381. ゴッドファーザー PART Ⅱ
数年前、編年体で描いている『ゴッドファーザーSAGA』で魅力の再確認した作品です。偉大な父親への尊敬と、偉大だからこそのマイケルの苦悩が感じられました。事業は拡張していくが家族の形を崩していく苦悩です。やはり暴力で身を支えるマフィアの話で、こんなに綺麗ではないものだと思いますが、誰もが思い描く家族というものの歴史を描いた大傑作です。前作に続き、再度自律神経にずっしりとした「渇」を入れられます。 10点(2002-12-08 11:33:55) |
382. スパイ・ゲーム(2001)
長い回想シーンがあまり意味を持たなかった。回想によって救出する理由の深さを物語るのかなと思ったら、安いメロドラマのような思い出・・。そして書類を偽造して簡単に部隊を動かせるなんてねェ。ほんとゲーム(遊戯)でした。しわしわなロバートレッドフォードですけど、すこし昔の大活躍を思い出しました。 4点(2002-12-08 10:38:31) |
383. スパイダーマン(2002)
アメリカの古典(?)漫画の映画化はあまり好きな方でないので、期待しなかったのですが意外に楽しめました。糸を使って飛び回る様がテナガザルの何倍も爽快感がありました。マグワイアの素直でニュートラルな顔つきが良いですね。ストーリー的には、あらゆることに関してのきっかけというか理由づけがが単純という感じでしたけど。 6点(2002-12-03 11:02:58) |
384. キューティ・ブロンド
キラキラキレイな色使い。・・・・・。コメディとしては弱く、ストーリー的にもまあ簡単過ぎです。日本でもこの手のアイドル映画を学校のお休み辺りに作ります。 4点(2002-11-20 14:16:11) |
385. 仄暗い水の底から
おざなりにされる子供、朽ちたマンション・・・現代社会の苦悩が子供に及ぼす影響をホラーで描いた作品。子持ちとしては悲しいかな感ずる部分がありました。煽情的な音楽は良いけれど、ホラーとしてはもう一歩かなという感じです。何故「ママだよ」なの?子供を守るなら一緒に生きていかなければ。軽い気持ちで見たので軽く楽しめました。 6点(2002-11-20 14:03:03) |
386. ハートブレイカー(2001)
作品としては、期待せず気楽に見れました。エロエログログロでなくとも楽しかったです。このような映画も沢山見なくては。レイ・リオッタは本当にうまい役者かも。イイね~。 6点(2002-11-17 04:46:16) |
387. ソナチネ(1993)
静と動、テンションとリラックスをわかり易く描いた作品。うまく拮抗していて、見た後に投薬されたように気がほぐれる。「HANA-BI」と双璧です。「BROTHER」のあと北野バイオレンスはもういいかなと思っていましたけど、また作っていただきたくなってきた。 [映画館(字幕)] 9点(2002-11-13 10:29:10) |
388. 冷静と情熱のあいだ
音楽も映像もきれいなのですが、なんと申してよいのでしょうか・・観光映画?外国にかぶれている映画という感じ。やはり映画は筋がしっかりしていなくては。主人公がずっと思い続けるという対象であるところの主演女優に魅力を感じませんでした。 4点(2002-11-13 10:06:53) |
389. パニック・ルーム
「そう動かないだろう」「そう言わないだろう」が随所随所にある、知能指数検査での間違い探しをを思いだしてしまいそうな変なワンセット映画。フィンチャー様は、奔放なだけにこけると階段落ちのごとく行きますね。毎度雰囲気は大好きなのです。セットの感じ「裏窓」や「暗くなるまで待って」など懐かしのハリウッドサスペンスを意識したかな。セクシーとお母さんが交叉するジョディフォスターの胸。 4点(2002-11-13 09:49:11) |
390. 突入せよ! あさま山荘事件
学園ドラマみたいな軽い演出が、あの事件に合わない気がしました。もう少し重厚に撮ってもよかったと思います。犯人側を写さない恐さと、警察側を短に英雄的に扱わないで混乱ぶりを描いたところは、良い方向性だった。これで見るとあの作戦は失敗だったのですね。今だったらどのような作戦に出るのだろう。兎にも角にも相変わらず役所は良いなぁ。 5点(2002-11-05 10:09:55) |
391. Dolls ドールズ(2002)
狂気の中の愛。「べティーブルー」が躁の狂気だとしたらこれは鬱かな。あざとい演出がもうほんとに沢山あるのですが、スーッと心に入ってゆっくりかき乱す映画です。北野作品で、賛否含めていろいろな視点で意見があるのも面白い。私も採点するのに困る。逃げの6点で・・。四季の映像はそんなに美しいとは思わなっかったが、ホーキング青山はよかった。 6点(2002-11-01 15:25:44) |
392. の・ようなもの
中途半端な歳の青春映画。何気ない日々を、これだけ飽きさせず楽しく描ける・・・なかなかない映画です。サイコばかりではなく、またこのような肩のこらない落語精神旺盛の映画撮らないですかね。当時は、あんな海老天の多い天ぷら蕎麦食べたかった。今じゃ健康に気を使って・・・。 8点(2002-10-26 01:09:08) |
393. 家族ゲーム
久しぶりに見ましたけど、今でも個性のある映画ですね。この頃から森田芳光はチャレンジ精神旺盛です。おもしろい。学生達おとなしいですね。日直でブリブリの逢い引き・・・今もあるのかな。土屋君みたいな髪型たくさんいたなぁ。懐かしいなぁ。思い入れが強いのは、これと「の・ようなもの」です。 8点(2002-10-26 01:00:56) |
394. エネミー・ライン
こちらにカメラがありますよ的な写し方、主人公に都合が良過ぎる流れは好みではないです。しかし、単純に戦争アクション映画という事で楽しめました。ジェット・リーにやらせたい。イデオロギーはあまり頭に浮かびませんでした。 6点(2002-10-23 09:43:30) |
395. ブラックホーク・ダウン
リドリースコットの映像はスゴイと思いますが、なにせ展開のない映画でした。かといってドキュメンタリータッチでリアリズムに走っているわけでもなく。戦場がありました。打ち合いました。何人か死にました。だけ。 5点(2002-10-23 04:02:11) |
396. ビューティフル・マインド
やはり演じきれていないというか、演出しきれていないという感じです。ラッセルクロウが頭の良い数学者には見えなかった。演技演技していますね。その演技も統一性がないし・・・。アカデミー作品賞だから厳しくなってしまったけど、題材的には好きな映画です。球の面積の求め方も忘れてしまった凡人の私。 6点(2002-10-16 01:42:16) |
397. インソムニア
謎解き中心のサイコサスペンスかと思っていましたら、なんと人間の「道徳心」を描いていました。事件、土地、寝不足、全て何か詰った感じが苦悩をうまく表現していた。そして最後に「道を見失うな」。こりゃ、うるるっ・・・とくるわ。大きなものに紛れて自分を失い、良い事か悪い事かも判断もつかなくなる危い時にこの一本。グイッ。 7点(2002-10-10 15:18:19) |
398. マルホランド・ドライブ
難解ですが一場面一場面の面白さに、考える価値のある映画と判断してしまう。もういいやではなく、あれもういっちょ頑張ると解けるのではないかいな、という気持ちでひきこまれました。しかしリンチはすごいなぁ。前出の「樺沢紫苑の超映画分析」を読ませていただいたおかげで1点アップ。なるほど。 8点(2002-10-02 17:13:22) |
399. ピンポン
期待してしまったせいか余り面白く感じられなかったです。ピンポンの対戦がいまいち躍動感がない。キャラ設定がありきたりで、主人公も練習すれば強くなってしまうというベタさ。全体的に演出が弱かったと思います。でも一番の原因は「少林サッカー」の後に、ハシゴして見にいってしまったことかもしれません。ホーマンファイの魔力がかかっていたのでしょう。 5点(2002-09-17 12:03:21) |
400. ジュラシック・パークIII
「JAWS」の二の舞とまでは言わないですが、シリーズになったものの弱さがここにも…。特撮は相変わらずスゴイと思うのですが、ストーリーがここまでくると。ただひたすら逃げるだけで、お決まりの端役から死んでいく展開。。「ディープブルー」のサミュエルはいないのか。最後まで意外な対策もなく終わる。トラが回ってバターになるほうがスゴイ。今後このような傾向の映画は「13日の~」と勝手に呼ばせていただきます。 5点(2002-09-17 11:46:28) |