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パセリセージさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 519
性別 男性
自己紹介 60代のおっさん

好きな言葉

期待はあらゆる苦悩のもと(シェークスピア)

人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる(ツルゲーネフ)

座右の銘にするのはどっちだ

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21.  山の音
川端文学の本筋は、こうした人間の心の奥に潜む堕落した欲求と理性との絶妙なバランスの危うさにあると思うんです。間違っていると言われる予感も多少ありますが。それはともかく、原節子の美しさ、というより清純さ、じゃなくて、ああいう感じは(ぴったしの言葉が浮かばない)、今の女優には無い独特のオーラを感じます。私だったら、戦争未亡人の世間ズレした美人よりは、子供だと悪口言われても、素直さと芯の強さを持った大柄(?)な妻を取りますね。え?お前ならどうするかなんか興味ない?そう言われる予感もしました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-19 00:26:55)
22.  めし
原節子のイメージが、若干変わりました。奥さんらしい態度、嫉妬に小言。なるほど、美人で他人から見るとうらやましがられる夫婦でも、こういう感じなんですね。この歳になるとわかるなあ。これが夫婦生活なんですね。最後は良い方向に向かっているけど、また繰り返すような感じもしました。まあ、それでも生きていかなければ、という事なんだろうな。「おい、腹減ったな。めし」って、言ってみたい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-13 23:38:27)
23.  大人は判ってくれない
人形劇を見る子供達の表情が素晴らしい。演技ではなく、子供が劇を見ている実際の映像である。この子達も成長するにつれ、大人が作った管理社会に、素直に溶け込んでいく子と、主人公のようにはみ出していく子に分かれていく。個を大切にしたほうである、フランスでもこんな感じだったのか。最後の海へ向かって走る映像が胸にしみる。すんなりと溶け込んでいった者には退屈な作品なのだろうが、少しでも、挫折を覚えた者にとっては、切ないくらい理解できる感覚だ。
8点(2004-10-24 21:57:13)(良:3票)
24.  悪魔のような女(1955)
リメイクを先に観てしまったのが、残念です。サスペンスとしては一級ですね。意表を突く展開に、恐怖を感じさせる映像は見事でした。たしかに、これだけ面白いとリメイクしたくなりますね。邦題は誤解を与える要素がありいまいちです。くれぐれも、こちらを先に観て下さい。
8点(2004-05-12 22:49:05)
25.  生きる
先日、職場の健康診断で胃のバリウム検査をしました。結果は精密検査が必要とのこと。ガーン、目の前真っ暗。数日後、気を取り直し胃カメラ検査。見る限り何ともなさそう。その時、先生が「細胞を取って、悪性か検査します」と言って、カメラの先のピンセットみたいなもので胃の3箇所ばかりをつまんでピッ。ガーンまた真っ暗。血が出てるし、どうなるのか。結果が出るまでの2週間が長かったこと。当然最悪の事態も考えました。もしもの時は公園作ろうか・・・。で、おかげさまで悪性ではありませんでした。
8点(2004-01-14 23:49:02)
26.  ガンヒルの決斗 《ネタバレ》 
その昔、テレビで両親と見ました。西部劇の名作です。最後の決闘に持っていくエピソードの積み重ねが優れていると記憶しています。両親は、それぞれ感じるところも違っていて、決闘の場面で親父が「いよいよ親玉どうしの決闘だ。」、最後の場面でお袋が「あの女の人汽車に乗るかしら?」。で私は、解説の、当時まともだった水野晴郎氏のコメントに感動した覚えがあります。「アンソニー・クインの最後の言葉は、子供を亡くした父親の悲しみと、主人公との友情に満ちたものです。」うん、たしかに今でもそのとおりだと思います。あのころは、まさか、・・・。
8点(2004-01-11 17:15:43)(笑:1票) (良:2票)
27.  晩菊
昔の売れっ子芸者達が、年食ってから生きていく様が、時にシリアスに、時にコミカルに描かれている。杉村春子が昔の恋人に会うときのハシャギぶりと、実際会ってみると、すぐに現実の冷めた感情に戻る描写の落差に、何とも言えず苦笑いしてしまう。それはまるで、映画館へ向かう途中の期待に胸を膨らましている感じと、その映画が期待どおりではなく途中冷静に評価している感じだ。まあ、思い出は思い出で止めておくのが良い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-23 23:06:01)(良:1票)
28.  浮雲(1955)
あの戦争の敗戦によって、ほとんどの日本人が人生をリセットされたんでしょうね。上手く切り替えた人や逆に水を得た魚になった人だけじゃなかったのもわかります。ただ、それは一つのきっかけであって、原因とは言えないんだろうな。どんな時代にも自分の明日を描けない人はいますからね。とは言え、時代背景としては戦後の混乱期は設定にはぴったりですね。登場人物たちの表情が皆暗く、敗戦の負の部分を象徴するような映像が続くのが辛いですね。お互いを必要としているのに、一緒にいても満たされない辛さが伝わってくるなあ。その後、彼はどうしたんだろう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-20 12:58:27)
29.  妻(1953)
妻としては、愛人を作って自分だけ幸せになる夫が許せないし、別れる訳にはいかないという気持ちですか。しかし、夫にしてみれば、せんべいをボリボリ食べる色気のない女より、けな気に息子を育てながら、仕事も趣味も一生懸命で気配りもする女に、つい気持ちが行くのが、人情というものなんですよね。ごたごたはあっても、法的には妻が有利(?)であるから、まあ、収まるところに落ち着くのかなあ。三國連太郎が良い味出してます。結婚って、何なんですかね。今更ながら考えてしまいます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-14 23:22:28)
30.  どん底(1957)
つくづく人間は、しがらみから抜け出せないものだと感じましたね。現代においても同じですね。現在を嘆き、過去を懐かしみ、他人をねたみ、未来に踏み出そうとしない。憂さ晴らしが楽しみになっている。まあ、それが人間という生き物なのか。
[DVD(字幕)] 7点(2005-05-15 14:16:40)
31.  嵐を呼ぶ男(1957)
さすがの(?)私も石原裕次郎の全盛期は、知りません。加山雄三の若大将シリーズぐらいなら、多少記憶にあります。あの挑戦的な目と、ギラギラしたエネルギーの塊のようなしぐさが魅力的だったのでしょうね。高度経済成長のシンボルの一つかもしれないですね。何年か前ですが、叔父がテレビで放映していた裕次郎の映画に、「お、祐ちゃんか」と言って、うれしそうに見入っていたのを思い出す。どんな世代にも、ヒーローは存在する。
7点(2004-10-16 10:56:25)
32.  大菩薩峠 完結篇(1959) 《ネタバレ》 
やはり、最後は因果応報、見事な最後でした。斬り合いでは負けそうにないので、あの終わり方が納得かなあ。人の親としての一面が現れ、やっぱり人間でしたね。子供に因果が巡らなければいいんだが。
7点(2004-10-12 19:36:05)
33.  大菩薩峠 第二部
だんだん多くなっていく登場人物に、気を緩めると誰が誰やら判らなくなる危険がある上に、すれ違いが多くなり、短気な人はイライラする危険が。しかし、見事な立ち回りや、魅力的な役柄の人物が多く、決してダレることがない。相変わらず女にモテル主人公がうらやましい、、じゃない。最後はどうなるのか興味深い。
7点(2004-10-12 19:25:08)
34.  大菩薩峠(1957)
因果が絡み合った糸のように登場人物達を結びつけ、壮大な物語を構成していく。長いけど興味を失うことはないくらい次から次へと因果が巡っていく。悪運がなかなか尽きない上に女にもてる主人公がいい味を出している。その極意は、強引だけど、いやらしくないことと見た。うーん、無理かな。
7点(2004-10-12 19:08:15)
35.  眠れる森の美女(1959)
子供の頃、美しいオーロラ姫に胸をときめかせ、王子と竜の対決をどきどきしながら観ました。たしかに、姫が眠っている印象しかないのは、この作品の紹介の絵が、例外なく全て眠っているものを使っているからなのでしょう。起きたとき、大あくびして背中をぼりぼりかいたら受けるだろうな、などと考えるようになったのは、純粋さなどとっくに無くなった大人になってからです。
7点(2004-05-13 19:08:41)(笑:1票)
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