待以上の面白さ! たぶん今年一番、映画館の中で爆笑した映画だと思う。 こういうバカバカしい映画は、気の合う野郎が集まって家で観るか、映画館の中で他の観客と一緒に盛りあがりながら観るに限る。 個人的には「手の方やっちまえば、足の方なんて忘れるって」というのがかなり笑った。 全体的にそういう楽観的なノリがかなり好きだな。 後は「ワサビでらりる」は衝撃的すぎた。 あれをやるという発想自体が考えられず、凄すぎだと思う。 観客を楽しませたいというのはモチロンあると思うが、やっている本人や周りの人達も凄く楽しそうにやっているのがかなり好感を持てる。 気を失ったり、腹に銃弾を受けて内出血していたり、アタマ何針も縫ったりしてシャレになってないのとかも色々あったけど。 そして、日本人も中にはいたけど、周囲の一般人もシャレが分かっている人が多いなと感じた。 ボクサーのチャンピオンとか何人かは分かってない人もいたけど。 特に、あの息子の両親だけあって二人の反応には笑わせてもらった。 本場のプロは、やっぱりバカと下品さはケタ違いだった。 下品さはかなり度が越えてるとは思うが、あの程度なら自分的には一応笑える範囲だった。 しかし、子どもと女性には絶対見せられないな、面白すぎるけど。
8点(2004-12-19 22:55:14)
379.  スパイ・ゲーム(2001)
「スパイゲーム」というタイトルの割にはゲーム性もなく、007のような映画とは違い、真面目で落ち着いた出来に仕上がっている。 出来自体は決して悪くはないのだが、盛りあがりに欠ける為、期待ハズレと感じる人も多いだろう。 部下であったトム救出のために動き回るネイサンの退職の日の「現実」を縦軸に、75年ベトナムでの出会いから、76年西ドイツでの二人の考えの対立、そして85年のベイルートでの二人の別れを「過去」の回想を横軸に二重構造にして描かれている。 ネイサンの信念には「情報提供者に命をかけるな」というスパイの役目や負けられない危険なゲームと割り切ることが大切という考え方があり、一方、トムは理想肌で「人を殺すことは苦しいこと」と語っていたように「人の命の重さ」を知っている。 二人の考え方はだいぶ違うと思ったが、やはり二人にはどことなく似ている部分を感じさせるし、人間的な根っこは同じような気がする。本作では師弟愛が感じられた。 しかしなあ、ネイサンはベイルートでは当然の策とはいえ、トムを待たずに、キプロス義勇軍を使ってしまったり、エリザベスをトムから引き離すために拉致って中国に引き渡したりしているわけでかなり実際はかなり非情なオトコなんだよな。 トムとエリザベスの二人の愛が本物だとは知らずに拉致ったりしているから今回のような事件が起きたわけで、28200ドルは自分のまいた種を刈り取ったようなものかもしれない。 エリザベスとトムの二人には、救出後2台の離れたヘリコプターで見つめ合う姿に愛を感じさせずにいられなかった。 ネイサンの奥さんネタも随所に登場させているから、ネイサンの奥さん、家族、愛についての考えも少しだけでも描いて欲しかった気がした。 奥さんネタはやや消化不良に終わっていると感じたな。 衛星写真のすり替えや「ディナー作戦決行」の周りの反応などニヤリと出来る場面も多く、「ディナー作戦」と聞いた時のトムの反応も特に良かった。
7点(2004-12-18 16:35:49)(良:2票)
380.  バッドサンタ 《ネタバレ》 
ビリーボブソーントンのまさにハマリ役の役柄。 「バーバー」の時のようにソーントンにはやはりタバコが似合う。そして酒と女も彼にピッタリ。 まさに彼の素に近い気もするけど、どことなく「チョコレート」を演じていた彼を思い出せるような雰囲気も醸し出していた。 自分のクソみたいな人生、なんとか変えたいけど全く変わることもなく過ぎ去っていく虚しさを感じさせる。 酒に逃げても逃げ切れず、そんな人生に嫌気をさして自殺をしようとしても上手くいかない。 ソーントンの惨めな人生だけど、メチャクチャな名前の男の子との出会いが少しだけ彼を変えていく。 その少しの変化がなんとも言えず良い。 頼まれていた色も実は合っていなかったりするんだけど、この辺りは凄い良かったと思った。 でも、この映画を支えるブラックな笑いは自分にはちょっと合わなかったなあ。 クスリとする部分はかなりあったけど、笑いの感性が合わないのか。微妙な感じがする。 爆笑できたのが、ボクシングのシーンくらいで、あんなのコテコテの笑いだからなあ。 しかし、二人の出会いが二人の絶望的な人生を少しだけ変えられたような思いを感じられただけでもココロが癒された感じがして良かったと思えた。
5点(2004-12-13 01:30:12)
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