541. りんご
DVDを買ってきて見ました。知らない土地の不思議な世界が新鮮でした。実際にあったことの映画化、それも当人がでているというので驚きました。DVDに映画の背景などが詳しく書かれていて、面白く見られました。 6点(2005-02-22 08:50:22) |
542. 遊星からの物体X
公開当時から、なかなかみる機会がなくてDVDを買ってみましたが、買うほどでも無かったなあと思って、すぐに手放してしまいました。退屈はしませんでしたが期待したほどでもなかった。映画は見る時期も大切かも知れないと、改めて思った映画でした。 5点(2005-02-22 08:47:50) |
543. スリーピー・ホロウ
ティム・バートンならではの世界観と映像の着色度たっぷりの色づかい、ゴシックミステリーの面白さを思い切り味わえます。ジョニー・デップはこういう役をやらせたら上手です。さりげない眉毛や口元の動きがいい感じでした。クリストファー・ウォーケンといい、クリスティーナ・リッチといい、こういう役がぴったりですね。 6点(2005-02-22 08:36:46) |
544. コーリャ 愛のプラハ
泣かせの映画だと思っていたので、ひねくれやの自分としては斜に構えてみていました。お金で偽装結婚をして、相手に亡命されて残された子供を嫌々面倒見ながら、気がつくと情が移っているなんて、ありがちだと思いながら、気がついたらボロボロ泣かされていました。カラスが置いたらしい安いアクセサリーのシーン。地下鉄での犬と子供のシーン。そんなところに思いきりはまってしまいました。「セントラル・ステーション」とか、この映画とかの、おせっかいを焼くのが嫌いなのに、いつのまにか・・というシチュエーションにめちゃくちゃ弱いです。ちょっと甘めですが9点。しあわせは悲しいときに、気がつくとその中に隠れているあるのかもしれないなあと思ってしまいました。 9点(2005-02-22 08:17:12) |
545. ジョゼと虎と魚たち(2003)
《ネタバレ》 漂うレトロ感、さりげない映像、魅力的な脇役・・・。決して嫌いじゃないはずなのに、好きになれない映画でした。まず共感できる場所がなかった。全編を通して、どこかで聞いたことがあるようなセリフが多かったのも気になりました。主役二人がダメです。妻夫木聡は語りは上手だけど、真剣な場所での嘘っぽい笑顔が、自己顕示欲が見えすぎて一時期の布施博の笑顔みたいで興ざめでした。セックス前にあんなに嘘っぽい笑顔をされたら、本気にはなれないのじゃないでしょうか。池脇千鶴の役柄は、生意気でかわいいはずなのに、生意気を言ってしまう嫌みさが少しもかわいくも痛々しくも感じなかった。ふたりとも頑張っているなという感じがしましたが、そう感じさせてしまう時点で駄目な気がします。映画のイメージとくるりの音楽はなんとも似合っていました。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2005-02-22 03:55:56) |
546. ファストフード・ファストウーマン
何度も見てます。サントラCDもパンフも買いました。大好きな映画です。おじいさん達の会話「新しい人生にあこがれないか」「腰も痛いし、体も良くない。いま生きているだけで幸運だ」。どもりの娼婦と主人公の会話「ありがとうべべべべべ・・・ラ」「その呼び方好きよ」。「60歳のレディーを相手にベッドに直行というのはなあ」「年配の女性にも性欲はあるは、しかも老い先短いのよ」などなど・・・。ちょっと間違えると、すごい差別だらけの話ですが、それがやさしく感じてしまいます。毎回、見たあとに少し幸せになっている自分をみつけます。映画のラストにくる幸運はどっちでもいいけど、その幸運を呼ぶきっかけになった出来事に嬉しくなってしまいます。 [DVD(字幕)] 9点(2005-02-20 08:18:21) |
547. ハッピー・アクシデント
つまらない男ばかりとつきあってきた女達の会話が大好きです。段ボール!に別れた男の写真をたくさん集めて、あれはこう、これはこうと、ありがちなシーンですが楽しかった。マリサ・トメイとビンセント・ドノフリオははまり役です。このところ、見ている途中で早く別れて苦しめばいいのにとか、片方が死んじゃえばいいのにとか思うラブストーリーが多かったけど、この映画はふたりが幸せになれますように!と思わずお祈りをしてしまいました。タイタニックで死んだ妹の話をするおじいさんはじめ、脇役も素敵な人たちばかりでした。 7点(2005-02-20 08:10:12) |
548. キシュ島の物語
キシュ島における3つのお話が独立して語られていますが、最初のゴミをひろう男の話と、最後の家のドアを担いで歩く男の話はありきたりでつまらなかったけど、2番目の妹の結婚の指輪のために一生懸命働く兄の話は心に沁みます。手を貸してあげたくなりました。この話だけで7点の価値はあり。 7点(2005-02-20 08:04:55) |
549. 女はみんな生きている
自分に何もしてくれず、金持ちに売り払おうとした父親が娘に「呪ってやる」というシーンで、娘が「お父さんに、何かもらったのってはじめて」と切り返すシーン素敵です。 セックス中毒の父と、女たらしの息子も笑えます。嫌になちゃうお母さんの気持ち良くわかります。 でも、そういう風にしたのはお母さんなのかもね。 7点(2005-02-20 08:01:16) |
550. ウィークエンド・ラブ
オスカーをとったグレンダ・ジャクソンのひねくれているところが素敵です。内容は不倫もの、それも仕事と家族と愛人の間を悪びれもせず行ったり来たり大忙しの男と、この当時流行の独立志向のバツイチの女とのたわいのない逢瀬なんだけど、リアリティーがあって、ついつい見入ってしまいました。映画を見るときに映画のストーリーと似た経験をもつ必要が無いけど、この映画はずしんとはまってしまいました。グレンダ・ジャクソンの気持ちが切ないです。ラストシーンの甘酸っぱさは経験者ならわかるはず。 7点(2005-02-20 07:53:11) |
551. いつも2人で
倦怠期の夫婦の過去と現在が混ざり合って、戻ることのできない幸せな過去を引きずりながら、醒めたしまった現実を重ねていく、そんな切ない話です。この映画を見て寝かしすぎて失敗したワインのようだけど、そんなワインでも飲み方次第で飲めないわけじゃないと思ってしまいました。オードリーのために書いたというヘンリーマンシーニの音楽が秀逸です。サントラCDだけでなく、いろいろなヴァージョンを集めて買ってしまったくらい、このテーマソングが大好きです。 [映画館(字幕)] 8点(2005-02-20 07:47:49) |
552. リディック
もっとハードボイルドに徹してくれたら楽しめたのにな。ロマンス的な匂いをちらつかせると、いっぺんにしらっとしてしまって、見ていて恥ずかしくなってしまいました。主人公を助けて灼熱の地表に向かって焦げる前に焼き消えてしまう彼はいったい何考えているのか。理解不能でさっぱりでした。 4点(2005-02-20 07:40:59) |
553. ホワイト・オランダー
《ネタバレ》 親の支配から逃れられない子供の自立物語というとありがちなストーリーですが、全体を流れるトーンが一定していて良い雰囲気でした。ラスト、母親は母親、自分は自分と区切りをつけたあとの母親は自分を愛している・・というつぶやき印象的でした。この映画のように母親の束縛を逃れられない友人がいて、置き換えてみていましたが、友人は50近いので、どちらかが死ぬまでは束縛されたままだろうなと関係の無いことを考えてしまいました。血は水より濃いと言いますから。 6点(2005-02-02 21:50:37) |
554. しあわせな孤独
《ネタバレ》 淋しい映画でした。父親が浮気したのは浮気相手の恋人を車ではねる原因をつくった自分のせいでだと思いつつ、それでも父親の浮気相手を責めてしまう娘。交通事故で寝たきり状態なってしまい、誰を責められる訳でもないのに、恋人や看護婦にあたってしまう男性。妻が起こした交通事故の被害者の恋人を慰めるうちに本気で恋してしまう浮気はできない(本気になってしまう)真面目一筋だった医者。恋人が寝たきりになり心を閉ざしてしまったときに孤独に耐えられずに医師に頼ってしまう女性。みんな自分を責めながらも、どうしようもない感情に翻弄されてしまいます。交通事故の責任おしつけなどのどろどろな映画にならずに、自分を責めてしまう人たちが苦しむやり場のないけれど、人生なんてそんなものなんだと思わせる映画です。生きていくことは他人を責めることは出来ないんだと、相手を自由にすることも恋愛なんだと思っている人たちの映画です。凍える街の雰囲気、音楽もよかったです。 7点(2005-01-28 03:48:19)(良:1票) |
555. 容疑者(2002)
《ネタバレ》 親子ものには弱いのですが、逆になんとなく親子ってそんなもの?と思ってしまいました。アメフトのスターだったのが薬中になるまでのことも書いて欲しかった。そこまでまっすぐ?育ったのに、その後道を間違えたからって、子供の頃に別れた親を責めるのは間違いだと思う。デ・ニーロはそつなく演じている感じでしたが役柄に魅力が乏しかった。フランシス・マクドーマンドの良さも生きていなかった気がします。 5点(2005-01-26 09:22:19) |
556. イル・ポスティーノ
《ネタバレ》 ストーリーが、上手に進みすぎて物足りなさを感じました。中でも一番ひっかかってしまったのは詩を贈ることで女性の愛を得る、それも与えられた詩で、というところにまったく入れませんでした。ただ風景がとてもきれいでした。内容とは違いますが主演男優の遺作として、実際に余命幾ばくもない時期の出演、フィリップ・ノワレとの友情のたまもの、という宣伝は苦手でした。 5点(2005-01-12 21:37:29)(良:1票) |
557. 東京タワー
江國香織の小説が好きで、ずっと読んできましたが、「冷静と情熱のあいだ」以降、当たりはずれが多い感じがして、この原作も自分にとってははずれでした。そんなもので期待しないで見られるので逆にいいのかなと思ったのですが予想どおりの映画でした。東京の景色や風俗のよさも感じられず、バブリーなシーンも薄っぺらな感じでため息もでません。不倫の醍醐味(なんだろう?)も、ため息の出来ない辛さも伝わってこなくて残念でした。小説を読んで面白く感じられた人は面白く見られるし、そうでない人はそれなりにという映画だと思います。どうでもいいことですが、黒木瞳が川島なおみに見えるなとか、年齢的に上だけど岡田准一の役は安藤政信にやらせたらいいかなとか思いながら映画にはいれずに、そういう楽しみ方をしながら見てしまいました。 4点(2005-01-12 21:28:53) |
558. スパイダーマン2
映像がいかにもという感じのアメコミ風で面白かったです。ストーリーはスパーダーマンになる意外は、相変わらずののび太状態のトビーマグワイヤが定型過ぎて飽きてしまいました。ある意味、楽しければいい映画がヒーローものだと思うけど思ったよりも楽しめませんでした。 5点(2005-01-12 11:02:52) |
559. ミラーズ・クロッシング
森の中の映像に見とれてしまいました。DVDで見たので映像特典の撮影時の裏話が面白かったです。「ファーゴ」以降、ずっとコーエン兄弟を見ていて、どれもそれなりに楽しめるのだけれど、「ファーゴ」を見終ったあとの不思議な気持ちは再度味わうことがありません。「ファーゴ」は偶然だったのかと思うようになってきています。 6点(2005-01-12 10:54:04) |
560. ラスト サムライ
ハリウッド的な映画でした。見終って残っているのは銃撃戦でのたどたどしい日本語でした。ウーテー! 5点(2005-01-12 10:49:54) |