21. 乱
絵を見るような映画でした。 夢のような映像と音楽と、役者の演技。演劇を見ているような気も時々しました。1シーンごとの絵が素晴らしく、見終わったとも忘れられない絵として残りました。時々見返したい映画の一つになりました。 [地上波(邦画)] 9点(2011-01-01 21:04:57) |
22. 愛のむきだし
面白かった!!なんかB級ギャグ漫画みたいな設定だけど、迫力満点、4時間一緒に旅をした感じでした。個人的には安藤サクラ、怖いよぅー。でもよくやった!将来楽しみです。 役者さんがみな、よかったです。なんだか定期的に見返したい映画かも。 園子温監督の映画、昔はちょっと嫌いだったけど、楽しみな監督の一人になった気がします。次回作も期待。 [映画館(邦画)] 9点(2010-12-19 02:26:11) |
23. トロン:レガシー
思っていた以上には面白かった。最初の導入にしても、フリン不在後の会社の様子や息子の無茶っぷりもよかった。その後の展開は・・・だんだんどうでもよくなり、ビジュアルと音で楽しめました。ストーリーとしてはベタな感じで、出てくるキャラクターもベタですが、ダフトパンクgood jobって感じで、シマリはあったかと思います。 今この映画を作るのは、初回作とは別の勇気が必要だったような気がしますが、ビジュアルとしてなかなか頑張った佳作。ストーリーはさておき。 あ。そうか・・・誰かみたいだと思ったら、オビワンだ。 [映画館(字幕)] 7点(2010-12-18 22:10:01) |
24. ゲゲゲの女房
《ネタバレ》 極貧映画。安定していると聞いたはずが、超貧乏な家に嫁いでしまい、何がなんだかわからないまま夫婦が始まる。 初めての夜、背中を流してくれ→朝起きたら帯が布団の下に・・・あたりの描き方など、好きだなぁ。なんなのこの人、状態から少しずつ生まれ・・・そうでなかなか生まれない?夫婦の距離感みたいなのが、じんわり描かれている。 水木しげるがその後大成功するからよかったものの、誰の話か分からないようだったらただただ辛い貧乏映画だろうなぁ。 子供ができたときのしげるさんのせりふがひどすぎるが、病院での様子が素敵だったので許す。ところどころ、卓爾監督らしいシーンでにやりとさせられる。 [映画館(邦画)] 8点(2010-12-18 21:58:53)(良:2票) |
25. ドアーズ/まぼろしの世界
ドアーズの映像盛りだくさんドキュメンタリー。リアルタイムを知らない私としては、動くジム・モリソン。セルフプロデュース力に長け、カリスマ性ありありの彼、メンバーの理解と理解しきれなくなる過程が切ない。あの時代特有の、表と裏が近そうで近くない感じが、危うく、痛々しい。あまりに早く逝ってしまったカリスマを知る映画としては、よかったと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2010-12-18 21:41:44) |
26. 風と共に去りぬ
やっと見れました。4時間近くある超大作。でも全然飽きずに、寝ようと思いながら結局見てしまいました。スカーレットがこんな女だとは知りませんでしたが・・・。最後30分くらいで、バババッとストーリが進み、最後、意外に立ち直りが早すぎて、ちょっとびっくり。スカーレットの、「今は考えられない・・・明日考えよう」というせりふ、途中にもありますが、明日じゃ遅いやろ!と最後は突っ込みそうになりました。 周りのキャラクターも、愛すべき人たちで、ドラマとして厚みがあります。 メラニーもスカーレットも、美しい! [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-22 01:04:05) |
27. 猟奇的な彼女 in NY
オリジナルもなんとなく見ただけなので、あんまり比較できませんが、なんかめんどくさい話・・・とかいうと元も子もないんですが、エリシャ・カスバートが案外普通すぎて・・・。 でも地下鉄のベンチで、ビンタしあうシーンは、あー、ラブコメって感じでいいな、と思いました。 [インターネット(字幕)] 4点(2010-10-31 17:49:09) |
28. 帝都大戦
《ネタバレ》 みよちゃんのめんどうを見てくれる人はたくさんいるだろうから、東京にいて一緒に戦ったほうがいいんじゃないかなぁ、中村君だけじゃ勝てないよ?と思ってたら、ワープしちゃった。 まぁストーリーは突っ込みどころがたくさんありますが、嶋田久作、すごい・・・怖すぎます。この方以外の配役が思いつきません。虫になったり、紫のカーディガン着たり、もう、えぇっ??と思いましたが、いいんです。それがいいんです。 時代の雰囲気とか、耳なし芳一みたいに全身にお経書いた人とか、古めかしい機械類とか、雰囲気としては大好きです。ただ、少し全体として、ちょっと締りの悪い作品。 [インターネット(字幕)] 5点(2010-10-31 17:41:29) |
29. ミックマック
《ネタバレ》 ジュネの映画だから、ダメでも合格点だろうな、と思ってましたが、ホントそんな感じでした。美術といい、キャラクター設定といい、とても素敵。ジュネワールド炸裂!これこれ!と思いながら、ニヤニヤ。満足! ただ、うーん、アメリを越えない。社長たちへのイタズラというゆるい表現ではあるけど、ちょっと題材がシリアスというか。もうちょっと手放しで楽しみたかったかなーとか。 いや、でも好きなんですが。もう一度見ると、また違う小ネタでニヤリとしそう。恋バナの絡め方が可愛らしくてきゅんとします。 [映画館(字幕)] 7点(2010-10-10 00:08:00) |
30. 今度は愛妻家
《ネタバレ》 全く落ちを知らずに見ました。流れとしては自然な映画だけど、なんというか、ダメな男の映画、でした。笑。ちょうどあの世代の男性が見て、少し反省をして奥様に優しくなるんだろうなーと思うと微笑ましい映画だけど、冷静に、死なないとわかんなかったんだねー、と冷ややかに思ってしまう女性観客の一人、かもしれません。 映画としては、あの切り替え点から後が若干長すぎ感があるのと、若者の恋沙汰とかオカマの苦悩とか、ちょっと深追いしすぎな感じもある。あとトヨエツの演技、なのか脚本のせいなのか、が所々耐えられない、けど、テレビの上の薬師丸ひろこの写真の美しさと、チャーミングさのギャップが、妙にリアルさを感じさせてくれた。 [DVD(邦画)] 5点(2010-10-04 00:27:12) |
31. キャタピラー
見終わった後、ちょっとふらふらになりました。 寺島しのぶ以外にこの役をやれる人はいないと思った。 同じく、男優の方の好演も光る。 ただ、寺島しのぶのせりふは半分くらいでよかった気もする。 [映画館(邦画)] 7点(2010-09-04 01:06:41) |
32. インセプション
《ネタバレ》 まぁ結局は楽しかった!という映画でした。 しっかり組み立ててた映画が、最後のほうであれ?あれ?と観客が急においていかれる。あと、なんだかんだとローカルルールが多くて、置いていかれる。 ということこそ、夢っぽいのかも知れないですが。 あとは、独占企業解体にしてはめちゃくちゃ大掛かりな話だなーとか、渡辺謙の年とった顔が妙に西欧風だなぁ、とか、ありますが、結局は見てました。 映像はがんばって撮ったなぁ、という感じで、好感がもてました。 [映画館(字幕)] 6点(2010-09-04 01:00:41) |
33. フルメタル・ジャケット
private pyle! 前半は目が離せません。うまいこというなぁ、と妙に感心する瞬間もあり。 ハートマン軍曹にだんだん愛着がわいてくるのと、育てる側の愛情みたいなのがちらりと見えるのがいいです。超怖いですけど。 後半は、皮肉とどうしようもない絶望?、あきらめ、そういうものであふれていますが、 なんというか、前半があるからこそ生きてくる、そして前半も後半があってこそ、ハートマン軍曹がなくなったことを悲しく感じました。 [インターネット(字幕)] 8点(2010-08-21 13:47:38) |
34. 逃亡者(1993)
何度見ても、見ごたえあり。どちらも真剣勝負。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-26 23:45:18) |
35. ボーン・コレクター
《ネタバレ》 んー。実は面白いかも!と思ってみていたのですが、最後の犯人のところで、 えーと、誰ですか?動機を聞いても、はぁ・・・という状態になり、なんだか置いていかれた、というか、どうでもよくなってしまった。 あと、最後の手を握るシーン、必要ですかね。なんというか、天才犯罪解析者(?)と、センスはあるが小生意気な若手が、最初は反発しあって、でも信頼を深めて、最高のパートナーになりました、というくらいで良いんじゃないか? なんというか、ストーリー的に、あの役はアンジェリーナ・ジョリーじゃなくて全然よいんだけど、アンジェリーナ・ジョリーがやったがために最後のシーンがある、みたいな、完全に無駄な、そして映画を台無しにするシーンだと思いました。 前半真剣に見入っただけに、最後まで見て損した感が残念な映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-07-26 23:42:06) |
36. マルタのやさしい刺繍
《ネタバレ》 スイスの田舎町、レース、刺繍、おばあちゃん、というキーワードからして、悪い映画の気がしない、のはある意味偏見かな。 この映画、男の人と女の人で、感じるところがだいぶん違うんじゃないかと思いました。 おばあちゃんたちの衣装が素敵だったのと、もちろん出てくるランジェリーもツボだったのと、あと、リージ?アメリカかぶれのおばあちゃんが亡くなるときのエプロンがツボ。 女性の強さと、年取るのも悪くないなー、と思わせる一本。 でも、ちょっとところどころ行き過ぎた?というか、急に冷めちゃうような演出があるので、ちょっとマイナス。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-26 23:32:26) |
37. オーケストラ!
好きです。人間の弱さと強さが明るく描かれていると思いました。どたばたコメディですが、ワイフの強さとか、ハズバンドの弱さとか、ロシア人のいい加減さとか、おかしいけど愛すべき人たち。最後は涙がとまらず・・・。 よくある話、といえばそうかもしれないが、それはそれでいいのだ。 [映画館(字幕)] 8点(2010-06-29 00:14:18) |
38. 告白(2010)
《ネタバレ》 邦画を見に映画館に行くのはとても久しぶりでした。前知識ほとんどなく、中島監督だし外れないかなーくらいの心持で行ったら、・・・おもっ!ちょっとびっくりしました。原作を読んでいないので、森口先生の言動が、どこまで本気なのか、実はあぁは言っているがどこかで許そうと思って苦しんでいるのではないか、などと見ながら見てましたが、許す気なし!だったということでいいんでしょうか。 いや、やはり許す許さないという話ではなく、絶望。それだけなのかもしれません。 最後のシーンが、ちらりと「模倣犯」のラストを彷彿とさせ、一瞬ま、まさか・・・とドキリとしましたが、きれいに終わりました。ここは一安心。笑。 中島監督らしい進め方で、ぐいぐい引き込まれます。俳優陣も見ごたえありました。 中学生の、いっちょまえな嘘だったり、不安だったり、でもすげー子供だったりするところが、見ていてすごくいらいらするけど、自分にも覚えがあるような。 血しぶき飛びまくりで、予想外にグロいですが、見ごたえありました。 [映画館(邦画)] 8点(2010-06-27 00:09:44) |
39. クロッシング(2008)
《ネタバレ》 家族が貧しいながらも、幸せに暮らしている絵から始まるが、食べ盛りの子供を気遣う母は栄養失調になり、それが元で結核になる。それを救おうと父は中国へ、でも本人の意思とは別の方向へ進んでしまう。本当に、家族が一緒に、笑って過ごしたいだけなのに。 今すぐそこの国で本当に起こっている事態だということが本当にショックでした。 でも、今まで「北朝鮮」という漠然としたイメージだったが、この映画は、そこに住む「人」をイメージさせるとても大きな力を持っていたと思う。 人がそこに住み、家族を思い、友達を思い、小さな幸せだけを願って生きているんですね。 当たり前のことだけど、なかなか今までわかっていなかったかもしれない。 [映画館(字幕)] 7点(2010-06-20 01:28:31) |
40. ミス・ポター
《ネタバレ》 レネー・ゼルウィガーのあのゆがんだはにかみ?が癖になります。 途中、めちゃくちゃ盛り上げて一気に落とす、急降下の具合がスケスケですが。 心ほんわか、なんかがんばろうって思える映画です。 ミスポターご本人の話をもっとリアルに知りたくなりました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-15 23:11:39) |