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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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41.  内なる傷痕 《ネタバレ》 
寝そべっている女を連れ去る男。白一色の荒野に「息ができない」と、もがき苦しむ女。四方全てが雪の中、苦しみながらも彷徨い続け、そのまま倒れてしまう・・・。 この映画のただならぬ雰囲気に一気に引き込まれた。 ストーリーはあってないようなものであり、意味を求めるのはナンセンス。劇中の風景・台詞・歌・人物の行動など、全てが説話的であり神々しさを感じる。 何年たってもこの映画を理解出来るとは思わないが、とにかく強烈に印象に残る作品だった。
[映画館(字幕)] 7点(2006-11-16 17:52:37)
42.  恋人たちのメロディー 《ネタバレ》 
この映画は、全ての役者が実際の名前のまま演じている。と言うことは、シャルルのおっさんも普段の性格はちょっと図々しくて陽気な感じで、フランシス・レイもどことなく寡黙な感じの人なのでしょうかね。紅一点のカトリーヌ・アレグレは、飾り気のない素朴な印象(結婚式の衣装もすごく地味)でしたが、それがまたこの映画の雰囲気にマッチしてて、私は結構好きです。 一日に200フランも稼ぐアコーディオン弾きのフランシスが、100フランで雇われて旅に同行したり、新婚夫婦の新居がスゴ~く小さい家(撮影角度を変えて小ささを強調している)だったりという“ほのぼの感”がこの映画の一番の魅力でしょう。 一番面白かったのが、サントロペのレストランで食事をした時に領収書を回してみんなで見てた時。特に、一番手前の人が領収書を見たときの驚き方に笑わされました。
[地上波(字幕)] 6点(2006-10-25 22:33:20)
43.  男と女の詩 《ネタバレ》 
完全に読み違えてました。冒頭の映画のシーンからカラーの映像に変わるまでがずっと一つの回顧シーンだと思って見てしまいました(>_<) で、フランソワーズ・ファビアンの昔を演じてたのがアヌーク・エーメなのかな?とか・・・。 タイトルからしてラブストーリーなのかなと思っていたら意外と渋めな感じで、しかもフィルム・ノワールの一面もあってちょっと予想外な内容でした。 リノ・ヴァンチュラの素と老人の演技は良かったけど、宝石店の強盗シーンも結構マヌケな捕まり方だし、エンディングも凄く微妙でうまく言葉にできません。恐らく、きれいに片付けられてた中にも他の男の存在を察していたような感じですが・・・。 最初の、レストランでの会話の「部屋はある?」で、オシャレな映画のイメージを抱いてしまいましたが、今の自分には見るにはまだ早すぎる、難しい大人の恋愛映画でした。
[地上波(字幕)] 6点(2006-10-16 21:42:02)
44.  ミツバチのささやき 《ネタバレ》 
神秘的な雰囲気が漂っているのはわかった。ただ、何て言うんだろう・・・余りに詩的で、ちょっと面食らってしまった。 自分も小さい頃、お化けが出てきたらどうしようって考えて夜も眠れなかったことが確かにあった。最後にアナの前に出てきたフランケンシュタインはまさにそんな感じなんだと思う。 それと、父親の子供たちに対する愛情が感じられなかったのがちょっと残念だった。けど、映画のバックグラウンドに戦争の影響があったことを後で知って、少し納得した。そういった予備知識を前もって知っていればもっと物語に入り込めたと思う。
[映画館(字幕)] 6点(2006-07-22 16:47:54)
45.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
自分にとっては毎度のことなのですが、またしてもやっちまったという感じでした(ToT)  ジョヴァンナがロシアまで夫を探しに行って一組のロシア人親子に出会った時、子供が「ボンジョルノ」と挨拶し、さらに、家に入ってダブルベッド(&枕×2)を見た時点で「ハハ~ン、成る程ねぇ・・・そういうことか~」と、その時点である程度状況を察していないといけない訳なんですよね。 ジョヴァンナが電車に乗り込み、号泣してるところを見るまで状況が掴めなかった自分には殺意すら覚えますよ全く。 こういう自分みたいな鈍感な人間がレビューすると、どんなに優れた作品でも必ず評価が低くなってしまう(-_-;) この映画の関係者の方々やレビューで高評価なされた方にはちょっと悪いなぁって思います。 さて、自分がこの映画で一番気になってしまったのが、最後の別れのシーンなんですけども、何か妙に過剰な演出に思えてしまうのです。ちょっと捻くれた考えかもしれないですが、映画の後半のストーリーを構成するためにわざわざあの別れのシーンを組み込んだ感じに見えてしまい、そもそもアントニオがイタリアに戻ってきた時点で、最後の見せ場を作ってるんだ、というハリウッドの映画によくあるようなわざとらしさみたいな感覚を覚えてしまって、あのシーンには特に何も感じることが出来ませんでした。 また、その一方、画面全体に夕陽を浴びたようなやや赤みがかった画面が終始非常に美しく、特に画面全体に果てしなく広がるひまわりの風景がとても綺麗で、あの印象的なテーマ曲と共にとても心に染み入りました。このテーマ曲とひまわりの映像だけでも十二分な価値があるのではないでしょうか。 ところで、オープニングとストーリー半ばで出てきたひまわりが堂々とした様子で咲き誇っているのに対し、エンディングで出てきたひまわりは、心なしかうつむいているような気がして、ちょっと切なくなってしまいました。
[映画館(字幕)] 7点(2006-06-07 23:00:03)
46.  ロバと王女
冒頭の、本の表紙をめくるところから始まる通り、まさに御伽噺。完全に絵本の中の世界です。何のひねりもないストレートな物語なので、煌びやかな映像と美しい歌声を堪能することに専念しましょう。 ドヌーヴの美しさは今まで観てきた映画でわかっていましたが、相も変わらず美しいドヌーヴの、あの長くて綺麗な髪の毛は恐らく彼女自身のものに違いない、と勝手に信じ込んでいます。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-18 17:30:28)
47.  哀しみのトリスターナ 《ネタバレ》 
どのように撮ったのか全くわからない。ドン・ロペの生首、片足のドヌーヴの撮影トリックには舌を巻くしかありません。本当に想像もつかない。その映像テクニックにドヌーヴのリアルな演技がかみ合って実にリアルな映画に仕上がっています。 話の前半は、養父である筈のドン・ロペが「私はおまえの養父であり夫である」などと言ってトリスターナを束縛し、都合よく体を求めてきたりと息苦しさが伝わってくるような毎日。画家と結ばれて好転すると思いきや、病気を患い再び元の家に戻ってきてしまい、後半に入るとトリスターナの人生はますます転落していくのですが、圧巻なのは、ドン・ロペがホットチョコレートを飲んでいる間のトリスターナの廊下の往復シーン。ドヌーヴの表情を執拗なまでに何回も見せているところがとにかく気味が悪い! この表情も不気味で不気味で仕方ないのですが、街中で車椅子に乗っているときにその隣を乳母車が通り過ぎると、自分自身も乳母車の中の赤子のような気分になり、見せる屈辱の表情。そして、口の利けない若者に自身の裸体を晒したときの表情には思わず息を呑みます。 タイトルは“哀しみのトリスターナ”なのですが、実は哀しむべきはもう一人の登場人物ドン・ロペではないかという見方もできると思うのであります。というのは、この映画が作られたのがブニュエルが70歳の時。しかも、彼自身も無神論者とのこと。と言うことは、この映画のドン・ロペはまさにブニュエルそのものである、という解釈も可能なわけです。私は、彼は原作の中のドン・ロペに自らと共通する何かを見出し、映画の人物設定にも自分自身の姿を組み込むことにより自らの苦悩を描き出したのではないかと思いました。この映画にとても自虐的でマゾヒスティックな一面をブニュエルのプロフィールを見てから感じました。
[映画館(字幕)] 7点(2005-04-25 22:46:26)(良:1票)
48.  旅芸人の記録 《ネタバレ》 
とにかく長回しがスゴイ。ひとつのシーンの長回し時間もすごいですが、作品のほとんどが1シーン1ショットで成り立っている。セリフが異様なほど少ないので、映画の中の状況を語るにはやっぱりこの方法が一番なんだろうなと思いました。 自分が最も引きつけられたのは、空襲やゲリラ兵の襲撃などで劇が中断させられてもそのままカメラが回りつづけており、周囲の人たちの悲鳴や逃げまとう音だけが聞こえてくるシーン。異様なほどリアルでした。画面の奥で銃撃戦が繰り広げられている中で列をなして逃げるシーンもこれまたすごい迫力、リアルそのものですよ。 ただ、序盤から長回し長回しでストーリーが進行していき、どうも長回しで撮らなくてもよさそうな場面でも長回しが使われているところ(序盤で、テーブルで食事をしているとき、窓の風景にカメラが移動し再びテーブルにカメラが戻るところや、宿に到着し男女2人が劇中の名前で名を呼び合うシーンetc.)が多かったことがちょっと気になってしまいましたが、やっぱり素人の自分には難しすぎたのであまり語るのはやめます。いつかまた再鑑賞したとき(あと20~30年くらい(笑))の自分の成長を期待してこの点数に留めておきます。※
[映画館(字幕)] 6点(2005-04-24 12:25:11)
49.  愛人関係
ストーリー・演出ともに良かった。この監督(ジョルジュ・ロートネル)が無名のままでいた(いる?)のが本当に惜しい。ミレイユ・ダルクが実に味のあるいい雰囲気を出していたと思う。まさに掘り出し物を探し当てた気分。前にBSでやってたのを偶然見たのがきっかけでそれ以来気になっていた映画だったけど、やっぱりNHKでやる映画はハズレが少ない。最後はやや尻切れトンボだったところは自分の好みの終わり方ではないが、あのラストシーンでは、生まれてきた子供が難病を患っていて殺してしまう人がいたり、いろいろな事情で自殺をしたり心中したりする人、安楽死の問題が議論されている現代社会にも何か通じるところがあるような気がして色々と考えさせられてしまった。最後のペギイのあの笑顔がとても印象的で、やっと本当に心から笑ってくれたんだなあって思う。マルクに感情移入すると、彼女を憂う気持ちや慕う気持ち、自分の無力さに対する歯痒さが相まってとても切なくなってくる。フィリップ・サルドの音楽もすごく綺麗だった。
8点(2004-09-21 11:16:23)
50.  アルカトラズからの脱出
よく「大脱走」と比較されるこの作品。私はどちらかと言えば「大脱走」のほうが好きだ。 以前、テレビのドキュメンタリー番組で刑務所から囚人が脱走した時の再現をやっていて、全員が外に出されてバスケをしている最中に看守が牢屋の中をくまなくチェックする、といったことをやっていたので本作品の牢屋の管理の仕方がどうしてもヌルく思えてしまい、素直に楽しめなかった。また、本も読めるし楽器も弾ける、さらには、牢屋の中も完全にマイルームと化してフカフカの布団で寝ているのを見ればこれはもう面白いと思える訳がない(マッチを使っていたのにはビックリ!)。 この映画では脱走の過程を描くことに重点をおいているが、その割には肝腎な場面での緊張感が感じられず、映画としての評価となればどうしても低くなってしまう。これを見るくらいなら上記の「●●アンビリーバボー!」などのドキュメンタリーを見た方がまだマシであろう。 最後のエンドクレジットで出る転がった人形の首のカットは“脱獄は悪”というこの監督の考えが出ているような気がする。つまり、この主人公を悪役として見せたかったのではないか。だとすると、この映画の人物描写を徹底的に排除した淡々としたつくりは間違いであるとは言えず、見る者の主人公への感情移入を拒んだこの監督のやり方は評価に値するかもしれない。 けど、せめて、主人公の投獄理由くらいは出して欲しかったけどなぁ・・・
5点(2004-08-28 13:30:19)(良:1票)
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