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ひかりごけさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 134

評価順1234567
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21.  レベッカ(1940)
ヒッチコック作品の中ではどうしても小粒な印象をぬぐえないが、凡百のスリラーなぞ足元にもおよばない出来。白黒映像なので、今見たほうが逆に古式絢爛な印象が強くうつるかもしれない。アメリカ進出の足がかりになった作品で、記念碑的な意味もあるが、ヒッチ・タッチがまだ全開ではないので、ヒッチコック入門編としてもおすすめしたい。
7点(2002-11-26 03:06:50)
22.  レオン(1994)
ストーリーや演出は驚くほどシンプルなのだが、配役と非ハリウッド・テイストで「見せる」映画になっている。ナタリー・ポートマンが可愛い。「2」を作らないのは正解(物語的に無理でも映画界は無茶をする。『猿の惑星』とか『バスケット・ケース』とか)だったのに完全版が出てちょっと引いた。
7点(2002-11-26 02:53:45)
23.  レインマン
こういうテーマに関して日本人が期待・想像するストーリーとは、おそらくまるで違うと思う。それが障害者問題の文化的なギャップだと考えてたぶん間違いない。その意味で、淡々とした、何も解決していないかのようなラストは興味深い。ダスティン・ホフマンの役者としての凄さも味わうことができる。
8点(2002-11-26 02:41:45)
24.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》
アドベンチャーはむかしから好きなほうで、子どもの頃からハガードの小説なんかを読み漁ったりしていたのだけれど、レイダースはちっとも燃えなかった。自分でも何で燃えないのかよくわからないのだが、どうも「ジェット・コースター・ムービー」なのがいけないようだ。同じスピルバーグでも、後年の作品である『ジュラシック・パーク』なんかは、緩急がとれていて楽しかったが、レイダースはただアクションがどんどん続く、という印象しかないし、インディ・ジョーンズも基本的に「巻き込まれて」いくタイプで没個性的だ。冒険をしている、というよりさせられている感じがする。その意味でハリソン・フォードは適役なのだが、主人公に能動的な印象がないのはしまらない。敵であるナチスのキャラクターもステロタイプでのめりこめない。何回もみている(何せ繰り返し放送される)にもかかわらず、冒頭と聖柩の開くシークエンスしか印象に残らないのはどういうわけか。正直軒並みの高い評価が疑問である(ちなみに最初にあげたハガード『ソロモン王の洞窟』を原作とする、『ロマンシング・ストーン』が85年に公開された。原作のかけらも感じさせないレイダースのばったもんだった)
4点(2002-11-26 02:36:25)(良:2票)
25.  ルパン三世 カリオストロの城
宮崎アニメは個人的に好きじゃないのだが、子どもの頃に観た影響もあってか、この作品は好評価。細部に宮崎テイストがぷんぷん匂うのにもかかわらず、ちゃんと「ルパン三世」なのは凄いと思う。ストーリー、人物造形、演出など非常に高いレベルで、穴を探すほうが難しい。何度もテレビ放映されているのがその完成度を物語っていると思う。
9点(2002-11-26 02:08:58)
26.  ランボー3/怒りのアフガン
反ソ連として持ち上げていたアフガニスタンを、その後アメリカが空爆することになろうとは、スタローンも当時知るよしもなかったろう。こういう娯楽大作で安直にイデオロギーを扱うべきでない、といういい見本である。まあよくも悪くも日本では無理だと思うが。
3点(2002-11-26 01:48:05)
27.  ランボー/怒りの脱出
一人で大勢を倒していくゲリラ戦の醍醐味はゼロ。ただのスーパーヒーローになってしまった。アクションは凄いし、矢をつがえるシーンはかっこいいし、それはそれで面白いのだが、やはり脚本放棄のように思えて仕方ない。
6点(2002-11-26 01:44:13)
28.  RAMPO(奥山バージョン)
私は乱歩大好きですが、本人の趣味はもっと即物的で安っぽいと思います。だからこの作品の映像には小首をかしげます。嫌いじゃないですが、あえて5点をつけて、乱歩ファンなら手放しで賞賛するわけではない、という意志表示と、少年探偵団を少し読んだ程度の軽いファンに対する配慮の無さに抗議の意を示します。
5点(2002-11-26 01:39:07)
29.  ラスト・ボーイスカウト
「かっこ悪いかっこよさ」を過剰にやろうとして失敗していると思う。
4点(2002-11-26 01:33:06)
30.  ラストダンス
レスリー・ニールセンの『スパイ・ハード』と同時上映だったので観た。比べるのもどうかと思うがこっちの方がよかった。安直なハッピーエンドに逃げないところが好印象。地味だけど。
6点(2002-11-26 01:30:52)
31.  ラストサマー
ひとを車ではねておいて隠蔽するのが主人公の側、というのがまずよろしくない。カギ爪男の正体に関するミステリーじたての展開は少し面白かったけど、標準以下の出来。
4点(2002-11-26 01:26:58)
32.  ラン・ローラ・ラン
ゲーム的。一回目巻き戻った時点で先の構造は読めてしまう。3回も同じ場面が出てくるのを、小ネタでかわそうとしている(例:犬の避け方は毎回違う)が、構造的欠陥なので退屈するのは避けられない。展開は場当たり的で、最終的な大金の入手方法もかなり陳腐。要するに脚本が甘い。そうした欠陥にかかわらずけっこう見られる映画になっているのは、ローラの存在が大きい。赤毛で目立つし、大柄だから走る姿が絵になる。いっぽうローラの恋人はどう考えても「死を賭して助けたい!」と切実に思うようなキャラクターではないのだが、それでもローラが必死で奔走するところも彼女の株を上げる要因のひとつ。
6点(2002-11-26 01:21:59)(良:1票)
33.  羅生門(1950)
「へえ、日本にも映画があるのか」とたかを括っていた欧米の映画関係者の度肝を抜いた作品。娯楽性と芸術性が高いレベルで昇華している。白黒の映像美(竹の葉っぱに墨汁の霧を吹きつけたのは有名)にも注目。「世界のクロサワ」への足がかりになったという意味で、記念碑的価値も持つ一編。
9点(2002-11-26 01:06:24)
34.  ラスト・アクション・ヒーロー
予告編では「ジャック・スレイター・シリーズ(本編の作中作)の予告編」をそのまま流していた。それはいかにもシュワルツェネガーっぽかった。観客は「ジャック・スレイター」を観に行っただろう。だが流れたのは全然違う映画だった・・・。この作品の計算違いは予告編の齟齬。観客をいい意味で裏切れなかったのは、一般向けアクション大作のような体裁でありながら、少年向けのファンタジーだったこと。少なくとも大人向けとしては「フーディニのチケット」はあまりにリアリティを欠く(半券についても、何で最初から箱に入ったやつを使わないのだろう、とずっと不思議だった(笑))。従って、最初から映画の内容に即した宣伝をしていれば、騙されたと思う観客も少なくて、あそこまで大コケしなかったのではないか。ただ、それでもやっぱり「ジャック・スレイター」をそのまま作ってた方が面白かったと思うが・・・
5点(2002-11-26 00:59:58)
35.  ラヂオの時間
何と言うか「古畑任三郎」や「やっぱり猫が好き」と同じテイスト。まあ三谷脚本だから当たり前なのだが、別の言い方をすると、すべて監督色より脚本色が強く出ていることになる。じゃあ本人じきじきにメガホンを取った意図は?・・・これがわかりにくい。ストーリーや設定自体はよく出来ている。だがそれは脚本家:三谷の力量であって、映画監督:三谷としてのものではない。少なくともこの映画だけで後者を特別に論じることはできない。この作品の価値は、彼がこれから作る映画いかんによって相対的に変動すると思う。
6点(2002-11-26 00:37:54)
36.  惑星ソラリス
原作『ソラリスの陽のもとに』はSF史上屈指の傑作(という評価)。そこで小説を読んだあと、映画があるのを知って見てみたが・・・挫折した。難解で深淵なテーマながら、原作は主人公がソラリスに到着したところから始まり、ギバリャンの死が知らされて・・・とミステリアスにテンポよく進む。その辺がエンターテイメントとしてよく出来ている(薄いし)。しかし映画は惑星到着までが長い!全体も長い!だから原作とは評価が逆になる。映画版の方がいいと思えるのは邦題かな・・・原題はどっちも『ソラリス』だけど(海の話なのに「陽のもとに」というのは変だ。太陽関係ないし)。
5点(2002-11-26 00:05:49)
37.  007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
何と言うかバランスの悪さが目立つ。メディア王を倒せ、というわかりやすくお馬鹿な設定と、ソフィー・マルソーの演じる複雑な人物描写が全く相容れない。ソフィー中心においたため、料理次第では面白くなるかもしれなかった敵役が印象に残らない。デニス・リチャーズにいたっては(ストーリー的に)いる意味すらない。そういうわけで、見所はソフィー・マルソーの演技と驚異的な若さです。個人的にはジョン・クリーズ(研究職のおっさん役:元モンティ・パイソンのメンバー)がレギュラーになってほしいところ。
5点(2002-11-25 23:54:26)
38.  ワーキング・ガール
「油断してたら意外に面白い」系列の作品です。最初見たときメラニーに、2回目でシガニーに肩入れしました。シガニーはシガニーで自立するのに必死(仕事でも恋愛でも)なニュアンスがさりげなく出ています。アカデミーへノミネートされるほどではないですが。
6点(2002-11-25 23:41:46)
39.  奇跡の人(1962)
この映画はヘレン・ケラーの半生、特にその序章を描いているのだが、「史実に基づいた」ものであって「史実そのもの」ではない。ヘレン・ケラーは実際にはおとなしい子どもであり、ここで描かれるような野生児ではなかったそうだ。こうした変更点は作品の中で輝いており、二人の熱演もあって素晴らしい映画となった。だが映画は映画にすぎず、真実そのままであると鵜呑みにするのは危険である。とりわけ対象が障害者であるから、下手な理解が差別意識を助長しないよう注意する必要があると思う。
8点(2002-11-04 22:39:55)
40.  SF サムライ・フィクション
重厚な時代劇の反対側にこういうのがあるとぐっと味が生きると思う。だが本家は滅亡寸前だからなあ・・・この映画の果たす役割は何なんでしょう。
5点(2002-11-02 15:38:44)
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