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やましんの巻さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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541.  怪奇!吸血人間スネーク
へちょちょ様、お先にレビューしていただけるのをお待ちしておりました(笑)。しかも、あらすじまで書いていただいたとは…恐縮です。でも、「3点」ということは「別名。しょぼ映画」とうことですね。確かに大半の方々の見終わった感想は、「しょぼ~いっ!」に尽きるんでしょうなあ。ただ、実験に失敗して醜い“ヘビ人間”となった者たちを見せ物小屋に売り飛ばし、自分の愛娘のボーイフレンドでもある助手を実験台に使う博士のマッドさには、何やら「深層心理」的な“闇(=病み)”を感じさせる面がなくもない。少しずつ異形の姿に変貌していく助手も、その見事な特殊メイクもあって、怪物化していく自分への悲哀と苦悩が見る者に迫ってくる(ような気がする…)。最後に見たのが相当以前だったので、大きな口は叩けませんが、“あのラスト(笑)”まではそれなりに満足したことを覚えています。製作のリチャード・ザナックとデビッド・ブラウンは、あの『ジョーズ』のコンビ。実はあのスピルバーグの出世作も、この『スネーク』程度のゲテモノとして企画されたんじゃないすかねぇ。だからというんじゃないけれど、映画の作りとしてはそこいらのC級ジャンク・ホラーなんぞより格段の出来ではあると、ぼくは思っています。…ちなみに、へちょちょ様のところではホラー2本立だったんすか。ぼくが中坊の時にはじめてこれを見た劇場では、ジョン・ウエインとキャサリン・ヘップバーン共演の西部劇『オレゴン魂』との2本立でした(しかも、ロードショーでした…)
6点(2004-04-26 11:54:32)
542.  姿なき殺人(1967)
サーカス内で繰り広げられる、残虐な連続殺人! …いや~、この設定にソソられるのは、やはり『怪物團/フリークス』の頃からのホラーとサーカスという組み合わせの“相性の良さ”ゆえでしょうか。ジョーン・クロフォードが女団長で、その娘がジュディ・ギーソン。わき役でマイケル・ガフやダイアナ・ドースというあたりの面々が出演しているのも、ポイント高し。殺人場面も今日的には「牧歌的(?)」ですらあるけど、それなりにサディスティックな興奮に満ちているのは↓サイケデリコンさんのご指摘通りです。最後の「意外」な犯人出現も、確かに唐突だけど、観客に「えっ!」と思わせたとたんにエンドというのは、それなりに悪くないんじゃないでしょうか。…しかし、万事に四角四面なお国柄の英国で、一方じゃどうしてこんな「悪趣味」が好まれてきたんでしょうね? そのへんの「文化論」を、どなたか説いていただけませんかねぇ。
6点(2004-02-16 16:54:56)
543.  地獄のハイウェイ
『ミスティック・リバー』や『L.A.コンフィデンシャル』、世間的には評価イマイチなれど、小生にはこれまた見ン事な“仕事”ぶりであると確信する『ポストマン』と、小説の映画用翻案にかけては当代きっての才人ブライアン・ヘルゲランド。でも、自分で監督すれば『ペイバック』に『ロック・ユー!』と、なぜかオフビートな「怪作」を嬉々として撮る、このキテレツな男の初期シナリオ作品です。で、案の定というか、いかにもB級ホラー風の原題・邦題とは裏腹のハチャメチャなコミカル・ファンタジー! ハネムーンの途中、真夜中のハイウェイで地獄から来た警官に新妻をさらわれた男の冒険が、テレビのバラエティ番組のコントみたいな感じでゆる~く描かれるというもの。主人公は彼女を救出すべく地獄に向かうのだけど、そこはどうみてもアリゾナあたりの砂漠。そんな中に、いきなりヒットラーが登場したりする脈絡のなさはほとんどアメリカン・コミックの世界だけど、様々な「都市伝説(フォークロア)」を飽きることなく産み出すアメリカの「社会心理学」的というか、精神的土壌(!)のカリカチュアをめざそうとしたフシが、随所に窺えるあたりやっぱりヘルゲランド節(つまり、こういう“深読み”ができるってことが)であります。重要なわき役でリチャード・ファーンスワースが出演していたり、主演であるロブ・ロウの弟のチャド・ロウも、クリスティ・スワンソン(キュート!)も、本作のC調なノリにぴったりで悪くない。これでもう少し監督に、脚本のオフビートなセンスを活かす腕があれば…と惜しまれるものの、深夜放送でひょいと出会えたなら、それなりに楽しめるのではありますまいか。《追記》あ、あのヒロインは恋人で、まだ結婚してませんでしたか…。ともあれ、久しぶりに見直してみたくなりましたよ。【なにわ君】さん、感謝! です。
[地上波(吹替)] 6点(2004-02-16 15:16:36)
544.  エンティティー 霊体
生活に追われるシングルマザーが、見えざる“何ものか”にレイプされると聞いたら、ロン・シルバ-扮する精神科医じゃなくとも「こりゃ性的欲求不満の果てのヒステリー性妄想だわな」と考えるのがフツーでしょ? それを、あんなにもご大層な「ゴーストバスターズ」みたいなオカルト研究機関が登場するとは…。このハナシが実話ってことはその組織も実在していたってこと? こちらの方が、よっぽど“ホラー”かつバカバカしいよなあ。たぶん脚本家もそういった「バカバカしさ」こそを皮肉るように、ロン・シルバーをヒロイックに、超常現象研究者たちを悪役に描き分けていただろうはずなのに(その痕跡は至るところに見られる)、もはやすっかり才能もやる気も枯渇した「御用監督」フューリーが、「余計なメタファーもダブルミーニングも面倒臭いぜ。フロイトなんぞ、俺の映画を見るような観客にゃ必要ないっ! 要するにエロな要素で味付けしたオカルト・ホラーで儲けりゃエエんや!」とばかりに、さっさとデッチ上げたのが、これ。でもさ、そのへんの“裏目読み”ができるところが、逆にこの映画の「面白い」ところなんじゃない? バーバラ・ハーシーも、実はそのへんのところをよく分かっていて、このヒロインの言動をどっちともとれるように演じて、観客に「考える」余地を残しているし…。うん、捨て難い見どころがあったと思いますよ、この映画。
6点(2004-02-09 18:17:47)
545.  ブラック・ドッグ
一応カタギのトラック運転手であるはずの主人公が走った後は、文字通り車の残骸と死体の山がゴロゴロ…。いくら悪党どもとは言え、そこまでやっていいものなのかと、見ているこちらが心配になってきます(笑)。作品は一見すると他愛ないB級アクション風だけど、それなりに丁寧な作りが1970年代的な職人芸を感じさせ、悪くないかも。パトリック・スゥエイジって、こんな映画に出ていても不思議と”格”を失わないですね。もしかしたら、ぼくたちが思っている以上に「良い」役者なのかもしれない。ミート・ローフの下品なワルぶりもごきげんです。ここしばらく、コテコテの大作映画ばかりでげっぷがでる向きには、お口直しにこういった「普通の映画」もいいもんですよ。
6点(2003-12-08 18:11:11)
546.  ブルース・オールマイティ
試写会で見ました。ジム・キャリーとトム・シャドヤック監督の前作『ライアー・ライアー』が素晴らしく面白かったんで(あ、レビュー書いたっけ?)期待したんだけど、ちょっと期待しすぎたかも…。ニュートラルな気分で見たなら、十分愉快で楽しい出来だとは思います。ジム・キャリーって、どんなにおバカやってもその「いい人」ぶりが伝わってくるよね。しかし、今回は何よりモーガン・フリーマンの堂々たる「神様」ぶりに感服。オチャメなことをしても、威厳が失われないんだもの。あと、ブラピの奥さんでもあるジェニファー・アニストンより、個人的には主人公を誘惑する女性ニュースキャスターを演じたキャサリン・ベルの方がソソられましたです。こんなアンカーウーマンが出ているニュース番組なら、毎日でも見るのに(笑)。結論:面白い! でもこの監督=主演コンビでの次回作にこそ期待!
6点(2003-12-02 19:44:57)
547.  X線の眼を持つ男
小生もTV放映で初めて見たクチです。自分の眼がX線の透視能力を身につけた科学者が、最初の内は女のハダカなんかを楽しんでいたのに、だんだんとその能力がエスカレートしていくうちに恐怖と狂気にとらわれていく様はなかなかの迫力だったと記憶しております。特に分厚い鉛(?)の眼鏡をかけても、ビルが鉄筋だけしか見えないとか、人間も骸骨にしか見えないとか、そりゃあノイローゼにもなるわなあ。結局、科学者が最後に選んだ手段は、まあ、ある程度予想通り。けれど、さすがロジャー・コーマンらしく、初見だと結構ビビらせてくれますヨ。
6点(2003-11-25 12:55:21)
548.  8mm
題材的にはショッキングだけど、ドラマの作りは意外にも正統派「探偵映画」のセオリーに忠実というか、よく勉強しているって感じで、その点は好感度大。ニコラス・ケイジの冴えない探偵役なんて、ここ最近の彼のキャラの中でもベストじゃないでしょうか。確かに後味悪すぎるってところはあるし、それを狙ったあざとさは否定できないけれど、全体的にはけっこうイケる作品だと思う…たぶん(←あんまり、自信なし。だって、もう一回見る気ないもんで…)
6点(2003-11-21 13:58:19)
549.  長崎ぶらぶら節
吉永小百合サンが、相撲甚句とともにシコをふむシーンに、何故だかちょっぴりジーンときました。何をやっても、この人には下品さの微塵もない”華”があるなあと。それがたぶん、本物の大女優であることの証明なんでしょう。同じ小百合主演、深町幸男演出のドラマ『夢千代日記』のコンビ作らしく、主人公の無私で献身的な天使…いや、この場合「天女」か…のようなキャラクターが、中途半端な五社英雄監督作品めいた、どこか舌足らずな印象を与えるこの映画に、確かな魅力を与えています。
6点(2003-11-18 10:51:27)
550.  ファイナル・レジェンド 呪われたソロモン
↓そうですか、(ビデオの?)出荷本数が少なかったですか。そんな映画を、カネ払って劇場まで追っかけた小生って一体…。でもまあ、アッと言う間に死んじゃうとはいえ、『ボウリング・フォー・コロンバイン』で世界中に”醜態”をさらしてしまったあのチャールトン・ヘストン御大も出演しているし、最近のヴァン・ダム作品ではまだマシな出来じゃないかと思うのですが。『インディ・ジョーンズ』というより、これはあきらかにジャッキー・チェンの『プロジェクト・イーグル』を意識した冒険もので、イスラエルの現状に対するそれなりにシビアな眼差しなんかも加味され、B級とは申せ、入場料が惜しいとは思わなかったですもの。…まあ、ふだんジェリー・ブラッカイマーが製作しているような”Aコース”ばかりご賞味の方々にはあえておすすめしませんが。
6点(2003-11-17 17:18:15)
551.  キャスパー 《ネタバレ》 
初めは、いかにもスピルバーグ製作らしいナイーヴな(つまり、幼稚な)ドタバタ・ファンタジーだなあ…と、いささかヘキエキしつつ見ていたのですが、あの幽霊屋敷のヘンテコな仕掛けはいいっすよね! ガキの頃、まさにあんなイタズラっぽい工夫をはりめぐらせた家を夢見たのを、思い出したりして…。肝心の”キャスパー”は、小生にとってイーストウッドの『パーフェクトワールド』の記憶と重なってしまい、そのキャラが登場しただけで、条件反射的にナミダが(笑)。でも、イマジンさんのコメントにもあったけれど、あのCGのキャスパーが”昇天”する時、一瞬だけ「人間の少年」の姿に戻るシーンは、正真正銘ハッとさせられる美しい名場面だと思います。本作の監督は、後にヴェンダースの『ベルリン天使の詩』をリメイクする御仁だけど、要するにこのラストシーンだけが本当にしたかったんだろうな。
6点(2003-11-17 16:25:21)
552.  靴をなくした天使
そう、どなたかも指摘されていたように、これはあきらかにフランク・キャプラの『群集』をはじめ、レオ・マッケリーなど1940、50年代に流行したヒューマン・コメディの今日的焼き直しですね。ケチな小悪党が我知らず善行を施すなんてあたりも、『俺たちは天使だ』っぽいし(あちらも、本作のフリアーズ監督と同じ英国人ニール・ジョーダンでリメイクされてましたが)。展開は実に寓意に富んでいて、さすが『ブレードランナー』やイーストウッドの『許されざる者』の脚本家らしい重層的な奥深さを感じさせる。でも根が真面目な英国人フリアーズ監督には、ソフィスティケーション(洗練された軽やかさ)が決定的に不足している感あり。だから必要以上に映画が重くなってしまったんだろうなあ。ダスティン・ホフマンは今回もイヤ味なくらいうまいけど、本当はもっと軽い、ダニー・デビートあたりにやらせたかった。アンディ・ガルシアとジーナ・デイビスはどんぴしゃりのハマリ役でしたが。
6点(2003-11-14 17:42:37)
553.  キックボクサー
試合中に兄を残忍なタイ人選手に殺されたヴァン・ダムが、師匠のもとで猛特訓して復讐を果たし、ついでに師匠の娘(だか孫。美人!)ともデキるという、まことどうでもいい展開。でも、まだ若々しくて初々しいヴァン・ダムは、実に見事なキックと、ナイーブな演技で好感度大です。その美しいアクションは、フォトジェニック(!)ですらある。何でもっとブレイクしないんすかねえ。やっぱり、女癖が悪いってのが…
6点(2003-11-13 15:28:34)
554.  今そこにある危機
ジャック・ライアンものでは、私見じゃ最も原作者トム・クランシーの世界に近づいた作品。現代社会の裏側で繰り広げられる熾烈な「もうひとつの戦争」、その政治的な駆け引きのダイナミズムを前面に出して、ライアンすらその”狂言回し”でしかないという…。他の作品じゃ、あくまでライアンはじめ人間たちのドラマこそが主で、国際政治の部分が従だもの。ただ、作品が何だかCIAのプロパガンダ(宣伝)映画みたいになっちゃったのは、いかがなものでしょうかねえ。前作同様、ライアンの娘(って、映画の題名みたい)として登場するソーラ・バーチが可愛いです。
6点(2003-11-05 14:57:45)
555.  快盗ルビイ
確かこれ、『麻雀放浪記』に続く和田誠の監督2作目ですよね。劇場公開時には、やはり和田誠が監督した短編アニメがついていて、そちらの方が小生の周囲では好評だったという記憶も蘇ってきました。でも、個人的には和田誠の良い意味での「オレがいちばん好きなタイプの映画を撮るんだ!」という心意気がほど良く伝わってくる、好感度大の作品だったと思っています。何より、キョンキョンがウルトラ・キュート! 真田広之がめちゃくちゃイイ味! …この主演ふたりに絡む傍役の顔ぶれも豪華&適材適所で、キャスティングに関しては完璧なセンスを発揮している。これでもうちょっと予算をかけて撮れたなら、きっと、もっとしゃれて日本映画離れしたソフィスティケイテッド・コメディが誕生していたのになあ…惜しい。
6点(2003-10-29 12:46:41)(良:1票)
556.  ライフ・イズ・ビューティフル
ロベルト・ベニーニはぼくもリスペクトするひとりだし、特に前半は彼らしいデリカシーと良い意味でのデタラメさが絶妙のいい感じ。なんだけど、強制収容所に舞台が移ってからの展開は、どうも悪しき「チャップリンもどき」ぶりが目と鼻について…。やはりホロコーストものは、映画人にとって魅力あるテーマなんだろうけど、扱うには本当に至難のものであると改めて思わされた次第。「昔、むかし、こういう事がありました…」という形の反戦映画なら、同じイタリアの『サン・ロレンツォの夜』の方がはるかに素晴らしかったです。
6点(2003-10-24 20:19:36)
557.  ライオン・キング(1994)
あの~、盗作問題については小生も腹立ててるクチなんです。あのTVアニメを幼少時に刷り込まれた者としては、天下のディズニーともあろうものが何と見苦しい…と。でも、そういった部分に目をつむっても、このディズニーアニメは正直たいした出来じゃないと思う。冒頭のエルトン・ジョンが歌う主題歌に合わせて繰り広げられる大スペクタクルシーンは確かに見事だけど、『ハムレット』をベースにしたとおぼしき主人公ライオンの成長と復讐の物語は、子どもと同時に大人たちの鑑賞に耐えうるものにしようとした”配慮”が逆にストーリーのクオリティを中途半端なものにしているんじゃないか。むしろ、はっきり子ども向きに徹しながら、結果的に大人が見ても十分すぎるくらいよく出来た…というカタチでなきゃ、本末転倒でしょ。それを実現しているピクサーの3Dデジタルアニメ作品を見るにつけ、ディズニーアニメの時代の終焉を、小生はこの作品に痛感した次第。
6点(2003-10-24 19:42:38)(良:1票)
558.  キル・ビル Vol.1(日本版)
試写会で見ました。vol1が「ヤクザ映画=日本映画」へのオマージュで、vol2が「カンフー映画&マカロニウエスタン」へのリスペクトに満ちた映画になる…という公開前の風評は、どうやら間違いのないところみたいです。なるほど、タランティーノが「日本映画(というか、東映映画っすね)」を撮ったらこうなるのか、といった興味しんしんで面白く見られるんだけど、過度の期待や思い入れを持って見に行くと、失望させられる人も多いんじゃないでしょうか。ようするに、おバカ映画をタランティーノ風に拡大再生産した本作には、「新しさ」じゃなく、「この手のマニア受け」こそを目ざされたフシがある。それを、何か「高尚なもの」と受け取る方こそがバカを見るってこと。ただ、そんな「おたく(マイナー)」度100%な内容なのに、同時に「メジャー」な作品にしてしまうあたりに、この奇才の真骨頂があるんだけど。とまれ、小生的にはvol2にこそ期待したいって事で、「6」点献上!
6点(2003-10-20 10:53:52)
559.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
実はこの手の怪獣映画をほとんどバカにしているとしか思えない大森一樹監督(及び脚本)の「平成ゴジラシリーズ」に愛想を尽かしていた小生のような者にとって、新『ガメラ』シリーズの金子修介監督による本作は、随喜のナミダを流させてくれる…はずだった。確かに作品的な質と、ディテールの確かさは、さすがなんだけど、『ガメラ』同様、ゴジラや怪獣の存在理由をファンタジー的なものに求めるのは、ちょっと違うんじゃないかなあ。彼らはあくまで”突然変異した巨大生物”なのであって、神話世界の住人じゃないってのが、「怪獣映画」の定理(?)だと小生は思っております。へんに理由づけなんぞせず、ゴジラは『13金』のジェイソンみたく、あくまで理不尽だけど絶対的な存在でいいじゃないですか。う~ん、残念!
6点(2003-10-18 17:18:30)
560.  ゴースト/ニューヨークの幻
最初に見た時、こんな他愛ない感傷的な「コメディ」で、周囲のお客さんたちがワンワン泣いていることに驚愕したものだった。俺の見方が間違っていたのか…とも思ったが、もう一度見直しても(今みたいに指定席制じゃない、あの頃の映画館がなつかしい…)途中でバカバカしくなって出ちまったぜ。そりゃあ、けっこうよく出来た作品ではあるけどさあ、『フライングハイ』の監督の映画に、そこまで入れ込むってのはいかがなもんでしょうか。たぶん監督のザッカーは、これもお気楽に仕上げたにすぎないんだから。そういう映画の内容に見合ったコメディエンヌぶりのウーピー・ゴールドバーグには、最大級の拍手を贈ろう。
6点(2003-10-18 15:05:51)
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