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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1645
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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401.  プー あくまのくまさん 《ネタバレ》 
2点ダケ指摘するなら、まずは「原作再現度」とゆーか、プーさん(&ピグレット)が出て来るよ!とゆーて、着ぐるみは疎かそーいう「マスク」を被ってるダケじゃん!てコトっすよね。全体的な構成も然るコトながら(⇒まあコレは、全体的な構成があの有様であるコトの方が責任自体はやや重いかな~とも思いますが)結局一種の単なるマスクマンがブッ殺しまくるダケ…という意味では個人的には『ハロウィン』のバッタもんと何ら変わりは無い…としか言い様がありません。せめて言い加えるならまた最低限、着ぐるみ位は頑張ろーよ…としか。。(何故にプーさんが服着てんだよ…と。。)  もう一つは前述どおり今作、結局のトコロ(ギリ)B級クオリティってコテコテ・スプラッタ作品でしかねーのです、ケド、にしても余りにも(=もはや時代錯誤にすら思えるホドにも)ひたすらに「羅列」過ぎるんですよね⇒唯々順繰りに女の子が嬲り殺しにされてゆく…ダケで抑揚や展開が無さ過ぎる。やってるスプラッタそのもののレベル自体は決してC級以下ってワケではない…とも思われるのでして、だから見せ方をもう少しダケ工夫すれば多少以上にマシになったかも知れませんよね⇒本当に本当のオーラスのみは、本当に少しダケそれが出来てた気もするから、ほんの少しはハラハラして観れた気もしなくもない…(まァその「終わらせ方自体」はまたかなり疑問符を付けざるを得ない様な代物ではありましたケド…)  結論、本当にマジで退屈すぎて心臓停まっちまうわ!てな晩に、偶々無料で観れるとかって奇跡的な状況であるのならば、ギリ使えなくはない…位に暇潰しには為るかもな、と思いますかね。該当する方は一考アレ。
[DVD(字幕)] 3点(2024-02-07 00:44:09)
402.  忌怪島/きかいじま 《ネタバレ》 
うーん、ごく序盤から、かなり高度に「ナニが起こってるのか分からない」という風情なのですが、この感じだと逆に、ソレはソレとして(分からないコトそのものが)立派に一種のホラーだ…と言いたいヤツなのかもな、と(⇒だとしても、題材に比しても比較的かなり古風な構造のホラーだよな…と思ってはしまいますが)。だから、結構我慢してそーいう観方を=この分かり難さには意図(意味)がある…という意識を最後まで持ち続けてみたのですケド、結論的にはそーいうコトではなくて単に映画づくりが下手だったダケ、というコトに見えてしまいました(途中、部分的にはやや即物的で分かり易くて、それ故に陳腐…みたいなトコロもありましたし)。今回もご愁傷さまであります。  なので、まァ~~冒頭から意味・意図・意義がサッパリ分からないナンやらカンやらが出て来まくるのですケドも(+ソレがま~た消化不良のまんまドンドンドンドン積み重なってゆくのですケドも)、個人的にイチバン意味不明だったのが主役ふたりのキャラクターと、その関係性(+それがどのように展開してゆくか・どーしてそう展開してゆくのか)だったのですよね。特に、山本美月ちゃんは相変わらず可愛いのですが、彼女の西畑くんに対する態度・掛ける言葉ってのがどーにも場違いとゆーか飛躍しまくってるとゆーか、今回はソコにナニよりもココロ動かされてしまいましたよね(恐れ慄いたり爆笑したり…とワリと忙しなく)。
[DVD(邦画)] 3点(2023-12-16 22:37:04)
403.  禁じられた遊び(2023) 《ネタバレ》 
「エロイムエッサイム」って、実はナンのコトやら(ドレのヤツだか)全然分からないままで観に行ってしまったのですよ。後から調べると根本的には、私が微妙に世代じゃなかった…てコトなのでしょーかね。でもそれはつまり、本作を全部観てもこの言葉がどーいう意味のナンなのか?てのが(驚くべきコトに)作中では説明されてないってコトだとも思うのですよね。  要は、今作ってそもそも最初のトコロでまず2つあるのでして(⇒ソレ自体が実はちょっとイミフ)何かってソレは①件のこの呪文+②嫁さんの妖力の出ドコロ、なのですよ(少なくとも、私には絶対にそう見えるのですよ)。で、その2つがホントに随分と終盤までマジでナニも説明されないまま話はズンズン進んでゆくのですが、結局嫁さんの件はラス前に(ゲボ出ちゃうレベルで)超ありきたりなコトだったと判明して⇒加えてこの呪文の方は実は別に何でも好かった=言葉に意味は無かった(=唱えたヤツ自体が実はヤバかった)てコトらしいのですよね。まずは何より、個人的には「そんなんアリ?」と思ってはしまいましたケドね。  ※だってそもそも、この言葉って日本人はまだともかく、説明抜きだと例えば海外とかでは全く通用しない=ピンと来るハズの無いヤツじゃあねーのでしょーか?(グリモワールに載ってる呪文…とゆーて、でもフツーの人は多分知らんでしょ)⇒ソレが、実は意味なんて無かったんだから説明もしないで終わりますよ!って…⇒あ、そもそも今作なんぞは輸出する気自体が微塵も無い?⇒まあ、輸出したトコロで誰もナンにも幸せにはならねーだろーから別に好いか⇒納得。。。    本題に戻りますと、いちおうホラー的なコンセプトとしては我が国古来の「生霊」を主題とした作品、で監督の前作(なんちゃら森?とかゆーてたヤツ)と同様にやや若年層がメインターゲットかな?てな感じの質感を擁しておる作品ではありますね。しかし、正直そんなんはどーでも好くて、今作ってとにかく、いわゆる映画におけるプロットと言うべき種々の「因果関係」の整理が実にこの上無く好い加減な作品…というコトに見えてますね(⇒端的に「何故・何が・どーなる」というトコロの辻褄が終始ごくテキトー極まりないままで進行し続ける)。先に結論を言っちゃうと率直に、映画として評価するべきレベルに全く達してないと思いますよコレ。この中田某という方と、もう一人清水某なる御仁とゆーのは、最近は(モノの見事に)須らく全部が全部こーですね(⇒ココまで来るとやっぱシンプルに「ナメてる」&「ナメられてる」と思ってしまいますよね)。  その、終始まるで腑に落ちない状況がひたすら続くという意味ではフツーに最初から最後までごくヒドい状況だったと思いますが、ま~た案の定ラスト付近が超コッ酷い有様でしたすね(⇒正直「なんかオレ途中で無意識のうちに気絶してたのか?」とすら)。一番はやっぱ結局、あの雷ってナンだったんですかね?と。あとね~クライマックスに関してはもう一つダケ、この手のお化けのラスボスで、攻撃タイプが物理!(得物が手斧!)てのはやっぱし、一体全体ナニがどーしたらそーなっちゃうの?×1億としか思えませんよ…(だって、序盤から中盤から延々と散々に遠隔でサイキックで攻撃して来てたジャン!と…)  結論、一応、点数はこの位にしておきますが、別に0点でも何の問題もありませんです。マジで、そろそろ流石に卒業しちゃおうかな、、とも……
[映画館(邦画)] 3点(2023-09-26 17:06:37)(良:1票)
404.  オカムロさん 《ネタバレ》 
その名前を検索したらトリガー発動する…とゆーのなら、検索エンジン側で何らか即座に対応すればその時点で8割がたはカタが付く…としか思えませんケドね(まあ、ナニをもって「検索」とするか?ってゆう細かい条件設定の話になるダケかとも思いますケド)。  つーか正直、中盤でモ~9割がた観る気無くなってたとゆーか、前半は(コロナパロディごっこと)ひたすらに同じ描写を繰り返してるダケだったとゆーか、まず犠牲者を映しといて⇒ザシュッ!⇒血ミドロの首なり胴体なりが転がってる…って3カットを延々やり続けてるダケなのですよね。3コママンガか!とゆーか、コレでホラーになるんだったら誰も苦労しねーよ!とゆーか、でもホントにコレで好いと思ってるんだったらマジで先はねーよ…としか思えませんでしたよね。。  しかし、後半に入って伊澤彩織さんが唐突に出て来た頃には気付かされましたが、この監督って例の阪元裕吾さんのお友達かなんかなのですね。だから、根本的に今作も(その手の)ちょっとシュール入ってるスプラッタ・コメディ・バイオレンスと見做すべきだった…と思い直してラストのアクションまで観てみたのです。でもね~コッチもちょっと…とゆーか、ココでもやっぱ肝心なシーンを「見せ方で誤魔化す」方のヤツだった…とゆーか(低予算作品だからむしろ好く工夫できてた…って言うコトも可能なのでしょーが)ソレでも少しアクションにも「力感」が足りない様なシーンが散見されて…と言いますかね(⇒総じて「インパクト」の瞬間にキレが無いとゆーか、例えばソレを「迎えに行く」様な受け方とかがちょっと目立つ)。結論、もろもろ、いま一歩出来るコトは手を抜かずにチャンとやりましょう、としか言い様がねーですね。
[DVD(邦画)] 3点(2023-09-14 22:22:47)
405.  エイリアンVSジョーズ 《ネタバレ》 
まず、そーいう内容じゃない or てかそもそも全然内容が無い…て映画にソレっぽいタイトルだけ付けたって作品ではなくて、明確に(UFOに乗ってやって来た)エイリアンと、そしてサメの対立構造が主題となっている映画ではあるのです。かつ、更にソコに各々全く別の思惑を抱いた人間×2グループが絡んでゆく…という意味では、このジャンルの作品としては(その時点で)だいぶん中身が有る方のヤツだと思いますし、なのでストーリーを追って最後まで観てゆくコトが可能…というレベルの作品でもあるのですよね。  しかし、正にC級!という感じで(いつもの通り)諸々の要素は激烈にチープ&稚拙なので、話を追ってはゆけるモノの、やはり面白く観れるという域には到底達しては居ないのですよね。特に2点、今作についてはまず俳優の演技が比較的にも極度に低レベルだったと思われてまして、その観点からも個々のシーンで何が意図されているのか=どーいうシーンなのかが終始かなり伝わり辛いのです。もう一点、肝心のエイリアンに関しても同様に、台詞も(ほぼ)無い+身振り・手振りや説明的・ヒント的描写も(当然)無い+そして種々のギミックもごくテキトーなつくり、なので尚更にその辺の意図・意味とゆーのが全く伝わって来ないのですよ。でも、逆にある種、その辺がもう少しだけでもマシになってれば全体のクオリティもまだまだ全然向上してただろうなあ…という感じでもあるのですよね。。結論、そんなトコロを踏まえても、このレベルのサメ映画としては個人的にはかなりマシな方の代物かな、と思いました(⇒多少「発展形」とゆーのを垣間見るコトは可能…てなモンで)。オマケで1点アップ。
[インターネット(字幕)] 3点(2023-06-14 22:12:33)(良:1票)
406.  ダークグラス 《ネタバレ》 
端的に、ヒジョーにレベルが低いです。音楽やら台詞回しやら(で肝心のショック描写すら)もかなり素人臭いですが、技術的な面で何より気になったのは「画ヅラ」ですかね。ちょっとバカ正直すぎるとゆーか、ナンの面白みもない超・つまらない構図ばっかりとゆーか、冒頭10分観たダケでも「あ、コレ本気で撮ってねーな…」てか「中国資本に名義貸しでもしたの?」とすら思ってしまいましたすね(調べると本作はフツーにイタリア資本系の作品みたいですケド、ソコでもっかいマジで?となりました)。似た様なヤツとして個人的に、こないだのデパルマの『ドミノ 復讐の咆哮』より更に若干ヒドい…位な感じかと。  技術的なコトのみならず、話の内容や展開運び+具体的なシーン単位のつくりにもまた、総じて全然工夫がねーのですよね。お話なんてマジでシンプル一直線!で、ココまで捻りも不可解も無いとモ~「ジャーロとすら言えない…」と(個人的には)思います。あと警官2人が殺られるシーン、男の方が突っ込んで来る白バンにバンバン発砲するのですが、んで何故彼は最後までただ突っ立ってるダケだったのでしょーか?(ナンで避けへんのか~い?と)。それじゃあ、例え命中してたとしてもアンタは死亡確定じゃん…と思うのですケドね。。
[映画館(字幕)] 3点(2023-04-22 15:16:39)
407.  “それ”がいる森 《ネタバレ》 
うーん……うーん……例えば仮に、今作が意図するメインのターゲットが元からローティーンの子どもであって、んでチャンとその層に観に来て貰うコトを主眼に宣伝を打っていた、とかってなら、百歩譲ってこの中身でもギリ成立しなくはねーかな…とも思うのですよね。主役は確かに相葉くんではあるのですが、同じ位の比重で彼の小学生の息子(とその友人達)のお話が展開されてゆくというコトでもありますし、何よりこの中身ってのは私自身がその年代の頃にはよ~くテレビの心霊・怪談系の番組のドラマパートでやってた様な…てヤツではあるのでして。その意味では、確かに今サラ感の極まりないもはや「プリミティブな」という様な題材・内容だとは思うのですケド、あくまでこーいう類のヤツを「初めて観る」子ども達にとっては、コレを自分たちの生きる時代の質感の映像で観れるというコトには、一応の価値はあるのではねーか…ともね(とは言え、一部ショック描写のグロ度合+矢鱈と人死にが多い辺りは、少なくとも私が親なら子どもに見せたいとは絶対に思わないってレベルでもあるのですケドね)。  しかし、映画館で観て、で帰ってきて予告編を(念の為)観直してみましたケド、やっぱり別に本作はソコでジュブナイル・ホラーです!て説明・示唆があったワケでは全然なかったのですよね。んでもっと根本的な問題としたって、幾ら子ども向けとは言っても(=私が勝手に忖度してそー見做したとしても)その上でシンプルに思いっ切り稚拙な作品だったなとゆーか、どーにもま~たまるで「気が入ってない」という様に見えてしまったのは私としても全く否めないのです。前半はとにかく展開運びが激・まだるっこしいとゆーか、一体何回山ン中に出たり入ったりをしてんのだろう…と(起承転結の「起承」ダケでよく見りゃ1時間以上使ってますからね=アホかと)。で、中盤以降は更に輪を掛けてひたすら雑…とゆーか、特に終わり方はま~た「ナニ考えてんだ?=ナニか考えてたのか?」という様なまるで整理の付かないコッ酷い有様で……要するに、対象年代が年代だからとにかく何もかも(=コレはもはやダサい…てレベルで)ただただ分かり易くして、かつ描写・展開の諸々のショック度合もごくマイルドにバランシングして…という意味での「子ども向け」とは今作は根本的に違うと思うのですよね=コレはズバリ「子ども騙し」て方のヤツですよ。だからそもそも、キョウビの令和の大・少子化時代にこ~んな子どもしか騙せない様なモン(=で結局子どもも多分騙せない様なモン)をワザワザつくって、でソレで(あろうことか)大人の方を騙しにかかる…て、流石に観客をナメるのも大概にせーよ、と思ってしまいますよね……  重ね重ねの結論、やり方によってはもう少し(ダケは)ナンとかなった様な作品だとは思いますし、そもそも投入すべき予算や掛けるべき手間を全く欠いている…という作品でもなかったとは思います(チョイ役の助演陣にだってモ~「不必要」に芸達者を揃えまくってたりするワケで)。しかし如何せん、そもそも製作陣の諸々の「姿勢・気概・心意気」とゆーのに唯々非常なる疑問しかない…という作品でもあります。マジで、そろそろ(いい加減)ちょっとナンとかして欲しい…としか思われないのですよね。。
[映画館(邦画)] 3点(2022-10-10 21:32:18)
408.  哭悲/THE SADNESS 《ネタバレ》 
そもそも、私はホラー映画についてはゆーて(根本的な動機としては)実はワリとごくポジティブなモノを置いて常日頃は鑑賞しているのですね。即ち、ホラー映画とは人生そのものである、と。何故なら、人生とは「恐怖に打ち克つ」ことだからだ、と。  とは言え、その中でホラー映画はまた字義通りに「ホラー」たる日常では凡そ抱き得ないスパイシーな感情を生活空間に取り込むコトの刺激・爽やかさをその目的として備えるのも且は確かだと考えていて、なのでホラーの中でも「グロ映画」とゆーのには(厳密には)その用途に限った謂わばコンセプト・ホラーとしての価値ってのを見い出しているトコロになるのですね。そして、更にその意味ではある種、その「グロ」とゆーのには実はそーいったコンセプト以上のモノは不要(否、混ぜるな危険)というコトだったのではないかと今回感じた、ソレを以下に記そうかと思います。   先に述べたコトとも絡みますが、最初に結論を申し上げると今作、私には今まで観たどの「グロ映画」よりも不快な・耐え難いモノにも感じられたのですよ(⇒この点こそ、ソレは「今」観たからなのではないか…という部分の判断がどーにも付けられなかった為に再見リストに回そうか暫く迷ったというコトでして)。何故でしょう、例えばソレは、話の端緒がウイルス・パンデミックというごくタイムリーでかつ現在の実生活に直接的にリンクして来ざるを得ない様な要素を孕んでいたコト、或いは、だから必然的に今作も大枠としてはよくあるゾンビ映画の構造を有しつつも同時に随所で(ならば本来)「約束される筈の」希望・逃げ道が存在せず、また常套の戦術なども通用しないという種々の「裏切り」をも包含するコト、更に或いはシンプルに本来のこのジャンルの映画よりもワザワザそのテンポを落として凄惨なシーンをよりネットリと陰湿に見せ付けてくるコト、なんかにもその理由は見い出せるものかとは思うのですよね。  しかし、やはり今作はもっとその本質の部分、つまり作中で描かれる「グロ」とゆーのが総じて、ソレこそもうヒトの欲望が産み落とす人間のあらゆる悪意そのものの具現化である、というコトに尽きるかと思うのですね。重ねて、世界全体がそんな悪鬼どもに満ち満ちて、そしてまた其処から逃げる術もなく実際に主人公達も絶望的なラストを迎えてゆく、ソレは正に映画が描き得る最悪の地獄の一つだ、と感じざるを得なかったというコトなのだと思います。更に恐らく、グロ描写自体の物理的なクオリティの高さ、加えて多少珍しくも高度なスプラッタと性的倒錯を大いに綯交ぜにして大盤振舞いに描くコト、また何よりその悪鬼どものヴィジュアル・喋る台詞の(コレも高度な)悍ましさ、といったモノが為せる総合的な悪夢だったのだろう…と。  重ね重ねの結論、私個人にとっての今作とは前述の私が普段観ている「グロ映画」の範疇ではなくて、例えるなら『炎628』の抽象的進化版・強化版、とでも言うべきモノだったのだと思います。そしてコレも重ね重ね、今作とてもコレをもっと(いつも通り)気楽に観る方法とゆーのは無かったのか…は心残りとしてありますが、いま現在の直の感情をとりあえず記しておくコトの意味も込めて、いったんこの評価とさせていただこうかと思います。鑑賞予定の方は多少ご注意いただけると好いかと…
[映画館(字幕)] 3点(2022-07-10 01:40:54)
409.  大怪獣のあとしまつ 《ネタバレ》 
「令和のデビルマン」というパワーワードは伊達ではありませんでした。確かに、ココまでの酷評を喰らってる主因とゆーのは宣伝その他でワザワザ高めた各方面の「期待」を悉く裏切った…という面が強力なんでしょーケドも、ソレを差っ引いてもほぼ全編に渡ってかなり高度にまるで面白くない!という映画です。また現時点、ココまでの言われブリは逆に下らなすぎて面白いのカモ?(ネタになるのカモ?)というモチベーションで観に行ってる人も多いかと思うのですが、個人的には正直ソレもあまりお勧めは出来ないですね。  どーしてこーなってしまったのでしょーね?速報では、とにかく「あとしまつ」側の話がしょーも無さすぎ・どーでも好すぎで全編下らないコメディで塗り潰されている…と聞いていたのですが、実際に観てみると実はそーでもなくて、ワリと「あとしまつ」側の話のシリアスめな雰囲気が全編通して保たれている…とも感じたのですよ。ただ、ゆーて確かにソッチ側の話の「中身」自体は実に下らないし薄っぺらいし、かつ「リアリティ」とかに関してはマジで皆無なのでシリアスさってのも完全に「嘘っぱち」な…という点で、まずはも~白けるしかない感じではありますし+一方で見かけはシリアスなままだからコメディの雰囲気にも更々為ってなくて尚更ギャグが笑えない…という様にも感じましたかね。  あとは…コメディに徹し切れていないという意味では、本編中のギャグとゆーのは前述の中途半端にシリアスな流れの中にワリと唐突に&無造作に&脈絡無く「そっと」置いていかれる(=そーいう方向性を敢えて指向している)様に見えて、その点からも例えばフリオチ・ボケツッコミ・或いは笑かす「間」、とかいったオーソドックスな笑いのテクニックを殆ど使えていない様にも見えました。そーすると必然、笑えるかどーかはもうボケ質という意味での「センス」(⇒ワードセンスとか)に全て掛かってきてしまう様にも思えるのですケド、その部分がコレもマジで超絶低レベルだった…とゆーコトにも思えますね(ウ○コだの○ンコだの…)。まあ、そーいうオーソドックスではないシュールな笑い自体が監督の持ち味なのかも知れません、がだとしたら、率直に「才能枯れてる」って方の事態である様にも思われてしまいますよね(⇒より深刻なコトとして)。  ※以下余談 私の採点方針ですが、基本的に「ほぼ褒めるトコロが無い」映画が3点になります(⇒よほど内容に「怒り」を覚えている場合を除いて)。翻って本作って、実は内容「以外」は別に全然クオリティ低くもない(セット衣装美術その他大小道具、CG含む映像面、特撮、或いは役者の出来・ポテンシャル、等)と思うのでして、だから本来は「4点」が適正かとも思うのです。ただ、本作に関しては内容があまりにも面白くなさすぎる…ので1点引きました(別に2点引いてもイイのですが、いったんココまでで)。
[映画館(邦画)] 3点(2022-02-12 20:08:21)(良:1票) 《更新》
410.  樹海村 《ネタバレ》 
『犬鳴村』がそのクオリティの低さにも関わらずそこそこヒットしてしまったが為に、当然の如くにつくられたこの続編でも『村』シリーズとの建付けでナニやら「村」が登場するのですが、実際にはソコの人間?は(当然樹海で自給自足など出来っこないのだから)皆ヒト成らざるモノなのであって、ソレってじゃあ「村」って言えるの?とはまず疑問に思うトコロです。話のメインは全体を通しても『コトリバコ』の方で、実際に村が出てくるのもかなり後半深くになってからなのですから、そもそも「村」にコジツケるのに実に無理をしてる様に見える…とゆーのが私の第一の感想ですね。うーん…コレってそ~んなに難しいコトなんですかね?二番煎じで好ければ幾らでもやりようが在りそうなモンなのに、それでまた何故にココまで支離滅裂なシナリオになってしまう必然性があるのでしょーか。清水崇、実は全部ワザとだったりするんですかね?  『コトリバコ』の部分は(怖いかどーかは別にして)そこそこ気持ち悪い・悍ましいモノではあるので、その辺は別にホラーとしては成立してないとは思わないです。ただ前述どおり、全体的にかなり支離滅裂なトコロに加えてテンポ自体もまたかったる目ではあるので正直ちょっと眠いすね。もう一点、肝心の「村」の住民たる人外どもはコンセプト的には(樹海よろしく)樹木の妖怪、的な見た目に仕上げられてるのですケド、コレは私だけかも知れませんが「樹木」ってあんまし禍々しいイメージが無くって、だからやっぱラスト付近はちょっとまたファンタジックにも感じられてホラーにはなってない様な気がする(=まるで怖い感じでない)のですよね。重ねて、この「樹海」村つーのは一体ナニから出てきたアイデアなんでしょーか?こんなコトならいっそ公募でもしてみたら(或いはいっそ2ちゃんでそーいうスレでも立ててみたら)と思いますですね。
[インターネット(邦画)] 3点(2021-11-03 21:01:51)
411.  CUBE 一度入ったら、最後 《ネタバレ》 
特に前半1時間チョイはほぼ完ペキに、そして最後まで観てもそのCUBE自体の仕掛け・ギミックの側の展開運びは9割がたが元ネタの丸パクリなので、逆にその部分は全く詰まらないというモノでもないよーな気もしている(今更ソレでイイのか?とゆーのはまた置いとくとして)。しかし、残り3,40分くらいからおっ始まる人間ドラマ(人間同士の「対立」とか)の方については、このアレンジは個人的には完っ全に「違う」と思う。菅田将暉のトラウマにせよ、岡田将生の歪みに歪んだ人間性にせよ、何故「外の世界」から持ち込んだモノを梃子にCUBE内のドラマを描こうとするのだろう。それらとゆーのはCUBEの世界が描き出すべく物語とは本質的に全く関係が無いではないですか、と(何の為にこーいう「世界の全てから隔絶された」特殊な状況設定を持ち出しているのか=そーいうコトやりたいならソレ用に設定チャンとつくり込んだオリジナルの舞台上でやりなさいよ、と)。重ねて、今更こんなコトやっといてこのザマですか?とゆーのが私の結論です。こーいう作品をつくっちゃうから邦画をバカにする輩がまた蔓延るのだ、とすら思いますですね。
[映画館(邦画)] 3点(2021-10-23 21:18:29)(良:1票)
412.  さんかく窓の外側は夜 《ネタバレ》 
第一に、ひと目見た印象としては恐らくホラーな(=ホラーに仕上げるのが一番手っ取り早いという)お話なのですけど、全くそうはなってないとゆーか、怖がらせよう・ビビらせようっていう描写のキレとかはほぼほぼ皆無なのですよね。全体的にも(多少気持ち悪い部分はあれども)非常に地味です。まずココが、全体に濃厚に漂う退屈さの元凶になっている…という感じっすね。  もう一つ、主要登場人物の3人はいずれも暗い過去と禍々しい能力を兼ね備える特殊な方々で、三角はともかく他の2人は途中までは人格的にも相当に異常者である風をも醸して居るのですが、最後まで観ると3人ともが実は実に平凡な…とゆーか寧ろごく真っ当な(ヌルっちい)キャラ揃いなのですよね。こちらもある種キレが無いとゆーか、なんかこの手の「特殊能力者だけど温厚・善人」つーのは寧ろ少女マンガとかでよく見るよーな気もするなあ、とも言いますか。  そして終盤は、ソコら辺に輪を掛けて更に更に異常に生温い展開で終わってゆくのですが、そこまで観てモ・シ・ヤと思い、グーグル先生に訊いてみたトコロそれこそ一撃必殺!「さんかく窓の外側は夜」て入力したらサジェストに「BL」てイの一番に出るじゃねーですか(つーか原作者も女性だし、掲載誌もド直球なソッチ系のヤツじゃねーですか)。結論、私は完全にこの映画の客ではありませんでした。でも劇中、そんなにそーいう描写が目立ってた訳でもなくって、だからソッチ系の人にもフツーに期待外れだったんちゃうかな、とも思ったりなんかもして…
[DVD(邦画)] 3点(2021-08-26 19:48:27)
413.  ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 《ネタバレ》 
『呪怨』というホラーは、元々は超・低予算作品だし、かつ根幹的なコンセプトも「足を踏み入れた者が皆死ぬ呪いの家」という非常にシンプルなものではある、のだケド、ホラーとしてはやはりこれも非常に特徴的な側面を持つ作品でもあった、と思ってますです。それは第一に伽椰子と俊雄という実にユニークで禍々しいお化け(あとそのお化けを思いっ切り「見せて」ゆくという演出方針も)と、もう一つが時系列の入替えを含んだ(ホラーとしては異例なまでに)複雑に入り組んだシナリオ構成、という点であるかと思うのです。  ただその意味でゆーと、数あるシリーズ作品・リメイク(リブート)はやっぱし大体この2つは要素として取り込もうとトライしてるのだケドも、特に後者、ややこしい切り貼りシナリオとゆーのを採用したヤツが面白く出来てた試しがねえ、とも感じてるのですよ。アレはね、いっちゃん最初のオリジナルが奇跡的に超絶に出来が好かったから成立してるだけのモンなのであって、中途半端に真似できるよーなヤツでは全くねーのですわ。そもそもオリジナルを撮った清水崇本人ですら、それに続く劇場版もほぼ同じ感じでつくったケドも驚くほどに全くモノに成ってなかった、という代物なのですからさ。  今作も正にドンピシャでその感じ、とゆーか…作品自体は製作費もある程度掛かっていて、まずショック描写はだいぶん気色の悪いまずまずの質だし、かつそれが非常にチョコチョコと豊富に入り続けるのでそこら辺はB級よろしくケチってる感じも全くせず、決して全然見ドコロが無いという完全なポンコツとは言えないかと思います。しかし、ここまでお話が散発的でホラー的にも脈絡が無いとなると…どだい90分の映画に4つも話が入ってますからね。オムニバス的、と言うことも出来るのかも知れませんが、オムニバスとゆーのは4つ話が入ってるなら彩りとゆーのを考慮するモンじゃねーですか。今作の4つの話っちゅうのは率直にどれもほぼ同じ話で、そもそもそれらが只パッチワークで繋がってて只ノンベンダラリと流れてゆくだけで実はトリックもナンにも無い、とゆーのでは、結論、まるで何処にも盛り上がりとゆーのが見い出せないのですよ。ここまで来るとこれはもうキチンと統合された一本の映画とも言えないのではないか、とすら思いますね。  メイン主人公の(化粧っ気無い)女刑事さんの少し病的な感じがホラー的に好さそうだったのとか、リン・シェイがまた中々イイ感じのイカレ婆を演じてたのとか、ちょっと以上に好きな箇所もあったので(あと実はワリと少しだけ期待もしてたので)こんな初歩的な躓きで終わってしまったのには個人的にはかなりガッカリしてます。無念。。
[インターネット(字幕)] 3点(2021-08-07 00:10:25)
414.  ズーム/見えない参加者 《ネタバレ》 
ゆーて私も、ここ一年は毎日の勤務時間の半分以上がZoomでの打ち合わせですからね。その意味ではやっぱ親近感とゆーのはありますですよ。複数端末で参加しててハウリングさせる、なんてのも(当然のよーに)やったことありますしね。  リモートなホラーとしては個人的には三作目、その三作を手が込んでいる(=カネ掛かってる)順に並べると、『アンフレンデッド』→『真・鮫島事件』→今作、という感じになるだろうか(『真・鮫島事件』はアレはアレで相当にチープですケドも)。とは言え手が込んでれば好いというワケでもなく、『アンフレンデッド』は様々なツールが入り乱れ、異常に手数が多くて観ていてメチャクチャ疲れてしまったのだし、それに比べると今作は全編Zoomのみなので格段にシンプルで観易いことは観易い。ただ今作、コンセプトは『アンフレンデッド』を引き継いでいるというか、これも全編Zoomの画面上のみで進行するという作品なので、観易い一方で『アンフレンデッド』で弱点にも感じられた「カメラがチャッチいからショック描写に迫力が出ない」という部分もこれまた継承してしまってる、とゆーのも事実かと。  しかし、ま~見るからに低予算ですよね(ほぼ自主制作レベル)。Zoomの画面なんだから別にエーやん!と言わんばかりのクソ低画質に、そもそもが68分という短尺ながらラスト10分は更にどーでもいい(ちょっとだけ怪異な)メイキング風映像だし、これに1900円払うのはちょっと勿体無いという気がする。短い分密度が濃いというワケでもなく、B級ホラーよろしく前半半分は完全に「捨て」で殆ど何も起こらないし、後半は多少マシになるとは言えショック描写もこれまたチープ極まりなく、結論的には許容範囲を少し下回って地味すぎる、という感じですね。結局やはり、完全リモートだと(諸々の事情で)あまりホラー的にインパクトのある描写を盛り込めない→どの描写も似た様な感じにまろやかになって決定的に抑揚・盛り上がりを欠く、というコトかとも思われます。  その意味では、やはり全編リモートというのは結論的にはキビシイ、というコトが分かってきたかとも思いますね。あくまでリモートな状況を(前半で)活かしつつ、後半は別の展開に上手いコト繋いでいく、とゆーのが肝要かと(その意味では『真・鮫島事件』とゆーのは思ったより好く考えられていた、というコトかもと)。もう一点、やはりインドア(自室)で世にも恐ろしいショック描写を描く、とゆーのは相当に難しく、結局高度にユニークなアイデアが必要になる、というコトですかね。こーいうの一見低予算でもつくれそうなのですが、そこから天下を取りたいのなら普通のホラー以上に才能と努力と閃きが必要だ、とゆーことにも思えますですね。
[DVD(字幕)] 3点(2021-06-30 20:07:03)(良:1票)
415.  狂武蔵(2020) 《ネタバレ》 
宮本武蔵と吉岡一門の決闘を描いた70分一本勝負のワンカット殺陣シーンがウリ!という作品とのこと。しかし、その70分のシーンは九年前に撮られたケドも、何やらほったらかしになっていた…とは如何なる意味かってコトですね。結論から言うと、到底映画レベルとは言えない代物だった…というポンコツでしかありませんでした。。  ①ボクシングは1ラウンド3分ですが、それホド俊敏に動き回るワケではないとは言え、しっかり刀を構えて鋭く斬ったり受けたりを繰り出してゆくのを3分続けたら相当に消耗するものです(普通なら、精々5分程度が限界でしょう)。今作、激しく疲弊の色を見せつつもそれでも最初のシーンで15分強は頑張りましたかね(終盤は演技ではなく疲労困憊してましたが)。それ以降は、大体5分戦って一息入れるというのが続いていくのです。要は、70分ワンカットと言っても70分間戦い続けるワケでも何でもないですし(それは流石に無茶ですケドも)休憩のたびに水すら飲んでますし(運好く近くに水筒が隠してあるという武蔵の用意周到さ)。そもそも、ずっと武蔵を映し続けるワケですらなくて、モブキャラの小芝居のあいだ武蔵はどっかに消えてるということすらあります。正直、何のためのワンカットなのか意味が分かりません。  ②一対多の場合の多勢の戦術は「前後からの挟み撃ち」が基本でしょう。案の定、武蔵が常に壁を背にするとかそーいう工夫も施されないのに、前後から同時に攻撃(というか背後から攻撃)するシーンというのは皆無ですし、何なら武蔵・とその背後1Mから武蔵を撮るカメラとの「間」を敵が横切るシーンすら散見されます。彼らは一体何がしたいのでしょうか(⇒一足一刀の間合の概念というのは無いのでしょうか)。そもそも、吉岡一門は何故に数十人ずつに部隊を分けてそこら辺をうろついているのでしょうか(決闘なんだから一ヶ所にまとまってれば好いじゃないですか)。こーもずーっと同じコトを繰り返されると(コレも正直)段々ウンザリしてきます。  ③もう一つ、肝心の殺陣の出来が非常に微妙です。「斬る」というよりは刀でパシッと「殴る」に近いものが非常に多いですし、他に多いのが敵の体を刀に乗せて一拍置いて「引く」という動作で、キレイに「斬ってる」シーンというのは数えるホドしかありませんです。あと、今作の殺陣は細かい段取りをチャンと決めてやってるというものではなく即興なので、明らかに「間違えた」シーンというのも散見されます(どー考えても受けられないタイミングで複数同時に攻撃してしまったとか、んで受け切れずに武蔵が斬られたのが明白なシーンとか)。ワンカットと言ってもそーいうのを最初からやり直すホドのやる気は無かった…て程度の気合の入れ方・覚悟なのかな、と。  最初に書いたとおり、通常の映画レベルの殺陣アクションが70分続く…という作品では毛頭ありません。個人的にはこれは最早、坂口拓主演による「山の石松百人斬り」という感じかと思います。明らかに「斬られ」に走り込んでくる敵を続けざまに斬り倒してご満悦なシーンなんて、正にそんな感じでしたですね。。  ※冒頭、実家の近所の二岡神社がロケ地だったので1点足しておきます。別にあそこがロケ地の映画は他に幾らもありますケド。
[DVD(邦画)] 3点(2021-04-21 00:43:05)(良:1票)
416.  犬鳴村 《ネタバレ》 
ぬ~ん、何から指摘してよいものやら…ヒッドイわこれ。。。  我慢してマジメに観ていたが、人間だか人外だかよう分からんハンチングの兄ちゃんと映写機回し始めた辺りで諦めた。そもそも該当のシーンは、どこで映写機回してんのかもどこからフィルム持って来たのかも、つーか何であんな(秘匿すべき行為の)映像が残されているのかも全てが判然とせず、ストーリーとして全く繋がらない。ここまで取って付けな展開運びでOKだと思ってるのは、正直観客をナメている。全体的にシナリオはしょーも無いアイデア(というか単なる思い付き)の寄せ集めレベルの超絶テキトーな代物であり、整合性も必然性も何も在ったものではない。例えばそれは、実際の犬鳴村の都市伝説の構成要素を碌に検討・取捨選択もせずに根こそぎ放り込んでいることからも見て取れる。締切間際で1ページも書けておらず、3日徹夜した挙句に変なテンションでやっつけで書いた様な脚本、てな感じ。  例え話が意味不明であっても、本作はホラーである以上、恐怖描写に観るべきモノが有ればそれだけで充分なエクスキューズたり得るとも言えるのだが、コッチの方面も至極微妙な出来としか言い様が無い。恐怖描写は奇怪、と言うよりどれも妙ちきりんで、センスの欠片も感じられない。これに関しては、冒頭、霊障でトチ狂った女子が「犬が西向きゃ尾は東♪」とか歌ってる時点で気付くべきだったと大いに反省している。  正直結構期待していただけに、極めて残念。ご覧になるなら、ご覚悟を召されたい。
[映画館(邦画)] 2点(2020-02-08 02:58:33)
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