421. モン・パリ
《ネタバレ》 ジャック・ドゥミ監督らしい夢物語。 マストロヤンニさんが現実世界に居心地悪そうにしているのも、ありえない?役をしっかりと演じていると言う事なのでしょう(笑) 美容師とは言え、ドヌーブさんの衣装にはビックリ。 そして子供の鋭い質問にニヤリ。 このお話しで一番冷静なのは二人の子供なのでした。 御伽噺が好きな私を、しょうもないと思っている我が家の子供たち。 マゼッティ家と我が家は似ているなと、密かに思ってしまいました。 [DVD(字幕)] 7点(2009-12-31 20:47:43) |
422. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 ノーラン監督と豪華キャストで期待。 こちらのレビューで、実在したテスラさんの発明が凄い事とデヴィッド・ボウイさんが演じていると知り、へぇ~と感心。 映画より皆さんのレビューのほうが楽しい、と言う残念な結果でした(苦笑) [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-12-13 20:49:36) |
423. 疑惑の影(1943)
《ネタバレ》 良い人が多かったこの時代では、とても怖い作品だったのでしょうね。 毎日のように殺人やらコワイ事件が続くこの時代、こんな位じゃ怖くないなぁと気がついた。 ちょっとやそっとじゃ怖がらない自分の感覚が、悲しくなりました。 いい人いっぱいの社会になって、この作品に恐怖を感じられるようになりたいです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-12-06 21:02:58)(良:1票) |
424. イングロリアス・バスターズ
《ネタバレ》 とても表現しにくい作品だけれど、とても面白かったです。 さすがタランティーノ監督、上手いなぁと感心させるセリフまわし。 延々と続くセリフを、俳優さん達が自分のものとして嬉々として演じていました。 このセリフを言えることが、なんて嬉しいのだろうと。 畳み掛けるセリフに俳優さんたちの熱気が加わり、知らない映画のコネタの話も面白く聞けちゃうから不思議です(笑) 際立って素晴らしかったのは、クリストフ・ヴァルツさん演じるランダ大佐です。 実に人間味のある役柄を、こんなにこってりと演じられるとは! バスターズの全員と比べても、ランダ大佐の存在感が数倍大きく感じられます。 実に面白かった。 この作品はパンフレットも良いですねぇ。 写真も綺麗だし人物説明も丁寧で良い。 そして何より、観ている時は何のことやら分からなかったコネタの元の映画について、じっくりと書いてあるのが秀逸(満足) 「大竜巻/サメの海へ突っ込んだ旅客機」(78)とか書かれると、うわぁ~面白そう♪ 観てみたい!と思ってしまいます(笑) 映画に惚れ込んでいる監督が映画ファンの観客のために作った映画、と感じました。 ナチの映画に見えて、実は舞台を借りただけと言う気がしました。。 [映画館(字幕)] 8点(2009-11-29 21:11:28) |
425. スペル
《ネタバレ》 私は素直に面白いと思いました。 コワイ映画と言う素材で、監督がいかに面白く遊んでいるか、ひしひしと伝わってきました。 こういう遊びが出来るサム・ライミ監督が羨ましいですぅ。 仕事していて、さぞワクワクと楽しいのでしょうね。 さあ、次はどんな笑いか?(ワクワク) お~、ようやるなぁ(感心) 今度はそう来たか!さすがぁ(クスクス) 最近私の(悪)趣味の作品を観ていなかったので、とても満足いたしました。 ウチの子には不評の私の「趣味」ですが、こんな楽しいものはとても止められませんね(笑) サム・ライミ監督には、これからもドンドン頑張って欲しいです。 [映画館(字幕)] 8点(2009-11-08 21:57:45) |
426. めまい(1958)
ヒッチコック監督の作品はあまり知らないので、素直に面白いと思いました。 主人公二人のセリフがステキで、そのやりとりに引き込まれました。 キム・ノヴァクさんのコート姿にうっとり。 50年前のファッションなのに、古さを感じさせません。 黒いタートルに黒手袋、そこに白いコートで真似したくなりました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-03 22:00:52) |
427. 南極料理人
《ネタバレ》 あ~ホントに良い作品でした。 ぬるーいお風呂にぼちぼち浸かって、のほほーんとしているような気分でした。 でもでもその内容は、南極の厳しい自然の中で仕事をまっとうして行く、頑張りやのオッサンのお話しですから。 そこはふわんとしている中にも、緊張したり身につまされたり、しょーもないと呆れ果てたり。 オッサン達の喜怒哀楽にこちらもつられて、感情移入してしまうのでありました。 ホントの南極観測隊にはこんなご馳走出ないでしょう(笑) ステキなお料理とは不釣合いな食べ方もまた、見どころでしたね(爆) 男版「かもめ食堂」と思ったのは、私だけでしょうか? [映画館(字幕)] 8点(2009-10-04 21:26:48)(良:1票) |
428. ウルヴァリン:X-MEN ZERO
《ネタバレ》 ヒュー・ジャックマンさんのファンなので、ダークな雰囲気と惚れ惚れするスタイルにウキウキとして見ていました(うっとり) ふふふふ♪ステキだわ~。 もちろん、作品としてもX-MEN1作目から、マイノリティの悲しさ哀れを描いたところが気にいっています。 この作品は、ジャックマンさんが制作もされ心情的な部分を重視して作った(監督の選択など)のが良かったのだなと、パンフレットを読んで分かりました。 こちらの製作会社では「彼が二度愛したS」もなかなか良かったので、これからも見ごたえのある作品を作って欲しいです。 話しは本作に戻りますが、X-MENの面白さはミュータントの超能力の多様さにあるなと思います。 スーツとか着なくても、それぞれの超能力にはドキッとさせられて面白い。 望まずに備わった才能によって差別される哀しさ、X-MENのお話しの一番の面白さが本作でも上手く表現されていたなと、拍手を送ります。 そうそう、それから「LOTR」のメリーがこんなところに! ドミニクさんの登場が個人的には嬉しかった。 次回も面白いミュータントをいっぱい出して欲しいです。 [映画館(字幕)] 9点(2009-09-27 22:01:17)(良:1票) |
429. 誘惑のアフロディーテ
《ネタバレ》 神話劇について行けなかったです。 そのため、ウッディ・アレンさんの作品の中では評価の低いほうです。 ミラ・ソルビーノさんがとっても可愛い♪ 高い声がとってもキュートでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-08-30 21:30:36) |
430. 100発100中
《ネタバレ》 ほぉ~そうだったのですか。 この作品がルパン三世の原型なんですね。 宝田明さんのうそ臭~いフランス語とか、笑えるところがいっぱいありました。 とても面白かったです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-30 21:18:40) |
431. G.I.ジョー(2009)
目まぐるしいったらありゃしない作品です。 アクション、アクション、ちょっとお笑い。 世界中からアイデア集めたのか、てんこ盛り状態には笑っちゃうほどです。 過去のSFのパクリも多いですし。 白人さんから見れば、日本人も韓国人も香港人もみな同じよう。 イ・ビョンホンさんのお姿はカッコイイのだけれど、ちょっと違うみたいな(笑) それも軽く笑えるネタになっているところが良いですね。 ハムナプトラシリーズをエジプト人が観たらどんな気持ちか、少し分かりました。 [映画館(字幕)] 7点(2009-08-16 19:55:47)(笑:1票) |
432. シェルブールの雨傘
《ネタバレ》 セリフをすべて歌にしようと、どなたが最初に思いついたのでしょう? ドゥミ監督とルグランさんの心意気に拍手です。 その挑戦とそこで出来た作品の質の高さ、品のよさはまことに素晴らしい。 そしてなによりも、ミュージカル映画でこれほどの心理描写ができるとは! ラストにつれ、登場人物それぞれの心をおもんばかって涙してしまいました。 この作品の高評価のわけはそこにあるなと、納得した次第です。 [DVD(字幕)] 9点(2009-08-15 20:15:12) |
433. ロシュフォールの恋人たち
この作品にはもう、10点ではなく100点を付けたいほどです。 数年前劇場で観て忘れられず、ネットで検索したらビデオが数万円・・・ いつか観たい!!!と念じ続けていたら、嬉しい嬉しいDVDの発売です。 観る前からもうハイテンションのこの調子ですから、作品がどうのこうのとか今は書く心のゆとりはありません。 十何年かぶりに親友に会えた瞬間の感動に近い・・とでも言えましょうか。 私の人生の宝物の作品。 [DVD(字幕)] 10点(2009-08-15 20:00:15) |
434. ピンチクリフ・グランプリ
《ネタバレ》 それぞれのシーンの完璧な絵の作り方にもう脱帽です。 人形にベッドにお家だけでも手が込んでいて、デパートの特別展で展示できそうです。 それがまた、手間ひまかけて少しずつ動かすなんてねぇ。 その気力と労力と忍耐力には、惜しみない賞賛を送ります。 私のお気に入りは、工場で歯車やベルトがいっせいに動いていくところ。 沢山ある部品を間違いなくなめらかに動かすのですもの。 ため息が出ました。 しかし惜しいところは、ちょっと間延びしているところでしょうか? 尺を短くしてもトントンとお話しを進めれば、もっと楽しめたと思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-15 19:47:31) |
435. ハリー・ポッターと謎のプリンス
《ネタバレ》 いやあ~素晴らしかったです! 私は原作は未読です(読んでみたい)が、とても楽しく鑑賞しました。 ダークサイドの悪の影がヒタヒタと迫ってくる作品の作りは、もう、鳥肌が立つし胸はドキドキでした。 ひとつひとつのシーンの光の使い方が上手い。 心理描写や得体の知れない”あのひと”の影響力が表現されていたと思います。 どう解釈するのか、すぐには分かりにくい語り口も、私にはどう捕らえる?と作り手側が面白い疑問を投げかけていると感じられました。 すぐには答えられないし、はっきりした答えが出そうでも無い。 そこが映画の面白いところですね~(しみじみ) 子供向きと思われているハリー・ポッターで、こんなに大人向きの作り方で良いのかな?と、余計な心配をするほどでした。 原作を読んだ方がおっしゃっている、大事なくだりが入っていれば、もう最高だと思いました。 そして私的には、ヘレナ・ボナム・カーターさんの切れっぷりにワクワク。 「スリーピー・ホロウ」のミランダ・リチャードソンさんも奥深くて、その演技にうっとりしましたが、カーターさんの凄みのある演技はもっと観たかった! ”悪”は私を惹きつけてやまない魅力にあふれています。 次回作を楽しみに待ちます。 [映画館(字幕)] 9点(2009-08-15 19:09:29)(良:1票) |
436. アンジェラの灰
《ネタバレ》 暗い話しは途中で挫けることも多い私です。 でも、この作品は苦しい気分の中にも魅力があり、最後まで観続けました。 エミリー・ワトソンさんの忍耐強いお母さんに共感したのと、ロバート・カーライルさんのダメお父さんのリアルさが面白かったのかもしれません。 原作は未読ですが、最後に家族はどうなったか知りたい気もしました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-09 15:46:41)(良:1票) |
437. ノウイング
《ネタバレ》 ストーリーもとても判り易い。 ニコラス・ケイジさんも判り易い。 よくまとまっていて、ドキドキして面白かったです。 欲を言えば宇宙人がフツウとか、宇宙船がフツウとか、印象に残るものが少なかったと思います。 地上波のTV向きの作品だと思いました。 [映画館(字幕)] 5点(2009-08-09 15:38:34) |
438. ヘンダーソン夫人の贈り物
《ネタバレ》 お金のない庶民の私ですが、もし富豪になったらヘンダーソン夫人みたいな生き方良いなぁと思いました。 いい年になってしがらみも無いし、思いっきり突っ走るその勢いは、見た目の年齢よりも若くてイキイキしています。 また、未亡人ネットーワークがあって、そそのかす人があるのが楽しいですね(うふふ) 日本で言えばオバ○リアンか、大○のオバチャンぐらいのパワーを感じます。 私も、ヘンダーソンさんみたいに暴走して周りをヤキモキさせてみたいわ! 貴婦人らしくない劇場の出し物も見どころですが、私はミュージカルの音楽の素晴らしさにも魅力を感じました。 男性歌手の歌はほぉと聞きほれました。 音響の良い環境で、もう一度鑑賞したい作品。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-07-12 22:28:22) |
439. 友だちのうちはどこ?
《ネタバレ》 イランの民家や生活が良く分かって、その意味では面白かった。 でも、子供が可哀想で楽しむことは出来ませんでした。 頑張って見続け、ラストシーンでほっとして満足でした。 それまでは、これはなんなんだ!とストレスが溜まり続けましたから。 子供の話に耳を傾けないのは、万国共通なのか? それとも民族的なものなのか? 未だに理解出来ません。 この少年(主人公)が成長した時には、子供の話を聞ける人になって欲しいと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-10 21:32:02) |
440. 子供の情景
ハナ監督の前作が素晴らしかっただけに、この作品には期待していました。 アフガニスタンの状況など伝わってくるのですが・・・ 私の正直な感想は、ちょっと残念だったと言うことです。 監督は若さも才能もおありなので、次回作に期待します。 [映画館(字幕)] 4点(2009-07-07 21:40:44) |