Menu
 > レビュワー
 > TERRA さんの口コミ一覧。3ページ目
TERRAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 490
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425
>> カレンダー表示
>> 通常表示
41.  バンデットQ
 良くも悪くもテリー・ギリアムの作品。私はロードショー公開で観に行ってポカーン状態で観終わった覚えがある。  1981年の作品ながら、チケットの半券のスタンプを見ると日本公開は83年(昭和58年)だったようで。チケットやパンフにも、ギリアムの名前よりも『制作・音楽/ジョージ・ハリスン』の名前の方が大きく踊っている。  当時、観終わって一番印象に残ったのは、創造主たる神が三つ揃えをピシッと着こなした、如何にもビジネスマン風の出で立ちで登場し、ビジネスライクに後始末を指示してそそくさと消え去ったシーンのみ。配給会社の“冒険ファンタジー”という触れ込みを見て劇場に出向いたガキには、ただ一言「なんのこっちゃ?」と置いてけ堀を喰うしかなかった。   そして約35年ほどの月日が経ち、再見してみると…………。  なんかね、小劇団のアングラ芝居を観ている様な気分になった。同じ役者が衣装を取っ替え引っ替えして、シチュエーション・コントの寄せ集めと言うか……。  壮大なバカをいとも真面目にヤルというのは如何にもギリアムらしいが、この人のセンスは万人に受け入れられるモノではないな、と改めて感じた。  『バロン』や『未来世紀ブラジル』に見られる想像力の高さや、手作り感満載のファンタジックな特撮は認めるが……。  基本的にこの人は、人様が良いというモノには何かしら文句をつけたがる傾向がある。『ホーリー・グレイル』や『ブラザー・グリム』等などは、目の付け所は面白いが内容的には明らかに空回り。それはこの『バンデッドQ』でも然りで、ナポレオンやロビン・フッド、タイタニック沈没のシークエンスなどは悪ふざけにしか見えない。そもそもギリアムの皮肉屋な部分は、子供をメインにした家族向けファンタジーには絶対に合わないだろ? ラストに家を火事で失い、さらに親が消えてなくなるってどうなの? 子供を主人公に据えた冒険ファンタジーにあるまじき後味の悪さは、ちょっと容認できないな。  ここでの評価の高さに、ただただビックリです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-11-25 16:01:44)
42.  トランスポーター3 アンリミテッド
『トランスポーター』シリーズも3作めを迎え、ジェイソン・ステイサム版の終章となるワケですが。  いや、もうコレは何やカンや酷すぎちゃって……。  まず、アクションがダメダメ。監督が変わって一番ダメになったのが、このシリーズのキモとも言える格闘アクション。寄りのシーンが多く、短いカットを矢継ぎ早に繋いでいく見せ方は、スピーディではあるが何をやっているのか判り難くドタバタしているだけ。動きの美しさもなければ、せっかくのアクションの全体像と大きさも判らない。  次に、なんじゃ、あの如何にもベッソン好みのぶっさいくなヒロインは?! “2”の悪役女とタメ張ってるぜ。アレがウクライナの外交大使の娘? 彼女自身がうなじに看板背負ってるように「安」い娼婦にしか見えないんですけど? しかも間延びした会話の遣り取りと無駄な濡れ場が緊張感を削ぎまくる。  そして、終盤のご都合主義の雨霰がダメ。もう話の破綻っぷりが半端無い。例えば犯人がフランクをダムの有る場所に呼び出すのだが、フランクが到着するとボスを含めたグループご一行様が既にご到着あそばして待ち受けている。何、その機動力? しかもそこでフランクを殺そうとする。だったらお前らフランク必要無いじゃん?! お前らが女連れて動けよ。  さらに犯人グループが主人公の腕に付けるブレスレット型爆弾は、ペンタゴンの機密コードでしか外せない代物だったはず。ところがクライマックス。犯人のボスを追い詰めた我等がフランクは、いとも簡単にブレスを外しボスの腕にカチリと嵌め直したではないか! その他にも、ダムに水没した車が引き上げた途端にエンジン音も快調に走り出したり……。今時マンガでももう少しリアリティに気を遣うぜ?  他にも、ツッコミだしたらキリがない。もう、これだけ酷い出来に成り下ってくるとね、ここで降りておいたステイサムは賢かったな、と。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-11-22 22:21:07)
43.  トランスポーター2
正直、もうマンガですわ。w 前作以上に無茶苦茶な話を力技で捩じ伏せようとしてますが、さすがに今回は……。 1作め同様ちょいシリアスな『Taxi』にプラス、今回はロジャー・ムーア時代の007シリーズのテイストが入った感じ。車の下に仕掛けられた爆弾を、ジャンプして捻りを加えながらクレーンで取る……。いや、もうアホらしくて。ここまで行くと笑いにしかならないって。w そして、今作辺りからチラホラとベッソンのダメな部分が出てきてる。 なんじゃ、あの悪役のデタラメ剣道は?! ナメてんのか? しかもそれが話の中に全く絡まない。ハッタリにもならないタダのお遊び。東洋アクション好きはかまわんが、出来ないんだったらやるんじゃない。 フランクのアクションも、今回は大掛かりなモノが多く、編集で誤魔化し切れないでドタバタしている。何でもカンでもエスカレートさせりゃイイってモンでも無いのよ。いや、フランク役のステイサムは頑張っているとは思うけど。 そして、如何にもベッソン好みのキレイでも可愛くもない女優(いや、失礼とは思いますが……)。ミラ・ジョヴォヴィッチの超絶劣化版みたいな……。 ま、とにかく。シリーズとしてのお約束はしっかり有るので、その辺は安心して観ていられるのが救いかな。
[DVD(字幕)] 4点(2017-11-22 18:24:34)
44.  ゴーストライダー2
 前作から4年経って作られた続編。まあ、作品内での時間の経過は分かりませんが。  正直、設定もへったくれも有ったもんじゃない。ハリウッド製の続編には良くあることなんだが、1作目の設定や下手すりゃストーリーさえ、一切が考慮されずに続編とは名ばかりの第2弾が制作される。  これも、そんな1作目の設定やお約束は有って無いようなもん。そして“粋”や“西部劇風の格好良さ”があった1作目とは打って変わって、強引なストーリーにCG頼みのドタバタアクションホラーに成り下がってしまった。  いやぁ、何よりクリストファー・ランバートの使い方が勿体ない……。w
[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-11-12 15:35:43)
45.  コンチネンタル
 コメディとしては、そこそこ良く出来てる。行き違い、擦れ違い、勘違いが重なって話がややこしくなっていく、この頃のスラップスティックの王道パターン。  ただねぇ、アステア&ロジャースコンビのダンス映画としては、どうなの? と言わざるを得ない出来。コンビの主演第一弾ということを差っ引いても、ちょっとね。というのも、二人の全てのダンスシーンが小さいんだな。  確かに人数は出てくる。わっさわっさと。大勢で踊る、いかにもミュージカル! 的なシーンはたくさんあるんだが、客が観たいのはアステアとジンジャーなんですよ。で、二人のダンスは? と言うと、広いステージが用意されているにも関わらず、カメラの前だけを使った小さいダンス。展開に奥行きが無い。勿体無さ過ぎて「おいっ、振付師呼んで来い!」と言いたくなってくる。  まあ、コメディ映画としての纏まりは良いので、コンビの作品の中では人気のある方ですし、私としても6点くらいは差し上げますが。  
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-12 15:01:30)
46.  有頂天時代
“アステア&ロジャース”コンビのベストとも評される作品。  正直に言って、映画としての出来はイマイチだと思う。話は雑だし、オチの付け方も荒い。しかし! 二人のダンスは本当に素晴らしい。とにかくもう、優雅! 二人の動きの一挙手一投足が美しい。ダンスシーンの設定も工夫を凝らし、ダンス教室で、雪山で、ステージで……と色んなシチュエーションで魅せてくれる。  ダンスと言えば、アステアのベストパートナーは、ロジャースか、それとも後に共演したエレノア・パウエルか、と評価の分かれるところだが、タップ名人のパウエルはパートナーと言うよりライバルじゃなかろうか。アステアとパウエルのダンスシーンは、パートナーと言うより個人芸のバトルなんだな。ところがロジャースとのダンスは、息がピッタリと合った正しくコンビ芸。なんせこの二人で9作も撮ってるワケで。  これはコンビの主演5作目(この前に脇で共演した1本有り)。アカデミー受賞の素晴らしい楽曲に載せた、二人の全盛期とも言えるダンスは必見でしょ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-11 18:44:07)
47.  ナイトクローラー 《ネタバレ》 
 いろんな意味で、“ある意味”凄い映画。  ギレンホールのクズっぷりが凄い。とくにこれ見よがしな派手さは無いのに、いや、無いからこそ、イッちゃってる人の怖さが滲み出る。人の顔色などお構い無しで自分勝手に取って付けたような正論を滔々と捲し立てる鬱陶しさは、コミュ障なんてもんじゃない。ホント面倒くさくて怖い。ってか、あの腕時計の件はハッキリ描写されて無いが、アレは警備員を殺して奪ったもんだよね? 冒頭数分の時点ですでに殺人犯なんだよな、ブルームって。  レネ・ルッソが凄い。この映画の時点で60歳? 見えねぇ。怖ぇ~っ。40歳って言われても信じるよ。やっぱハリウッド女優怖いよぉ!  まったくカタルシスの無い終わり方が凄い。基本的に悪は滅んで終わるのがハリウッド流のモラルだった数年ほど前なら考えられない終わり方。今はこれくらい捻じ曲がってなきゃ刺激が得られん世の中なんだな。怖いコワイ。  まあお話としちゃあ、テレビ屋のモラルなんてモンがこれっぽっちも無いことは今更言うまでもないことで、ネタ自体に新鮮味は無いんだけれど。久しぶりに豊田商事の社長が惨殺された事件を思い出した。  ラストシーンでブルームが言う。「俺は、自分がやらないことまで君たちに強要することはない」。ってことは、裏を返せば『俺がやる程度のことはヤッてもらう』ってことか? ああ~怖すぎる。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-05 19:33:48)(良:1票)
48.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 
 スピルバーグの“宇宙人モノ”全部乗せ、みたいな映画。J.J.エイブラムスは余程スピルバーグに心酔しているのか、それともAMBLIN制作の作品だからなのか、スピルバーグ的なクセが其処彼処にある。その分スピルバーグの嫌な部分もけっこうありますが。  その他のスパイスとして『スタンド・バイ・ミー』、ロメロの『ゾンビ』辺りが効いてるかな。列車事故のシーンは『ファイ・デス』シリーズを思わせる気合の入り方。それ以外にも『エイリアン』等などヒット作へのオマージュ的な細かいお遊びがたくさん散りばめられていて、映画好きには結構楽しめる。  まったく予備知識無しに観たため、田舎町でゾンビ映画を撮る少年達を前振りに、列車事故、軍の秘密作戦と来て「ああ、そういう映画ね……」と思いきや、まさかの宇宙人モノというバカ展開も、個人的には楽しめた。  まぁツッコミ所も多々あるが、そこは考えちゃダメ。決して神妙に観る映画では無いので、多少の穴は大目に見て笑って楽しむのが良いでしょう。後味も悪くないし、そこそこの佳作。SFホラー映画好きの暇つぶしにはけっこうお薦めかも。w
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-04 15:41:15)(良:1票)
49.  ザ・キープ
 観終わったあと、思わず「酷いな……」と声に出してつぶやいてしまった。   原作はF.P.ウィルソンの“ナイトワールド・サイクル”の幕開けを飾るベストセラー小説。吸血鬼伝説をモチーフに古代より続く悪と善の戦いを描くこの『ザ・キープ』は、確かにウィルソンの初期の作品だけにシリーズ中でも作風が垢抜けないと言うか、キレが無いと言うか、判りにくいと言うか……。正直、手放しに「面白い!」と言える小説ではない。   そしてこの映画である。テンポの悪い演出、繋がりの悪いシークエンス、暗くて観にくい画面、そこに差し挟まれる唐突な濡れ場……等などのおかげで、観ていても引き込まれる要素が全くない。いや百歩譲って、ホラーなのだから画面が暗いのは許したとしても、そこに被さるタンジェリン・ドリームのヤケに軽やかな音楽が雰囲気を台無しにしている。これはタンジェリン・ドリームが悪いのではないだろう、彼らに曲を依頼、採用した製作者のセンスの無さだ。   よく判らないキャラクター設定もそのままに、半ば強引に映画は進み、なんやかんやとドタバタし、唐突に終わるラストに至ってはもう絶句しかない。   いや、それより何が驚いたって、ここでの評価の高さ。原作を読んでいる自分でさえ「なんじゃ、こりゃ?」状態で観終わったのに……。むしろ読んで無い方が良かったのか?w
[CS・衛星(字幕)] 1点(2017-11-01 17:35:33)
50.  少女は異世界で戦った
 もうね……、コレ、どこを観ろって言うの?  序盤で、表の顔ではアイドルとして活躍しているらしい4人組のステージが映し出されるワケですが、もうここでキレの無いダンスに嫌な予感がビンビン。そして、お茶の水は湯島聖堂での立ち回りでその嫌な予感が的中するまで、そう時間は掛からない。  何とも緊張感の無い殺陣に、思わず溜め息が零れる。動けるのと(魅せる)アクションが出来るのとは全っ然違うことなのだよ!  どなたかがココのレビューで書いてらっしゃるが、確かに彼女達は苦労して身体を張ったのかもしれない。しかし、そんなことは観てる方にはどうでもイイことなんだよ。むしろ、スパッとシャープなキレのあるアクションを撮るためならスタントでもダブルでもいい、ガンガン使ってくれ。  兎にも角にも、この映画の一番のウリのはずのアクションがこの体たらく。お話なんざ、それこそ話にならない。演技? 学芸会並みなんて言ったら学芸会に失礼だぜ。  ほんと、観るとこ無いのよ。どうしましょ? 時間返して。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2017-10-28 03:28:12)
51.  ウェス・クレイヴン’s カースド
まあ、そこそこオーソドックスな作りのライカントゥロープ物で、しかもウェス・クレイブンとくれば、さすがに「なんじゃ、こりゃ?!」みたいな失望感は無い。安心して観ていられる。そう、お茶すすって煎餅食いながら鼻歌まじりで。 だが、しかし……。それこそが問題なのよ。これ、ホラーだよ? ホラーなのにまったく怖くない。さらにこれ2005年の映画でしょ、だったらもう少し工夫が欲しいところ。 しかもクリスティーナ・リッチの使い方が何とも勿体ない! あのヘアメイクは何だ?! ちんぺいチャンとタメが張れそうな彼女のデコを強調してどうする?! そしてあの巨大な胸は一切スルーかよ! クレイブンともあろう者が、このB級ホラーにあるまじき健全さは何だ?! この手のB級ホラーはアメリカじゃ高校生のデート映画なわけですよ。でもね、これじゃあ付き合いの長い彼女とアレやコレやの合間に横目でチラ観で精々だな。これから口説こうというコ相手だったら、まだMJの『スリラー』のPV方がドキドキ出来るわ。 まあ、まとまりの良さに免じて4点差し上げますが、B級ホラー映画としての出来は3点。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-10-28 03:05:11)
52.  ファイナル・デッドブリッジ 《ネタバレ》 
 毎回気合の入った殺戮描写で、ホラーファンはもちろんホラー制作者にも注目されているというこのシリーズですが、さすがに5本目を数えるとそろそろ飽きてきたかな……、と思いきや。w  お話自体はもう有って無いようなモノで、シリーズすべて大同小異。あとは、どうやって死んでいくのか、そのシーンの凄惨さのみに期待が掛かるわけです。まあ、悪趣味の極みと申しますか、下衆なホラーの王道を先陣切って突っ走る「ファイ・デス」シリーズ。  ですが、今回はそんな中にも「ほうほう、そう来たか」と思わせる仕掛けを工夫してくれてます。途中までは過去のシリーズ作まで含めた伏線を、(この手の映画にしては丁寧に)きっちりと消化していく。そして終盤、一気に「えっ、前日譚だったの?!」と。w そこに繋げるかぁ、と。w  誰にでもは薦めませんが、このシリーズを観てきて「流石にもうイイや」と思ってる方には、最後だと思って観てみて、とお薦めします。w
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-10-22 17:38:41)
53.  レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳
何と言うか、まあ……。ブルース・リーへのリスペクトはさておき、この映画は自分にはとても褒められない。 アクションは早回しとワイヤーアクションの連打連打。はっきり言って漫画です。現実離れもここまでいくと正直ノレない。特に冒頭の戦争シーンでのリアリティの無さには脱力する。こいつ一人いたらどんな戦争でも勝てるだろ? なんで中国は世界の覇者になれなかったんだ? ドニー・イェンって、せっかく動けるのに、その作品は早回しとワイヤーアクション、ストップモーションと、ギミック過多で勿体無さ過ぎる。 タイや東南アジアでは往年のジャッキー・チェンばりに身体を張ったアクションで世界の注目を集めているのに、本家の香港がこれではなぁ。 お話は、相変わらず「我々に酷いことした日本を中華英雄が懲らしめてやったアル!」的なモノで、捏造と妄想の極み。こんな映画で憂さ晴らししてるなんて、観てると本当に中国が哀れに思えてくる。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-04 17:15:57)
54.  シン・シティ 復讐の女神
シン・シティの2と言うよりは、まさに続編。1の続きのお話し。しかしなぁ……、10年経って続きを語られても、もう1の話なんか覚えてないってば。コレ見る前に1を観直しておかないと置いてけ堀を喰らいそう。そして観直したら観直したで、数々の矛盾と違和感が。 ただまあ、雰囲気はまんま1を継承しているし、メイン処のマーブ=ミッキー・ロークは誰だか分からないほどの特殊メイクで全く変わらない。さらにジェシカ・アルバやブルース・ウィリス等も顔を揃えてるので、細かい所を気にしなければ、それほど目くじらを立てるようなものでもないのだが。 お話は、今回も良くも悪くもマンガ。まあ、マンガ原作ですから。チャンドラーの『ロング・グッドバイ』的な、悪女に振り回される男達をハードボイルドに描いてみました、みたいな話と、悪のロアーク上院議員とナンシーの復讐譚が平行して語られる。 1と比べてパワーダウンしたとも思わないが、パワーアップしたとはお世辞にも言えない。まー、こんなもんでしょ的な作品だった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-05-04 17:01:24)
55.  レッド・ドラゴン(1976)
 いや、もう……いろんな意味で凄すぎる。www  ブルース・リー主演の『ドラゴン怒りの鉄拳』の正統的続編ということで、正編において武術指導、敵役のダブルなどなどアクションの裏方として大活躍だったジャッキー・チェンを主役に大抜擢した本作ですが……。  いや、ホントもう……いろんな意味で凄すぎ! 話は雑だしバランスも悪い。日本人に関する描写も正編以上に雑。w 挙句に武打モノとして肝心の殺陣も雑。  どこを見てよいのやら……。何を観るべきなのか……。 もう、精武館って道場名付けて敵が日本人なら何でもイイやっ! みたいな映画。ほんと酷い。w  それでも何とか『精武門』というタイトルとしての辻褄を合わせようとでも思ったのか、若きジャッキーは迷蹤芸を練ります。「師父が作り、兄弟子(ブルース・リーですな)が完成させた拳よ」って……いやいや、そんな所で無理せんでも。w 正編でブルースは功夫らしい功夫など使ってなかったじゃないですか? って言うか、詠春拳しかできないし。www  ちなみに、余談ではありますが、実際の「精武体育会」と日本の武術道場「武徳会上海支部」はとても友好的な関係でありました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-05-04 16:16:21)
56.  ギャザリング 《ネタバレ》 
時空を越えて悲劇の瞬間に必ず居合わせるギャラリー、というのはSFではよくあるモチーフ。大抵、未来からのタイムトラベラーなんていう設定なんだが、そんな素材をこう料理しましたか! という技アリの設定に拍手(まあ、芥川の『さまよえる猶太人』の方がアイデアとしては先ですが)。また、程好いタイミングで少しずつ謎が解かれていくから、それほどストレスも溜まらず楽しんで観られる。主人公キャシーの孤軍奮闘が健気ですな。ラスト近く、キャシーの口から語られる、なぜに彼女がギャザリングになったか……。それを聞くと、イエスって結構ケツの穴の小せぇ野郎だな、なんて思っちゃったりして。www クリスティーナ・リッチは大人になっても可愛いね。彼女のおでこに+1点!w
[ビデオ(字幕)] 7点(2017-05-04 15:48:33)(良:1票)
57.  三国志英傑伝 関羽
お伽話然とした物語『三国志演義』よりも、実際の三国志の方が好きな私にとっては、曹操がちゃんと名将として描かれたこの作品は好感が持てます。常識的に考えて、義ほどの国を一代で築き上げ、発展させた曹操が、無能な悪人なわけはあるはずがなく、演義では判官びいきと言うか、諸葛孔明というヒーローを際立たせるため、蜀からの視点が強すぎる。 ま、それはともかく。 “2”の方も言われているように、曹操を名将として描き過ぎたためにお話としては破綻しています。あんだけ出来た大将なら、その配下になったって良いじゃん?! アクションは、ドニー・イェンの古装片としてはこんなモンじゃないでしょうか。良くも悪くもいつも通りです。
[DVD(字幕)] 5点(2016-09-28 14:01:43)
58.  レッドクリフ Part I
2時間半という尺を一気に観せるパワーはあったが、それも『三国志演義』という良い原作あってのことかな。内容的には、特に残るものは無いんだけど。 まー、ありえないほどマンガチックな戦闘シーンは許すとしても、どなたかも書いてるが曹操が登場するたびに名前のテロップが出るのには噴き出した。w わかっとる! ちゅーの。しかも、あまりにチンケであからさまな悪役だしなぁ~。どこに視点を置くかの違いだが、曹操は決して悪人ではない。義に厚く智に富んだ天才的武将という評価もある。この映画の視点は、孔明をヒーローとして描くためにあまりに蜀軍に偏り過ぎている。まあ、出る杭は打たれるというか、強すぎると可愛げが無いというか、そういった処か。 余談だが、後世で一般的に「義に厚く智に長け、鬼術を操る天才軍師」のように言われている諸葛孔明だが、実際には負け戦の方が多く、政治家としての才はあったが軍師としてはイマイチ役立たずだった。この赤壁の戦いも、実は孫権&周瑜との共同作戦であり、主に策を練ったのは孫権軍の方だったという。 しかし、『三国志演義』というお伽話のおかげで、孔明の人気は関羽らと並んで神と祀られるほどのトップクラス。その中でも、まあ彼を主役に据えるなら、小能く大を制したこの「赤壁の戦い」って事になるんだろうなぁ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-28 12:57:19)
59.  ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳 《ネタバレ》 
ツッコミどころが多すぎて、どこからツッコんで良いやら……。 前半は、如何にも当時の香港映画らしく、本筋に関係の無い無駄の多いユルユル展開。中盤を過ぎてから強引に話が進み、無理矢理終盤に雪崩れ込むのは、この頃の香港功夫映画のお約束みたいなモンで。w そして終盤に差し掛かると、それまでの大味で雑なゆる~い殺陣から一変して、見応えのあるシビアなアクションに。いや、そんなことはどうでも良い。途中、いきなり差し込まれる『酔拳』のトレーニングシーン! ジャッキーが芝生の上で酔八仙拳(この映画では韓湘子の部分を使用)の套路を練っている。えっ、この映画は74年、『酔拳』は78年。なのにあのシーンが撮影済とは……。「実は『酔拳』は完成までに6年近くを要している」という噂は本当だったのか! そして、相手の自爆によって棚ぼたで決着が付いてしまう、ある意味衝撃のラスト。w 後にジャッキー映画の常連となる役者さん達がたくさん出ているが、『蛇拳』(&『酔拳』)がどれほど出来の良かった奇跡の功夫映画だったのか、再確認させてくれます。
[地上波(吹替)] 5点(2016-09-22 19:50:14)
60.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
いやはや、酷い。ここでの評価の高さに驚いた。 しかも、このシリーズ全部に言える(と言うか、マイケル・ベイの映画全部に言える)が、無駄に長い。長すぎる! 前半はマイケル・ベイらしい無駄なシークエンスの連続で、観る価値はおろか、最早語る価値も無い。 話が本題に入って動き出すのは一時間以上も過ぎてから。しかし売りのハズのロボット同士の戦いになると、迫力と言うより画面がゴチャゴチャ、似たようなロボットが入り乱れて、誰が誰やら、敵も味方も判らないただのドタバタに。終盤は、これまたマイケル・ベイらしい無理矢理感動路線まっしぐら。『ID4』か『アルマゲドン』かってな感じで、さも重厚そうに見せちゃあいるが中身はすっからかん。どなたかも仰っていたが、戦いが終わって、戦場をあれだけ転げまわっていたヒロインの真っ白な服に泥一つ付いてないのに失笑。結局、前半は無駄だらけで冗長、中盤はドタバタガチャガチャと騒がしいだけ、終盤は感動の押し売りと、どこを取っても褒める所が無い。シリーズだから勢いで観ちゃったけど、正直時間が勿体なかった。
[地上波(吹替)] 3点(2016-09-20 17:11:00)
0112.24%
1153.06%
2438.78%
38216.73%
49218.78%
58316.94%
67715.71%
7428.57%
8255.10%
991.84%
10112.24%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS