21. 十二人の怒れる男(1957)
ストーリーは最初から読めてしまうのに、それでも興奮してしまう。 十二人の男たちにしっかりとした個性があり、発言内容や態度の裏にそれぞれの人生 が透けて見えるところが面白い。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-24 04:54:06) |
22. みなさん、さようなら(2003)
《ネタバレ》 アカデミー賞らしくない、捻くれた作品ですね。 親父が信奉している社会主義は、資本主義の申し子である 息子にしてみれば全くの時代遅れで相手にされない。 死ぬ意義を見出したいと気張ってみるものの、実際は ヘロインを打たれてラリってるだけ。 国家や政治について偉そうに語ってみても、 実際、頭にあるのはエロいことばかり。 臨終の際に思い浮かべるシーンも、女性の太ももである。 そんなどうしようもない親父をかわいいと思えるかどうかで、 評価が分かれてくる映画ではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-24 04:44:05) |
23. うなぎ
《ネタバレ》 湿っぽいのに枯れている独特の映像と世界観が新鮮だった。 嫉妬心で妻をも殺してしまう幼稚な主人公が、メスウナギの話を聞き、 人生経験を積むことで、他人の子をも育てようというほど寛容になる。 変な映画ですが、監督の人間(生き物)に対する温かい眼差しが感じられました。 [DVD(邦画)] 8点(2006-04-23 02:10:37) |
24. パッチギ!
この映画の舞台となっている時代にはまだ生まれていなかったのに、 なぜかノスタルジーを感じてしまいました。 暴力シーンはやや過激ですが、 人物描写は温かいというところがいいですね。 近年は、右を見ても左を見ても、 美化された爽やかな青春映画ばかりなので、このような タイプの映画は貴重です。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-19 04:07:57) |
25. 椿三十郎(1962)
笑いと軽さを重視した結果、「用心棒」の殺伐とした緊張感・ハードボイルド感が 薄くなってしまった気がします。 これはこれは面白いのですが。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-19 03:54:41) |
26. ゴッドファーザー
コッポラ監督の重厚な美意識が、マフィアの世界観に見事にはまっています。 ディティールに関してはストーリー上の省略がやや多く、サム・メンデス監督の「ロード・トゥ・パーディション」の方がよくできていますが、音楽や俳優陣のカリスマ性は もう圧倒的ですね。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-19 03:50:12) |
27. 天空の城ラピュタ
宮崎アニメの中でも、この映画とナウシカは特に、「メッセージ性」とやらが押し付けがましい。 教科書みたいな偽善アニメはもうお腹いっぱい。 少しくらい想像・解釈の余地を残して欲しい。 そんな僕は「魔女の宅急便」が一番のお気に入りです。 [ビデオ(邦画)] 5点(2006-04-19 03:43:28) |
28. サウンド・オブ・ミュージック
音楽だけでも10点 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-19 03:30:30) |
29. ショーシャンクの空に
ファンタオレンジみたいな映画。 爽快感はあるが、(テーマやストーリーは)安っぽい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-19 03:18:39) |
30. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 小学生のときに初めて見ました。 過去が変わることで主人公が透明化するシーンは子供心に 強烈な印象を与えましたが、 これが平均点ベストランキング1位というのは疑問です。 E.T.など、他の万人受けする映画と比べてこの映画の 評価が突出しているのはなぜでしょう? [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-17 02:07:06) |