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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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461.  宮本武蔵 一乗寺の決斗 《ネタバレ》 
これはシリーズ中、一番ダメな話でした。武蔵が強すぎる。清十郎も伝七郎も一撃であっさり倒してしまいます。それでも剣の道を極めようとか言っていますが、ここまで強いとどこへ行くのかという気がします。本作の武蔵は単に相手を切り捨てる殺戮者という感じしかせず、魅力が感じられません。だから吉岡一門との決戦もあまり面白くない。ただしこの決闘で幼い源次郎までも倒したことが、武蔵に大きな変化をもたらしたようで、最後に観音様を彫る姿がもっとも心に残りました。最終編は楽しみです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-08-21 22:59:39)
462.  宮本武蔵 二刀流開眼 《ネタバレ》 
「二刀流開眼」といっても、二刀流はちょびっとしか出てこない。「宮本武蔵」といっても、途中からもっぱら佐々木小次郎の話になっちゃう。という、看板に偽りありの作品ですが、つまらないわけではない。関係者が偶然出会いまくるあたりは笑っちゃいますが、面白いので許す。五条の橋にゾロゾロ集まってくるあたりは、なんだかワクワクしてきます。朱実を助けるのは、本位田のおばばでなくてもいいかもしれませんが。しかし清十郎が弱すぎ、肝心のクライマックスが盛り上がりません。佐々木小次郎が高倉健というのも、個人的には違和感があります。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-20 21:47:55)
463.  宮本武蔵 般若坂の決斗 《ネタバレ》 
エピソードの羅列という感じが強いのですが、それなりに楽しめます。一番印象的だったのは、日観師の影法師発言ですね。ものすごく納得してしまいました。入江若葉はよくなったけど、今回は出番が少なくなってしまいました。お杉婆さまとか、ほとんど顔見せ程度ですね。使い方が贅沢。映画としての面白さは、1作目に負けているように思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-18 10:45:58)
464.  宮本武蔵(1961)
こういう映画は、評価が難しいんですよね。1本だけでどう扱っていいのか困ります。とりあえずは、単体でも面白く鑑賞できました。やはり沢庵和尚ですね。飄々としていながら武蔵に人間らしさを説く。三國連太郎おみごとです。暴れん坊の武蔵は、人間の小ささがよく出ていました。ただ、デビューしたばかりの入江若葉には辟易しました。いくら有名女優の娘だからといっても、もっと小さな役で出せばいいものを。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-17 16:57:10)
465.  あの手この手(1952) 《ネタバレ》 
時代が違うためか、アコちゃんの行動がいまいちよくわかりません。鳥羽夫妻はそれなりにうまくいっているように見えるのですが。どうも「男女同権」にこだわるのは、やたら押しが強くなった女性への皮肉なんでしょうが、あまりピンと来ません。切実感がないというか。夫妻の男女同権を実現しようとするのが、前半で暴れまくった(押しの強い)アコちゃんというのも皮肉なのでしょう。しかしそのあたりを面白いと感じることはできませんでした。ネタとしては現代でも使えそうですが、やはり表現が古めかしいです。女中さんのいる家庭とかね。
[地上波(邦画)] 6点(2013-08-15 20:32:30)
466.  嵐を呼ぶ男(1957) 《ネタバレ》 
これも以前見ましたが、レビューのために再見。バックステージのロマンスものだと思ったら、母子ものだったとは意外。しかしロマンスの要素や芸能活動の裏で暗躍する怪しげな連中など、いろいろ取り込んでいます。これらをうまくからめた話の筋はなかなかよかったのではないでしょうか。ドラマーとしての将来をつぶされたと思ったら、母親と心が通じるとか。いちおうハッピーエンドですが、単純にめでたしめでたしで終わらないところが、かえってよかったと思います。お母さんが芸能界を「ヤクザな世界」と言っていますが、実際にヤクザが出てきますね。現在は知りませんが、当時はああいうものだったのでしょう。あと、評論家がそんなに発言力を持っていたのかというあたりは、ちょっと疑問に感じました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-13 17:21:37)
467.  おくりびと 《ネタバレ》 
職業にもよりますが、私たちは普段人の死に立ち会うことが少ない。それゆえ人の死は特別な出来事であり、映画やドラマではドラマチックに描かれることが多くなります。この映画は、死と出会う機会が多い納棺師を主人公にすることにより、過度にドラマチックになることを避けつつ、十分なドラマを描いていきます。納棺の場面で故人の人生の一端を伺わせるというのはうまいやり方でしょう。その一方で、肝心な部分ではしっかりドラマを作っています。そのあたりの緩急のつけ方がいい。 つまり、仕事で出会う人たちのちょっとした物語がステキなのであり、主人公と父親との関係は、型どおりに流れたようでちょっと残念でした。ただ、妻との関係の流れはよかった。普段出会うことのない、忌むべき存在である「死」を身近に感じる職業に対する嫌悪から、その仕事を目の当たりにすることによって理解するというプロセスは、説得力がありました。それは演じている本木君の所作が、私たちに説得力を感じさせるということでしょう。 宗教色を極力廃して、誰にでも訪れる「死」を扱ったことにより、普遍的な作品となりました。そのことが多くの人の共感を得たゆえんでしょう。封切り時以来の鑑賞ですが、やはり穏やかな気持ちで見られる作品です。希望を持たせた締めくくりもいいと思います。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-08-12 20:40:49)
468.  ローマ帝国の滅亡 《ネタバレ》 
以前見たことがあって、あまり面白くなかったのですが、レビューするために再鑑賞。しかしやはり面白くない。物量作戦で大作感を出そうとしているようですが、そうすればするほどショボくなるという悪循環。とりあえず話が間延びしていて、しんどいです。主要人物にも魅力が感じられないし。馬車での対決など『ベン・ハー』に対抗するようなところもありますが、遠く及ばないです。宗教色が薄いのも、『ベン・ハー』を意識したのでしょうか。音楽のディミトリ・ティオムキンが1人気を吐いていました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-08-11 10:54:43)
469.  テラビシアにかける橋 《ネタバレ》 
あの2人何歳の設定なんでしょう。秘密基地ごっこをする年でもないかと思うんですが。 それはともかく、テラビシアが架空の世界にしては力が入りすぎのような気も(笑)。もっとちゃっちくて現実世界と明らかに区別がつく方が、それらしかったと思います。あくまで現実世界がメインなわけですから。 レスリーのことを忘れないために彼女が作り出したテラビシアが存在し続けるというのはわかりますが、どうも最後は納得しかねます。2人を結びつけていたものは、テラビシアしかなかったのか。そうだとすると、やはり悲しいことではないかと思います。あの8年生のいじめっ子女子が関係してくるのかもしれませんが、そこまで描かれていないですし。普通の大人からすると、ジェス君にはお父さんの言うとおり、もっと現実を生きてもらいたいですね。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2013-08-10 20:33:47)
470.  ジャッカルの日 《ネタバレ》 
近頃マイページでのお勧め映画一位にランクされていますし、それ以前から見たいと思っていたのですが、幸いなことに劇場で鑑賞することができました。極力音楽を抑え、ドキュメンタリー・タッチで話を追っていったのが成功しています。おかげで緊迫感が持続しており、スクリーンから目が離せません。上映時間は長めですが、描写がていねいなのであまり長いとは感じませんでした。ややうまく行き過ぎかという展開もありますが、全体として見ごたえがありました。殺人犯として指名手配したことで、逆にジャッカルが潜伏する機会を与えたあたりは、うまいと思います。 本作はジャッカルという個人と警察という組織の対決という図式で捕らえられます(ルベル警視は、その代表者にすぎない)。そして組織力を駆使した警察が最終的に勝利すると。そういう点では、警察小説的な面白さも感じさせます(特にイギリスパート)。とはいえ、あわや暗殺が成功しそうになるところまで行ったわけで、必ずしも有能な個人プレーを否定するものではありません。むしろ、組織を相手にしたジャッカルの善戦ぶりが見どころのひとつでしょう。最終的にはジャッカル対ルベルという格好になりますが、それはあくまでも結果であると思います。 当初「計画が漏れたら中止する」と言っていたジャッカルが、あくまで遂行しようとしたのはなぜか。人物の心理が描かれていないので推測するしかないのですが、そこにも組織に対するプロの矜持のようなものが感じられます。逃走路の確保が重要とも言ってたジャッカルが、ろくに逃走路もなさそうな状況で暗殺を実行しようとしたことにも、それは現れていると思います。こうなると金は問題ではなく、自らの生還の確率も低いわけですが、それでも計画を成功させようとするプロの意地を感じさせます。そんなストイックなジャッカルを淡々と演じたエドワード・フォックスが、たいへんな好演でした。
[映画館(字幕)] 7点(2013-08-08 21:10:04)(良:1票)
471.  プーサン 《ネタバレ》 
とにかく壊滅的にセリフが聞き取りにくくて、それでかなり減点。というか、果たして話を正しく理解したのかどうか、自信がありません。一応社会風刺のようですが、あまり笑えず。コント風のところは楽しめました。全体的に時代性が出過ぎていて、風俗ものとしてはいいと思いますが、やはりプラスアルファがほしいところです。なんで予備校生と警官が取っ組み合うのか、今となってはよくわからないでしょう。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-08-06 20:20:34)
472.  刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM>
基本的にトリック一発勝負なのですが、手がかりの与え方がなかなかいい。奥さん2人の個性も際だっています。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-03 22:14:09)
473.  シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 
かつては日本や中国でも歌を作る能力が重要視されていましたし、たしかにそうした才能があるということはすばらしいと思いますが、しかしそれだけか? という気持ちになってしまいます。美文をつづっても、うわべたけの美辞麗句に流れることもあるでしょう。いや、その美文に人間性が表れているのかもしれませんが、この映画を見た限りでは、どうもそのようには思えてきません。ロクサーヌも、そういったところをくみ取れるような女性であるとは思えませんでした。シラノとクリスチャンが彼女に振り回されて、哀れに思えてきました。そうした「悲喜劇」としてはよくできていたとは思いますが、それ以上に惹かれるところはありません。やはり、ロクサーヌにあまり魅力を感じられませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-02 20:24:38)
474.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 
やはり、序盤での大量生産工場の非人間性を風刺した部分が圧倒的に面白い。肝心の娘が登場してからは少々失速気味。というか、せっかく夜警の仕事を手に入れたのに、デパートでのんきに過ごすってどうよ。今から見ると、あまりにもお気楽すぎて現実味に欠け、共感できません。しょせんは夢物語。もうちょっとそれらしい展開なら、喜んで見られたと思いますが。「ティティナ」のシーンは文句なくすばらしいです(あれはイタリア語に聞こえましたが……?)。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-01 21:53:12)
475.  街の灯(1931) 《ネタバレ》 
盲目の娘との「感動物語」よりも、金持ちのいいかげんで酷薄なところへの風刺や、拳闘試合でのおかしみが印象深いです。正直、少女との話は定番的すぎて面白味は少ないのです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-31 22:10:28)
476.  チャップリンの黄金狂時代 《ネタバレ》 
音楽と語り入り版で鑑賞。前半のパントマイム芸がすばらしいです。やはりこういうバカバカしさ(ナンセンス)が笑いの基本であると再確認しました。とはいえ、素直にあははと笑えないところもあり、見ていて居心地がよろしくない。後半のロマンスはほとんどオマケのようで(まかり間違っても「主題」などとは呼べない)、最後にハッピーエンドになるのも安直すぎ。ジョージアの心変わりがよくわかりません。当時のフォーマットにのっとったものなのでしょうが、唐突すぎます。そこから逃れられなかったというのが、チャップリンの限界を物語っているように思えます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-30 21:26:45)
477.  キッド(1921) 《ネタバレ》 
ちょっと引っかかったのは、いきなり「女の罪は、子供をもうけたことだった」と出ること。子供を置き去りにしたあとでは「十字架を背負うキリスト」の絵が挿入されます。そうなると、終盤の天使のシークエンスも、単なる夢ということですませられないような気がします。チャップリンの商売も、子供にガラスを割らせてそれを修理するという、罰当たりなもの。その罪作りなところが最後にどう収まるのかと思ったのですが、その点は期待はずれでした。宗教的な意味をのぞいてもいい映画でしょうが、その背景に何があるのか、そのところが気になります。 ちなみに、音楽と一部効果音(ガラスの割れる音)が入っていました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-28 10:20:43)
478.  刑事コロンボ/死の方程式<TVM>
吹き替えで聞くと、野沢那智の怪演でロジャーはイッちゃった人みたいですが、原語だとそんなこともありません。むしろ化学博士で弁護士の資格も持っている、頭脳犯というイメージが湧いてきます。とはいえボンボン育ちのためか、冷静になりきれないところが欠点。その辺のバランスが意外と面白かったです。馬脚を現すのが、あっさりすぎるかとも思いますが。ゲストがけっこう豪華な点も評価できますが、アン・フランシスはちょっとトウが立っているかも。まあ、ジェームズ・グレゴリーの相手なら、適切かもしれませんが。ちなみに、本作の山田康雄吹き替え版は、話に聞いたことがありません。実際にあれば新発見でしょうね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-27 20:50:13)
479.  私のように美しい娘
コメディとしてはそれほど笑えるわけではなかったですが、ブラック・ユーモアの作としてはよくできていたと思います。登場人物のいいかげんでアホっぽいところが魅力。特に主役のベルナデット・ラフォンがいいです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-26 17:51:52)
480.  パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻 《ネタバレ》 
やはり前作に比べると、少し落ちますかね。ちょっとパパンダがスーパーマンすぎるところがあります。洪水になって「ステキ」というのも、今見るとどうやねん、となってしまいます。パンちゃん役が丸山裕子さんに変更されていますが、こちらの方が合っているように思えました。
[地上波(邦画)] 6点(2013-07-23 21:28:03)
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