21. 七人の侍
《ネタバレ》 七人の集め方と侍の亡くなり方に、ものすごく興味を持って見ました。神経質な物語になりそうな所を、三船敏郎が笑わせて和ませている感じでしょうか。大人気の理由が納得できる内容でした。残念なのは、音声が聞き取りづらいこと。早口になると、何を言ってるのか、まるで分かりませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-26 18:13:11) |
22. ふしぎの国のアリス(1951)
強烈な個性のキャラクター達はとても印象に残ります。ですが、ストーリーはまるでないに等しいと感じます。ディズニーの映画は子供向けが多く、何かしら教訓を与えるような作りになっています。この映画に関しては、教訓めいたものがありません。遊園地に乗り物が10個あって、10回ジェットコ-スターに乗った気分です。 [DVD(字幕)] 4点(2009-06-28 18:21:05) |
23. 旅情(1955)
K・ヘプバーンのコメディセンスが発揮された映画でした。特に前半は面白い。この映画を彼女の最高傑作として推す人は多いかと思いますが、私もその一人です。大女優キャサリン・ヘプバーンを堪能していただきたい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-08 23:03:34)(良:1票) |
24. アフリカの女王
都会派のイメージが強いH・ボガートと、男勝りのイメージが強いK・ヘップバーンが、それぞれイメージとはかけ離れた役を演じています。なのに、全く違和感もなく、絶妙な掛け合い漫才を見ているかのようです。上映時間のほとんどを2人だけで演じています。よほどの力量がないと、間が持ちません。意外なラストも良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-07 00:18:50)(良:2票) |
25. ピーター・パン(1953)
《ネタバレ》 想像していたのとはかなり違う内容でした。絶対的な善玉がいない代わりに、絶対的な悪玉もいない。それに、時代の影響もあると思いますが、台詞に聞き逃せないような内容が含まれています。本筋とは関係ないことですが、とても気になりました。子供は無邪気に残酷なことをする、ということと、ピーターパンは永遠の子供である、ということを差し引いても、ディズニーらしからぬ、と感じました。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-26 23:32:17) |
26. ローマの休日
初めて見たのは、故ダイアナ元妃が来日した際に、TVで放映された時でした。その後、映画館で見て、VHSを購入し、DVDが発売されると同時に買いました。いつ見ても笑えて、楽しく切なくなります。この映画のオードリー・ヘプバーンが大好きなので、他の映画に出ていても、違和感があってあまり楽しめません。 [映画館(字幕)] 10点(2008-10-19 00:01:53) |
27. ベン・ハー(1959)
約3時間半、長かったですね。2時間半くらいの短縮版があるのなら、そっちが見てみたい。戦車レースはすごい迫力でしたけど、その他のシーンや物語はもの足りませんでした。イエスの話は何だかとってつけた感じに思えます。聖書の内容を知らないので、あまり大きな声では言えないんですけどね。とにかく我慢の210分でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-09-28 19:00:00) |
28. 80日間世界一周
たくさんの国を訪れ、各地で様々な出来事に遭い、何とか切り抜けていくアドベンチャー・ムービーでした。それぞれの土地の描き方はやや誇張してはいますが、うまく特徴を捉えていたと思います。ただ、冒険ものとしては、ハラハラドキドキ感があまり高くありません。撮影は各国で行われたんでしょうか?風景がとても見事でした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-20 18:49:13) |
29. シンデレラ(1950)
主人公シンデレラの描き方は文句のつけようがありません。容姿や優しい性格がよく表れていて、彼女の喜びと悲しみが胸を打ちます。その反対で、その他のキャラクターはいささかお粗末に感じます。継母は見るからに意地悪そうでしたが。全体的には動物キャラに頼りすぎていると感じました。ラストも、もっと捻りが欲しかった。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-17 00:18:40) |
30. めぐり逢い(1957)
20年近く前に、TVで吹き替え版を見て以来、久し振りにDVDで見ました。ケイリー・グラントとデボラ・カーの魅力が活かされた楽しい映画という記憶に、間違いはありませんでした。あのラストシーンは永遠に不滅ですね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-14 22:18:21) |
31. ダイヤルMを廻せ!
久々に、本格的なミステリーに出会った気がしました。それまでにいくつかのヒントがあったにもかかわらず、たった1つの事実が見えず、頭を悩ませてしまう。その事実がわかったとき、「あっ!」と大きな声で叫んでしまいそうになるくらい、総ての謎が解けてしまう。推理小説好きにはたまりませんなぁ。 [DVD(字幕)] 8点(2007-11-24 18:02:35) |
32. エデンの東(1955)
J・ディーンの代表作といえば、やはりこの映画でしょう。彼なくしては、この映画は成り立たなかったと思います。これを最初に見たので、J・ディーン=キャルのイメージが焼き付いてしまい、他のを見ても、キャルが出てると思ってしまう。 [映画館(字幕)] 7点(2007-11-12 23:38:23) |
33. マーティ
独身には身につまされるお話でした。こういった作品がその年の頂点に立ったということは、当時の世相を反映していたのでしょうか。会話中心のストーリーで、その内容にはすごく惹かれるものがありました。地味な映画でしたが、90分間釘付けです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-04 18:30:21)(良:1票) |
34. 北北西に進路を取れ
物語の決着が付いたと思わせてからのラストまでが、ハラハラドキドキ、スリル満点でした。途中では、何でこんな罠に引っかかるんだよ、とC・グラントにツッコミを入れたくなる場面もありますが、驚きの展開がずっと続きます。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-28 23:34:43) |
35. 巴里のアメリカ人
最後のダンスシーンはとてもすごいと思いました。ただ、意味が分かりません。1番印象に残ったシーンは、初めて2人で行った川辺でのダンスシーンです。L・キャロンを見ていたら、G・ケリーが下手くそに見えてしまうほどでした。彼女すごいです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-08 00:34:53) |
36. 恋の手ほどき(1958)
アップのシーンが全くと言っていいほど無いので、ジジがいかに魅力的に変わったか、分かりづらいのが欠点であります。前半はガストン中心で退屈でしたが、後半になりジジが映り出すと華やかになり、物語に面白味が出てきました。 [DVD(字幕)] 5点(2007-08-18 18:27:11) |
37. 波止場(1954)
良くできているとは思いましたが、繰り返し見たくなるほどではありません。M・ブランドはこっちよりも、「欲望という名の電車」の方が、らしいと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-07-15 23:15:06) |
38. 理由なき反抗
J・ディーンに頼り切った映画としか思えませんでした。有名な自動車のシーンでの盛り上がりもイマイチ。反抗期の少年少女はもっと暴れん坊だと思います。それに高校生に見えません。N・ウッドの役はいなくてもいいんじゃないでしょうか。 [DVD(字幕)] 3点(2007-07-01 00:27:22) |
39. サンセット大通り
とても良くできた映画です。見ていると質の高さがハッキリとわかります。けれど、好みではないのです。恋の話などなくして、過去の栄光を忘れられない元大女優をクローズアップしてくれたら、もっと楽しめたのかも。 [DVD(字幕)] 6点(2007-02-24 18:15:39) |
40. イヴの総て
この映画すごいですね。半世紀も前に、これほどの完成度を持つ映画があったとは知りませんでした。心情や人間関係の描き方を、台詞だけでなく、演出でも表現しています。ユーモアがあるのに、ミステリーのようです。出演者は誰もが素晴らしく、主要登場人物が多くても、それぞれの個性をうまく描き分けているので、戸惑うことはありません。映画が終わってしまうのがもったいないと感じてしまうほど、のめり込んでしまいました。10点あげてもいいぐらいです。 [DVD(字幕)] 9点(2007-01-13 18:48:33) |