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六本木ソルジャーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 823
性別 男性

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441.  リディック 《ネタバレ》 
ここだけでなく世間一般でも酷評されている上にピッチブラックもそれほど気に入った作品ではなかったので全く期待してなかったけど非常に満足できる出来に仕上がっていると思う。 ピッチのストーリーは引き継ぎながらも全く違う世界観と凝りに凝った映像と迫力には圧倒される。 特にあの一見、趣味の悪いデザインはこの世界観にまさにピッタリだし、魂の描き方や熱風、ロードマーシャルの動き、熱風ダイブ自殺にも中々のセンスの良さを感じる。 キャラクターも多彩、賞金稼ぎにネクロモンガー、前作の生き残りや勘のいい看守とそれぞれに独特の個性や世界観に合ういやらしさを感じるし、役にあったセンスのイイキャスティングも良かった。 ヴィンディーゼルは全く好きな俳優ではないが、あのゴーグルのおかげで表情の演技をしなくていいのでむしろ良い、外し方には問題があったが。 アンチヒーローと言われている割には悪っぽさを感じられないのがイマイチ、むしろ前作見殺しにしようとしていたノリを消えうせ、イマムを殺されたらそいつを殺しに乗りこむし、自分の危険を省みずにキーラも助けるからむしろヒーロー性しか感じられないのが残念だ。 美女にくっついていくところとかはいいけど野獣とか言いながら、あのイヌをてなづけられるのなら前作でエイリアンをてなづけてくれよ。 ストーリーも悪くない、内部での紛争や陰謀、無茶苦茶な教義が話を一層面白くしてるし、息を入れる隙がないほどテンポも良く練られた脚本も素晴らしい。 ただ、この映画3つの間違いを犯している。 一つは、ジュディデンチを起用していること。確かに重みのある女優だが、彼女がやる必要を感じられない。むしろ一人だけ浮いてしまって完全にミスキャストと言わざるを得ない。せっかくの世界観が壊れかねない。 二つ目は、熱さや寒さ、スピード感を俳優が全く演技していないこと。映像は良いのに俳優が何も感じていないのに、観客は何を感じればいいのか伝わらない。 三つ目は、おすぎを起用していること、言わずもながだが。今ならハッスル小川とか使えば面白いはずだった。 アメリカでは中コケしたし、面白がるターゲットが狭いので続編見たいけど厳しそう。多少ドラゴンボールに近いモノも感じるので、好きな人には是非あの迫力を映画館で楽しんでもらいたい。
9点(2004-08-08 00:37:45)(笑:1票) (良:1票)
442.  ウォルター少年と、夏の休日
ウォルター少年の成長モノと見れば中々良い出来。 何を考えているのか分からないぼんやりとしていた序盤に比べて、ラストのクルマからの脱出や二人に条件を語る勇ましさにはやはり演技は上手いのかなと感じさせる。 見る前は母親の愛に飢えている少年が最後に母親の愛を確認する映画かと思いきやなかなかイイ裏切り。 ケインとデュバルも良かった、身体も若い頃のように上手くはいかなくなってセールスマンを追っ払うくらいしかすることがなかった二人が最後の最後まで「本当の男」のままでいられたのもウォルターとの出会いがあったからだろうが、そういった二人の変化ももうちょっと分かりやすく描いても良かったかなと思う。 特にケインの出番がもうちょい欲しかった。デュバルには酒場のシーンがあったし、スピーチの最初の部分を語るシーンも良かったから。 結構イヌ達や回想シーンなど子どもっぽい作りも意外性があって面白かった。 ビッグフィッシュを確かに感じさせるけど、アメリカでは公開はこちらの方が先でしょう。日本ではタイミングが悪かった。 この創りでは最初から全部真実と丸分かりなので、個人的には結局二人の過去はよく分からなかったというぼんやりしたラストにしたほうが面白かったと思うけどな。
8点(2004-08-02 01:34:34)
443.  ゴスフォード・パーク
演出とセリフと演技が素晴らしく、それらが一体となって見事な映画に仕上がっている。  華やかな階上とそれを支える階下があり、上の人も下の人にもそれぞれに表の顔とどろどろした裏の顔がある。 これだけ登場人物が多いと確かにきつい面があるけど、大体の人物構成は理解できるはずで、それぞれのキャラクターに個性があり、キャラが生きている、登場人物の多さに関わらず全然死んでいない。 特に歌を聴いている階下の人間の姿がとても良かった。 あれだけ見ても、やはり上と下の違いがはっきり出ているし、超えられない何かを感じる。 上には上の世界がしっかりしてあり、下には下の世界がはっきりある。 そのような互いに犯してはならない暗黙なルールを破った俳優への態度にあからさまに出ていた。  映画としても表の顔はミステリーと言えるが、裏の顔は人間ドラマであり、「先を読む力」に優れた使用人としての子を想う親の気持ちを描いたものに仕上がっている。
7点(2004-07-24 23:15:32)
444.  シュレック2
前作が「人間を見かけで判断するな」ということなら、今回は「見かけがどんなに良くても大事なのは中身」ということを描いたようだが、相変わらずこの映画には肝心の中身が伴っていない。 パロディとか随所に見られるブラックな笑いは前作に引き続きふんだんだが、ドタバタと歌でかなりごまかしている部分が多い。 歌はまあ個人的には好きだからいいんだけど、それにしても主人公シュレックに魅力はあるんだろうか。 〇見かけは悪くても人一倍優しい〇見かけは悪くても愛する人を想う気持ちは誰にも負けない〇見かけは悪くても勇気がある、自分だったらこのような外見とのアンバランスを狙った設定にすると思うんだが映画のシュレックには何も魅力が感じられない。 相変わらず外見にコンプレックスを抱いているいじけた緑の生物にしか写らない。 ビッグクッキーとともに城に攻め入ったけど、今回見せ場がないんだよなあ。 結局、魔女倒したのはパパだし、外見を決めたのはフィオナだし。 設定も今回せっかくイケメンになったんだから、若い女性のちゃんとしたキャラを入れても良かったと思う、キャサリンゼタジョーンズかレニーゼルウィガー辺りで、シュレックを揺さぶるキャラがいたら面白かったんだが。 今回シュレックとフィオナの絡みも少ないし、ドンキーとのやり取りもちょっとイマイチ、猫も酒場での独り言には笑ったがラスト意外それほど出番がなかったしな。 個人的にはまだ前作の方が良かった気がする。
4点(2004-07-21 00:41:40)
445.  トレーニング デイ
全編を通して息を抜けないそして張詰める緊張感が素晴らしい。 デンゼルの演技も、アカデミー賞に値する演技だった。 容赦や躊躇もない非情さや、強がったり、情けない部分も出しながらも、イーサンを見つめる表情が何とも言えず良い。 「ヤツの眼はイイ」と語ったようにイーサンのような正義感が溢れた若者を見て、過去の自分と重ねていたような視線が色々なことを物語っていた。 狼を狩るために狼になるしかなかった男…ちょっと切ない。 イーサンも悪党になるかどうかのトレーニングデイを乗り切り、苦悩しながらも腐ることはなかった正義感と精神の強さと熱い男を上手く演じていた。 アカデミーにノミネートされるのは確かに誇りあることだけれどもさすがにこれで助演はないだろう。 正義とは何かという倫理的な問題を含みながらも、テンションが高くテンポ良く全編主役2人だけでストーリーを描ききった創りは見応えがあった。
9点(2004-07-19 21:15:44)
446.  アメリカン・スプレンダー
主人公の中年男の悲哀を感じさせる風貌が何とも言えず良い。 コミックヒーローであるはずはない強迫神経症で陰気な男が、人生を空虚に過ごしながらも、自分の人生に証をたてたいと願うことから始まる日常の中での戦い。 一番ヒーローとかけ離れた人間でもたとえオタクでも誰でも日常の中にそして人生には試練があり戦いがある。 そして誰もが「輝く」ことが出来ることを描いた作品。 陰気だと自分は思っていても、周りからは陽気と慕われていた定年の日はやはりヒーローとして輝いていたからだろうか。 特に終盤、悪役と戦うわけではないが、病魔との戦いを描いた部分は良い。 創りも最初からかなり凝っている、途中でのテレビシーンとかを当時のものを使っているのにはさすがにやられたな。 個人的には、トイレに防臭剤を置かずに潤滑油みたいなものを置いてたことで奥さんから求婚されたシーンや娘に日常の面白さを語るシーンは好きだな。 ちょっとウッディアレンの作風とも似ている気もした。
8点(2004-07-19 04:12:31)
447.  キング・アーサー(2004) 《ネタバレ》 
テーマが「自由」のための戦いなら、「ブレイブハート」の足元にも及ばないけど、戦いの虚しさを根底にして何のために戦うかをテーマに、それぞれ自由のため、仲間のため、その地で暮らすために戦う姿を描いている。 あれほど欲しがった自由を得た後でも、仲間のためにその自由を捨てて戦う姿は良く出来ているが、ただ、何て言うか全編を通して悲壮感が漂いすぎている感じがする、「オレの子だよな?」とかいう会話も確かにあったけど遊びがないというか余裕がないんだよね。思いっきり真面目な作りでガチなんだよ。とてもブラッカイマープロデュースとは思えん。 作りにも問題がある、最後に誰かが死ぬけど、その部分で感動を誘いたいなら、そいつをもっとクローズアップすべきで、人物描写がまるでなってない。 「ティアーズオブザサン」でもそうだったように主人公、脇役、悪役も含め人物を描くこと、キャラクターに深みをつけることが必要だったと思われる。
5点(2004-07-18 01:49:55)
448.  マトリックス レボリューションズ
評判悪いようですが、概ね満足感を得られる出来だと思われます。 ただ、リローテッドで広がりすぎた世界観に対しての充分な回答を示してくれなかったのが残念です。 序盤のトレインマンとかメロビンジアンのあたりはリローテッドの続きっぽい流れだったけど、中盤のザイオン編では、ロードオブザリングのヘルム峡谷の戦いを見ているようで、最後のネオとスミスの戦いはドラゴンボールのようでした。 結局、機械側が人間に頼らない独自のエネルギー源を見付けてしまっているのが中途半端なラストに繋がったように思われる。
8点(2004-06-25 22:38:10)
449.  ブルース・オールマイティ
かなり笑えて、なかなか心温まる作品でした。 上映中は観客の笑いに溢れ、かなりいい雰囲気で映画を楽しむことができました。ただ笑えるだけでなく伝えたいテーマもちゃんとあるし、見終わった後に色々と考えることもできるのも良かった。 アメリカでコメディ映画としては抜群の大ヒットをしただけのことはあったなあ。
8点(2004-06-25 22:35:08)
450.  ラスト サムライ
勝元がなんのために戦い、なんのために死んだかを考えるとこの映画の良さが分かる気がします。 サムライの生き様とは全ては君主のために生き、君主のために死ぬ。それこそが名誉であり、戦場で死ぬことは誇りである。まさに勝元こそラストサムライだった。 サムライ的精神はパーフェクトに描かれてはいるけど、あまりに美しく描きすぎてて、死ぬことが誇りとはいえ、ラストあたりの悲壮感が全く感じられないのはどうなのかなあ。 美しく描くのなら、勝元の死に際に詩を完成させて欲しかった。 やや硬い話にいくつかの笑いを入れて中和させていたのも良かった気がする。タップするトムとスローで殺陣を再現させるトムには笑ったなあ。
8点(2004-06-25 22:31:54)
451.  ワイルド・スピードX2
カーアクションだけでストーリーなんて何もないだろうと思われがちだけど、そんなこともなくオトリ捜査を軸に要所要所にカーアクションを入れて退屈しないようにして、更に「友情」というスパイスをかけてなんとか味の濃いものにしようという努力が見える映画になったように思われる。 ストーリーも犯人側、ポールウォーカー側、FBI、地元の警察とそれぞれの思惑が入り混じり、多少分かりにくくもなっているが意外と凝ってて頑張っているなという印象。 基本的には前作並に楽しめる作品になったのではないでしょうか、前作がダメな人は楽しめないでしょう。 ヴィンディーゼルがいない分、緊張感や迫力は当然落ちてます。 この映画のストーリーにはリアリティを求めるつもりはないが、あの女捜査官はなんで1年間も敵ボスのオンナになりながら、ばれたら殺されるという状況下で頑張ってるのかキャラクター的に全然分からなかった。ミイラ取りがミイラになっていたパターンでラストで主人公達に銃でも向けたほうがもう一転して面白いかなあと思ったけど。
7点(2004-06-25 15:49:49)
452.  10日間で男を上手にフル方法
かなり笑えます。 自分が観た劇場内も相当盛りあがっていた様子。楽しめるのは間違いないけど、ラストのあたりが多少失速したかなあという印象。しかし、設定も意外と無茶苦茶な設定でもないし、下品な感じも全くしなかったし、笑顔がキュートなハドソンだからかもしれないがキャラも嫌なオンナにならない点は良かった。
7点(2004-06-25 15:41:39)
453.  マッチスティック・メン
何の知識も入れなかったのに、CMのせいで、ロイが騙されてるんだろうと思いながら観たら、その通りにストーリーが流れていく…。 冷めた眼でしか観れなかったのが非常に残念。ロイが騙されるのは既定路線だとしても、ロイの復讐のもう一転があると思ってたら、想像を越えた一転でしたね、ラストのクルマで見せた笑顔はちょっと良かったな。 一夏のパパを経験することで、人間らしさを回復し、家族と暮らす幸せを感じるようになる、たとえ騙されていたとしても自分にとって彼女は娘であり、自分を変えるきっかけになった、そしてラストでは本当の家族を持ち、本当のパパになっていく… なかなかいいストーリーだったと思います。 妊婦は、普通にレジ女性でしょう。実は、リドリーの騙しの狙いは妊婦は元奥さんかレジ女かを争わせる点にあるんでしょうか。レジ女には最初から好意を持ってたようだったし、娘の話とかすることで会話したり、自己紹介とかできるようになっていったので、自分の気持ちに素直になれたのかと思ったんですが。
6点(2004-06-25 15:33:58)
454.  名もなきアフリカの地で
序盤は、イマイチかなあと思ってたけど、後半になってじわじわと感じられる作品。 アフリカの地で自分の居場所、存在理由を見出せない父親と最初嫌がっていたが逆に自分の居場所を見出していく母親、そして誰よりも早くアフリカに順応していき、父と母の間に揺れる娘という主人公三人とその周囲の人々の気持ちが観るものに伝わって来る。 そして、広大で野性的なアフリカの地で「違うこと」を尊重することの大切さも感じ取れる。 更に、ドイツだから作れたようないつもとは違う視点からのユダヤの宿命も描けている。 他の作品が良かったからアカデミー賞外国語映画賞受賞は手放しで納得というわけでもないけど、こういう作品に賞を与えられるのもなかなかやるなあと思いましたね。
7点(2004-06-25 15:28:13)
455.  エデンより彼方に
50年代の雰囲気を楽しむメロドラマ映画というのが事前の知識だったけど、人種差別などアメリカだけでなく、現代の日本にもまだまだ残る「偏見」を扱った映画。 楽しめるかどうかは別として、数多くの賞を得ているのも納得です。 外見にとらわれず本質を見極めることの難しさはいつの時代どの国でも一緒ですね。 「誇り高く生きて欲しい」という彼の言葉は胸に響きました。
7点(2004-06-25 15:24:06)(良:1票)
456.  スイミング・プール 《ネタバレ》 
この映画は、全てランプリングの頭の中のネタであり実際の娘は最後に出てきた歯の矯正をしたブサイクな女の子というオチなんだが、ちょっとこのオチはさすがにない方がいいと思う。 「マルホランドドライブ」なんかは妄想である必要があったんだが、どうも本作には妄想という必要がないと思われる。 ランプリングのサニエを見つめる複雑な感情が入り混じったなんともいえない視線や、「何も行動できないイギリスのおばさん」と言われたランプリングがジジイに執ったあの大胆な行動、社長とのやり取り、幻の作品等、全てが妄想と知ったら残念な気がします。 自分の中では、ラストを頭から消去して全て現実にあった物語とすることに決めました。
5点(2004-06-25 15:18:16)(良:1票)
457.  イン・ザ・カット
サスペンス仕立てにはなっているけど、最後くらいしかサスペンスだとは思わなかった、舞台はサスペンスでも「女」というテーマにこだわって描こうと努力している姿が見受けられる。 女の色とでも言うべき「赤」にはかなりこだわっている。 ただ「女」の本質を描くのは難しいのだろうか、そのため捉え所のない映画になってしまったが、「女」の本質は事実捉え所のないものだからしょうがないか。 ベーコンの役どころは全く大したことないけどカメオっぽい感じではないかな。
6点(2004-06-25 15:16:51)
458.  コールド マウンテン
ストーリーはかなり坦々とした印象を受ける。 ジュードロウ、ニコールそれぞれのエピソードには様々なドラマがあるんだが、何か薄さのようなものを感じる。 やはり詰め込みすぎた感はぬぐいきれない。 ラブストーリーとしてもそれほどのものとは思えない。確かにキスシーンや再会のシーン、森でのシーンなどは息を呑むほど美しかったが、最初の設定がそれほど会話もない二人だから、引き裂かれた感もなく感情移入しづらい。 そんな状況でこの映画を見て何を感じたか。戦争下においては憎しみによって、人を醜くする。 そのような状況でも人を愛する気持ちや家族を想う気持ちが人を正気に保ち、明日を生き抜くチカラを与える。 特にナタリーポートマンのエピソードを見ている時にこのことを強く感じた。女性の自立映画としても中途半端な印象。一人で鶏を撃てた程度で喜んでいてはどうしようもない。
7点(2004-06-25 15:14:16)
459.  リクルート
序盤は、たんたんとストーリーが流れていく上にラストと拷問テスト以外に緊張感や緊迫感が欠けていて、ちょっと飽きます。 フィンチャーの「ゲーム」みたいにしてどこからどこまでがテストなのか観客に混乱させる方が良かったような気がするし、このストーリーなら思いきって恋愛に比重を置いて恋人をどこまで信頼できるかどうかという姿を描いても面白かったような気がする。 自分が見た感じは、結局パチーノが自分の仕事に嫌気がさして金のために若手を利用してファイルを盗むというストーリーにしか見えなかった。
5点(2004-06-25 15:11:07)
460.  ディボース・ショウ
ストーリーのテンポの良さで全く飽きさせないし、楽しいオープニングクレジットも必見。 主役のあの二人に加え、脇役もジェフリーラッシュやビリーボブソーントンなどの実力俳優が演じ、死にかけの上司のじいさんや殺し屋ゼェゼェ、証言してくれた男爵など面白いキャラクターも多数登場するのが良いですね。 今回はタトゥーロやブシェミは出てないけど。 ゼタジョーンズは「シカゴ」とは違い、かなりかわいい感じの女性を演じていて、「騙す」というキャラクターにもかかわらず、憎めないなかなか好感のあるキャラクターになっている。 原題のイメージとは違う感じのキャラクターになっているのがどうなんでしょうね。 ストーリーにはひねりはないけど、お金より何よりも結局、愛が全てというテーマで気軽に観れるのがこの映画の良さではないでしょうか。観れば分かるが絶対に傑作というわけではないけど、時間分は楽しめるという映画には仕上がっている。「バーバー」の後にこういうのを出してきたとは、コーエン兄弟の引き出しの多さにはびっくりする。
7点(2004-06-25 15:09:17)
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