21. 紅の豚
なぜか結構好きな作品でして。なぜだろう?男のロマンが描かれてるといっても私は女だし、イタリアの風景が、第一次大戦後の時代の持つ雰囲気がノスタルジックだとかいっても、ニッポン人だしこんな風景みたことないし。まぁ、他の宮崎作品と匂いが違うところと、飛行艇というのが理屈抜きでかっこいい、というわけで憧れるのでしょう。それから“紅-くれない”なんですよ、ベニでもアカでもなく“くれない”。赤い色は人目をひく色であり、情熱情愛激しさを表す色、なるほど共産主義的左翼のアカで闘争のアカでもありますが、“くれない”で染めたものは色が落ちやすいので“うつろう”という意味もあるそうで。そう解釈すると、この物語がなんとなくにおわせている、時はうつろう、全てはいつか色あせる、というようななんともいえない切なさを感じるのです・・・こじつけかもしれませんが。 7点(2004-10-08 12:11:43)(良:1票) |
22. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 だいたい製作者側の思惑にまんまとはめられる私なので、“おぉーそういう事か!なるほどアイデンティティーね!”と感服。“Identity”を「同一であること、独自性、正体」と意味通りに解釈すればあの展開も納得。「個性」として捉えるならば、多重人格障害に限らず私たちの中にも色々な人格が存在している訳で。えぇーっと、私の中には、偏差値には貢献しない知識を有する奴と、茶さじ一杯ほどの常識を持ち合わせた奴と、気が向いた時だけ正義感を発揮する奴と、誇れるものはないくせに見栄っぱりで意地っぱりな奴と、妙なツボを持つ助平と、ものすごく淡白な奴と、スイッチがすぐに切れる奴と、鈍感なくせに嘘を見破るのが上手い奴なんかがいて。って…わぁ、認め合おうが統合しようが殺し合おうが、ミソにもクソにもならないな。 7点(2004-09-19 10:29:34)(笑:3票) |
23. 父の祈りを
若さというエネルギーは時にどこまでも人を愚かにしてしまう。老いは不器用さばかりを際立たせてしまう。親がどれだけの想いをこめても子は賢明な生き方を歩むとは限らず、ただ深い慈愛と忍耐をもって受け入れるしかない哀しい責務が親にはある。親と子の対峙には、相手の中に自分の限界を自覚せずにはいられない何かを否応なくつきつけられることがあり、血の濃さ・血の繋がりは窮屈で息苦しく逃げ場がない。でも最後に辿り着くところはやはりそこである。実話・冤罪ものは胸がつぶれるほど辛い思いにさせられるが、ポスルスウェイトの真実と正義を見据えたまなざしが救い。守るべきものがあればどんな辛酸をもなめることができる、失って初めて気付く、というテーマは語り尽くされているが、肉体は失っても父の執念・魂は確実に息子の血の中に生きている。気付くことが遅すぎてもいい、そうやって子は受け継いでいけばいいと思う。 9点(2004-09-15 08:56:13)(良:3票) |
24. ロミーとミッシェルの場合
るーす、ふっるーす!きっくおふよぁさんでーしゅーず!唄ったなー、「フットルース」。外人さんでも英語の歌詞って適当に唄ってるのね、ウケました。ロミーもミシェルも自分たちは全然進歩していないって焦るんだけど、女って、子ども産んで育てたことで大変価値ある人生を歩んでいると優越感に浸るとこってあるよな、狭い世界に縛られていても・・・自分の好き勝手に生きている二人はとっても魅力的に輝いていました!しかしいい感じで脱力できて笑えます。【あにやん】さん、あのおバカダンスは確かに映画史に残りますね、確実に。どの男にしようかなって折り紙パクパク、私も今度やってみるか。 8点(2004-09-13 16:59:53)(笑:1票) |
25. ウェルカム トゥ コリンウッド
《ネタバレ》 もうダメです、ここに出てくる登場人物はダメダメちゃんばかりです。普通泥棒モノってありえない位の華麗な手口や展開で魅せてくれるので犯罪だというのに憧れを持ってしまうのだけど、これはありえん位のダメダメぶりの連続で、こうはなりたくないなぁ、オイオイはやく気付けよ、と情けない限りのトホホ状態。でもそこが売りですね。胡散臭さではひけを取らない面々、クルーニーは大げさなだけの男前(しかし車椅子とは面白いキャラ設定)。ロックウェルは無駄な筋肉だね、役に立つことあるの?しかもメイシーにあんな格好させてかわいい赤ちゃん取り合わせちゃ反則でしょ、それだけで+1点しちゃいますよ。ってことでみんなイイ味だしてます! 7点(2004-08-31 17:12:01) |
26. マッハ!!!!!!!!
凄いですね、筋肉が。純朴な田舎モノ風情と筋肉のコントラストが最高です。アクションシーンの動き一つ一つをスローモーションで次から次へと魅せてくれます。美しい。神聖な域に達しています、思わず合掌です。タイのタクシートゥク・トゥクでのカーチェイスなんて、すごいんだか安っぽいんだか訳分からないですが迫力です、楽しめます。ムエタイの試合前に荒縄を腕に巻き付けるシーンなんてウハウハです、鳥肌が立ちました。ほこりっぽい黄味がかった画面がまた荒削りな感じで言うことなしです。すいません、全く飽きないです。あとはトニー・ジャーがやたらと製作費をかけた超大作の垢にまみれないように祈るだけです。 10点(2004-07-29 13:59:41)(笑:1票) |
27. 8人の女たち
《ネタバレ》 自分の意のままに振舞う優雅なロイヤルブルーの女、本能のままに生きるレッドの女、乙女の喜びに溢れるコーラルの女、若さいっぱいで生意気盛りなグリーンの女、こだわりを持ちすぎて偏りのあるくすんだパープルの女、可愛らしく気品のあるヴァイオレットの女、自然体のオリーブグリーンの女、謎めいたブラックの女。と、8人の女たちの個性はそれぞれを彩る衣装そのままのイメージかと思いきや、でてくるでてくるその裏に隠された真実。女の本性のどろどろさを描きながらその間にはさまれる軽めのアホっぽい(←ホメ言葉)歌と踊り。そのさじ加減が良い具合に効いていて、そういう意味でかなりシャレた作品だと思うなぁ。どんな人生を歩もうが女は女、どんな愛を貫こうが幸せな愛なんてない、私たちは結局みんな同じ女なのよ、といがみ合っていた女たちが肩寄せ合って一列に並ぶラストは哀しい結末だけれども、どんな生き方もできる女って強いよな、生き残ったのはやっぱり女なんだよね。 7点(2004-07-18 00:43:52)(良:2票) |
28. レザボア・ドッグス
男に生まれ変わって役者になったら、ぜひこの映画に出てみたい!爽やかな微笑みにキラキラ輝く白い歯っていう、絵に描いた二枚目役者で超大作の主役になれなくてもいい。若くなくても、多少腹がでてても、歯並び悪くても、こんな映画の役をもらえるような役者になりたいもんだ。オープニングは最高にカッコいいね。ティム・ロスの瀕死の苦痛に歪む顔がセクシーだったなぁ。 9点(2004-07-05 14:49:07) |
29. ダイ・ハード2
《ネタバレ》 個人的にはジョン・マクレーンって、やっぱり愛する奥さんホリーのことを思いながら一人果敢に戦っている姿が好きなのです。年に一度のHAPPYなクリスマスなのに、ブツクサ言って息を切らせながらあちこち這いずりまわってこそのマクレーン!旅客機が目の前で爆破されて己の無力さを感じて打ちひしがれる姿なんか、この人って良い人なんだなぁと思わせてくれるのよ。ラストの飛行機爆破が滑走路の照明灯代わりなんて、まぁなんともBigなクリスマスプレゼントをくれたもんだよ、ニクイよマクレーン!愛するホリーとHug&Kiss、仲良く毛布に包まって退場。メチャクチャなアクションやってもちゃんとハートウォーミングさせてくれる。やっぱりダイ・ハードはこうでなくっちゃ! 8点(2004-06-26 01:37:40) |
30. コマンドー
バンザーイ!バンザーイ!とっくに枯れかけていた筋肉バカ魂復活祭~!蘇る青春時代~! 島に潜入するときゴムボートに乗るだけで、わざわざ上半身裸の水着姿じゃなくてもいいだろーって。(あのビキニ海パンも軍放出品?) これはまさしく筋肉アピールサービスショット!オールを漕ぐたびあちこちの筋やら腱やら血管やら浮きまくってわははわはは状態。 上陸してフル装備の戦闘準備、あのスミみたいなの身体に塗りたくってる場面では10数年前と同じ歓声をあげてしまったよ!まさに筋肉のお祭り状態!パワーと無茶な行動の大安売り!!!ゼーゼーハーハー・・・ 無理を承知で果敢に立ち向かう男!不可能を可能にする男!最後まで諦めない男! そりゃ選挙で一票いれたくなりますわな。 輝いていたよ!シュワルツェネッガ-、オイルと共に! 7点(2004-06-19 02:16:07)(笑:1票) |
31. プリシラ(1994)
《ネタバレ》 “自由を求めた、思うままに生きた、その代償は大きかったの。 パラダイスには行ったけれど、本当の私には会えなかったのよ・・・“ とシャーリーンの切ない歌そのままに、ミッチの想いが語られるオープニング。 売れ残りのペンキで塗られたバス、プリシラ号は、彼女達(彼等)の生き方をあっけらかんと見せつける自由なピンク、そして弱く傷つきやすいピンク。 大自然の中で三人が感じたものは、ありのままの姿で生きるべきという事?自分たちの抱える傷はちっぽけだということ?個性や見てくれや性別が違っても結局この世で生きているものには大した違いなんか無いということ? そんな三人をとりまく人々には優しさのフィルターがかけてあり、騒がしくも穏やかにストーリーは進み、自分たちのあるべき姿を捜し求める、男からも女からもかけ離れたように思える彼女達に自然と感情移入してしまった。 そしてエンディングにかかるバネッサの歌、 “太陽が月の周りを回ることだってある、 チャンスはもうないって思ったとき、あなたは手を差し伸べてくれた” 思いもよらぬことが起きるもの、誰にでも小さな奇跡が起こるのよ、とミッチの熱のこもった口パクに、ちょっと感動、ちょっと泪。 私だって自分だけの小さな奇跡を見つけられるという気持ちにさせてくれた作品です。 10点(2004-06-17 00:03:02)(良:2票) |
32. プライベート・ベンジャミン
《ネタバレ》 公開時、駅のホームにペタペタ貼ってあったこの映画のポスターが忘れられない。お目々でっかいゴールディのうらめしそーな表情のドアップ、軍隊用ヘルメット被っていて強烈なインパクトだった・・・ 世間知らずのお嬢様がなぜか軍隊に放り込まれ、哀れな巻き込まれ型でこんなはずじゃなかったのよぉ~なんて物語は進んでいくのだけれど、へなへな娘がそれなりにド根性発揮したり悪知恵働かせて鬼上官をギャフン(←死語)といわせるのは痛快だった。 で、そのままとんとんとキャリアアップをはかるかと見せかけといて、やっぱり我らがゴールディは“永遠のオンナのゆめ~お金持ちのカレとの幸せな結婚生活”を選んであっさり仕事を捨てるのだな。で、その恋人がこれまた絵に描いたようなくだらない男だったのだな。 つまんない男のせいでキャリアを棒にふるベンジャミンの浅はかさって結構分かる気がするし、女性の自立!なんて謳いあげて調子よくガンガン出世していくより、ここでつまずく彼女の情けなさが私にとってはなかなかリアルでした。で最後にはちゃーんとぶっとばしてくれるんですよ、オンナの敵を。 ベールをさっとはらって空を見上げてニッカリわらってずんずん歩み去るベンジャミン!かっこいいよーアリガトーって、特に強気でもない取り柄もないそんな女性に元気と微笑みをくれる、そういう映画でした。 8点(2004-06-07 16:51:52) |
33. ムーラン・ルージュ(2001)
ゴージャスを通り越したゴテゴテの装飾過多、電飾チカチカ目はチカチカ、ピカピカギラギラの金銀メッキが施された猥雑な世界に気持ちもギラギラ、音楽はガンガン頭もガンガン、一夜の享楽に酔いしれての乱痴気騒ぎで目はグルグル。その中で生まれた真実のはかない愛の物語。バズ・ラーマンの描く“The Love”とか“The Truth”って毎度のことながらはまってしまうわ。R-15指定にしたい物語。お子様には観せられないっていう意味じゃなくて、大人のおとぎ話として楽しみたい、シャクだからおこちゃまには観せてはあげないからね~っ、世間の垢にまみれてから観においで~っていう気分になった作品です。 9点(2004-05-25 15:09:42)(笑:1票) (良:1票) |
34. スティング
ラストの痛快などんでん返しに負けないくらいに私の好きなシーンはゴンドルフがロネガンを最初にひっかける、シカゴ行きの列車の中でのポーカー賭博。非情なギャングのボスに対してのやりたい放題の下品なゴンドルフ最高!ニューマンは知的でちょっと下がり気味の目じりがクールなんだけど、人をおちょくったようなふざけた表情がよく似合う。一方潔癖で隙のないロバート・ショウ=ロネガンはもぉひんむいた目がギョロギョロ!テカテカギラギラ怒りを必死で押さえてる様は迫力はあるというより余裕なさ過ぎ、あぁもうニヤニヤ笑いが止まらない。もうこの時点ですっかりニューマン=ゴンドルフに押さえ込まれて勝負ありですね。ここで、ただの売春宿にかくまわれているヒモ同然のゴンドルフが、ただ者ではないっ!と突然華やかなオーラを発し始め、アレ?って感じで私達も見事な手さばきですっかりやられてしまう。そりゃ最後までまんまとだまされちゃうってもんですよ。それから詐欺師協同組合でもあるのか?ってなくらいにあちこちから名うての詐欺師が集うってとこも良いな。ここに描かれている彼らは自分の技術に誇りをもって楽しそうだ。かたぎの仕事に見きりをつけてゴンドルフと落ち合う時のなんと堂々たる生き生きとした表情!それに売春宿のおかみでゴンドルフの愛人、アイリーン・ブレナンってゴッツイ感じのおばちゃんなんだけど、女が憧れるイカす姐御だ!今見なおしてみれば、ニューマン&レッドフォード以外美男美女は出演してるのか?平均年齢の高いキャストだなって感じだけど、そこがまたしっかりとまとまった粋な映画といういい味わいをだしていて、私の幸せなニヤニヤ笑いは止まらないのです。 10点(2004-05-23 00:48:59)(良:5票) |
35. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 ビルの部屋に踏み込んだブライド。そして…!「Bang、Bang!ママ!」愛らしく成長したBB!!!“ぅおお~おのれビル~!アタシの手でたたっ斬ってやる~(私の心の声です)”娘とのひととき。そしてビルとの対決。五点掌爆心拳が決まる!ブライドを見つめ、5歩歩み去り崩れ落ちるビル。“ぅわ~~ん、さすがアタシが惚れた男だよ~ビルかっこいいよ~(私の声です)”あぁ、Vol.1観た時はちょっとひきぎみだった私のバカバカバカ!こみ上げる泪、エンドロールで溢れ出す泪泪泪…号泣。タランティーノよ「恨み節」にわざわざ日本語の歌詞テロップをつけてくれてありがとう。アタシは日本人なのに女なのにアンタの一割もこの唄の意味がわかってなかったよ。この映画は恨んで恨んで恨みぬいて、その裏で育てて育てて育て続けた「愛」と対峙して「愛」を勝ち獲った女の物語、まさにラブストーリーだった!!! 10点(2004-05-20 00:51:31)(良:1票) |
36. ロミオ&ジュリエット
のっけからHIPHOPの大音量、え?チンピラ?あら西部劇のような撃ち合い?ってことでつかみはOK!もともと古典作品、悲恋モノは敬遠しがちな私にとっては一目惚れで翌日結婚、ちょいとした行き違いでお互い自殺なんてもはやありえないってストーリーなので、ここまで俗っぽく悪趣味に仕上げられた方が楽しめるし、かえって幼い二人の純粋な愛が際だったように思えた。で、やっと分かったディカプリオの魅力!あぁなんて美しいカップル。溜息。二人の出会いが水槽越しの見つめ合いだなんてロマンチックじゃないか?瞬きも息をするのも忘れてしまうくらいに見入ってしまう。ドキドキ・・・(くぅ私らしくない)バイプレーヤーもいい味だしてた。“ディカプリオは美しい!とくにロミ+ジュリ!”と言っていた友達をつれなくスルーしていた私だけど、この感動を真っ先に報告。“いや~ディカプリオ良かったよ~、でもね、ティボルトにマーキューシオもカッコよかったぁ~”というと、“誰?ティボルト?マッチョのチョビヒゲ?え?マーキューシオ?ブラックなオカマ?・・・いったいあんたの趣味って・・・?”ごめんね、趣味が悪くって。 8点(2004-05-18 13:44:30)(笑:1票) |
37. センターステージ
《ネタバレ》 私の身体と基本的な構造は変わらないのに、その動きだけで様々な感情を表現して感動させてくれるなんて、ダンサーって本当に素晴らしい!ヒロインのジョディ役のアマンダ・シェルはバレエダンサー特有のギスギス感がなくて可愛かった。マイケル・ジャクソンやジャミロクアイでバレエなんて、単純な私のツボにはまって◎。卒業公演の演目がジョディの練習生としての日々とクロスオーバーしているのがニクい。二幕目、二人の男性の間で揺れ動く気持ちを表すような淡いラベンダーのドレスから一転、三幕目はどっちの男を選ぼうが、私は踊りたいものを踊る!生きたいように生きるのよ!と自己主張と強い意識を表す真っ赤なドレスでの力強いダンスは圧巻です!で、ここのレビュー↓↓↓でびっくりしましたが、私てっきりジョディは入団の誘いを聞かずして断ったと思いこんでいたんですが・・・確かにその時々で自分の身の丈にあうように夢を軌道修正してやりたいものだけをやってきた私は決して勝ち組ではないし、見方が甘いんだろうなぁ。でも、ジョディには確実に気付きというか目覚めがあったと思うので、ラストの彼女の選択には清々しいものがありました。相変わらず自分の評価基準の甘さに呆れながらも8点献上。 8点(2004-05-17 12:04:37) |
38. スクール・オブ・ロック
もう、ジャック・ブラックはアカ抜けないしね、いかがわしいしね、ひとりよがりだしね、濃すぎだよって思うんだけどね、この映画には愛があるんだよな、愛が。夢とか情熱とかってこれくらい思いっきりデフォルメしてムチャしてくれると、かえって直球で攻められたようで思いきりがいいんだよな。で、慣れ親しんだ名曲ロックが次々と繰り出され、白状するとちょっと泣けちゃったんだよな、黙っとこうと思ってたけど。ここのみんな熱いな、イエ~ィ! 8点(2004-05-13 01:10:58)(良:1票) |
39. チアーズ!
思い切りHAPPYになれて元気がでるものってイイ!ノリのいいサントラにあわせて飛んで跳ねてどころでなく、アクロバティックな技もガンガンみせてくれて、チアリーディングにすっかり魅了されてしまったよ♪かわいいおねーちゃんのニコニコ笑顔と見事な腹筋の線には、複雑な心理描写も巧妙なトリックも迫力満点なCGもふっとんだわ!これでいーのよ!単純な映画バンザイ! 10点(2004-05-11 17:19:19) |
40. キル・ビル Vol.1(日本版)
予告編を観る度にその期待感はだんだんと高まり、ついにスクリーンを前にして鳥肌がたつくらいの興奮を覚えた。ユマかっこいい。でも、ブライドが日本にたどりついたところから急に気持ちが萎えてきたんだな。眼の色や肌の色の違う人たちがドンパチやってバタバタ死んでいくのはバイオレンス・アクションとして鑑賞できるのに、自分と同じ種族の人々が血を流して派手に死んでいく姿が受けつけなかったんだ・・・と、自分が苦手な邦画のエッセンスはこれだったんだーーーと嫌になるくらいに気付かせてくれた作品。おかげですごく居心地の悪い思いをした。満足満腹!というわけにはいかなかったけど、そのただよってくる匂い(臭い?)のようなものには大変食指が動くので、悪食ということでVol.2も絶対映画館で観たい。<Vol.2鑑賞後レビュー変更>う~途中で萎えたなんていってた自分がバカだった!やはりこれは2本で1つの作品!所詮これが彼の作品を初見だった私に、Vol.1だけ観てタランティーノを語るなかれ、キル・ビルを語るなかれということだった。「恨み節」も決して世界一メジャーなオタクが奇をてらったり、ウケ狙いでチョイスした挿入歌なんかじゃない、この歌あってこそ生まれた作品がキル・ビルだ!深い意味と愛が込められた主題歌だ!Vol.1好きでVol.2がっかりした皆様ごめんなさい、私はVol.1はVol.2のラブストーリーへと続く壮大な序曲と理解することにします!+1点に変更! 8点(2004-05-11 14:04:48) |