21. CUBE
人間の本性も怖いが、人間の本性をむき出しにするCUBEもやはり怖い。建築家の言葉が気になった。「無駄になってはもったいない。使わないと。」誰がどう見ても無駄、しかし使わないと気がすまない人もいる。たとえ残虐なものでも・・。それは、この世の核兵器や戦争もいえることである。残虐で人間の本性をむき出しにする。だが、それを使う者も使いたいと思うものもいる。このCUBEという映画はそのような人間、かつ兵器等を批判していると受け取れた。ただ、建築家の良心の回復など、人間の本性は悪いだけではないという主張も見受けられた。このようなシンプルな映画は見る人によって、違う映画の主張を感じることができる。これらの主張(私の推測ですが)をシンプルかつ斬新な映像に収めた監督には感服するしかない。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-11 23:55:51) |
22. 西部戦線異状なし(1930)
すばらしい作品だと思う。しかし、なぜか心に響かない。こんな自分が悲しい。戦争を体験していないからなのかもしれないが・・。 [DVD(字幕)] 4点(2007-08-08 23:06:14) |
23. キッド(1921)
声のない映画の存在を初めて知った。だが、この映画には言葉では到底表現できない愛で満ち溢れていた。 [地上波(字幕)] 9点(2007-08-08 23:00:36) |
24. チャップリンの独裁者
チャップリンはただのコメディアンではない。命を張ったコメディアンである。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-08-08 22:57:42) |
25. ハリー・ポッターと賢者の石
寝た。眠たくなかったのに寝た。 [映画館(吹替)] 2点(2007-08-08 10:34:27) |
26. 千と千尋の神隠し
抽象画を見せられた感じがした。抽象画もどぎではないちゃんとした抽象画を見た気がした。親父の部屋には何故か、ゴッホやらピカソやらセザンヌなど色々な画家たちの本がありそれを見て、分けがわからなかったが特徴はあると思った。その人達にはこだわりがあって世間に挑戦したんだと思う。それらに人達の絵の系統のものとか今までなかったから世間から冷ややかな目を受けてもおかしくなかっただろう。やはり、画家に限らず、今で高評価を得ている巨匠たちは、なんらかの挑戦をしたのでろう。今までなかったことに挑戦するということはやはり勇気がいることだと思う。この作品は宮崎駿監督が映画界に挑戦した作品だと思う。監督は今まで、「ラピュタ」や「トトロ」などわかりやすくて万人受けする作品を撮ってきたので、その系統の作品を撮っていけば人気がでることは本人が一番わかっていたことだろう。しかし、あえてこのような難しく奥が深い映画を撮ったのは今までの評価、つまり世間に挑戦をしたのかもしれない。この作品で批判的な評価もあるし、高評価もある。これは監督自身、想定していたことだろうし、このように評価が分かれること自体にも、この作品の存在意義が絶対にあると思う。 [DVD(邦画)] 8点(2007-08-08 10:31:52) |
27. デイ・アフター・トゥモロー
最悪。私は環境問題の記事を見ると心が痛くなる。でも何もできない自分のちっぽけさも悲しい。だから、映画という人々に過大なる影響を与える環境の中で環境問題を取り上げてくれたことに大いに感謝したいと思って見た。そうしたら、なんなんだろう。地球の悲鳴などは皆無でただただ異常現象が大きな殺人者としか見られていない。結局人間最優先か。親子愛、青春を環境問題の題材の映画に盛り込まないでほしい。これで、皆が地球の異常気象を恐れ、地球に配慮した行動をとれば、結果的には良いのだが、私は今までしてきた過ちを悔やみ、地球を大切にする精神を訴えかけてほしかったのである。これが、地球に有益な影響を与えても、それは「終わりよければすべてよし」ではない。「本末転倒」なのである。 [映画館(吹替)] 2点(2007-08-06 10:48:38) |
28. トランスフォーマー
《ネタバレ》 宇宙戦争とガンダムを混ぜ合わせて「さあ、どうだ!」っていわれたような映画。 「どうだ!」といわれましても・・。(誰も言ってないだろ)な~んかロボット達がかっこよくないし、どうみても人間のような宇宙人?がいて、お前ら結局なんだったんだよ!と突っ込まざるえません。あと、味方が一体も死なないなぁ~と思っていたら、大切な同胞が死んだ・・・。とかいってて頑張って思い返しますと、一体だけプチッってやられていたやつを思い出しました。本当にプチッて感じです。真っ二つです。例えるなら、人間が蟻を引きちぎる感じ・・・いや、包装のプチプチをプチッてつぶす感じでやられました。ジャズっていうカッコいい名前のロボットでした。ジャズはいろんな意味で可哀想だなと思いました。あと、みなさんおっしゃられているように、ギャグがつまらなすぎ。理解不能なのもいくつかありました。私は人がすべるのを見るのは大の苦手でして、寒いギャグいわれるとこっちが恥ずかしくなってきちゃうのです。だから耳を塞いでたらギャグの嵐で耳が痛くなってしまいました。まぁ、車がグルグル~ってなって変身するのは妙に気にいいましたのでおまけして・・・三点。 (ガキの息子の評価)本来見なかっただろう映画を見てしまった、という意味で私の評価は悪い。ジュラシックパークが「本物の恐竜の再生」が見せ所であったように、トランスフォーマーは「本物の人型ロボットを創生」が見せ所であり、それを予告で隠すことはネタバレでも何でもない。予告を見た多くの人はこの映画を「エイリアン」や「グエルム」に「メリーに首ったけ」のようなお下劣ギャグのフレーバを加えたような映画を期待したのではないか?私もそう。ところが実際に見てみたら、人類の愛と平和と友情を謳うガンダム映画の実写版であった(といってはガンダムに失礼か?)。お寒いギャグに関しては「母親ってうっとおしいな、やっちまおうか」「マスかいてたの?」といった辺りが一応笑えたな。予告編の騙しに怒りの3点。(親父の評価) [映画館(吹替)] 3点(2007-08-06 00:09:47) |
29. デビルマン
ある映画の話をしていたときに俺が「あの役者って大根役者だね」っていったら友達が 「大根に失礼だ。おれは大根好きだ」とかいわれてこいつ頭狂ってると思ったけど、これを見て俺も彼に対抗しようと思います。「棒読みっていうな。棒に失礼だ!」 [ビデオ(邦画)] 1点(2007-08-04 01:28:07)(笑:4票) |
30. フライト・オブ・フェニックス
性格悪いやつが私の友達の性格にそっくりなのです。 [地上波(吹替)] 4点(2007-08-03 22:20:34) |
31. ゲド戦記
ちょっとこれは批判させてもらいます。 ジブリの良さは主張しないとでもいいましょうか、つまり監督が登場人物の言動に自らの主張を投影することがないということです。例えば、トトロにしても、主人公たちが、監督の主張に反映する行動など一切とっていません。決め付けていないのです。だから何回か見たら、その回数だけ色々な解釈ができる。例えば、森を大切にするだとか、森の雄大さとか、それ以上のことも教えてもらえます。だから飽きません。主張というより感じたことが万華鏡のように広がっていきます。宮崎駿監督は映画を通して客と対話しているような感じがするので、好きなのです。 だけどこのゲド戦記、鬱陶しいほど最後のほうに主張しまくってます。しつこいです。 これでは一回みたらこれで終わりって感じがします。決め付けてしまっています。 あと、クモ様でしたっけ?あの人がテルーに向かって永遠の命をくれ・・・とかいったときテルーが「悪は地獄に落ちろ」(うろおぼえで間違っているかもしれません)とかいって殺した場面も最悪です。だってクモ様はあのときもうプライドとか全部そぎ落とされて、ただ死が怖くなった可哀想なで哀れなだけな人になってしまっていて、それは救済すべきところだったのに、(永遠の命をあげるという意味ではない)殺してしまうなんて、殺すほうが悪です。矛盾しています。 でも絵は綺麗でした。宮崎駿さんに色々教えてもらって、いい映画を作ってくれることに期待しますので頑張ってほしいと思います。 [映画館(邦画)] 2点(2007-08-03 15:36:14) |
32. となりのトトロ
今の人々は、色々な意味でのトトロを、色々な意味で忘れているような気がします。 [ビデオ(邦画)] 8点(2007-08-03 00:32:02) |
33. 北京原人 Who are you?
私は「神映画」には十点をつけます。背筋が震えるほどの感動。これは言葉にできません。しかし哀しいかな、これは「紙映画」なのです。紙みたいに薄っぺらく見ているこっちまでペラペラになってきそうです。0点にしようか悩みましたが「紙くず映画」ではなかったので1点です。ちなみにいつもヘラヘラしているのは俺です。関係ありませんね。 [地上波(邦画)] 1点(2007-08-01 23:53:48) |
34. 渋谷怪談
《ネタバレ》 修学旅行のときに絶対怖いといってた人がいていろんな人を誘って見た作品。全然怖くないんですけど・・・。みんな超ビビッててそっちのほうが怖かった。 みんながヤバイっていっていた首を振らせて殺すやつもコントにしか見えなかった。 [DVD(邦画)] 2点(2007-07-31 12:54:21) |
35. 渋谷怪談2
《ネタバレ》 なにこれ?最悪・・。だいだい1の主人公の人が何ですぐに死んじゃうの?すごくいい人だったのに。唯一いい人って感じの綺麗な助手はなんか痛い死に方するし、床に吸い込まれて死ぬ人はいるし、トラックのところはもろCGだし・・・。あ~あ、監督は怖がらせる気ないんじゃないかな [DVD(邦画)] 1点(2007-07-31 12:50:00) |
36. 天空の城ラピュタ
ある時みんなが学校で「ムスカ大佐万歳」とかほざいてて、私に「お前もそう思うだろ?」とか話しかけてくるから「幼稚園のときに一回みただけだからわかんねぇよ」と思いつつ、「うんうん いいよねぇ~」とかしったかして、家に帰って急いで見た作品。感想は「ムスカ万歳」って感じです。ハイ。 なら、なんでこんなに評価が低いん だよ!と思われるかもしれませんが、それは主人公たちが完璧な善人すぎるからです。 まるでロボットです。魅力がありません。出てくるロボットの方が断然人間らしかったです。ムスカ大佐はいい味だしてるのに、もったいない。でもこういう手の話は主人公が善人でないと成り立たないんですよね・・。もうちょっとひねりがほしかったです。 [DVD(邦画)] 4点(2007-07-30 21:56:51) |
37. 時をかける少女(2006)
私が同年齢なのかもしれませんが、お世辞抜きで感動しました。私は中高一貫男子校なので青春は皆無です。ですが。やはり青春はいいですよね。うらやましい。ひとまず、 主人公はちょっと天然な女子高生。普通の家族。ちょっと田舎である風景。これがいい。そして、記憶や時間の大切さも教えてもらいました。そしてなにより親友の大切さ。主人公には親友がいます。言葉には表現できませんがとにかく、親友は大事だなと感じました。あと、主人公たちがいつも楽しそうにしていたこと。私は勉強に追われ あまり楽しく生活していません。今の日本では勉強がすべてだとかいう人がいますが、そういう人にぜひ見てほしい。主人公は本当にいつも目を輝かせているから。私も こういう顔になりたい。 などと感動してエンディングの歌に入るとまた歌もいい。こういうストレートな歌詞、本当にだめなんです。感動の二乗です。涙が出てきてしまいました。なんか暖かいもので全身を包み込まれた感じがしました。なに私はクサイこと言ってるんだろう・・。 でもそれくらい感動しました。ありがとうと言いたい。 [DVD(邦画)] 10点(2007-07-30 21:32:13)(良:2票) |