381. キャリー(1976)
確かに、ラストばっかり印象に残っていたが、良く考えると、いじめられた少女の立ち直りそうな課程や、狂信的母親の不気味さなど、ドラマとしてはよくできてますね。後で読んだ原作よりは良いかな。最後の惨劇は良い人も無関係な人もみんなやられるのが、怖いですね。助かろうとして偽善者ぶっても無駄さ、みたいな。さわらぬ神にたたられたような。怖い。 7点(2004-05-30 09:28:41) |
382. トゥルーマン・ショー
もしかしたら、自分の人生は仕組まれているのでは?なかなか面白い発想です。視聴率取るためなら何でもするTV業界だし、他人の人生の生中継を観るのも確かに興味をそそる。CM入れる場面や、ばれそうになるのを何とかくい止めたりする場面は笑えました。人生は筋書きはあるけどアドリブが一杯のドラマ、という感じかな。 6点(2004-05-29 23:26:39) |
383. クリムゾン・リバー
不気味な雰囲気と謎が興味を目一杯引っ張ってくれたので、ゾクゾクして観てました。しかも、ドミニク・サンダまで出てる。ナチスを絡めて、禁断の世界をちらつかせ、期待感が最高潮になったとき、突然、雪崩により足下すくわれてしまったのは、痛い。良い素材だったのに惜しい。自然災害はしょうがないか。あれ、何の話だっけ? 6点(2004-05-29 22:58:13) |
384. デトロイト・ロック・シティ
私の周りにもけっこうキッスファン多いです。私よりちょっと下の年齢層ですけど。ファン心理をよく描いて、笑いもあり、本物も出てるし、タイトルもナイス、と言うかそのまんまだ。役者としても活躍のジーン・シモンズは私もファンです。エンターテイメントに徹したパフォーマンスは感心してます。昔、彼が「いつ死んでもいいように、悔いが残らないよう今日精一杯生きるんだ」と言っていたが、いい言葉だと手帳に書き留めてました。先日、素顔でテレビ出てたけど、けっこうな歳になったな、お互いに。 7点(2004-05-29 07:48:59) |
385. レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ
この作品が公開された頃、私は密かにミュージシャンを夢見て、ツェッペリンを練習していた。ある日、友人と、舞台で歌える店で飲んでいたが、意を決して「胸いっぱいの愛を」を演奏した。手はジミーに、声はロバートになったように上々の滑り出し。間奏に入った時、客席から「いいぞ!セントルイス・ブルース!」の声。見ると、酔っ払っているものの人の良さそうなオヤジが、熱心に聴いていた。いくら素人の歌でも、似ても似つかぬ曲じゃないかと思いつつも、動揺で頭の中は真っ白に。数分後、私は、いつの間にか、そのオヤジのほうを見ながら、セントルイス・ブルースを歌っていた。席に戻った私を「上手いじゃないか。」と、ロック音痴の友人が出迎えたが、私の心の葛藤など知る由もなかったろう。こうして、私のロックスターへの夢がはかなく消えていった。 7点(2004-05-28 19:35:34)(笑:1票) |
386. ローリング・ストーンズ・イン・ギミー・シェルター
昔、劇場で観たとき、それまでのストーンズのイメージが変わりました。それまでキースはスマートで、ミックはワルというイメージだったのが、この作品で見事に逆転。当時、若くて素直(?)だった私は、しだいに、キースのワルぶりに密かにあこがれるようになりました。その影響か、今では、「ばーろー、ざけんじゃねえ!」と、誰もいないところでは言えます。 7点(2004-05-27 19:19:22)(笑:1票) |
387. ロビン・フッド(1991・ケビン・レイノルズ監督作品)
ショーン・コネリーやアラン・リックマンといった名脇役達により、けっこういい雰囲気の作品になっています。題名が「ロビン・フッド」となっているから、かろうじてロビン・フッドの話とわかるけど、そうでなければ、完全に別物ですよね。主役はタイツはいてないし。タイツを拒んだ本当の理由はわからないけど、何となく気持ちはわかる。想像したくない。 7点(2004-05-27 00:13:37) |
388. ランニング
《ネタバレ》 こう言うストーリーには、めっぽう弱いです。押しが弱く、ダサい主人公が、年齢のハンディが有りながら、必死に自分の弱さと昔諦めた夢に挑戦していく物語。簡単に成功するはずもありませんが、妻と娘への想いで、しだいに必死になっていく気持ちが理解できました。運が味方して、もしかして、と期待させますが、運は平等でした。一見、恥ずかしいくらいカッコ悪い事が、親として夫として家族に対して態度で示せる最高の感動になることってあるのかもしれない。もちろん周りの人達に対しても。 8点(2004-05-24 19:30:10) |
389. 刑事コロンボ/意識の下の映像<TVM>
私も本作により、サブリミナル効果を知りました。何でもできそうな気がして、わくわくして見終わった後、禁止されている事を知りガッカリした思い出があります。犯人がそう来るなら、コロンボだってそう行きますよね。目には目ですよ。反則でもこれは納得。 7点(2004-05-23 20:54:17) |
390. 刑事コロンボ/第三の終章<TVM>
これは完全犯罪の可能性が濃厚でしたね。周到に練られた犯行にアリバイもばっちり。しかし、そこはコロンボ、こうした犯人には、やっぱり、わなをしかけますね。しかも、ミスは見逃しません。チリに目がない警部も値段にあ然とし、給料が高くない事を暗に示してました。公務員だからしょうがないか。 7点(2004-05-23 20:39:53) |
391. 遠い空の向こうに
自分が父であり息子であるからなのだろうか、父と息子の関係を描いた作品には特別な感情を持ってしまう。意見が対立しても、次第に歩み寄り理解し合えるのは、男同士だからなのか。照れや愛情を隠してぎこちない父の表情。息子の安心してちょっぴり誇らしげな表情。脚色はあるのだろうが、最後の実際の映像により、実話の持つ重みと説得力が一気にはじけて胸が熱くなった。今度帰ったとき親父と何を話そうか。息子は、今、何か悩み事はあるのだろうか。 8点(2004-05-22 01:03:45)(良:3票) |
392. 陽だまりのグラウンド
経済的にも精神的にも貧しい子供達の心の支え、野球とそのコーチ。賭けにおぼれる男が子供達を救い、子供達に救われる話に、感動しました。他に何も拠り所のない子供達に頼りにされ、それを心意気に感じなければ男じゃない。堕落した者でも、立ち直るきっかけには十分過ぎるきっかけです。主人公が悩みながら葛藤するシーンは、思わず応援しました。そして、野球を愛する者にとっては、聖地というべきスタジアムへ、子供達が初めて入るシーン。そこには、生のソーサが微笑んでいるでは。べたでいい。お涙ちょうだい何が悪い。素直に涙を流しました。 7点(2004-05-15 21:53:05) |
393. 101
す、すみません。2、3日前から考えていました。わかる人だけわかって下さい。(追加)グレン・クローズ様には、大変お世話になっております。見た目と違ってすごく良い人です(結果的に)。副大統領もやってます(だから?)。今後とも私のブレーキ役をよろしくお願いします。これも、わかる人だけわかって下さい。 7点(2004-05-14 21:13:13)(笑:1票) |
394. 眠れる森の美女(1959)
子供の頃、美しいオーロラ姫に胸をときめかせ、王子と竜の対決をどきどきしながら観ました。たしかに、姫が眠っている印象しかないのは、この作品の紹介の絵が、例外なく全て眠っているものを使っているからなのでしょう。起きたとき、大あくびして背中をぼりぼりかいたら受けるだろうな、などと考えるようになったのは、純粋さなどとっくに無くなった大人になってからです。 7点(2004-05-13 19:08:41)(笑:1票) |
395. 悪魔のような女(1955)
リメイクを先に観てしまったのが、残念です。サスペンスとしては一級ですね。意表を突く展開に、恐怖を感じさせる映像は見事でした。たしかに、これだけ面白いとリメイクしたくなりますね。邦題は誤解を与える要素がありいまいちです。くれぐれも、こちらを先に観て下さい。 8点(2004-05-12 22:50:42) |
396. 悪魔のような女(1996)
これぐらい悪い女は、けっこう世の中にいるんじゃないかな。世間を騒がせて、運悪く捕まったやつだけでも、マスコミを通じて何人か知ってるし。捕まってない悪魔のような女は、その何十倍もいるに違いない。悪魔のような女がうじゃうじゃ。いかん、自分で書いてて気持ち悪くなってしまった。 6点(2004-05-12 18:36:47) |
397. 運命の女(2002)
やっぱり夫婦のどっちかが浮気したら、両方不幸になりますね。相手の男殺さなくても、元通りにはならないだろうな。そんなことは、わかりきっているのに、深みにはまっていくのが人間の人間たるゆえんか。旦那が嫌いでないのに、別の男に惹かれる人妻。ダイアン・レイン上手いなあ。って感心しる場合ではない。不自由のない生活してても、満たされない何かがあり、秘密、陰、現実からの逃避、モラルのない自分といったものへの欲求が抑えられなくなるのかなあ。できれば理性で抑えるべきなんだろうけど。夫への愛が消えてないのが、逆に不幸でもあるように感じられる。 7点(2004-05-12 00:11:42)(良:1票) |
398. PLANET OF THE APES/猿の惑星
たぶん、バートン監督は、今、別のバージョンのラストを撮っていると思うんですよ。そのうち、ディレクターズ・カット版が出てきますよ。想像するに、最後に降り立つのは、ヒマラヤの山中で、雪男に出くわし、ぼこぼこにされながら「なぜだー」と叫ぶような。 6点(2004-05-11 19:35:31)(笑:5票) |
399. 大いなる幻影(1937)
戦争が単なる殺し合いでなく、敵を憎んでいるわけでもない。国家に対する忠誠はあるものの、戦闘を離れれば敵兵でも人間として尊重する、紳士である軍人達が輝いている。現代の伝えられる戦争とは異質の人間的な振る舞いに新鮮さを感じる。しかし、戦争が生み出す悲劇とわずかな希望に生きていく支えを見いだす人々は、どの時代でも同じである。「戦争が終わったらここに戻ってくる」幻影であるとわかっていても言葉にすることが、人間の悲しさであり、素晴らしさかもしれない。 8点(2004-05-11 18:18:29)(良:1票) |
400. ザナドゥ
70年代に青春を過ごした者にとって、オリビアは永遠の歌姫です。私も熱心なファンではありませんでしたが、コンサートは行きました。と言うわけで、この作品も当然劇場で観ました。女神達が次々と人間の姿になるシーンと主役(後のだんな)が思い切って向こうの世界へ飛び込むシーンが良かったように記憶しています。ジーン・ケリーもさすがだなあと感じました。しかし、何と言ってもオリビアの歌う主題歌が良いですね。なつかしいな。 7点(2004-05-09 22:10:50)(良:2票) |