21. 息もできない
《ネタバレ》 暴力を受けた側が暴力をする側に回り、暴力をする側が暴力を受ける側に回るという負の連鎖と、その負の連鎖から逃れようとする魂と魂の交錯といったテーマのもと、韓国社会の闇を描き出しつつ、漢江のシーン等映像も美しい作品。ただ、暴力シーンが多すぎるのと、テーマを超えたプラスアルファが見たかった気がするので、この点数にしました。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-09 22:01:17) |
22. ハッピーフライト(2008)
航空業務にまつわる多くの小ネタをテンポ良くまとめて、しっかりと一つのストーリーにまとめあげているところは流石で、話も気楽に楽しく見られる感じで良いけど、それ以上のものはないかな。綾瀬はるかも思ったより出番が少なくて残念。 [DVD(邦画)] 6点(2011-07-09 21:33:31) |
23. 野良犬(1949)
終戦直後の雰囲気がよく書けているし、なんだか作品の中の暑さや匂いが画面からにじみ出てきそうな迫力が良い。 [DVD(邦画)] 8点(2011-07-09 21:07:13) |
24. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 下の皆さんと同じく、開始10分までは、とんでもない名作にぶち当たってしまったかも、と思ったのですが、その後の失速感たら無いです。 [DVD(邦画)] 6点(2011-07-09 20:55:25) |
25. イノセンス
攻殻機動隊よりも、こちらの方が話もシンプルだし映像も好みです。 [DVD(邦画)] 7点(2011-07-09 20:49:38) |
26. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
海外では評価高いみたいですが、個人的には押井監督のペダンティックな悪いところが出ちゃった作品かと思います。哲学的な臭いがするだけで良く分からない話だし、パトレイバー映画版の東京の描き方には興奮した小生ですが、こちらの映画の舞台の街はなんだか香港と東南アジアの雰囲気がそのままという感じでイマイチでした。 [DVD(邦画)] 5点(2011-07-09 20:45:29) |
27. 悪人
妻夫木聡と満島ひかりの演技が良かった。また、長崎に住んでいた者として、長崎人(妻夫木聡)と佐賀人(深津絵里)の疎外感、長崎・佐賀と福岡・湯布院(満島ひかり・岡田将生)のコントラストが、すごく身に沁みた。原作未読ですが、このあたり、長崎出身の吉田修一さんの設定がうまいなと思いました。ともかく、現代日本の闇を描ききった良作と思います。 [映画館(邦画)] 8点(2011-07-09 20:37:50)(良:2票) |
28. 告白(2010)
中島監督らしい素晴らしい映像と演出。松たかこの名演技。しかし、話自体は好きになれない。 [映画館(邦画)] 7点(2011-07-09 20:27:55) |
29. 下妻物語
日本映画にしか出せないテイストで、それでいて世界に通用する迫力を持った、ここ数年では出色のエンターテイメント・ムービーと思います。 [DVD(邦画)] 8点(2011-07-09 20:21:32) |
30. 天然コケッコー
山下監督の、この何でもない日常をありのまま美化せずに描く感じ、好きです。 [DVD(邦画)] 7点(2011-07-09 16:27:01) |
31. 秒速5センチメートル(2007)
詩集のような映画なので、リアリティなんて度外視なんだろうけれど、それにしても第3部には不満が残る。けど、第1部と第2部は好き、ここもリアリティはあまり感じられないのだけど、心に深く刺さってくるものがある。誰しも、過去の学生時代の思い出を美化しているところがあって、そんな美化された心象風景とこの映画の第1部・第2部はうまくシンクロするのだと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2011-07-09 16:22:24) |
32. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
飛行機戦闘シーンの美しさは圧倒的。また、センスの良い音楽とあいまった、独特の切ない世界観は、強く印象に残る。あえて無機質な感じを出すための登場人物たちの絵がどうにも違和感が残るが、良作と思う。 [DVD(邦画)] 7点(2011-07-09 16:10:39) |
33. 機動警察パトレイバー
小学生時代に初めてみたときは、オペレーティング・システム、コンピューター・ウィルス、聖書といった作品を彩る要素がとても格好よく見えたし、また、この映画で描かれている東京の風景は自分の感性に少なからず影響を与えている気がする。押井監督の個性がちょうど良い程度に反映されて、今見ても本当に良い映画だと思う。世界に誇るべきジャパニメーション・ムービーの金字塔。 [DVD(邦画)] 9点(2011-07-09 16:06:41) |
34. チャップリンの独裁者
高校生の時に見たときはこれはすごい映画だと圧倒されたが、歳をとってみると他のチャップリン作品より色褪せている感じがする。政治的意図が強すぎて、チャップリンが本来得意な人情の機微の描写が弱いためと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-09 15:58:00) |
35. 巴里のアメリカ人
ジーン・ケリーが街の子供たちの前でタップダンスするシーンは最高でしたが、あとは、平凡な印象です。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-09 15:49:02) |
36. 踊る大紐育(ニューヨーク)
冒頭から結末までひたすらハイテンションでぶっ放す感じが最高です。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-09 15:43:03) |
37. シカゴ(2002)
良いミュージカルではあるのだけど、やっぱりミュージカルのストーリーとしては、殺人事件とか刑務所とか変にスパイシーな要素を盛り込まずに、カラッと晴れ渡った青空の下で恋愛のことしか考えていないような登場人物たちが軽快に歌って踊るというのが良い気がする。だって夢の世界なんですから。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-09 15:37:32) |
38. バーレスク
オシャレで華やかで、見ていて幸せな気分になってくるし、好き。こういう作品には、やはりこれくらいシンプルなサクセスストーリーが合うと思う。 [映画館(字幕)] 8点(2011-07-09 15:32:11) |
39. 浮雲(1955)
テーマが暗いので好きではないが、「男と女の間」にあるという「深くて暗い河」を描ききった作品だと思う。 [DVD(邦画)] 7点(2011-07-09 15:27:16) |
40. 雨月物語
ところどころ綺麗なシーンはありましたが(湖上の舟のシーンは良かった)、なんだかうまく入り込めませんでした。少し時間を置いてから再見してみようと思う。上田秋成の原作は好きなんだけど。 [DVD(邦画)] 6点(2011-07-09 15:19:50) |