521. セントラル・ステーション
主演のフェルナンダ・モンテグロは決して悪くはないんですが、個人的にはもうちょっと子供の視点で描いても、って。あと良く出来た作品でそれはそれで良いんですが、逆に“ふ~ん?これがブラジル映画なんだ?”って言うカルチャーショックを期待していたのにそれほどでも・・・・・ 7点(2001-11-16 17:51:28) |
522. インサイダー
無茶暗いです。淡々と物語が進むところは同監督の「ヒート」に近いものを感じました。リアルさを追求したと言うマイケル・マン。実際に審問会が行われた裁判所で撮影をしたりと、凝っているシーンが随所に見られ、この監督の作品に対する拘りが窺われます。☆ラッセル・クロウも白髪混じりで、どっぷり役作りにつかった結果でしょう。名演技と言う以前に、役作りの段階でオスカー候補当確の感があります。それとなんと言ってもアルの演技。相変らずのキレた演技ですが、デニス・ホッパーとかゲイリー・オールドマンのような単にキレるのとは違い、貫禄ある演技を感じてしまいます。(↓)皆さんに同感。こちらがオスカー候補にならなかったのが不思議に思いました。 9点(2001-11-12 12:36:44) |
523. マイ・ガール
昔々に観た映画なんだけど、どんな映画だったか全く思い出せない。最近観て、そうそうマコーレー・カルキン君に蜂が出て来てどんな映画だったか思い出した。ラスト、親友の男の子が死んだのに、別の女の子と自転車に乗って明るく遊びに行く姿で終るんだよな。“これが女だ”って印象が子供ながらにあったっけ?☆作品自体は可愛い子供たちが観れて満足。(↓)この勢いで、続編も観てみますか・・・ 8点(2001-11-12 12:34:56) |
524. エンド・オブ・デイズ
元々周りの評判は悪かったんで、何と今まで観るのをやめてました・・・確かにそうかもしんない。悪魔と生身の人間の戦いをイメージしていたけど、簡単に期待を裏切られたような。ん~、最後まで観て物足りさを感じてしまいましたね。最近のシュワちゃんの作品ってこう言うの多くありません? 6点(2001-11-12 12:29:54) |
525. エイリアン4
粗を探せば一杯出てきそうだし、今更言うのも野暮なんで。でも強いて言うならあまりに色々なことをやり過ぎてるって感じですかね。12体生まれたエイリアンが水中を泳ぎ、アンドロイドの登場に、ウィノナのキャスティング。エイリアンを飼いならそうとするサイコ的科学者に、海賊に、最後やはり宇宙船に乗り込んでいた人間のDNAを持つ(?)エイリアンもどき。しかしリプリーがクローンで登場した時点で、この作品の運命も決まってしまったような。作品自体は面白かったです、4作目にしては・・・・・ 7点(2001-11-12 12:29:00) |
526. F/X 引き裂かれたトリック
お偉い官僚(司法省)やマフィアの親分より、特撮技師の方が一枚上手ってのが良い。勿論、これがこの作品で一番やりたかったことなんでしょう。でも観終わって気になった点が一つ。リプトンって警官、車のトランクに入れられてその後・・・ん?どうなったのでしょうか? 8点(2001-11-12 12:25:58) |
527. メイン・テーマ
「探偵物語」の翌年の作品で、この作品の後には「Wの悲劇」がありましたから、そこそこの映画だと期待したのですが・・・・・またしても森田芳光ワールドにやられました。何か意味不明なものを撮ることに執着しているかのような。これでも当時は決して悪いとは思わなかったのですが・・・ 5点(2001-11-12 12:24:26) |
528. O嬢の物語
ある批評家がこれって芸術的に・・・って言うのを聞いて、一応、観て確認してみようと・・・って言う言い訳はこれぐらいにして。☆女性のヌードは一応出てくるけど、あまりイヤらしいのを期待しない方が良いかもね。Mとして目覚めさせられる女性を描いているんだけど、それだけって感じが。嫉妬やライバル出現に、最後はその女性を導いて行ってって・・・ん?肝心なところで終ってしまうのが個人的に不満でした。そう、その手を期待した人には消化不良なのでは? そう言う人には是非、続編を・・・・・ 7点(2001-11-12 12:23:50) |
529. ミミック
<ネタバレシテマス>単なる“ゴキブリの映画”だと思っていました。案外、面白い。でもどこかで観たような。ゴキブリたちに囲まれ、狭い通風管を這って逃げる。後ろからはゴキブリが。何処かで観た記憶が。通った後、バタン、バタンと扉を上から下へ閉める。どっかであったよね。辿り着いた所は沢山の卵の山。今にも孵化しようとする様は。そうどっかで観たような。そしてミミックに取り囲まれ、ガス管を壊し火を付ける。大爆発。ん?女性科学者と子供。これで終りかと思ったら、何と王様ゴキブリ(?)がエレベーター口から追い掛けて来たではないか。雄と女科学者との格闘。しかし子供の方を追おうとするのを防ぐため「こっちよ!」って、え?どっかで観たような。そして巧い具合に列車が来て雄を轢き殺す。もしこの後、ミミックが上半身だけで追い掛けて来たら、物凄いパロディ映画になったと思ったが・・・・・そんなの思ったん自分だけやろか? 9点(2001-11-12 12:22:57) |
530. 存在の耐えられない軽さ
全体に“性”をベースにしているものの女性の裸が多く出てくると言う訳でもない。映像は灰色。時代背景があのプラハを描いているから。希薄な人間関係、人を疑い、政府を信用しない。しかし何かに反抗しようとする激しさがある訳ではない。だから映像が灰色なのか?そんな雰囲気は良く出ています。 7点(2001-11-12 12:19:42) |
531. ジョーズ'87/復讐篇
まず未亡人を主役にしたところから失敗ですね。‘87と言うタイトルを見ても古い感じがします。因みに原名はジョーズにリベンジが付いただけ。で、リベンジって何に対してリベンジなんでしょうか? 殺された人が鮫にリベンジするのか?それとも鮫が人にリベンジするのか?恐らく、鮫のリベンジの方だと思うのですが、予想通り返り討ち。☆マイケル・ケインはこの作品の撮影のため、「ハンナとその姉妹」でアカデミー賞助演男優賞を受賞したにも拘らず、会場には来れなかったとか。もう少し仕事を選びましょう。 3点(2001-11-12 12:17:45) |
532. 続・恐竜の島
前作からの流れを引き継いでくれてるのが嬉しい。希望の持てるラストで締めくくられるところは流石続編。しかし“鎧武者”はどんなものかと・・・・・ 8点(2001-11-12 12:16:13) |
533. 恐竜の島
子供の頃、夢中になって観ました。今となっては特撮技術も古過ぎるのかもしれませんが、なかなか最後まで楽しませてくれます。監督のケビン・コナーは、恐竜ものが好きなのか他にも「地底王国」なんかも作ってくれてます。 9点(2001-11-12 12:13:43) |
534. MAROKO/麿子
この監督にありがちないつもの意味不明で中途半端なラストは惜しい(?)と思ったが、冒頭から始まる屁理屈な台詞回しは最高!常連の古川登志夫氏もノリに乗っていて良い!キャラクターは決して可愛い類のものではないが、個人的には及第点です。 8点(2001-11-12 12:12:46) |
535. 冬の嵐
良く出来た映画だと思うんですが。どうして姉は妹を殺そうとしたのでしょう?そして主人公。殺さなければ自分が殺される。分からないでもないが、最後は一人立ち向かい残虐の嵐。冷静になって考えてみると、何か救いようのないラストって言うか。女性を誘拐して完全犯罪。監禁。外へ簡単に逃げ出すことは出来るが、-40℃の地。すぐに凍りついてしまう。その辺の追いつめられた舞台設定は巧いんですが、そこで展開するストーリーに不満。唯一スリラーしているところは、指を切り落とされるとこだけでしょうか? 6点(2001-11-12 12:11:59) |
536. 魔界転生(1981)
“天草四郎を復活させる”って時点で、この映画成功だと思う。それにしてもなあ~、天草四郎がこの映画を観たらどう思うやろ。やっぱ深作欣二作品ですね。いくら恨みがあるからと言って、悪の道に走っちゃいかんよな。エロじじいが色魔ぶりを発揮するシーンはエグイ。乳首を噛み切るシーンなんかもあるし。こんなん許されるんやろか?って思ってたらラスト、首が飛んで笑って終りやもん・・・当時ノリに乗っていた沢田氏の勢いが乗り移ってましたなあ、あれ! 7点(2001-11-12 12:11:04) |
537. 機動警察パトレイバー
友達がことあるごとにこの映画を絶賛するんで、ビデオを借りて観たんですが・・・“風の音”から色々推測して行くんだけど賛否両論でしょうね。原作を知らないことと、舞台設定が分からないと少し辛い気がしました。 6点(2001-11-12 12:10:07) |
538. レザレクション(1999)
単なるB級映画かと思っていましたが、案外頭を使った映画ですね。「セブン」もびっくりって感じのエゲツないシーンが次々と。それに映像の作り方にしても、雨のシーンってのを多用しているし、映像面でもかなり「セブン」を意識しているみたいです。みたいって言うか、“パクり”に近いですが。大きな違いは、キャスティングとラストのハッピーエンドでしょうか? こちらもキリスト教がらみですが、ここまで来ると神を冒涜してるってことで訴えられたりしないのでしょうか? ストーリー展開も残酷さも最高に良かった。久々の掘り出し物に出くわしたって感じでした。 7点(2001-11-06 12:40:20) |
539. チャーリーズ・エンジェル(2000)
大きな組織と立ち向かうって言う設定ではなく、あくまで個人的な復讐で騙し騙され、チャーリーなる陰の存在を標的にする敵。人類を救うとか大金が絡んでるとか人質がとかはなく、とにかくチャーリーズ・エンジェルの魅力をご覧あれって感じですかね。勿論、皆さんと同様、楽しみました。でも自分だけでしょうか? この作品を観て「オースティン・パワーズ」に近いものを感じたのは? 8点(2001-11-06 12:39:48) |
540. 女優霊(1996)
結構、この作品、怖いってことで巷で話題になっていたとか?早速観たんですが、そう?これって怖い?まあ怖くないことはないんだけど。鏡を見ていたら一瞬人の陰が見えたとか、フィルムに一瞬後姿がとか、確かにこの作品を観た後、思わず後ろを振り返ってしまう自分がいます。その点に関しては撮影や作りに巧さを感じます。でもそれだけって気が。敢えて他に良いところを挙げるとしたらキャスティングかな。タレントとかジャニーズとかじゃなく、無名と言うか玄人と言うか、そんなところを集めたセンスには好感が持てます。やっぱこうでなきゃ怖くならないでしょ。特に主演の柳ユーレイは良いじゃないですか!何たって柳“ユーレイ”なもんだから・・・・・ 7点(2001-11-06 12:32:29) |