41. アメリ
わざとお遊びみたいな映像にしたり、アメリの奇妙さをことさら強調するような演出が行われているのはどこか映画として反則なのかも?という気も頭のどこかに浮かんでくるのですが、監督はこういうのこそ作りたかったのでしょうし、単純に私好みです。 恋愛を上手く絡めた大人のための寓話でしょうか? 8点(2003-12-14 20:48:26) |
42. ファインディング・ニモ
とにかくカラフルで綺麗。予告編を何度も見ていてストーリーもほとんどわかっていたのに、それでもハラハラできたし面白く見れた。とにかく子どもと子どものいる親は全員見るべし、という感じです。 8点(2003-12-11 15:27:48) |
43. フォーン・ブース
《ネタバレ》 言われてみれば・・・最初の方のカメラの追っかけかたは「スネーク・アイズ」みたいですね。アイデアとコリン・ファレルの演技力の勝利だと思う。電話ボックスでのやりとりをハラハラしながら見るための映画。それで十分楽しめる。犯人が相手を知らなければできないけれど、相手の身辺を知っているという設定にすれば、犯した罪を大勢の前で告白させる という、絶対にやりたくないけど自分や自分の大切な人が殺されるとなれば やってしまうことをやらせることで、見せ場を作ることができる。 そんな風にして電話でのやりとりをより緊迫感あふれるものにすることを考えて、周りの設定が固められていったのではと思います。 なのできっと犯人が誰かってことは重要ではないんですね。でもスチュのしたことってそんな大勢の前で懺悔すべきことでもないと思うので、かなりかわいそうでした。 8点(2003-11-27 02:41:54) |
44. アイズ ワイド シャット
とてもきれいで怖い映画でした。仮面が怖いし、ピアノの単音がとても不安を掻き立てる音色でした。途中から人が死んでいって、どうなってしまうんだろう、取り返しのつかないことをしてしまったんじゃ?と、本気で怖かった。それにキューブリックの映画だということを念頭に置いていたので、意味がわからなくても怒らない、あの集まりの説明がなくてもそれが当然だ、くらいのことを心の奥で思っていたので、素直に場面ごとに映っているものに心を委ねました。性的なものは私はあまり感じなかった。なぜかひたすらきれいで張り詰めた雰囲気で、恐怖だった。映画館でみたかったなぁ。 8点(2003-11-22 23:06:40) |
45. パルプ・フィクション
《ネタバレ》 甘めの8点です。見た直後はいまいちピンとこなかったし、今でもどういう話なのかよくわかりません。それでいいのかもしれないけれど。細切れ&順序入れ替えを生かして、主人公を途中であっさりと殺してしまうところにセンスを感じました。サミュエル・L・ジャクソンがかっこいい。トラボルタもかっこいい。 8点(2003-11-18 15:05:25) |
46. ゴッドファーザー PART Ⅱ
「ゴッドファーザー」の魅力=ヴィト・コルレオーネの魅力なんじゃないかと思う。デ・ニーロかっこよすぎる!パチーノもかっこいいけど、ボスとして父ほどは慕われないことに苦悩するマイケルを見るととてもつらくなります。 私はどちらかというと1のほうが好きだけれど、 構成が全く違うのに作品の質が同じなのはすごいと思います。 8点(2003-11-18 00:41:32) |
47. キル・ビル Vol.1(日本版)
あまり期待しないようにして見たのですが、すごくいいんじゃないですか?コレ。 ストーリーのない映画はつまらないと思っていたのですが、この映画は特に前半、 とってもテンポがよくて退屈知らずでした。こうなると単純なストーリーも一転して わかりやすいという長所になる。 タランティーノの他作品にも共通しているけど、ほんっとキレがある。斬新でセンスがいい。 はちゃめちゃな統一感も健在。すごすぎる。 身体のパーツ飛びまくりシーンも全く問題ありませんでした。 スパッと飛んで、血もブシューッと出るのであっさりしていて現実感がなく、 むしろきれいに見えるくらいです。めった刺しとかのほうがよっぽどつらい。 日本語ははっきりいって微妙です。ルーシーとユマの掛け合いの迫力のないこと! セリフの意味をなさず気持ちが萎えるので英語で啖呵を切ってほしい。 英語圏の人が聞いてもきっと気迫は感じられないですよね? こういう掛け合いの部分などは、純粋に内容を楽しみたいので、言葉が気になると 集中できません。 何でもありなおバカ映画だって一応ルールはあると思うし、真剣になって言うべきセリフを 明らかに意味がわかっていないような口調で言われたら、一気に気が抜けてしまう。 これは狙ってやっているのではなく、映画の質を落としているんじゃないかと思います。 もしそこまで計算の上だとしたら、私にはちょっとついていけませんでした。。。 オーレンの顔の作画を少女時代と大人になってからとで変えるくらいの思い切りがあるのなら、 セリフごとに、そのセリフがもっとも生きる言語を考えてほしかった。 ただ日本語や日本的な部分には、純粋には楽しめなくても日本人向けの楽しみがあるので 一概に悪いとはいえないけれど。 それから音楽も基本的にはすごくいいんだけれど、何箇所かこれはいらないんじゃ?とか これは入り方がまずいんじゃ?って気になってしまったところがありました。 言葉、音楽、以外は完璧だと思います。 何といっても、オーレン一味が青葉屋の廊下を颯爽と歩いているシーン。 「レザボア~」のタイトルバックのシーンを思い出しました。 ただ集団で歩いているだけなのに、なんでこんなにかっこいいのでしょう? すごい・・・。 8点(2003-11-16 02:18:38) |
48. チェンジング・レーン
《ネタバレ》 とても面白かったです。こういう教訓的なお話が結構好きなのかも。最初にきちんと対応しなかったがために段々おおごとになって取り返しがつかなくなる。悪事を重ねることに嫌気がさし、改心する。その過程が割と上手く描けていたと思う。ただ、口座を押さえて脅す必要はなかったと思うんだけど。 この映画のサミュエル・L・ジャクソンは、私が今までに見た中で一番かっこ悪い気がする。 8点(2003-11-10 19:50:09) |
49. 愛しのローズマリー
こんな話だとは思いませんでした。面白くて見ているうちにはまってしまいました。基本はコメディなので、腑に落ちなくても深くつっこまない。いい話です。 8点(2003-11-10 19:39:55) |
50. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 モーテルのシーンはどういう展開になるのかわかっているのに本当に怖かったです。ネタバレ後もなーんだ損した、と思わずに納得できたのは、多重人格者が他人格を殺すとはどういうことかと いうのが本などの知識からなんとなくわかっていて、モーテルのシーンが 私の中での多重人格者の回復過程のイメージと合致していたからだと思う。なので、現実じゃないんだったらなんでもありじゃん?ルール違反だ、と思わずに、ちゃんとルールにのっとって描かれていてすごいと思えました。今までありそうでなかったような、とてもいいところをついた映画だと思います。心理サスペンスが好きな人には受け入れられそう。ただラストシーンの解釈がわかりません。殺さなければ治らないけど殺したら殺人者。現実と混同して現実世界でも手を下した(下そうとした?)から殺人者?でももうそれで人格は一つになったはずなので、最後に残った人格が殺人者の人格でないのなら、それ以降は殺人を犯すことはないですよね?ヤヤコシイ・・・。 8点(2003-11-10 17:18:17) |
51. 猟奇的な彼女
《ネタバレ》 めちゃくちゃな彼女に嫌悪感を覚えました。無理なことばっか言って、テレビドラマではたまにこんな破天荒なヒロインもいるかもしれないけど、映画でこれじゃあ厳しいだろ、って。男も彼女がいなきゃ生きていけない!って感じでは全然なかったから、別れればいいじゃん、変な奴~って思ってた。なのにバラを届けるあたりから急に切なくなって泣ける話になっちゃった。欧米の映画を見慣れているせいか、黒い髪、黒い目の俳優の演じる繊細なラブストーリーのほうがすっとなじめるということに今まで気付かなかった。 完璧なまとまり具合だと思う。 もう少し短くて、できれば彼女がもうちょっと違う種類の性格ならさらに完璧。 こんなに切ない気持ちになって、さらに最後にあっけにとられてしまった映画は初めて。 ハッピーエンドですがすがしいけどキョヌはずーっと苦労し続けるんだろうな。 8点(2003-10-27 02:35:08) |
52. ノー・マンズ・ランド(2001)
意外な名作を発見!という感じでした。戦争映画といえばベトナム戦争や第二次世界大戦のイメージしかなかったので新鮮だった。 戦争の悲惨さは伝わってこないけど、 戦争の無意味さ、ばかばかしさがひしひしと伝わってくる。 根本的なところからわかりやすく反戦を訴えている映画だと思う。 キャスターとカメラマンに物凄く苛立ちを覚えたのですが、実際問題として考えると、理不尽な報道規制や情報操作も行われているわけで、あくまでも事実を伝えようとしている報道陣を非難するわけにもいかず、難しいですね。でも当事者を危険に巻き込むような報道はイケナイですよね。 8点(2003-10-21 23:39:02) |
53. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 ケビン・スペイシーもサミュエル・L・ジャクソンもかっこいい!交渉場面自体は思ったほどすごくなかったけど、命を狙われている中どうやって真犯人を見つけ無実を証明するのか、ドキドキでした。最後は偶然助かったような感じだけど、まぁかっこいいのでいいでしょう。 8点(2003-10-21 23:00:56) |
54. バニラ・スカイ
好きです、この映画。夢オチでも許せるのは、意味不明な展開でついていけない~という焦りが、一気に解消されたからでしょうか?「オープン・ユア・アイズ」よりもわかりやすくていいと思います。バニラ色の空も印象的。モネの絵が使われていたのもポイント高いです。でもラストは断然「オープン~」のほうがいいと思う。ペネロペも。 8点(2003-10-14 01:52:23) |
55. タクシードライバー(1976)
デ・ニーロがかっこいい!意味なんてわからないけれど、心に残っている映画。また見たら違う見方ができそう。 8点(2003-10-13 21:38:09) |
56. 情婦
どんでん返しだけが見所の映画はあまり好きじゃないんですけど、これはホントにいい映画ですね。このどんでん返しはとても好きです。ディートリッヒも素敵です。昔の作品は私にはちょっと見づらいので、ひとつの作品として全体で評価するとこのくらいかなぁと。 8点(2003-10-13 20:46:17) |
57. 雲の中で散歩
こういう背景の映画は苦手かと思っていたけれど、予想外に素直に楽しめる自分がいて嬉しかった。ストーリーは割と普通だけれど、なぜか素朴なラブストーリーに引き込まれました。 キアヌと時代背景とラブストーリーとちょっと現実っぽくないような風景。合わなそうでいて上手くバランスがとれていると思います。 8点(2003-10-13 19:44:55) |
58. デスペラード
あまり期待しないで見たらすっごく面白かったです。 ラテンのノリで単純明快だし雰囲気もいい。 意味なく人が死にすぎだけど、なんとなくこの映画ならその意味のなさも許せてしまう。 アントニオ・バンデラスかっこいいですね。 8点(2003-10-11 23:33:33) |
59. 17歳のカルテ
最後まで退屈せずに見れました。よかったです。実はウィノナの抑えた演技のほうがすごいんではないかと思う。彼女はたばこ吸いすぎの役が多くないですか? 8点(2003-10-06 18:09:13) |
60. 砂の女
斬新ですよね。どことなくヨーロッパ映画的な雰囲気を感じます。原作の雰囲気やテーマを失っていないのはすごいと思います。 8点(2003-10-06 17:27:31) |