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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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41.  グレイスランド
突然現れた頭のおかしいらしい男が、人の心の傷を癒して去って行く…という、全くお決まりのパターンのファンタジー映画ながら、これは感動しました。それは一にも二にもハーヴェイ・カイテルの「味」のお陰。どっからどー見てもエルヴィス・プレスリーとは似ても似つかない怪しいおっさんが、もの凄くカッコ良い。唯のだらしないイカサマ師ではなく、ちゃんと「器の大きさ」を感じさせてくれる。しかも「サスピシャス・マインド」を振り付きで熱唱するシーンは、確かに「エルビス・オン・ステージ」に見えてくるから不思議…。エルヴィスと名乗る男を「家」に送り届ける主人公は、その男に導かれて彼自身のグレイスランドへと辿り着くことになる。“grace”を受けられる場所を知る者こそ、本物のエルヴィス・プレスリーなのです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-03 00:02:37)
42.  マイティ・ジョー
確かにベタな話でしたけど、想像してたよりはずっと楽しめました(「猿人ジョー・ヤング」は未見)。何故なら、ジョーの躍動感溢れる映像が凄く良く出来てたから。エイプ・スーツに一生を捧げたリック・ベイカーの着ぐるみとアニマトロニクス、そしてCGの組み合わせはベストな手法だったと思います。CG一辺倒では、今現在に至っても本作のクォリティは出せません(ジョーはジャクソン版のコングより出来が良いと思う、マジで…)。シャーリーズ・セロンは、とても野生に暮らしてる人間には見えませんでしたけど、そもそもこんな美人にリアリティは求めてません(それにショートカットが一番似合う!)。逆に最も足を引っ張ってたのは、ビル・パクストンのパッとしないルックスだったと思います。そういうことで、私的には充分6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-03 00:01:41)
43.  クルーレス
女子高生の当時の最新言語と風俗を散りばめた、言ってみればアメリカ版コギャル映画(日本の「コギャル」とは違って、こちらのファッション・リーダーはハイクラスのお嬢様)。中身自体は、至って代わり映えのしない単なる学園ラヴ・コメディなので、今となっては風俗的価値だけで語られる作品となってます。外見だけを気にしてた主人公が徐々に中身の価値を見出していくという、当たり障りの無い展開もかなり保守的(これを打開するには、6年後の「キューティ・ブロンド」の登場まで待たされる)。アリシア・シルバーストーンにとっては最初で最後の打ち上げ花火でした、5点献上。
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-22 00:04:17)
44.  ジュリアン(1999)
これを観て連想したのが「悪魔のいけにえ」。あの変態一家の、人を殺してない時の日常がこんな感じなのかも? とにかく揃いも揃ってマトモじゃない。家族の友人みたいな人達も、精神か身体の障害者ばかり。そんな気狂いの日常、しかも余りリアリティを感じられない日常をダラダラ見せられても、ちっとも面白くないし、普遍性を感じられない(ドグマの十戒には「異常者を登場させなければならない」なんて項目は無かった筈なのに、どうもドグマ映画はこんなのばっかみたいな印象もある)。また、本作がドグマの制約の中で作られたのは間違い無いんでしょうけど、映像や編集の加工は並の映画以上に施されてる様に見える(音楽の後入れはすっかり認められてるんですね)。最早ドグマは有名無実化してます、1点献上。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2006-04-13 00:13:40)
45.  ユー・ガット・メール 《ネタバレ》 
メグ・ライアンがメグ・ライアンという役を演じられた最後の作品か。鑑賞当時は本作がリメイクだったなんて知りませんでしたけど、オリジナルの「桃色の店」を鑑賞してみると、ほとんどまんまリメイクだったことに驚きます。50年以上前の物語を大幅に変えることなく、現代風に違和感なく脚色してあるのは見事。また、彼女の店を潰れたままにして終わったことも好印象。ビジネスとプライベートは別。昔なら、男が新装開店した店をプレゼントして終わる所でしょうけど、現代ではそうもいきません。経営者は自分ではなく、株主の利益を代表してるのです、6点献上。
[ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-13 00:13:12)
46.  ホームドラマ 《ネタバレ》 
普通のホームドラマには絶対登場してこない要素だけで構成された、裏ホームドラマ(これがフランソワ・オゾンの長編デヴュー作になるのかな?)。この映画は、家庭が崩壊する過程(オヤジギャグじゃありません…)を描いてる訳じゃない。この家庭も含めたほとんどの家庭は、とっくの昔に崩壊してるのです。言わば本作は、「家庭という幻想」を打ち破る過程を描いてる。通常のホームドラマはすったもんだの挙句、常に良識に押し付けられた幻想に戻ることをハッピー・エンドとしています。しかしこの家族は、最後まで幻想を追った父親を排除することで幻想を否定し、独自の家庭を作り上げるのです。幸せな家庭のイメージからは程遠くても、結束した家族って、現実にも結構多いんじゃないでしょうか、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-09 00:08:47)
47.  とまどい 《ネタバレ》 
何だかなぁ、観てるこっちが戸惑っちゃう…。そもそも、本作に登場する一体誰が戸惑ってたんだ? 映画を観た限り、「とまどい」と言うよりは確かに「躊躇」と言う方が近いと思う。ストーリーはプラトニックな旦那と妾の物語って感じ。肉体関係は最後まで無いにしろ、「ネリーとアルノー氏」の関係は明らかな愛人契約。しかし二人とも納得づくの筈なのに、また、途中からはお互いに愛情さえ芽生え始めた様なのに、関係は一向に発展していかない。抑制された男女間に発生するサスペンスや、若しくは女性の自立を描いた映画でもなさそう。もちろん直接的なエロ・シーンも無い。そしてエマニュエル・ベアール演じる主人公・ネリーに、私は映画の始めと終わりで変化を感じることも出来ませんでした、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-04-09 00:02:11)
48.  パリ・ルーヴル美術館の秘密
大ルーヴル整備に伴う作業に追われる美術館の裏側を追ったドキュメンタリー。解説も音楽も入れずに、ひたすら淡々と職人や学芸員達の仕事振りを映していく。表の顔である美術品はルーヴルに行けば何時でも見られる訳ですから、滅多に見られない「そこで働く人々の仕事」に焦点を絞ったのは良かったと思います。1,200人にも及ぶあらゆる職種の職員に支えられて、世界最高の美術館が運営されてることが良く解ります。確かに本作には特別な「秘密」も無かったし、映画的に全く装飾されて無いので面白いとは言えませんけど、私には中々興味深い映画でした、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-09 00:01:40)
49.  ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ
アメリカ消費社会の現状を、かなりシュールに描いたブラック・コメディ。そと面が普通な人々も、内面は全員が心身症か性倒錯者。家庭は既にメディアに侵略され、夫婦の会話もテレビCMのキャッチフレーズで代行する。金持ちでも偉人でもなく、「テレビに露出してる」ということだけがセレブの条件。一歩外に出れば、そこに溢れるのは自分達の生活の副産物・産業廃棄物。異常と正常の規範は無くなり、むやみやたらとカミングアウトして、ひたすら権利を主張することだけを是とする社会。God bless America! カート・ヴォネガットJr.の原作は未読ですし、確かに映画としての出来も余り良くないとは思いましたけど、この辛辣な内容だけで私は充分楽しめました。でもこの状況を、日本も笑って見てはいられませんね、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-02 00:01:31)
50.  2ガールズ
原題は「愛し合う2人の女の子のトンでもなくマジな大冒険」とでも訳せば良いんでしょうか。タイトル程トンでもない冒険が繰り広げられる訳ではありませんが、映画は非常に初々しくて楽しい「ガール・ミーツ・ガール」型のラヴ・コメディになってます。私が特に気になったのが、主人公の暮らすゲイの叔母の家。「ゲイの家庭」と言うよりも、これは「コミュニティ」と呼んだ方が良い。主人公はゲイだから叔母さんの家にいるのか、叔母さんと暮らしてるからゲイになったのか? ま、そんなことは置いといて、二人の女の子の恋愛の過程はストレートのそれと全く変わらない。同系統のスウェーデン映画「ショー・ミー・ラヴ」よりも「明確な」レズビアン映画になってますが、本作はその気の無い人でも充分楽しめると思います、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-02 00:00:56)
51.  20世紀ノスタルジア
頼まれても見たくない、ガキの成長記録を収めたホームビデオの様なクズ映像の寄せ集め。おまけに、反吐が出る程の少女趣味。古いリズムボックスだけで作った様な安い音楽。調子っ外れの歌。見るも無残な演技と聞くに堪えないアフレコ(広末涼子の相手役の気持ち悪い男と、特に根岸吉太郎!)。本当に16~7歳のガキが作った、目も当てられないほど稚拙なビデオ映画そのまま。もちろんヒロスエのプロモーション・ビデオにも、アイドル映画にもなってない。こんなものに金を取るなんて犯罪です。高校の視聴覚教室ででも、同好の士だけでひっそりと上映会をすればいい。
[CS・衛星(邦画)] 0点(2006-03-17 00:00:52)
52.  裸のマハ
ゴヤの伝記ものや、スキャンダラスな「裸のマハ」の制作秘話みたいな映画を期待すると肩透かしを食らいます。あくまでも本作は、スペイン宮廷を舞台に繰り広げられる権謀術数を描くサスペンス映画。印象は、「真珠の首飾りの少女」を観るつもりで「危険な関係」を観てしまったみたいな感じ。しかも皆さんお書きの通り、大して面白くありません。基本的な物語は「誰がカイエターナ夫人を殺したのか?」というミステリーの筈なのに、話が解り辛くて全く「謎」に引き込まれて行かない。これは明らかに脚本の未整理が原因です。そんな訳で、唯一の見所の美術と衣装に3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-03-13 00:32:48)
53.  クリスチーナの館
周到に仕掛けられた館の罠から逃げ切れるか! キルスティン・ダンスト、ブラッド・ピット、デヴィッド・ドゥカブニー、アイリーン・キャラの豪華競演で贈る、「SAW」を凌ぐサスペンス・ホラーの決定版!…というのは真っ赤な嘘で、役者もストーリーも「仕掛け」も、そんなアメリカ製ティーンズ・ホラーのまがい物。カナダ製なのにアメリカ製を名乗ってるし、邦題から「白い家の少女」みたいな話かと思ってたら全然違うし(ま、「直訳」ではあるんですけど…)、かなり粉飾決算的な作品です。でも、役者陣の中途半端なソックリさん振りが可笑しくて、そんなに退屈はしませんでした、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-03-13 00:32:24)
54.  タンゴ(1998)
舞台演出家の頭の中にあるイメージと実際の稽古風景、舞台劇と現実、そしてドキュメンタリー風演出とファンタジー演出とが渾然一体となって構成されたアルゼンチン・タンゴ映画。完全モキュメンタリーで構成された「サロメ」よりは、陳腐ながらストーリーのある分、こちらの方が観易かったですけど、その「ストーリー」はほとんど添え物。本作は、全編に散りばめられた官能的で迫力あるアルゼンチン・タンゴを鑑賞する為だけにある。美しい舞台装置や照明で彩られた群舞、ソロ、トラディショナル、前衛等々のダンスを、本当にじっくりと観せてくれます。それにしても、話の流れや映画のスタイルからして、ラストにこんな「悪戯」が仕掛けられてるとは思わなかったので、最後は私もまんまと騙されました。ということで、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-13 00:31:50)
55.  グロリア(1999)
そんなに悪くはないと思いますけど、どうしてもオリジナルと比較してしまう。以下、二本の比較考察。①オリジナルのグロリアはもっと強くてカッコ良かった印象がある。本作ではか弱い女性の面を強調してる様に感じた。②ジーナ・ローランズは貫禄たっぷりの「情婦」、しかしシャロン・ストーンは唯の「愛人」。③そして、ここが最も大きな変更点だと思いますが、それはグロリアと少年の関係。オリジナルには「恋愛」関係に近かった印象が残ってますが(それでこそ「レオン」の元ネタになり得る)、今回は明らかな「母子」関係になっている。この辺は現在のアメリカのタブーみたいなものが垣間見えて興味深い。ま、「レオン」もアメリカではチャイルド・ポルノ呼ばわりですから、この変更は致し方なかったのかもしれません、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-03 00:01:24)
56.  のら猫の日記 《ネタバレ》 
まず、この邦題が素晴らしい。「マニーとロー」では何が何だか判りませんが、「のら猫の日記」は本作の内容をズバリと表してます。里親の元を抜け出して放浪を続ける孤児姉妹、16歳のローと11歳のマニーは正にのら猫。猫が台所から魚を盗み出す様に万引きで食料を手に入れ、猫が空き家に居つく様に、季節外れで家主のいない別荘に住み着く。おまけにローは、臨月近くになっても自分の妊娠にすら気づかない。挙句の果てには河原で出産って、こりゃ本物ののら猫だよ…。これも基本は、孤児が幸せに巡り会うという古典的児童文学の物語。しかし二人はオリバー・ツイストみたいに流されるだけではなく、無理矢理にでも幸せを連れてくる。♪幸せは歩いて来ない、だから歩いて行くんだね~、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-03 00:00:55)
57.  ヴァーチャル・シャドー 幻影特攻
「マトリックス」の影響を隠すことなくメインの設定に据えた、香港映画らしい香港映画(↑ジャッキー・チェンが製作に噛んでたなんて知らなかった)。格闘スキル等を脳に直接ダウンロードして、簡単に超人を作り出せるという馬鹿馬鹿しい話なのに、ストーリーは至ってシリアスな上、悲劇的。この湿っぽさも香港映画らしい。また、例によって「アメリカの機関」も登場(主人公達は思い切り中国人なのに、何かと言うとFBIとかCIAで働いてたりする様な気が…)。あと、ヒロインの扱いも通例通り。何か観る映画観る映画、ヒロインが死んでってる様な気がする。そういうことで、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-02-25 00:09:25)
58.  kitchen/キッチン(1997)
1989年に森田芳光が映画化したよしもとばななの出世作「キッチン」を、8年後の香港で、しかも富田靖子主演でリメイク(当時のアミューズのアジア戦略の一環?)。透明感があり無機的だった森田版に対し、こちらは香港映画特有の色使いと生活臭で彩られてます。また、主演女優の演技だけなら川原亜矢子に勝ち目はありませんが(富田は「南京の基督」の時よりも自然で良い)、私は元々面白い物語だとは思っていないので、退屈な印象に変わりはありませんでした。とにかく、男の耳を嘗め回した挙句、男が興奮して迫ると「スケベ!」と罵るこの女が良く解りません、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-02-25 00:08:53)
59.  オネーギンの恋文
暮らしに不自由が無く、幸せな家庭というものを信じず、自分の感情を押し殺して生きるオネーギン。そんな生き方の所為で、珍しく得た友人と呼べる人間とも彼は決闘してしまう。若い頃はこういう生き方でも問題なく前に進んで行ける。しかしやがて、自分がこれまで失ってきた多くのものを思い知る時が来るのです。最後までニヒルを通すのも良いですけど、思いの丈をぶちまけて、更に自分の過ちを思い知るのも悪くない。とりあえず彼は、満足感は得られたんじゃないでしょうか。あと、ヘンテコなロシア訛りを聞かされなかったのは、アメリカ映画と違って良かったです、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-21 00:03:36)
60.  フェリシアの旅
望まない妊娠をしてしまった少女が自分探しをするタイトル通りの物語として始まりながら、見終わってみれば、実はサイコ・スリラーだったという作品。見慣れたサイコ・スリラーとは全く違って、主人公のフェリシアと、普通の社会人として暮らす殺人鬼の行動と心の情景を、淡々と美しく描いていく不思議な映画になってます。孤独を知り尽くした天涯孤独の中年男は、孤独な少女達の心へ巧みに入り込むことが出来る。男と少女の偽りの関係の終わる時が犯行の時。しかしこの殺人鬼は、フェリシアの心の中に真実を見る。この時、彼の長い旅は終わりを告げるのです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-21 00:03:09)
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