421. ムーラン・ルージュ(2001)
とにかくゴージャスさがスゴイ、ミュージカルラブストーリー。映像、衣装、ミュージカルといった演出は文句つけどころがほとんどない。が、ストーリーは誰でもかけるような平凡なラブストーリーで内容には全く面白味がありませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-10-09 15:19:19) |
422. 息子のまなざし
《ネタバレ》 主人公が自分の子供を殺した子の先生をするというストーリー。教師とその子が二人っきりになる場面の緊張感は凄まじいです。カメラがずっと近いのに、主人公はずっとほぼ無表情なので何を考えているのかわからないので、おっかないです。いきなり終わってなんとエンドクレジット中は無音です。面白くはないけど、妙に後を引く映画。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-09 15:16:51) |
423. ミーン・マシーン
いかにもB級な囚人のサッカー映画。少年マンガノリで結構楽しめました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-09 15:13:16) |
424. みんなのうた
ドキュメント調でテンポがあまり良くないため、映画としてはいささか退屈気味ですが、最後のライブシーンは最高です。向こうのフォークは、こっちで言うカントリーっぽくて明るいんだなぁと思いました。曲がとにかく良いです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-09 15:08:29) |
425. みんなのいえ
同監督の他作品ほど笑いに重点をおいてないが、ドラマとして単純にそこそこ楽しめました。決定打はないですが、三谷、邦衛好きなら損はしないかなってとこですかね。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-10-09 15:07:12) |
426. ミスティック・リバー
とにかく重厚なサスペンスですが、かなり秀逸にできています。長めの映画にも関わらず、無駄なシーンが一切なく、目を離したくなることはありません。それぞれの役者に重みと影があり、ストーリーを際立てています。暗いです。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-09 14:39:26) |
427. バンテージ・ポイント
一つの事件を多数の登場人物の視点で繰り返し見せて、事件の内容を少しずつ明かしていくというスタイルはもはやそれほど目新しくもないですが、ここまで徹底して硬派な造りなものも珍しい。登場人物もカメラも展開もとにかく忙しくて落ち着かない。登場人物が多いとどうしても群像劇に走りたくなりそうなところですが、そんな暇はない。とにかく走る走る。登場人物は観客に事件の一端を見せるための駒でしかなく、余計なキャラクター付けなどは排除されています。90分足らず休憩なし、中身がなくてもいいじゃないかと開き直って純粋な面白さだけを追求したジェットコースター・サスペンス・アクション。気合いの入った映画には細かい突っ込みはしません。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-08 00:40:30) |
428. MONDAY
なんか後半まではダルダル。たまに大ヒットがありそうで見逃せないSABU監督ですが、とりあえず奇抜にしとけばいい的なこのあたりの作風はキツい。キャストも代わり映えしないし。オチも酷い。ま、笑うコメディではないです。 [ビデオ(邦画)] 3点(2008-10-07 12:31:07) |
429. マンダレイ
黒人奴隷解放を通じて、「自由」「差別」「支配」「理想」をテーマに終始うーむ、と考えさせられっぱなしの一本。ドッグヴィル程衝撃的な狂気や展開をみせない分、リアリティや妙な迫力があります。いったい何が正しいのかわかんなくなっちまいました。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-07 12:27:17) |
430. マルホランド・ドライブ
最初から最後まで目の離せない構成で時間を感じさせない。 昔見た時は全然わからなかったのですが、再見したらなんとか大枠はとらえることができた。大枠はシンプルで分かりやすく、細部が難解に作られていることがわかった。割に親切な作りをしていたんだな。解説サイトを見て、更に感心。また、観よう。 [DVD(字幕)] 8点(2008-10-07 12:20:47) |
431. 間宮兄弟
《ネタバレ》 気持ち悪いくらい仲の良い兄弟のどうでもいい日常を描いたどうでもいい映画。キャストが皆、活き活きとしていて良かったです。複雑な人間関係の中にいる人を羨む気持ちとか、自分とは関係ないところ話が進んじゃって勝手に完結してたりすることとか、ちょっとしたことに共感できたりして楽しかったです。北川景子も堪能できたし。 [DVD(邦画)] 7点(2008-10-07 12:15:06) |
432. マトリックス リローデッド
《ネタバレ》 ひどい。1はまだ笑えて好きだったんだが、こんどは意味が全然わからない。1を熟知してる事を前提につくってるのも気に入らないし、続きがでることが決まってるにしてもあんなに中途半端に終わるのもひどい。アクションもなんかおもしろくない。客に優しくない娯楽映画なんか観たくないぞ。もう続きは見ません。 [DVD(字幕)] 2点(2008-10-07 12:12:55) |
433. マッチスティック・メン
《ネタバレ》 騙しがウリのこの作品ですけども、ちょっと嫌な騙され方をしました。でも、最後にうまくいったならいいのでしょうか。面白いんだけど、なんか気持ち良くない。最後にもう一転すればなぁ…と。ニコラスさんのダメな感じは最高です。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-07 12:02:08) |
434. マスター・アンド・コマンダー
海の男の熱き闘いを描いている映画です。ホントに男しかでてきません。人物の描き方も良いし、少年ですらリーダーシップをとって戦う海戦は迫力があるんですが、どうもストーリーが主観的すぎる割に散漫で深みに欠けます。熱いながらもサッパリ味で質は高いと思われます。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-07 11:56:57) |
435. MASK DE 41 マスク・ド・フォーワン
《ネタバレ》 恐ろしいくらいに濃いメンツを取り揃えた、ガチンコなプロレスコメディ。 主に前半、中盤の家庭崩壊の凄まじい重苦しさのなかでの濃いオッサンたちのクソマジメなオタクっぷり、コネタの出しっぷりに笑えたりして、この映画は笑っていいのか真剣に見るべきなのかわからないまま、空テンションが加速していったままへたなどんでん返しもないままクライマックスは最高潮にスコーンと終わってしまいます。 そんな濃すぎて訳がわかんない男臭いギトギト映画。役者陣には文句なし。 [DVD(邦画)] 8点(2008-10-07 11:54:40) |
436. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 魅力的な二人のキャストを配しているものの今作では二人とも抑え気味なせいかイマイチ魅力が薄い。そして、そこに介入してくる魅力的な人物がいるわけでもない(秘書はいい味出してましたが)。 ロードムービーの形をとって世界各地の名所を見れるのは良いし、細部は良いのに、うんちくメインの会話がイマイチ退屈でテンポが悪いのが残念。年寄りとは言え、どうせ死ぬんだから的なヤケクソ感もなく、スカイダイビングとか旅行とか、する事が地味。ジャンル的には比べるのも変だが、同じようなプロットのものだったらノッキンオンヘブンズドアのが断然好きだな。 [DVD(字幕)] 5点(2008-10-07 00:30:05) |
437. ミスト
《ネタバレ》 霧の中に化け物がいるという発想はB級そのものですが、それだけの発想でこれだけのおぞましい化け物と、醜い人間を次々と映し出す手法は悪趣味のプロフェッショナルと言えましょう。これだけ落ち着かない気分になり、一人で阿鼻叫喚した映画は初めてかもしれません。怖すぎ。 チビハゲのおっさんが大活躍するところなんかは気持ち良いんですが、基本激鬱です。ホント嫌になります。狂信者の女には心から不快にさせられましたし。散々いやな気分にさせたところで、最後にはいまだかつて見たこともないほどの酷すぎる結末。これをショーシャンク、グリーンマイルのコンビの最新作とかって宣伝するのはマズいでしょう。二度と見たくない吐き気がするほど最低最悪な映画です。…お見事。 [DVD(字幕)] 9点(2008-10-06 00:45:08) |
438. 天使のくれた時間
《ネタバレ》 もう一つの人生を体験し、本当の幸せに気づくといったプチファンタジー。娘役の子はとてもキュートだし、とりたてて悪いところはないんですが、結局ジャックはどっちを選択してても幸せになったのだし、もともと幸せだと感じていた彼にもっと幸せなことがあるかもよって気付かせるってところがどうも釈然としない。天使さんは、そんなに暇があるならもっと不幸な人に時間をあげてくださいよ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-05 00:30:08)(良:2票) |
439. ユナイテッド93
《ネタバレ》 9.11でハイジャックされた1機の飛行機と、それを取り巻く人々の緊張感をひたすら描いた映画。結局何もできずに、次々と連絡がとれなくなり、何が起こったかもわからない。当時の現場の人々の苛立ちを追体験しているかのよう。 リアリティ重視のためだろうが、一人一人の人間を丁寧に描くということをしていないため、感情移入はできがたい。逆に言えば、死んでいく見知らぬ人に感情移入などできないというのがリアルなのではないでしょうか。それが現場だとしても、それはただただ恐ろしいだけで、ほとんどの人は他人の心配などできようもない。そんなクライマックスは恐ろしい。数あるパニック映画のように、結束して友情ができあがったり、恋が芽生えたり、誰かの大活躍や、大逆転なんかない。見知らぬ人に囲まれ、ただ死を覚悟しなければいけない。 クライマックス以外はわかりにくい状況をダラダラやってて退屈な部分が多いのが難でした。通常の映画とは違った切り口で、事実に対して誠実で丁寧ではありますが、そのことだけで手放しで絶賛はできないです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-03 16:21:35) |
440. グミ・チョコレート・パイン
《ネタバレ》 クラスに友達もほとんどいないというリアルにいけてない高校時代は笑えます。笑いにもキレがあるし、言えなかった言葉なんかはその時点では甘酸っぱいものだと笑えます。情けないのもしょうがない。全ては若さゆえと笑い飛ばせます。 しかし、それと並行して映し出されるのは成長することなく、ますますいけていない彼らの20年後の現在。そこはもはや苦味だらけ。そんな彼らを映し出す映画に、冒頭で語られる通り、カタルシスなどはなかった。彼らにとって何かが変わってもよかったはずの初ライブのことなんて、その他の苦々しい後悔の前では思い出されることもなかった。 ウォーターボーイズ、スウィングガールズみたいな青春は羨ましいが、やはりあんな美しい青春を手に入れられるのはほんの一握りのさわやかで前向きな人たちだけ。こんなイケてない青春をまざまざと見せつけてくれる映画はなんとも愛おしいです。 根拠のない前向きさなど用意されていないしみったれコメディに胸をしめつけられました。笑うしかないでしょ。 黒川芽衣の古臭いまでの無垢な可愛さは貴重です。キャスト陣も抑えた奇妙っぷりが光る人が多く、皆さん素晴らしかったです。 [DVD(邦画)] 8点(2008-09-20 02:46:56)(良:4票) |