421. 東京裁判
《ネタバレ》 とてもおもしろかった。ただ黙って判決を受け入れるA級の彼らの表情をみていると、目頭があつくなった。ぜひテレビで放映すべきだろう。 [DVD(邦画)] 9点(2006-07-20 00:40:26)(良:1票) |
422. 妖怪大戦争(2005)
これくらい不真面目なのがちょうどよい。そしてエロいです。後半はそこにしか目が行かない。妖怪「えろめがね」 [DVD(邦画)] 7点(2006-07-20 00:37:21)(良:1票) |
423. 東京物語
《ネタバレ》 俺の母が死ぬときの様子を見せられているようだった。だから直視できなかった。 [DVD(邦画)] 9点(2006-07-07 23:01:12) |
424. ゼブラーマン
CG。言いたいことは伝わりますが、演技ではないから段取りにしかみえず、つまらない。柄本のカニ男みたいに、ぜんぶきぐるみにしてしまえば、いまどき新しく感じるはずだろう。仮面ノリダーみたいなのをまた見てみたい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-17 02:33:30) |
425. 嫌われ松子の一生
リュウが「自分がやりました!」と叫んで、警官に近寄っていき、警官をぶん殴ったとき、強い風が吹いた。あれはきっと松子だろう。 刑務所生活のモンタージュのシーンがチョーかっこいい。 [映画館(字幕)] 9点(2006-06-06 22:15:23) |
426. 太陽を盗んだ男
《ネタバレ》 原爆って、やっぱり笑えない要素ではあると思う。でもそれを笑い飛ばそうという心いきがすばらしい。そして最後に爆発するのがすばらしい。カタルシスを得ますね。バンザーイって感じでした。でもすぐに自己嫌悪。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-27 22:25:46) |
427. ジャンヌ・ダルク(1999)
《ネタバレ》 ヒステリックでイタい女を怒らせると、ああなってしまうのですな。気をつけましょう。でもイタい女を映画で観るのはとても面白い。 衣装や場所を完全に中世フランスでなくてもよかったのかなと思った。ていうことは別にジャンヌダルクの話でなくてもよかったのかなと。つまりイタ女であればそれで面白かったね。ジャンヌのメタファーとしてってことかな。 現代社会のほうが合ってる。 [DVD(字幕)] 9点(2006-05-27 22:22:05) |
428. ブロークン・フラワーズ
あんなに気まずい旅、面白くねえわけがねえ!でも当事者にはなりたくねえ。 ビルマーレーの表情は何で出来ているんでしょうね。物悲しくもあり、こっけいである。観ていて飽きない。すばらしい。 [映画館(字幕)] 8点(2006-05-13 22:21:58) |
429. 真夜中の弥次さん喜多さん
群れをなす荒川良々、っていうだけで面白がれない人にとっては、ただの破天荒な面白人間のモンタージュに過ぎないと思います。麻生久美子が本当にいいね。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-13 22:18:11) |
430. 女は女である
そんなはずがない。ゴダールが面白いはずが無い。それなのにこの映画はとても面白い。楽しい。しかし、だからといってこの映画がゴダールゴダールしていないのかというと、そんなことはまったくなく、しっかりとゴダールゴダールしているではないか。つまり俺はゴダールを楽しむことが出来たということか。・・・いやぁ、ついにおれもその境地に至ったのね。 でも勝手にしやがれは面白くなかった。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-13 22:14:39) |
431. 食神
《ネタバレ》 やっぱりヒロインは美しくなきゃ、全体が破綻するんですな でもその破綻具合がたまらなくおもしろい それはチャウシンチーの人柄なんだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-02 01:10:48) |
432. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 どうだろうか。絶望的な怪我をしてもう動けなくなったときに、それで尊厳死は成立するのだろうけど、どうも積極的に同情できなかった。 ベッドで目が覚めたヒラリースワンクは、見違えるように生命力がなくなる。そして死にたがる。自殺行為までする。そうではなく、もっともっと生きたがってほしかった、俺たちに向かって生きたい!と叫んでほしかった。さんざんのたうちまわってから、クリントに死を依頼してほしかった。それが生への肯定ではないか。 最後の一筋の涙、あれはなんだろう。後悔?苦しみ?でもないかな。最高の幕引きを愛する人にやってもらうことのありがたさかな。あの枕元の白い明かりが神を感じさせるね [DVD(字幕)] 8点(2006-05-02 01:00:26) |
433. クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ
《ネタバレ》 世界の滅亡は恐ろしい。とても恐ろしい。でも、宇宙人の侵略や巨大隕石の衝突による世界の滅亡よりも恐ろしいもの…それは「日常生活の破綻」だと思う。 自分の家が無くなる、恋人がいなくなる、お母さんが偽物になるなど、日常生活の破綻から映画や物語が始まるのはツネ。 特に子どもたちにとっての最大の恐怖は「家族が家族でなくなる」ことではないか。 その恐怖感が十分表現された前半は、映画としてとても面白くみれる。 しかしあの後半からラストにかけての、ぐでぐでな展開は、むちゃくちゃ笑える。このような映画的破綻を目の当たりにすると、恐怖すら感じる。 [映画館(字幕)] 7点(2006-04-24 01:00:46) |
434. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 やっぱり、映画の本質は「いかにして隠すか」であるということを、きちんと実証してくれる、模範的映画。そのくせとてもおもしろい。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-10 23:03:26)(良:1票) |
435. ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生
《ネタバレ》 後半、僕は「こんなにも逃げ道がない状況で、どうやって映画を終わらせるのだろう」と不安になっていたが、なんだ、全滅するのかよーー。さいしょそれが受け入れがたかった。救いを求めたかった。んですが、それがあまいんですね。 暗闇からやってくるというのが僕の中でのゾンビのイメージでしたが、真昼間の墓場に、いきなりひとり立っている、、という導入は、とても好印象です。あの立ち尽くしている姿は、絶望的です。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-10 23:01:06) |
436. マンダレイ
前作ドッグヴィルに比べ、あの舞台演出であることの有効性が少なかったかなと思う。地平線がよく写らないし、むしろ人間ばかりで、壁の無いことの効果をもっと有効に使っていかなければ、意味が無い。でも、ああいう環境が「普通」になってきたことは僕にとってはとても気分いいことである。そして他の映画作家がああいう表現を真似たとき「ドッグヴィルのパクリだね」といわれるだろう予測も心地よい。 作品の内容として、ドッグヴィルより説明っぽくなってしまって、生々しさが薄れてしまった気がする。もっと理屈や決まりをぶっ壊す感覚がほしかったね。それは建物が崩れるように、人間性が崩れる、そういう崩れっぷりがこの監督の見ものであった気がします。とはいえ、3作目「ワシントン」も必ず見たいです。 [映画館(字幕)] 8点(2006-03-31 23:20:32) |
437. 喜劇王
なんてあんなにへんてこりんな人たちが沢山いる国なんだろう。 チャウシンチーの、どこか抜けた一途さ、これはおもしろいですねえ。 でもやはりアクションのほうが好きです。 だからこそメロドラマをやっているのがくだらねえ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-03-28 22:53:34) |
438. イーオン・フラックス(2005)
人は死ぬから良い・・・ということは、本当に良いことなのであろうか。僕が思うに、実はやっぱり絶望的なる真理である。この映画を見終わった後は、有限な人生にすばらしさを感じてしまいかねないが、ほんとうは絶望的なことであることを忘れてはならない。だからもっとコミカルにふざけ半分で映画をつくらなければいけなかったと思う。キルビルみたいに。 [映画館(字幕)] 7点(2006-03-22 22:22:05) |
439. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 ついに我々のまえからヒーローが姿を消してしまったことを決定つけた映画です。 ヒーローとは、事件解決や人命救助のプロというだけではなく、全ての人にとっての正義のシンボルであるという社会的地位があるはずです。インクレディボーイ少年にとっても同様です。しかしインクレディブルは、彼にとってのヒーローであるにも関わらず、その責任を放棄してしまいました。インクレディボーイ少年と目線を合わせて向き合い、彼の前ではヒーローであり続けるべきです。(それが危険ならばそう説明して後日折り返すなどして対応)、それをしなかったインクレディブルは怠慢というか、業務上過失とも言えます。(そのあげくに家族を仕事に巻き込むんだからひどすぎる) 確かにインクレディボーイ少年はちょっとイタい子どもでした。けれども、ヒーローとはそういったクラスの隅にいるような子どもにも平等に光を照らす絶対的正義の存在でなければいけません。 自分の少しの挙動が少年の人生に大きく影響を与えるという責任を自覚してこれからもヒーロー業頑張って欲しいです。そして二度とインクレディボーイ少年のようなかわいそうな思いをさせないで下さい。 この映画は、ある孤独なオタク少年が、憧れのヒーローに裏切られ、あげく何もかも破壊されるという、悲しい話です。 ヒーローが少年を殺すなんて、教師が生徒を殺すよりも酷い。 [DVD(字幕)] 3点(2006-02-14 22:51:35)(良:2票) |
440. ドラえもん のび太と鉄人兵団
《ネタバレ》 リルルが消えるとき、ドラえもんの秘密道具で消えるたけではないということに気付いたとき、これはドラえもん映画を超えた映画なんだなと思った。しずかちゃんが泣きすぎですな、今となってはあざとい演技。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-14 22:44:06) |