21. 千年の恋 ひかる源氏物語
招待券が当たったので観に行きましたが、もしお金を払っていたら激怒していたかもしれません。製作にかけているであろう大金と内容のお粗末さとのギャップに唖然。好きな女優さんも出ていたけど不憫でした。背景の画もかきわり!って感じです。そこそこ興行収入は上がったでしょうが、本当に映画好きな観客ならバカにされたと思うでしょうね。 2点(2003-06-01 22:36:03) |
22. エレファント・マン
子供の頃に観て泣いたけれど、泣いた理由はなんだったんだろう?言葉にできない理不尽さに腹を立てていたのか、単純に主人公が可哀想だと思ったのか・・ただひとつ劇場で観客が彼に向って拍手をするところだけは「なんか間違っている」と気分が落ちこんだのを覚えています。自分は愛の化身といった表情で微笑んでいる女優さんもなんだか嫌でした。ひねくれた子供。^^;実際にエレファントマンと呼ばれた人が残した精巧な模型が一番心に残りました。 5点(2003-05-31 21:41:33) |
23. 12人の優しい日本人
トヨエツが大好きだった頃、真夜中にテレビでやってたのを観ました。トヨエツどこ?っていうくらい芸達者揃いで、ストーリーもひねりが効いていてほんと面白かったです。これってパロディなんですか?全然知らなかった。元ネタを後から観るっていうのもアリですよね。三谷作品は映画もドラマもほぼ五分五分位ではまってしまうのが不思議。関係無いけど妻(小林聡美)の書く文章も好きです。 10点(2003-05-31 21:01:47) |
24. 初恋のきた道
物語が中国のあの時代でなかったら、少女は純粋という言葉だけでは表現できないでしょうね。そこまで思い詰めなくても・・という怖さが正直ありました。チャン・ツイイーでなければ成立しなかった映画なのかな?餃子、器、髪飾りなどの小物の使い方が上手だったし、お話自体より「絵」として観て楽しみました。 6点(2003-05-31 20:22:27) |
25. ニューヨークの恋人(2001)
映画に感動とか教訓とか余韻を求めず「楽しかった!」と素直に思いたい時にはぴったりの映画。メグ・ライアンの美女過ぎないチャーミングさが女性の共感を呼ぶんでしょうね。 7点(2003-05-31 20:11:00) |
26. バック・トゥ・ザ・フューチャー
本当に構成が上手い!一度目ドキドキワクワクするのはもちろんだけど、二度目は細部に目をうつして「あ、ここがこう変化したわけか」とか「刑務所のおじさんがこの赤ちゃんで」とかチェックするのがまた楽し~♪♪続編も悪くは無いけど一話目にはおよびませんね。マイケル・J・フォックス可愛い^^セクシー^^♪恋人役のジェニファーもチャーミング。この間洋画劇場で再確認してどっきり。 9点(2003-05-31 13:32:09) |
27. プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角
モリー・リングウォルドのファッション今見ても可愛い♪レース、水玉、ジャラジャラしたチープなアクセ、体にフィットしたピンクのドレス。どれもこれも若さの一瞬のきらめきの中でしか似合わないものばかり。当時女の子たちがこぞって真似したっていうのわかります。お育ちの良い男の子の甘ったるいわがままも許せてしまう。そんな時代。 8点(2003-05-30 21:48:12) |
28. チャンプ(1979)
はるか昔、初デートで観た映画。緊張のあまり内容がしっかり頭に入らなかったような気がするけど最後はやっぱり泣いてました。子供と動物は無敵です。でも彼女とこういう映画を観た後に「泣いた?」と顔をのぞきこむのはやめましょうね。 8点(2003-05-30 16:32:26) |
29. スタンド・バイ・ミー
リバー・フェニックスって得がたい存在感があったのに惜しい。(涙)名曲がこの映画のせつなさにトドメをさしましたね。細部は残念ながら忘れたけど、いい映画です。 9点(2003-05-30 16:25:06) |
30. 愛を乞うひと
原作を2度読んでから観ました。自分の「愛を乞う人」像ができあがっていたせいか、原田美枝子とその子ども時代の子以外は「ん?」という印象でした。台湾の養父母との再会は主人公がはじめて養母を通して「母の愛」を疑似体験をする重要な箇所だと思うのですがさらっと流れていて残念。最後の方バスでわんわん泣いたり広大な畑で生まれ変ったような姿を見せる、というのはちょっと説明過多のように思えました。実母が、凛として去っていく娘の後姿を見つめるところでエンドでは消化不良でしょうか?評価の高い作品なのに辛口でごめんなさい。好みの問題ということで。 6点(2003-05-30 16:15:33) |
31. 夫たち、妻たち
ウディ・アレン、さすがにインテリの教授役がはまってます。含蓄のある映画だけど、年齢や立場的に身につまされるから、素直に「面白かった~」とは言えないのです。あんな小悪魔的魅力にあふれた女子大生がそばにいたら、大抵の中年おやじは骨抜きになっちゃうんだろうな~ちくしょ~! 6点(2003-05-30 15:57:25) |
32. ベイブ
ベイブよりも、飼い主のおじさんの心の変化が興味深かったです。おじさんちょっと好みのタイプかも(*^^*)ベイブの能力に気付き、入れ込んでいくあたりとか、奥さんが「うちの人・・なんかこの頃おかしい・・・???」といぶかりはじめるけど口に出せないあたりなんかビミョーにおかしいです。 7点(2003-05-30 15:51:36) |
33. 魔女の宅急便(1989)
ジジを運ぶ風、焼き立ての美味しいパン、町の住人たちのささやき・・・そんなディテールがとても丁寧に描かれていて胸がトキメキます。こどもより、むしろ大人の方がこの映画の空気感好きな人多いんじがゃないかな?きらきらした瞬間をつかまえる感性がこどもの頃より鈍くなった分、映画の中でそれを再発見する喜びは大きいです。メッセージを得るかどうかは観る人次第。わたしは押しつけられるメッセージは苦手だから「もののけ」より「千尋」より・・「宅急便」がイチオシ。 9点(2003-05-29 16:12:25) |
34. 刑務所の中
面白かったです。ちょっと刑務所に入るまでのエピソードがだらだら長い気がして「も~いいから早くムショの中を見せてくれたまえ~」などと思ってしまいました。食事が想像以上にヘルシーで豪華でびっくり。朝食だけでも、「抜き」や「コーヒーだけ」のサラリーマンが見たらうらやましがる内容。私が観た映画館の近くの定食屋さんが「刑務所の食事再現メニュー」を上映中出してました。麦入りご飯とダシ巻き卵と豚汁、あとなんだったかな?残念ながら食べる時間はなかったけどその商魂たくましさに大笑い。 8点(2003-05-28 10:29:09) |
35. 笑う蛙
あくまでもアホで人間くさい夫と、あくまでもクールで浮世離れした妻との対比が面白かったです。ちょっとHなシーンでも、大塚寧々が演じると生々しくなくて・・・それが狙いならはまり役かも。でもどちらかというと原作(があるなら)で読んだ方が自分的には楽しめたと思います。 5点(2003-05-28 10:20:28) |
36. タンポポ
上質のシンデレラストーリーを観た感じです。宮本信子って本当に上手い!想像ですけど踊りもプロ級?なのか所作が流れるようで、観ていて全く無駄な動きが無いと思うのです。最後に店がピカピカになって女主人が光り輝くところ何度観てもワクワクする。伊丹十三さん、返す々も惜しい監督を邦画界は無くしましたね。 8点(2003-05-27 22:48:23) |
37. 黄昏(1981)
キャストがまず素晴らしかったです。キャサリン・へプバーン扮するところのおばあちゃまが何とも美しい。魂の輝きが外見に溢れています。凛として、自由で、子供も夫も孫も深く愛してはいるけれども、それと同時に自分の人生も愛しエンジョイしている女性。私の永遠の憧れです。父と娘の確執は自分も身に覚えがある分ちょっと痛かったです。愛し合うのは単純で複雑だ~~~!!! 9点(2003-05-27 22:38:26)(良:2票) |
38. あひるのうたがきこえてくるよ。
椎名誠氏の人柄も小説もエッセイも大好き。もっと言えばドキュメンタリーもCMも徹子の部屋に出てしゃべってる姿も好き。だのに、だのに(号泣)なぜ、映画は好きになれないのか。なぜこれほどたくさんの有名俳優を使わなければならないのか。そして使ってもなお(いや使ったからこそか)この映画はおもしろくないのでしょうか?私がにぶいからでしょうか?シーナファンの皆さん教えて下さい。シーナさんの映画って結局どうなの? 3点(2003-05-27 14:40:36) |
39. 萌の朱雀
邦画とは思えない(誉め言葉です)けど、まぎれもなく日本を映している不思議な映画でした。次こうくるだろう、とか次こう言うだろう、というこちらのステレオタイプの思考を見事に裏切って、最後まで淡々と進んで終わったことが嬉しい。お父さん役の俳優はものすごくアクが強い印象なので、最初「え?この人出てこの映画の雰囲気壊れないのかな」なんて失礼な事を思ってしまったのですが、しっかり溶けこんでいたし、この人がいなければ「映画」ではなく「ドキュメンタリー」になってしまうギリギリだったと思います。う~ん・・とにかく美しい! 9点(2003-05-27 14:06:43) |
40. 39 刑法第三十九条
テーマがテーマだけに、それほど評判にはならなかった映画だったような記憶がありますが、私は最後まで目が離せないって感じでどっぷりはまりました。犯人にあれほど感情移入したのもはじめてです。鈴木京香のあまりのオドオドぶりにはちょっと「なんでそうなった?」という疑問は残りましたが、堤真一の演技は良かったと思います。すごく大きな問題提議をしている映画なので、もう一度日の目を見て欲しい。しかしゴールデンタイムに流すことは難しいかな~ 8点(2003-05-27 10:14:40)(良:1票) |