421. リトル・ミス・サンシャイン
これまでに見過ごしていた家族の問題が、一気に湧いて出てきた感じです。バラバラになりそうな一家が少しずつ修復していく姿が爽快であり、痛快でした。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-18 23:01:54) |
422. ニノチカ
無表情の時と笑顔の時の、ガルボのギャップがとてもおかしかったです。台詞で笑わせる、B・ワイルダー独特の脚本が特徴的でした。現在見ると、世界情勢が当時とだいぶ違っているので、ステレオタイプな映画ですが、主義の違いを逆手に取った上質のコメディでした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-14 18:24:49) |
423. スミス都へ行く
人間の良心を問う物語ですね。W・ワイラー監督作に通ずるものがあると感じました。巨悪に1人で立ち向かう姿に、応援の言葉を投げかけたくなります。少し残念なのは、これといった決めゼリフがないことです。J・アーサーはすごく良い演技をしていたと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-19 00:43:02) |
424. トゥルー・ロマンス
C・スレイターとP・アークエットの表情がとっても良かったです。ボコボコにされてから相手を殺すときの鬼気迫る顔や、2人のラブラブモード全開の時の穏やかな顔。映画自体はまあまあ程度なんですが、この2人を見るだけでも価値ありだと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2006-11-12 18:46:29) |
425. 忘れられない人
この頃のC・スレイターは最高に演技が良かったと思います。これだけ台詞の少ない役で、感じていることを見ている者にわからせるのは、繊細な演技が必要でしょう。この調子で行っていたなら、今頃は大スターになっていたかも。M・トメイも上げ潮の時期でした。オスカーを獲った後が、この映画だったと思います。 当時は純愛の物語と思っていましたが、現在の風潮から考えると、やはり妙な部分があります。しかしながら、アダムの一途さを全面に押し出し、切なさをかもし出すピアノの調べがこの物語を引き立てていて、一生で一度の恋物語を深いものにしています。 [映画館(字幕)] 7点(2006-10-29 00:11:36) |
426. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 恋愛映画でありながら、2人が出会うことがほとんどない、珍しい映画ですね。それでもこれだけロマンティックに仕上げられるとは驚きです。「めぐり逢い」を話の種にして、誰もが共感できる楽しい映画でした。運命の偶然を信じさせてくれますよ。 [映画館(字幕)] 7点(2006-10-28 00:13:02) |
427. メメント
《ネタバレ》 すごい構成の映画ですね。脚本も最初から、こんなストーリーになっていたのでしょうか。見終わるまでは、最後に犯人が出てくる、ミステリーかと思っていました。しかし、ラストがこのような形になっているということは、この映画の目的は犯人探しのミステリーではなく、主人公のような症状の人間を通して、そのことを食い物にする悪人を描いたと言うべきでしょう。しかしながら、犯人が誰なのか気になるところです。皆さんは判りました?私は未だに判りません。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-07 23:21:20) |
428. Mr.&Mrs. スミス
アクション映画としてはイマイチですが、夫婦の問題を扱ったコメディと思えば、それなりに楽しめます。2人が戦っているときも、派手な夫婦喧嘩と思えばこそ、笑えるのです。 [映画館(字幕)] 7点(2006-09-30 20:39:09) |
429. フレンチ・コネクション
《ネタバレ》 普通は事件が起きて、初めて捜査が始まるのに、この映画は違いますね。その為冒頭は少々退屈していましたが、尾行が始まった頃から、だんだんのめり込んでしまいました。それにしても、あのラストは、マジ!?ってかんじでした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-09-30 00:06:14) |
430. ガス燈(1944)
《ネタバレ》 ボワイエとバーグマンの演技を目玉にした映画ですね。どちらかといえば、ボワイエの方が良かったと思いますが、バーグマンはこれでオスカーをもらってます。夫が妻を嘘で精神的に追いつめますが、メイド達もグルだったんじゃないかと、見るたびに思います。 [映画館(字幕)] 7点(2006-09-23 23:37:39) |
431. 香港国際警察/NEW POLICE STORY
《ネタバレ》 面白くて驚きました。アクションでなく、ストーリーと演出が素晴らしかった。J・チェンというと、コメディタッチのアクション映画ですが、ひと味もふた味も違います。香港映画らしい強引な話のもっていき方をするときもありますが、全体に漂う緊張感と悲壮感がたまらなく心地よいのです。J・チェン以外の俳優陣は誰も知らないのですが、皆とてもいい演技をしていました。プロポーズのシーンだけは余計だったよね。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-17 00:29:08) |
432. プリティ・ウーマン
誰もが認める、J・ロバーツの魅力大爆発の映画ですね。彼女のお陰で映画がヒットし、スタッフ・キャストが有名になったと言ってもいいでしょう。ストーリーに少し強引な部分はありますが、キャラクターや俳優陣の力で、うまくまとめた感じです。メリル・ストリープが"この映画を見た少女たちが、娼婦に憧れてしまったら困る"というようなコメントをしたのが思い出されます。 [映画館(字幕)] 7点(2006-09-16 15:42:56) |
433. フォーチュン・クッキー
母と娘の考え方やジェネレーション・ギャップを笑いのネタにした、よくあるテーマのコメディですが、この映画はとても出来がいい。母と娘を演じた、J・L・カーティスとL・ローハンの演技はとても良かったです。ティーン向けの映画ですが、誰にでも楽しめるでしょう。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-19 17:59:26) |
434. アンダーワールド/エボリューション
全く期待していなかった前作が、思いの外面白かったので、期待しながら見ました。この映画にストーリーは求めません。戦闘につぐ戦闘で、見ている者に考える隙を与えないのが、1番の良さではないでしょうか。主人公セリーンが人間臭くなってしまったのが、マイナスポイントですが、このダークな世界にはまってしまいました。 [映画館(字幕)] 7点(2006-06-05 21:35:58) |
435. ブロークバック・マウンテン
《ネタバレ》 始まりは1963年、牛飼い-カウボーイ-2人が出会い、愛し合うことから始まります。巷では、"ホモセクシャルのカウボーイ"という言われ方をしているようですが、私はあえてこの言い方をしません。なぜなら、H・レジャー演じるイニスは、J・ギレンホール演じるジャックだけを愛しているからです。愛し合いながらも、他人の目を気にして、年に数回山奥で会うことしかできません。普段の生活では、お互いに家族を持ち、ノーマルな生活を送っています。そんな生活を20年ほど過ごしたあたりから2人の関係にヒビが入ります。他人に知られないよう逢瀬を重ねていた2人ですが、最初の雇い主とイニスの妻には現場を見られ、ジャックの両親には気付かれているようです。長い間2人の関係を隠してきたつもりだったのに、永遠の別れを迎えてから、最初から知られていたことに気付き、2人で時を過ごしてこなかったことに、深い後悔を感じました。監督のA・リーのインタビューをまだ全然読んでいませんが、あくまでラブストーリーとして作ったのではないでしょうか。アブノーマルな関係であることには変わりませんが、決して許されることのない、困難な愛として描かれています。 [映画館(字幕)] 7点(2006-06-05 21:29:45) |
436. プライドと偏見
これぞ”イギリス映画”という感じです。紳士と淑女が、立前と本音を使い分けて会話するところが面白い。原作は知らないのですが、長い物語を1本の映画に詰め込んだような、ややあわただしい展開に思えました。出演者以外の予備知識なしで見に行きましたが、この映画はコメディなんですね。知らなかった。 [映画館(字幕)] 7点(2006-03-04 23:51:42) |
437. ウェディング・シンガー
出来としてはあまりよろしくないのですが、見終わったときに何故か見て良かったと思えました。元々ドリュー・バリモアのファンなんですが、80年代風に言えば、彼女が1番キュートだった頃です。ドリューの笑顔や泣き顔を見ているだけで、映画に引き込まれてしまいました。 [地上波(字幕)] 7点(2006-03-04 23:39:10) |
438. SAYURI
なかなか良かったと思います。芸子の派手な世界を、セットの色彩を原色中心にしていたのが、少し気になったかな。誰よりも、コン・リーがすごい!と思ったのは、私だけでしょうか。 [映画館(字幕)] 7点(2006-02-01 23:55:54) |
439. 欲望という名の電車(1951)
まさに悲劇の物語と言えるでしょう。緊迫した台詞のやり取りをするには、役者の力量がデキを左右します。V・リーvsM・ブランドの対決は見応え十分です。 [映画館(字幕)] 7点(2004-02-01 00:22:34) |
440. セントラル・ステーション
《ネタバレ》 旅の友となった少年を通して、若かりし頃の自分や、縁のなかった恋人の姿を見ているのでしょう。少年の勝手な行動に腹を立てながらも、父親探しをする理由は、ここにあるのではないでしょうか。同じ時を過ごしたからだけでなく、取り戻せない過ぎ去った青春時代を少年に託したから、別れがつらいのです。 [映画館(字幕)] 7点(2004-02-01 00:15:46) |