21. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
すれ違いや偶然でストーリーが進んで行く、全体的にコメディ・タッチな印象。しかし、その割に人が死にまくる。 直接的な表現はないにせよ結構グロテスクなので、どういう気分で観れば良いのかちょっと困る。 また、子連れの借金取りなど、登場人物にもあまりリアリティがない。 スタイリッシュな作品なので好きな人は多そうだが、自分の好みではなかった。 [DVD(邦画)] 4点(2014-12-01 20:58:56) |
22. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
死がテーマの作品だが、過剰にドラマティックに仕上げることなく、笑いも多めで爽やかに泣ける1作。 時折思い出したかのように死を想起させる展開が挿入され、ギャグとシリアスとのギャップが効果的に胸に刺さる。 ただ、ギャングや警官に追いかけられたり、エロ描写で笑いを誘ったりなど、展開があまりにもお約束過ぎて冷める。 こういう映画ノリが好きな人ってやっぱり多いのだろうか。僕はあんまり。 [DVD(字幕)] 4点(2014-12-01 20:57:34) |
23. フル・モンティ
笑えるけど、題材が題材なだけに下品な内容。抵抗がないかというとちょっと微妙かも。 そもそも、女性が男性ストリップをあんなに観たがるのって普通なのかね……。外国人の感性は分かりませんでした。 [DVD(吹替)] 4点(2014-12-01 20:56:39) |
24. Love Letter(1995)
役者の演技や演出、言葉運びが”演技演技”しすぎていて、少し違和感がある。 小説版は結構胸に迫るものがあったので、脚本は悪くないのだろう。そしてさすがの岩井俊二、雪降る映像も非常に美しい。 しかし、いかんせんトヨエツも芸人の宮迫にしか見えないし、なんか今観るとこっ恥ずかしい映画。90年代の雰囲気は良く出ている。 [DVD(邦画)] 4点(2014-12-01 20:55:54) |
25. セント・オブ・ウーマン/夢の香り
本編は、ラストの大演説を盛り上げるための壮大な前振りと言った感じで、そこまでにたどり着くのが少々長くダレ気味ではある。 しかも完全に勧善懲悪な展開で、手放しに感動できるかと言われると、うーむ。。 男の美学的な哲学を見せてくれるのは面白いが、肝心なところが安っぽい気が。 [DVD(字幕)] 4点(2014-12-01 20:54:50) |
26. 乱れる
筋は分かりやすい。古き良き日本人の良さと悪さがどちらもよく表現されていて、情緒もある。 しかし、近親的なタブー恋愛、義理の親戚との軋轢といった、割とドロッとした題材があまり自分の趣味ではなかった。 迷いなく義姉にアタックし続ける加山雄三にもあまり感情移入はできない。あんな嫁さん欲しいとは思うが。 [DVD(邦画)] 4点(2014-12-01 20:52:46) |
27. REC/レック2
《ネタバレ》 前作ラストの直後、博士とSWATがある作戦を遂行するため件のアパートに潜入する、という設定。 恐らく前作が面白かったから本作を手に取った人が多いであろうはずなのに、この低評価……お察しである。 悪魔憑きは悪魔憑きでも良いのだが、超能力的なシーンが多過ぎてリアリティはあまり感じない。 SWATもちょっとしたことですぐに取り乱し、挙げ句の果てに自殺する。 常軌を逸しているとは言え人間を相手にしているわけだし、そんなに怖がるのはさすがに不自然だ。 フェイク・ドキュメンタリーなのにリアリティがない、というのはこれはもう大変な失敗である。 絶対に面白くできたはずなのに……と悔しい気持ちが拭えないが、これも現実と受け入れるしかないだろう。 アンヘラが生きていたことが分かっただけ、救われた思いだ。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-01-22 15:58:51) |
28. グッドナイト・ムーン
挑戦的な題材には好感が持てるが諸々の問題の処理の仕方(夫の浮気の件など)がすっきりしなく、 結局テーマそのものに違和感が残った。やっぱり外国人の感覚は分からない。 リベラルな感性をもって、素直に鑑賞すれば感動できなくはない、のだろうか。 [DVD(字幕)] 3点(2014-12-02 13:08:49) |
29. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
スーファミやスラムダンクなど、90年代に小学生だった自分にはまさにストライクな小道具(話題)が満載で楽しい。 夏休みの雰囲気、挿入歌の美しさ、それが流れるタイミング、ラストの打ち上げ花火のシーンなど岩井俊二的美的感覚も満載だ。 しかしそれらがあってもなお、子役の演技の野暮ったさが上回る。 子役しかほとんど出てこないので、短いはずの45分がかなりつらかった。。。雰囲気は好きなんだけど。 [DVD(字幕)] 3点(2014-12-02 13:07:44) |
30. 時計じかけのオレンジ
意義や独創性といった観点から考えて高く評価したいところだが、とにかく前半の暴力シーンが著しく不快で、鑑賞に堪えない。 ある程度既成の概念から逸脱して芸術性を追い求めるのは大変結構だし、風刺作品という理屈も分かるが、 私としては”自分が感じた気分”というものを最優先で考えたい。 そういう意味でこの映画はあまり美しいと思えなかった。この映画が大好きという人に対しても、人間性を疑わざるを得ない。 [DVD(字幕)] 3点(2014-12-02 13:06:45) |
31. 借りぐらしのアリエッティ
人間の軒下に借りぐらしをする小人の家族が、人間に見つかり新たな家を探しに旅立つまでを描く。 ……というただそれだけの物語で、これを観て一体何に感銘を受ければ良いのか分からない。 小人や少年の哀しい運命にだろうか? どの登場人物も設定が突拍子なさ過ぎて絶対感情移入できないと思うのだが……。 いっそのこと冒険ものとして改変して作った方がまだ観れる作品になったのではないだろうか。 [DVD(字幕)] 2点(2014-12-02 13:14:12) |
32. デーヴ
本物の大統領が全く救われない……悪者扱いのため誰にも見向きもされないし、死んで当然みたいな扱い。 そのことにひたすら違和感が残る。 そこをフォローしない限り、気持ちの良い映画には絶対ならないと思うんだけど。 デーヴの政策も独善的で、大丈夫なのか?と不安になるし・・・ダメでしょ、いろいろ。 [DVD(字幕)] 2点(2014-12-02 13:12:50) |
33. タクシードライバー(1976)
全体的に陰鬱でよく分からない映画。分からなさの極め付けは、売春婦の客を銃殺したことで新聞でヒーロー扱いされるところ。 おかしいのはこの男ではなく、そんなストーリーを作らせてしまう現実のアメリカ社会だと思った。 それとも実は社会の方が狂っている、ということを言いたいのだろうか? 思い返せばそうともとれるが、真相は曖昧で、結局ヨクワラカナイ・・・。 [DVD(字幕)] 2点(2014-12-02 13:11:13) |