21. カサブランカ
《ネタバレ》 「君の瞳に乾杯」という名訳を思いついた人は凄い。この映画を彩る名台詞の数々には本当に酔わされてしまいます。 ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンという主役2人も勿論そうなのですが、脇を固める登場人物達もそれぞれに魅力的な人達ばかりなんですね。 今見ても非常に素晴らしい映画だと思いますが、私はこの映画が作り出している世界そのものが好きなのかもしれません。 これぞ映画、と言いたくなるような作品です。 ラストの空港でのシーンをはじめ、決して美男とは言えないようなボギーがあんなにカッコ良く見えてしまうのが不思議でありました。 「君の瞳に乾杯」なんてキザな台詞が似合うのは、この映画のリックだけですね。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-10-31 00:02:01) |
22. 麗しのサブリナ
《ネタバレ》 「ローマの休日」の直後に撮られたオードリー主演第2作という事もあり、若きオードリーがとにかく可愛くてキラキラ輝いてますね。 正直言ってストーリーは平凡だと思いますが、この映画の真骨頂はそんな所にあるのではなく、オードリーのファッションやビリー・ワイルダーの粋な演出、魅力的な登場人物達など、まるで御伽噺のような世界を楽しむための映画なんでしょう。 不満が有るとすれば、サブリナがライナス(ハンフリー・ボガート)に惹かれて行く過程の描写が少し不充分だったかなと思います。 そのため、ちょっと唐突な印象を受けてしまいました。 御伽噺にそんな細かいツッコミは野暮だとは思いますが。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 23:54:41) |
23. おしゃれ泥棒
《ネタバレ》 まず「おしゃれ泥棒」という邦題からして洒落ているのですが、中身もとてもお洒落で楽しい映画です。 オードリーとピーター・オトゥールは本当に息もピッタリで、この2人のやりとりだけでも面白いです。 巨匠ウィリアム・ワイラーの作品にしては非常に軽いというか、何も考えずに見れるような映画ですが、それもまた良いです。 オードリーはまるで着せ替え人形のように次々と衣装チェンジをしていますが、それもファンサービスの一環なんでしょうか。 とにかくハマる人はとことんハマってしまう映画かもしれません。 中毒性の有る映画です(私もハマりました)。 [DVD(字幕)] 9点(2005-10-30 23:45:15) |
24. シャレード(1963)
《ネタバレ》 二転三転するストーリー、舞台はお洒落なパリの街、主演はケーリー・グラントにオードリー・ヘップバーン。 面白い映画の要素が揃いすぎているぐらい揃っています。 最初に見た時は、その意外なストーリーにとにかくビックリしてしまいましたが、何度見ても楽しめる映画だと思います。 これだけ登場人物が少ない映画なのに、私は犯人が最後までわかりませんでした。 とにかく、良く出来た映画です。 [DVD(字幕)] 9点(2005-10-30 23:25:44) |
25. 裸で御免なさい
《ネタバレ》 作家志望のお嬢様であるBBが、ひょんな事からお金欲しさにストリップコンテストに出る羽目になってしまう・・・何ともハチャメチャなストーリーですが、 とにかく常に騒動を巻き起こすBBが可愛くて、それを見ているだけでも楽しい。 大作家バルザックもBBにかかれば形無しであります。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-10-30 23:17:13) |
26. 殿方ご免遊ばせ
《ネタバレ》 フランス首相の令嬢ブリジット(役名も本人と同じ名前っていうのが良いですね)が巻き起こす、ドタバタコメディの快作。 この頃のBBは本当に可愛くて、この映画の中でもその魅力は最高に輝いてます。 なかなか浮気癖の治らない夫に対し、新妻バルドーがあの手この手を使ってヤキモチを焼かせようとする他愛の無いコメディ・・・と言ってしまえばそれまでですが、 脚本が非常に良いのか、テンポが良くて非常に面白い作品に仕上がっています。 フランス製のコメディというのもなかなか良いですね。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-10-30 22:59:03) |
27. ローマの休日
言わずと知れた名作中の名作。 今から50年以上前の作品ですが、全く古さを感じさせません。 これから先も、名作として後世に残って行くと思います。 オードリー・ヘップバーンの王女役はまさにハマり役ですね。 [DVD(字幕)] 10点(2005-10-30 22:48:32)(良:1票) |