21. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
《ネタバレ》 原作を読まずに観ました。前作のドビーほど、際だったキャラクターの魅力は感じられませんでしたが、その分、成長したハリーが大人達とかわす、対等で爽やかな友情が印象的。回廊で両親の温かい思い出話をききながら、ひっそり微笑むところとか。いやー、大人になりました! 謎解きもすっきり、わかりやすいのでは? シーンとしては開放感あふれる湖の飛翔、それから随所に散りばめたきめ細かい季節の表現がよかったです。 6点(2004-07-10 11:34:06) |
22. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 ドキュメンタリーのよう。実際に画面の中の子供達も成長していく。ゴンチチのシンプルなギターを背景に、石段を上り下りしながら、物語は淡々と進みます。淡々としているからこそ、言葉にならない幼い心の波立ちや、周囲の救いようのない無関心がリアルなのではないでしょうか。柳楽優弥くんが、帰らない母を迎えに出かけ、幼い妹を温かくみつめるシーン…。なかなかの存在感です。 6点(2004-07-10 11:09:53) |
23. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 埋まるところは本当に怖かったです。だから土埃あげて歩くユマ、とても笑えました。ダリル・ハンナは「?」だから、次に期待しましょう。 6点(2004-05-05 01:15:14) |
24. ペイチェック 消された記憶
《ネタバレ》 PKディックとはいえSFとしての驚きは、いまや乏しいでしょう。それよりもベン・アフレックの古風な巻き込まれぶり、そしてサービス精神たっぷりのジョン・ウー節が楽しい。やっぱり敵は、スローモーションで近づいてきます。 6点(2004-03-06 17:30:10)(笑:1票) |
25. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 いやー、迫力です。ガンダムか(ふるっ)、と思いつつも、映像には満腹。ミフネとナイオビのシーンには思い切り力入ったし、飛ぶスミスには笑っちゃったし。問題は、で、お話はどうなったの?ってところでしょうか… 6点(2003-11-23 01:51:21) |
26. マトリックス リローデッド
《ネタバレ》 すでに指摘がありましたが、カーチェイスのシーンで素手で車の屋根を「むく」とか、斬鉄剣とか飛翔シーンのスーパーマンポーズとか、小ネタが楽しい映画です。作り手が「僕たちこういうアニメやゲームが好きなんだ!」と叫んでる感じが伝わってきます。でも、変に理屈っぽくない1作目の方が衝撃がありました。ストーリーの意味はほとんどわからず… 6点(2003-10-27 02:02:37) |
27. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
おしゃれな追跡劇、楽しめます。破綻のなさが、なぜか懐かしい感触。 6点(2003-09-23 15:15:39) |
28. RED SHADOW 赤影
《ネタバレ》 前半のアクションはゲームのようであまり新鮮ではないと思ったけれど、どんどん忍者映画らしくなくなる後半は、安藤政信のピュアさが全開、村上淳とのコンビの青春映画となり、意外に楽しめた。藤井フミヤ、椎名桔平、吹越満と脇役陣が豪華。そして特筆すべきは布袋寅泰のバラード。映画音楽が似合う人です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-30 21:26:51) |
29. 少林サッカー
評判通りのはちゃめちゃな着想。私には少し暴力的な場面が長かったかな。ダンスシーンが楽しかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-03 13:30:26) |
30. コンフェッション(2002)
《ネタバレ》 豪華キャスト、全編凝った映像(冷蔵庫の陰影とか)。それなのに、とても地味に仕上がっているのが、むしろ貴重な感じ。本筋の真偽はともかく、今日に至るテレビのバラエティーの原型を作ったゴングショーのホストが、小心で下世話で、子供の頃から心に傷を抱えていて、虚飾とストレスに追いつめられる様子がうまく描かれていたと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-03 13:27:03) |
31. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
いかりやさんの台詞が「言い残すこと」という感じで、味わい深いです。 [地上波(字幕)] 5点(2005-07-03 13:24:01) |
32. エリン・ブロコビッチ
《ネタバレ》 物語は意外にあっさりしていると感じた。子供の成長に象徴されるエリンの生命力、そこから生まれる説得力を観る映画だろうが、それより裁判所の青、原告の居間の黄といった色味の使い分けが面白かった。冒頭に登場するエリン本人がすごくきれいで、妙に納得。 5点(2005-03-27 01:13:23) |
33. 壬生義士伝
《ネタバレ》 中井貴一の情けないようでいてタフな半笑いが名演。確かに鳥羽伏見の噴煙の後の30分がやけに長いし、幕末から満州へ、いいことのない人生の物語が悲しくて、あまり共感はできなかったけれども。時代劇特有の暗い画面に、生きる紐帯を象徴するような白い握り飯が鮮やか。 5点(2005-02-05 11:25:40) |
34. モナリザ・スマイル
《ネタバレ》 かたや奔放、かたや狭量。対照的な二人の女子学生の間に通う友情、そして散りばめられた50年代ファッションや家電製品が見所でしょうか。クライマックスの講義シーンで、スライドを替える切迫したリズム感は印象的。んー、なぜいま、古き良き女子大なのか、という疑問も感じたけれど、ヒラリーさんの母校となると…というのは考え過ぎでしょうか。 5点(2004-07-10 11:15:36) |
35. OUT(2002)
《ネタバレ》 ものすごくネタばれです。小説が話題作で、情念がほとばしるような内容だったので、映像にできるのかとかなり疑問に思っていました。しかし焦点の風呂場シーンで、見事にスイッチが切り替わりました。あからさまに人形。手首も模型。そこから、この映画の面白さが始まるのではないでしょうか。閉塞の日常から外へ、OUTへ。あるようでなかった、「女優映画」の佳作だと思います。 5点(2003-11-30 16:34:47) |
36. スパイダーマン(2002)
《ネタバレ》 トビー・マグワイヤは格好いいんだか悪いんだかよくわからないけれど、最初のコスチュームが手作りという点に共感。ウィレム・デフォーがさすがの存在感でした。 4点(2005-01-29 01:18:05) |
37. 花咲ける騎士道(2003)
《ネタバレ》 主演は美形、登場するブローチはショパール製。明るく罪のない西洋活劇。あくまで、あっけらかんと作りきることも、技ではないでしょうか。洗濯物越しに口説くシーンの光、風の動きが爽やか。女優としてはエレーヌ・ド・フジュロルの方が好きだけれど。 4点(2004-07-10 11:38:10) |