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 > 元みかん さんの口コミ一覧。26ページ目
元みかんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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501.  死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 
オープニングでいきなり「ジュテム、ジュテム」と電話口で繰り返すジャンヌ・モローを観たとき、何なんだ?この話はぁ~???とハテナマークが飛び交ったんですが、なるほど夫殺しの話だったのね。夫殺し、妻殺しの映画を観て思うことは、そんなにイヤなんだったら離婚すればいいのに。離婚してくれないならともかく、財産も欲しいなんて欲を出すからダメなんだよ、といささか冷めた目で見てしまう傾向にあります。ところがこの映画に関しては、ジャンヌ・モローのあまりにもの思い詰め具合に引き込まれて、もういいとかダメとかそんな判断能力がぶっとんでしまいました。また、コトの真相が解った後のジャンヌ・モローの行動力といったらアッパレの一言。愛人を探して夜の街をふらついていた彼女と同一人物とは思えないほどです。しかも花屋の娘を「小娘」と言い切る彼女は貫禄充分。ロープを忘れるヘマをし、エレベータに閉じこめられ、車を盗まれて殺人容疑がかかり、警察に捕まっていただけの男より、よっぽど彼女自身が夫を殺害したほうが成功率は高かっただろうに。暗室の現像液の中から浮かび上がる写真には本当にドキっとしました。あまりにも綺麗な笑顔だったから。このうえなく幸せという顔をしたジャンヌ・モローが写し出される一方で、絶望の淵にたたき落とされた彼女がいる。すんごい対比です。ただ、あの写真、誰が撮影したんだ~っという疑問は残りますが。
8点(2003-10-24 00:56:55)(笑:1票) (良:2票)
502.  パリで一緒に
なんでイマイチだったんだろう。ホールデンにヘプバーンなのに……。脚本家のホールデンが締切2日前になって、慌ててヘプバーン演じる派遣のタイピストに清書をさせるが、まだタイトル(“エッフェル塔を盗んだ娘”というタイトル)しか決まってなく即興で作っていく話なんですが……劇中で語られる映画のストーリーがダメすぎた。本当に思いつきで作ったようなドタバタストーリーに付き合わされてしまった、そんな印象しか残りませんでした。しかもそんなダメ脚本でヘプバーンは感動の涙を流しているのに、しらじらしさが。【へちょちょ星人】さんのコメントを読んで『アンリエットの巴里祭』を観たくなりました。
4点(2003-10-24 00:34:42)
503.  ザッツ・エンタテインメント 《ネタバレ》 
MGMミュージカルの“おいしいとこ取り”。何本もの映画の中のクライマックスがてんこ盛り状態で詰め込まれているのでお得です。見どころは↓の方々が書かれているとおり。ミュージカル全盛期には、MGM所属のスターはみんな歌って踊らなくてはいけなかったらしく、「おおっ、あの人が唱っているよぉ~」という驚きがありました。中でもクラーク・ゲーブル編がスゴイ。【へちょちょ星人】さんも書かれていますが、目が点になったあと、しくしく笑いがこみ上げてきます。それからさらに大笑いしたのが、水中ミュージカルの脅威でしょうか(笑)。全米選手権に出たような水泳選手がモデルになって、さらに女優になってしまった人を中心としたミュージカルなんですが、本人はともかく付き合わされた人の苦労は並大抵じゃなかったと思います。バックダンサーとして水中で待機するのは、マジメに辛かったのでは? これらのシーンを観ながら爆笑してしまいました。『水着の女王』だっけ?ぜひとも本編を観てみたいです。と、笑いどころばかり書いてしまいましたが、大がかりなセット&大人数のエキストラに囲まれたスターたちの歌や踊りは圧巻です。よくまぁ~あんなセットを考え、実際に作り上げたものです。スタッフたちの熱意と苦労が伝わってきます。ところで、最後にMGMミュージカルの王様として『巴里のアメリカ人』が挙げられていましたが、イマイチ納得できない。ごくごく個人的な好みなので、こっそり書きますけれど『雨に唄えば』が良かったなぁ~。
8点(2003-10-23 23:57:53)(良:1票)
504.  クローサー(2002) 《ネタバレ》 
さまざまなアクションがありますが、女刑事のエレベータでのアクションシーンが一等好き。銃を持つ手を足でひねって方向転換させ、自分を撃たせるようにするところがピンポイントで良かったです。開脚して左右の足で蹴っている静止画像もグッド。お約束っぽいんですが、チンってエレベータの扉が開くと家族連れが立っていて、子供が泣き出すところなんて最高でした。あの子供、トラウマでエレベータに乗るのが怖くなるよ。アクション以外では、やっぱりヴィッキーが姉の死体を前にぐちゃぐちゃに泣くシーンでギュ~っとなりました。VTR(っていうのかなぁ~アレ)で、姉の死の様子を知った彼女は自分を責めたことでしょう。私があんなところで警察に追われなければ、しかも自分が刑事にちょっかいを出したために追われるハメになって……。自分の逃走ルートを指示していなければ、何人の刺客がきても姉さんはやっつけていたに違いない……。ケンカした直後で、直接の仲直りをしていないまま姉は逝ってしまった。ああ、そこんところが香港映画っぽい。そもそも姉妹喧嘩の理由は、姉が自分を未熟だと言って暗殺の実行をさせてもらえなかったこと。一方の姉はというと妹の手を血で汚したくなかっただけなのに。そういう姉妹のやりとりは、ちょっと『男たちの挽歌』に通じます。ギャングの大物の兄は警官になる弟のために足を洗う。今作では姉は自分が婚約するということで仕事を辞めると決意するわけですが、足を洗う理由がなんとも女性っぽいです。女刑事が妹を見逃すのも、なんとなく恋愛感情(レズ?)を醸し出していますが、姉と同じ生年月日の刑事に親愛の情を感じたんでしょうね。男の物語だとちと不気味ですが、女性だからこそ許されるラストなんでしょう。こんなことを書きましたが、レズ映画ではありません。念のため。
7点(2003-10-23 00:11:43)(良:1票)
505.  捜索者 《ネタバレ》 
ストーリーはジョン・ウェイン扮するイーサンが兄一家が住む家に戻ってくるところからはじまる。甥や姪たちを抱き上げて「大きくなったなぁ~」などと和やかに久しぶりに対面……いやぁ~温かいなぁ~。ほのぼの……と思っていた矢先、拾いっ子の長男が帰ってくると、とたんに冷たくなるイーサンが。理由は自分とは血が繋がっていないからだそうだが、ああ、ジョン・ウェインが人に冷たくあたるなんて、なんか違う~っっ。もっとホットな、そう『リオ・ブラボー』のような、人間の温かい彼を見たいのよ。そんなにジョン・ウェインものを観ているわけではないけれども、でもニヒルな彼はイヤなんです。血のつながらない甥のマーティを囮にする場面は、「なんてヒドイ奴なんだ~」と声を出して罵ってしまった。ところでマーティ、恋人に対して「愛しているなんて言わなくてもわかっているだろ」はないでしょう。送った手紙が5年に1回だなんて……そんな人待てないよ。女って便りがないと待てないものなんです。忘れられていないってその都度確認したいものなんです。だから『シェルブールの雨傘』のジュヌビエーブも、一概には責められません。ってなんだか話が錯綜してしまった。
7点(2003-10-22 18:22:56)
506.  巨星ジーグフェルド
『ザッツ・エンターテイメント』でも「こんなに豪華なミュージカルは今でも作れません」と紹介されるくらい豪華絢爛なミュージカル。1900年ぐらいからブロードウェーでヒット昨を飛ばし続けた敏腕プロデューサー(ジーグフェルド)の半生が描かれているものなんですが、ジーグフェルド自身の物語のテンポの良さと、しつこいまでの舞台場面のバランスがいい作品でした。いろいろなエピソードがあり見どころも満載なので、どこを取り挙げればいいのか困ってしまいます。ライバルのおじさんプロデューサー(この人は本当に人がいい。口は少々悪いですが、それがまた愛嬌のひとつ)がジーグフェルドを評して“一晩で女性のために1万ドルを使う男”と言うくらい金銭感覚が欠如している(逆に美の追究に妥協がないとも言える)フェミニストの王様の美の世界を堪能できます。まさしく彼は“巨星”でした。
[DVD(字幕)] 8点(2003-10-22 17:42:23)
507.  グレン・ミラー物語 《ネタバレ》 
子供の頃は『ゴジラ』で泣いたのに、人間がすれてきたためか最近は涙を流すことの少なくなった私の涙腺を刺激した映画。音楽の素晴らしさは当然なんですが、愛に溢れた人間の良心みたいなものに触れさせていただきました。さすがジェームズ・スチュアート(が出ている作品)!ありがとう、ありがとぅ~っ。奥さんの魅力については↓のお二方が書かれていますが、さらに付け加えて。夫が自分の楽団を作りたいけれど金がない、ってときにサッと出すんですよ。彼女は。旦那の財布から少しずつ抜いたお金を貯めておいて。彼が楽団を作るって信じていたんですよね。私が欲しいくらいです。そんな奥さん。でも大志のない私は金を抜かれると怒っちゃうでしょうが。それから、ムーンライトセレナーデのアレンジが違うと呆然とする場面も好きです。私的にはあのアレンジもそれなりにいいんですが、でもやっぱり切なく奏でてほしいですよね。処女演奏なんだから。あくまで控えめに、それでも強さと優しさを持っている素晴らしい人だと思います。人間の愛、夫婦の結びつき、仲間との結束ってものには国境がないんですね。アメリカ映画っていうだけではもったいない。人類映画のような印象を受けます。ただ『素晴らしき哉、人生!』と違って、クリスマスの夜には観たくない映画です。あまりにも哀しい結末なので。
9点(2003-10-21 04:20:39)(良:1票)
508.  新・明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
怖々観た映画です。あのブッチとサンダンスをやっちゃうのかぁ~と。『スティング2』(未見。まだ勇気がない)がヒドイって聞いていたので本当に怖かったんですよね。ブッチとサンダンスの出会いを描いた映画ですが、まだ二人とも若いためか行動にスマートさはありませんし、設定にも違和感があるところがあります。中でも驚いたのがブッチが妻子持ちだったってこと。しかも前作より“いい人”っぽく描かれているし。細かなところをみてしまうと『明日に向って撃て!』との矛盾点は多々ありますが、そういうのを抜きにして楽しむことができました。あんまり深く考えないことが、こういう映画(前作が異常に人気のある作品ただったため、二番煎じを狙って作られたもの)を楽しむコツなんじゃないでしょうかねぇ~。ただ、ブッチが本当に肉屋でバイトしていたり、白い帽子の保安官の顔が見れたりという小ネタ的楽しみがあります。列車強盗をたった二人で遂行してしまうのには笑えました。大人数に見せかけるため、サンダンスが列車の屋根の上でバタバタと足踏みしている。う~ん、やっぱり前作とは別の映画だ。でもいっかな。 【追記】↑の【オオカミ】様、【りく&あん】様が書かれているように、確かに二人の若かりし頃の雰囲気という意味では違和感がありません。その点前作が好きな人も安心して観られると思います。あくまで細か~な設定上のこと。例えば、本作ではブッチがサンダンスの名前を考えているのに、前作ではブッチはサンダンスの本名を知らないという超オタク的見地からです。すみません、あまりにも前作が好きすぎて……。【りく&あん】さんのおっしゃるように比べてはいけないんですよね。
7点(2003-10-21 03:07:27)
509.  マンハッタン 《ネタバレ》 
ほんの数日前に観た映画なのに、カラー映画だと勘違いをしていた。モノクロ映像なのにニューヨークの色彩が鮮やかに浮かんでくる。これと同じような感じだった映画あったなぁ~。そうそう『お熱いのがお好き』だ。アレもモノクロだってことを忘れるくらい色鮮やかに映っている。映画って不思議なもので、映像や音、ストーリーなんかをそのまま受け取るんじゃなくて、頭の中でいろんなものを補いながら、想像力を発揮させながら観ているんだなぁ~と、妙に納得してしまった。この映画については、私自身、とても不思議なんですよ。はっきりいって登場人物が話している内容はほとんどわからなかった。なんか小難しいこと話しているなぁ~という程度。キャー、お恥ずかしい。30超えてこんな言葉はくなよぉ~。でも、しょうがないんです。実際にわかんなかったんだから。でもね、なぜか飽きることなく観れたし、むしろ心地いいって感じ。理由は何だろう?音楽がすばらしかったから、会話のテンポが良かったから、なのかなぁ~??? はっきりしなくてゴメンなさい。そこんところがわかったら、このコメント書き直します。点数も変わってくるかも。その点を踏まえた上で……主人公の男、あんた少女の純愛なめとんのか!ふざけんなよ。あんたなんか、あの子が大人になったら捨てられる運命なんだぞ。あっちフラフラ、こっちフラフラしやがって~っっ。(ってそんなにいろんな女性を渡り歩いているわけではないけれど、そんなイメージかな)少女よ、ロンドンで超ハンサムで超いい男を見つけておいで。あんなヤツに義理立てすることないからね。蛇足ですが……メリルが暴露本を出そうとする元妻役で出てきたとき、むっちゃウケました。メリルって、どうしてこういう役が多いの?
6点(2003-10-19 06:07:03)
510.  ミニミニ大作戦(2003) 《ネタバレ》 
ぜひ注目してもらいたいのが、ミニ・クーパーの縦列駐車。あんな狭いところに停められるわけないじゃん、ってところにきっかり停車します。『少林サッカー』の縦列駐車にも笑ったけれど、こちらはドキモを抜かれた。ピュ~、ヤルじゃん! それだけでヒロインのミニ運転技術の高さがわかりますねぇ~。そもそも金塊強奪計画にミニを使うようになったいきさつは、裏切り者(エドワード・ノートンっ、裏切り者の役がピッタリですね♪)の邸宅にミニで突入するというものだったハズなんだけれど、シュミレーションはバッチリなのに実際はやっていません。なぜなら金塊を移動させてしまったから。地下鉄や川を走るのもいいんだけれど、やっぱり実際に邸宅の中にミニで入ってほしかった。すんごい期待していたのよ。それでも3台のミニのカーチェイスは楽しかったけれどね。で、金塊を奪う方法なんだけれど、これがイタリアはベニスでの強奪方法と同じ。はじめは金庫が置かれてあるところの床を開けて真下に落とすというものでしたが、次はなんと道路に穴をあけて金塊を乗せた車ごと地下に落とすというもの。アメリカっぽく、よりダイナミックになっているところに拍手しそうになりました。こういうお約束的要素のつまったハデな映画って大好きなんですよね。それから忘れてはならないのが、モーターボートのチェイスでしょうか。ベニスの狭い運河を高速のモーターボートが突っ走ります。ちなみに警察もモーターボートで追跡。これがなかなかの腕なんですね。ベニスって本当に水上警察なるものがいるんでしょうかね。さすが、道より運河が発達している街(ってイメージなんです)。ベニス、雪山、アメリカと舞台が変わるのもお得感倍増。『トゥームレーダー』ばりのグローバルさです。ちなみにコレを観た帰り道、愛車のダイハツ・ミラを運転している際、「ミラミラ大作戦」とかいいながらぐい~ん、ぐい~んと車をとばしてしまいました。車映画を観た後、車で帰宅するのは本当に危険です。みなさまも気をつけてくださいまし。
7点(2003-10-19 05:00:22)(笑:1票) (良:1票)
511.  汚名 《ネタバレ》 
唐突ですが、私はコーヒーが好きだ。1日何杯も飲んでいる。そりゃ美味しいにこしたことはないけれど、多少マズくてもお代わりができるコーヒーがメニューにあるところ(デ○ーズとかロ○ホ、ミ○ドその他諸々)で、いたずらに時間をつぶしている。だから、コーヒーに毒を入れられるなんて考えただけであな恐ろしや!私がバーグマンだったら(そんなことはありえないが)、ケイリー・グラントが気付いてくれる前にお陀仏だったに違いない。そして、後悔し悲観にくれるケイリー・グラント。げげっ、なんちゃ面白くないや。主役二人のメロドラマは、ここではさして問題ではありません。気になるのはクロード・レインズよ。途中までは、バーグマン、あんたはなんておバカなの?スパイするならもっと準備しとけよぉ~と頭をかかえていたんですが、スパイ事件発覚後のクロード・レインズが哀れで哀れで……(涙)。愛している人に裏切られ、お母さんに実権を握られ(このお母さんがまたかっくいい)、仲間におびえ、もう八方塞がり状態。バーグマンを本当に愛していたからこそ憎くもあり、殺してしまわなければならないと思いながらも、その実はきっと一緒にいたかったんだと思います。ラストのケーリー・グラントがあまりにも憎らしく、お~い、クロード・レインズも一緒に連れていってやれよぉ~頼むから、連れていってあげて、と強く願ったものでした。完。
7点(2003-10-18 13:15:05)(良:1票)
512.  恋をしましょう
あーー、もうっ、マリリンの魅力にやられっぱなし。彼女の登場シーンが忘れられない。場面はとある小さな劇団の稽古場。タイツにセーター一枚の格好で舞台におどりでたマリリンは、開口一番♪My name is Lolita~♪と唱いはじめる。周りには男性ダンサーがうにょうにょ。そりゃあんた、稀代の女たらしイヴ・モンタンもノックアウトよ。イヴ・モンタン演じるクレマン財閥の社長がダンサーに惚れて、芸人として劇団に所属するという少々?強引な設定。しかも、クレマンは彼女の相手役を勝ち取るために、金にものをいわせて&なりふりかまわず、芸を磨く。これが全然上達しないんだな(笑)。滑稽なくらいに。クレマンは奇行を繰り返すわけですが、普通だったら「変なヤツ~、何やってるんだよ」と半ば呆れてしまうでしょう。ところがところが、マリリンの登場シーンがあまりにも魅力的なので、クレマンの奇行も妙に納得してしまうんですね~。随所に出てくるコメディや歌なんかは、クレマンの芸が寒いのですべりっぱなし。こういうのはちょっと見ていて疲れるのですが、それでも彼なり(←ココがポイント)にひたむきに頑張っている姿に、思わず声援を投げかけたくなるんです。 【追記】なにわ君さん、はじめまして。マリリンファンの集いにようこそ!(っても、ここの部屋はまだ二人ですが(汗))
6点(2003-10-18 10:57:45)(良:1票)
513.  グランド・ホテル 《ネタバレ》 
たくさんの人の人間模様が描かれているので、誰に共感するかは人それぞれ。私はプリマに感情移入しっぱなしでした。世界一(だろうと思う)のプリマである彼女はベルリン一のグランド・ホテルに滞在してベルリン公演に臨む。ところがプリマは鬱状態になっていて公演をすっぽかしてしまうわけです。頂点を極めた人の焦燥感はわかります。バレエ人気も翳りが見えはじめ、お客さんの拍手も明らかに小さくなっている。それこそ果ては『サンセット大通り』のグロリア・スワンソンのようになるかもしれない。そんなときに、流星のごとく現れたのがダンディな男爵。二人は瞬く間に恋に落ちる。ところが男爵はお金に困っているホテル荒らし。実際のところ、プリマの持っている真珠を盗もうと部屋に侵入した際に出会うわけです。この二人は。プリマはお金持ちなので、男爵のためなら何でも投げ出す気持ち。一方の男爵は惚れた女に援助をしてもらうことなんてできない男気の持ち主。プリマは男爵に会えたことで、一気に躁状態に突入するんですよ。はじめて恋を知った少女のように部屋で唱い踊る始末。公演も大成功。むちゃくちゃカワイイ。男爵のほうはというと金策に困って大会社の社長の部屋に盗みに入るわけですが、運悪く殺されてしまう。もう、何度思ったことか。プリマに真珠をもらえよぉ~、お金だって用意してくれるよ、そして二人で幸せにくらそうよ、と。これがケイリー・グラントだったら即行で彼女にタカってたはず。コホン、それはさておき殺されたことを知らないプリマは一晩中彼を待ち続けるんですよ。で、事件を知らされることなくホテルを去る。ああ、なんと哀しいんだろう。せめて生前に男爵がもらしていた「初めて恋を知った」という言葉を伝えてあげたかった。男爵がかわいがっていた犬を引き取って欲しかった。だって『タワーリング・インフェルノ』のアステアは猫を大事に抱えていたじゃないですか!! 犬がどこに連れて行かれたかはわからない。たとえ事件が起きても何事もなくゲストを送り出すのが一流ホテルの務めなんだから。でも、でも、せめてプリマの付き人くらいは彼女のために動いてほしかった。そんなビジネスライクな人々に囲まれていたら鬱にもなるよぉ~。とまぁ、異常なほどにプリマに感情移入をしてしまったのでした。
7点(2003-10-17 18:05:23)(良:2票)
514.  フレンチ・カンカン 《ネタバレ》 
嫉妬深くてめんどくさいパン屋の息子はおいておいて、王子にしとこうよ、王子にぃ~。パレス住まいだよ、結婚式は大司教がやってくれるんだよ、幸せだぞぉ~。王宮はしきたりとか大変そうだけれど、故ダイアナ妃のように頑張れ!チャールズ皇太子と違って愛情はありそうだよ。あの王子。少なくともジャン・ギャバンより誠意がある。自殺しようとしたところは情けなくてポイント下がったけれど……。でも愛してるのは、ジャン・ギャバンのほうなんだよねぇ~。確かにかっこいい。冒頭で彼の横顔を見た時、かっこいいじゃんと思ってしまった。推測するに、彼女のお家にはお父さんがいなかったような。ってことは父親のような年頃の男に弱いのかもしれない。王子ももうちょっと年とっていたら見込みあったかもしれないね。なんて、ジャン・ギャバンは女に対する見切りは早いけれど、男の芸人は大事にしてますね。口笛の人とか、口上する人とか。さてさて、それはともかく、この作品の最大の見どころはカンカン踊りですよね。舞台に立った時のあの笑顔。たとえ恋にやぶれても、華やかに艶やかに楽しく踊る、彼女たちのプロ精神に圧倒されました。
7点(2003-10-17 15:53:25)(良:1票)
515.  アベンジャーズ(1998) 《ネタバレ》 
微妙な空気の流れる作品ですねぇ~。この作風が受け付けられるかどうか、好みの問題でしかないかも。そもそも気象管理システムがのっとられるという、システム自体に何の意味があるのかわからないものの支配権をめぐった戦いが繰り広げられるわけですね。しかもユマのクローンまで作って。ひょひょひょ。ショーン・コネリー率いる秘密結社の会議は、ネクタイ着用ならぬ、くまさん着ぐるみ着用だし。しかも裏切り者?を吹き矢で成敗しているし。もうもう、笑いどころ満載ですよ。ところで、火曜のフジテレビ「すぽると」の特別版でいつもコメンテータ(っていうのかな?)が動物たちの着ぐるみをまとっているんですよ。これを見る度、思い出してしまうんです。この『アベンジャーズ』を。これじゃあ忘れられない。フジテレビさん、なんとかしてくださいな。でもその都度、なんとなく笑みがこぼれてくるので楽しませていただいてますが。閑話休題。本筋に戻りましょう。この映画のつっこみどころを挙げるとキリがないのですが、レイフの紳士がまた笑える。帽子に傘というオーソドックスなスタイル。そしていつも紅茶を飲んでいる。車には蛇口が付いていてそこから熱々の紅茶が出てくるわけですね。しかもちゃんとしたティーカップまで常備されているよう。車の運転をしながらアフタヌーンティーに興じるなんて人生を楽しんでますね。ある意味縛られてるというか。でもいいんです。イギリス人だから。ユマが気象学者のくせに自慢の足をさらけ出し、学者らしいことを何もせず、アクションをするというのもいいんです。だってユマなんだもん。う~ん、でも人には薦められない。
6点(2003-10-17 13:49:54)
516.  クリスティーナの好きなコト
まず、パッケージのキャメロンにやられました。『ペネロペ・クルスの抱きしめたい!』とかぶるけれど、どちらも甲乙つけがたい笑顔。とにかくカワイイ。後者も近々手に取ってしまうと思います。この映画で一番印象深いセリフが、コートニー(クリスティーナ・アップルゲイト)がクリスティーナに告げる言葉。「もしもの話をするときは大抵本気なんだ」(だったと思う。不確かだけれど……)って、すんごい説得力あり。ピーターのことが気になっているくせに本気の恋が怖いクリスティーナの背中を上手に押していますよね。深い友情を感じたヒトコマでした。ところで、男性の中には“女子トイレの実態”とはああいうものなのか疑問に感じている方もいるかもしれませんね。お答えしましょう。ズバリ、あのまんまです(笑)。フェイクの胸を堂々とフェイクだと言っているあたり、コートニーは女性に好かれる人柄です。男性にモテても比較的恨まれにくいと思います。まずはじめに、クリスティーナにこけにされた男の証言によって、クリスティーナって酷い女だと印象づけていますよね。ところがクリスティーナって本当は傷つきやすい女の子なんですよね。恋愛で傷つくのが怖くて本気にならないようにして意地をはっているのが、またまたカワイイ。女から見て、とても気持ちのいい映画になっていると思います。セルマは……あの『アルマゲドン』のテーマが流れるシーンはちょっと……キビシイものがありましたが……まぁ、いいとしましょう(汗)。
7点(2003-10-17 08:13:23)(良:1票)
517.  ゴッド・ギャンブラー 《ネタバレ》 
香港映画という謎のパワーに唖然とした。熱烈なるススメがあって手に取った作品だったが、香港映画初心者にはちょいとディープすぎたかも(笑)。私がチョウ・ユンファと初めてご対面した映画がコレ。もっとも印象深かったのがサイコロ賭博のシーンだなぁ~。相手方が1のゾロ目を出して、ひとしきり場内のどよめきを受けたところで、我らがユンファの出した目は……ありえないけれど1より小さい数だった……サイコロが割れていたのだ。ププッ。誰かつっこんでおくれよ。驚愕するなよぉ~。力技でサイコロを壊しただけやんかぁ~。うん、すばらしい。
7点(2003-10-17 07:14:37)(笑:1票)
518.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
とにかくエッタにジェラシー感じまくり。2人に囲まれた彼女があまりにも羨ましかったので「へんっ!キャサリン・ロスってあんま美人じゃないよね。(私でも大丈夫だよねぇ~ん)」なんて暴言をはいてしまった。本当に申し訳ない。深く反省をしております。何が羨ましいって、この際サンダンスの恋人っていうのは置いておくとして、ブッチにまで甘い言葉を囁かれているところよ!! いや、お互いに恋愛感情がないのは解っている。あくまで友人なんだけれど、かっこいい友人に「一緒に自転車に乗ったら結婚してるのも同じ」って感じの言葉をもらえるなんてぇ~っっ。ゼーゼー。ちょいと取り乱してしまいました(汗)。まぁ、最終的には彼らと別れなければならない運命だったので許してあげます。彼女は、ボリビアに行くときの約束「あなたたちの死は見ませんからね」を決行したんですよね。ああ、辛すぎる。結局、「畑仕事はできない」し「牧場はつらい仕事」だと言う彼らに泥棒稼業を辞めるなんてことはできなかったわけだし。エッタを引き留めなかった彼らにもわかっていたんでしょう。ただ悲観的になることはなかった。最期まで“今回は逃げ通せる”と信じていたんだから。ははっ、もしかしたら生き延びたかもしれないし、ネ。なんて、そう思いたくなるくらい彼らが魅力的なんですよ。つまるところ。
9点(2003-10-17 06:23:27)(笑:2票) (良:1票)
519.  サイン 《ネタバレ》 
みなさんの感想を読むにつけ、「シャマラン監督って愛されているのね」って感じます。辛い評が多いんですが、なかなかどうして愛情たっぷりじゃないですか。そもそもこの映画に全く興味を持っていなかったんですよね。ところが、悪評コメントがかなり笑えるので、逆にとても気になりはじめました。当初はシャマラン監督になんら思い入れがなかった私ですが、みなさんの愛情を目の当たりにしてどんどん“愛すべき監督”になっていったような気がします。結論からいえば「よかよか、好きに映画を作ってね。できたらまた観てあげるからね」って感じでしょうか。やっぱり一等気になったのがホアキンです。階段下の小部屋にこもってテレビにかじりついている姿はとうてい大人とは思えません。宇宙人について告げるニュースでマジに驚いているし。いやはや微笑ましいですねぇ~。最高傑作は子供たちの間に座って、アルミの三角帽をかぶっているところ。大きな体でチョコンと座っているホアキンが大好きです。ホアキンという俳優を認識したことによって、私自身の映画の楽しみが広がったように思います。宇宙人が家に侵入しないように窓という窓に板を打ちつけるのも、まるで台風対策のようで面白かった。あんなに怯えているのに屋根裏部屋を忘れているしぃ~。慌てている様がよく表れていますね。まるで小動物のようなメルちゃんも親近感がありました。ところで、この映画を観たあと「そうか、そうだったのか!」というセリフに、少しばかりマイブームが到来。いろいろ楽しめてお得ですよ。
7点(2003-10-17 05:18:01)
520.  ユージュアル・サスペクツ
“どんてん返し”……って当たり前ですねぇ~。だって映像がウソなんですもの。点数つけるの迷ったんですよ。決して面白くないわけではないんですが、点数配分の参考表に「いろんな人に警告したい映画。」とあったので、2点とさせていただきました。(が、後日点数見直しキャンペーンを実施。もうちょっと妥当な点数にあげさせていただきます。すみません)さてさて、ストーリーとは関係ないことで恐縮なんですが、ちょうどこの映画を観る前に『不思議惑星キン・ザ・ザ』を観ておりまして……冒頭のマッチに火をつけるシーンで「ああっ!!カッツェがぁ~っっっ」と心の中で叫んでしまいました。ちなみにこの映画を観た後に『ブラス!』を観まして……「あっ、KOBAYASHI」とつぶやいてしまいました。いや、それだけなんですが、私的にヒットだったもので……すみません(汗)。
[ビデオ(字幕)] 5点(2003-10-17 03:20:23)(良:1票)
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