21. 大統領の陰謀
『ウォーターゲート事件』が72年、ニクソン辞任が74年、そしてこの映画の本国公開が76年(アメリカ建国200年記念作品?(笑))、日本公開も76年8月(日米同時公開なんてありえなかった頃ですよ)。すると多分撮影は75年頃かな?その速さに驚かざるを得ない!しかも地味ながら次第に盛り上がりを見せるサスペンスとしてもなかなか良くできてます。これだけの作品を短期間で準備・着手・完成できたのも恐らくカール・バーンスタイン&ボブ・ウッドワードのおかげでしょうね。最近ではB・ウッドワードが『ブッシュの戦争』なんて本を出してますが、本国ではベストセラーとか。 7点(2004-06-05 12:58:00) |
22. ロッキー
なぜ、あの頃あんなに受けたのか?当時全く無名の俳優S・スタローンと「ゴッドファーザーPARTⅡ」の末娘の役ぐらいでしか知られていなかった地味な女優T・シャイア。当人たちが役柄とダブり、作品の出来以上の感動を呼んだのでしょうね。製作はアメリカ建国200年の年。ベトナムでの敗戦で失われつつあった国家の権威を取り戻すには格好の材料だったのだろうと勘繰ってしまいますが、とは言え、拳闘シーンの迫力や、永遠のスタンダードとなった音楽等、見るべきところは山ほどあるいい映画なのは事実です。でも、やっぱりこの作品はリアルタイムで観るべきでしょうね(と言ってももう遅いけど)。 7点(2004-06-04 12:55:06) |
23. 大地震(1974)
私の住む小さな町でも、センサラウンドという聞き慣れない音響効果で上映された。なんせ元々作りの悪いオンボロの建物だったせいか、劇中で地震が起るたびにギンギンとハウリングを起こし、ただうるさいだけだったという記憶がある。それにしてもこの作品題名を『だいじしん』と呼ぶのか『おおじしん』と呼ぶのかは未だ解明されていない。(と思っているのはひょっとして私だけだろうか?) 6点(2004-06-02 12:58:49) |
24. 狼たちの午後
「アッティカ!アッティカ!アッティカ~!」と叫ぶソニーを見て思わず英和辞典で調べた人は私だけでは無い筈(載ってないけど)。実話とはいえ、とにかく脚本がうまい。C・ダーニングの刑事ぶりが最高。ところで、この作品て75年じゃあなかったっけ? 9点(2004-06-02 12:53:36) |
25. ジャガーノート
本当に色んな映画やドラマでパクられてますね、この「赤か青か」ってとこ(まてよ、「赤か緑か」だったかな?)。70年代にバリバリ活躍したリチャード・ハリスが渋くていいね(いや、「赤か白か」だったかな?)。当時量産された『パニック映画』と誤解されたのは不運でしたが(それとも...「赤か黄色か」だったかな?)。ずーっと後に「エレファント・マン」で見世物小屋の主人を見て「あっ!ジャガーノート、ジャガーノート」と興奮していたのは実は私です(まさか「赤か金色か」...んな訳無いか)。 8点(2004-06-02 12:47:39)(笑:2票) |
26. オリエント急行殺人事件(1974)
A・フィニーの変装ぶり、華麗なキャスティング、きらびやかな衣装やセットとこれだけあれば他に贅沢言っちゃダメ!ところで、私はA・フィニーが変装しているとは知らず、「ウルフェン」の彼を見て同姓同名の別人だと思い込んでました。 7点(2004-06-02 12:39:16) |
27. 女必殺拳
志穂美の悦ちゃんを初めて知ったのは「キカイダー01」のビジンダー役。そんな彼女の初の主演作。しかも当時私がハマっていたカラテ映画。正直言って細かいストーリーなど憶えていない。しかし、大袈裟な役名で次々と出てくる悪役どもをバッタバッタと蹴り倒す彼女に「一度でいいから蹴られたい」と思ったのは私だけではないはずだ。(ああナガ●チ●ヨシが羨ましい)。ブルース・リーが「アチャー」なら、悦ちゃんは、な・ぜ・か「ディーッシュ!」(と、私には聞こえましたが....)。その後シリーズ全て観ましたが(いつも「トラック野郎」と2本立て(笑))、なんたって1作目が最高でした。ホントは満点付けたいが、ちょっと恥らって8点ですぅ。 8点(2004-06-01 19:23:05) |
28. 脱出(1972)
迫力あるカヌーのシーンは、とても30年以上前の作品とは思えないほど素晴らしく、カメラマンや編集技術の優秀さが覗える。また、各キャラクターの設定も絶妙で、配役と共に見事にハマっている。ストーリーはもう一捻り欲しかったが、サスペンスとしては一級の出来ではなかろうか。デュエリングバンジョー(だったっけ?)が最高。 8点(2004-05-28 12:33:22) |
29. おもいでの夏
途中までは、元祖青春モノ風艶笑喜劇に近かったが、あの切ないラストは泣かずにいられない。ちがった形の反戦映画がここにあった。フランシス・レイの曲はもう大好きで、聴く度に思い出し涙涙涙.... 8点(2004-05-26 12:41:59) |
30. フレンチ・コネクション
ドキュメンタリー・タッチの演出とカメラワーク、それまでの映画では描かれなかったポパイ(ドイル)刑事のキャラクターとそれを見事に演じたハックマン、そしてラストの...。どれをとっても最高の出来だと思います。そにしても同時期に出た「ダーティハリー」と共に、その後の全ての刑事モノに多大な影響を与えたのは間違いない。 9点(2004-05-26 12:33:19) |
31. ある愛の詩(1970)
テレビドラマ『冬の●ナタ』って流行ってますが、悲恋モノっていうのはオーソドックスなほど泣けますね。多分この映画はそういうジャンルの元祖だったのでしょう。R・オニールがどうも好きになれない自分は点数低めですが、他人にはオススメしたい。 6点(2004-05-25 12:40:35) |
32. 小さな恋のメロディ
誰しも自分の初恋を思い出しちゃいそうな、かわいいお話です。でも単なるお子様映画じゃなく、ちゃぁ~んと作ってるなぁという印象でした。ビージーズの曲も素敵ですが、M・レスターとT・ハイドのかわいさが随分ポイント稼いでますよ。あー子供に戻りたい! 7点(2004-05-25 12:34:15) |
33. ミスター・グッドバーを探して
如何にも70年代の映画だなぁと思うが、大ベテラン、リチャード・ブルックスの当時65歳とは思えない演出に少し驚いた。だいたいこのテーマをこんなベテランに撮らせようなんて思った人がすごいよね。地味な題材なのに、結構当時としては斬新なテクニックで飽きさせないのだから。 7点(2004-05-08 13:00:14) |
34. リトル・ロマンス
《ネタバレ》 暴力的な作品の多いロイ・ヒル監督には珍しく清い映画だったと思います。ジョルジュ・ドルリューの音楽とグレース・ケリーの再来と言われたダイアン・レインの魅力が際立ってます。映画ファンがニヤリとするような場面もあって、好きです。唯一、オリヴィエ卿が拷問を受けるシーンはロイ・ヒルらしいといえばらしい。 8点(2004-05-08 12:42:51) |
35. スラップ・ショット
P・ニューマンもそうだけど、それまで「明日に向って撃て!」「スティング」「華麗なるヒコーキ野郎」とR・レッドフォードを使い続けたこの監督は、きっと「美しい男」にしか興味が無いのだろうと勝手に思い込んでいたの。しかし、しかし、ど...どうよ!ハンセン兄弟が登場したとき目を疑った。「な、なんじゃコイつらうわぁーーーー!!!し、しかも三人もかよぉーーー!」 7点(2004-03-27 12:50:26) |
36. 地獄の黙示録
時が経つにつれて、どんどん評価が高まっていく不思議な作品です。二度とこんな映画をロケーションでは撮れないでしょうね。スキャンダラスな製作裏話とあわせて歴史に残るでしょう。 9点(2004-03-11 12:56:16) |
37. 新・明日に向って撃て!
ゲゲッ!R・レスターが西部劇撮るの?!と汗かきまくりで見ました。レスター・タッチは健在のまま、気持ちのよい青春映画に仕上がってましたっけ。 8点(2004-03-11 12:49:22) |
38. 1941
「激突!」「JAWS」「未知との遭遇」.....誰だって期待してしまいます。ドタバタと聞いていやな予感。そして的中。ロバート・セメキスの脚本も悪いがS・スピルバーグはコメディ撮るの無理ですね。ただし故J・ベルーシだけは際立っていた。 6点(2004-03-11 12:44:13) |
39. 戦国自衛隊
にしきのあきらの恋人役は確か岡田奈々だったと記憶してます。 7点(2004-03-11 12:39:35) |
40. アルタード・ステーツ/未知への挑戦
ケン・ラッセルまでSF映画ブームに便乗かよ!しかしケン・ラッセルだから、難解な作品かなと思いきや...そうでもなかった。で、結論はイマイチ。ウィリアム・ハートを発掘しただけでも評価できるかな 4点(2004-03-11 12:36:56) |