41. ヒマラヤ杉に降る雪
とにかく地味な映画。結ばれなかった男女、それでも愛し続ける男。その話がメインなのか? 女は別な人と結婚したものの旦那は無実の罪を掛けられ、その裁判の行方を追う。こっちがメインなのか? 日本人に対する人種差別があった時代の話で重みはあるけど、何か話があっちに行ったりこっちに行ったりでイマイチわかり難かった。個人的には裁判のシーンよりもイーサンのハツエに対する想いをもっと全面に出して欲しかったな。鈴木杏チャンがとても良かったので、ちょっと惜しいなと思う。 5点(2004-06-24 21:03:05) |
42. 小さな中国のお針子
簡単に言ってしまえば青春・純愛・友情物語なんだけど、一昔前の中国の下放政策(そこは深く語られていないけど)という背景が深み持たせていて、全体的に味のある作品。それにしてもお針子役のジョウ・シュンってこういう役(妊娠・中絶)多いな。 9点(2004-06-23 00:21:44) |
43. MISTY(1997)
う~ん… 3人とも私の好きな俳優さんなのですが… 天海祐希は宝塚の男役が抜け切ってないし、金城はこの役に合ってないし… これってもっと色っぽい話だと思うんだけど、ぜんぜん色気が漂ってこないし… トヨエツの鍛え上げた体に3点ってとこでしょうか。 3点(2004-06-22 22:52:16) |
44. 恋する惑星
最初の金城の話は大した印象も残らずといったところだけど、トニー・レオンとフェイ・ウォンの話は大好き。明らかにストーカー行為のフェイ・ウォンだけど、コケティッシュですごくカワイイ。大抵の女はこんな部分を持っているんじゃないのかな。探っちゃうような。部屋が少しずつ変わっていくのに、何の不信感も持たないトニーも憎めなくってイイ感じ。この監督の作品ってどれも音楽が絶妙なんですよ。映像と音楽だけで酔えるんです! 8点(2004-06-22 22:34:23) |
45. 青の炎
2度目の殺人までの話は緊張感もあったし心情も読み取れてとてもおもしろかったんだけど、その後の話が急ぎすぎてしまっているような、二ノ宮の心の動きがあまり読めなかった。あややの最後の睨みつけるシーンがちょっとシラけてしまった。口が動いているのがね… 眼だけの演技の方が良かったのに。あややじゃなくて、もっと影のある女優さんの方が合ってるかも。(あややファンの人ごめんなさい) 重い物語と音楽もシリアスでいい感じだったのに、安っぽく感じてしまいました。 6点(2004-06-22 21:45:15) |
46. ムーラン・ルージュ(2001)
すごくおもしろかった。もっとドロドロした内容かと思っていたら、物語はとても単純。目まぐるしい程のダンス(なのにとてもまとまっている)と聞き覚えのある音楽、衣装もセットも役者達も雰囲気満天。ユアンの歌声と笑顔がたまらない。 9点(2004-06-22 21:26:18) |
47. スワロウテイル
円都という架空都市の中、アゲハという一人の少女の視点の中で進んでいく物語。アゲハの物静かでクールなイメージが、周りのキャラクターをうまく引き立たせていると思います。チャラはグリコ役にぴったりハマっているし、三上博も結構いい。渡部篤郎はやっぱりクールな役が似合います。個人的には伊藤歩チャンの演技がすごくよかったなと思っています。チャラの歌声自体がこの映画の物語という感じであり、ROCKな作品だなって思います。時々無性に観たくなります。 9点(2004-06-22 01:00:18) |
48. 女優霊(1996)
今まで観たホラーの中で一番コワかった。しかも真夜中に一人で観てしまったので、いい年して泣きました(笑) あまりのコワさに内容はよく覚えていません。 4点(2004-06-21 23:24:52) |
49. 山の郵便配達
本当に「しみじみ」という言葉がよく似合う映画です。岩城滉一似のお父さん(私はそう思った)と息子の、あまり言葉を交わさなくてもお互いを思いやっている姿がとても温かくて、胸に熱いものが込み上げました。静かな場所で心静かに観ていたい作品です。 8点(2004-06-21 23:04:54) |
50. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
キャラが個性的で大好きです。内容も良かったです。ウチの子供に観せたら「黒サンタ…」と怖がり、最後まで観てくれませんでした。おもしろいのに! 9点(2004-06-21 22:39:07) |
51. Laundry ランドリー
小雪の切なく寂しい瞳と窪塚の知能障害の演技、結構良かったです。私としては内藤剛志の「いい人」役が好きだけど。観終わった後、温かな気持ちになれた作品です。 8点(2004-06-20 20:55:12) |
52. 風花(2000)
物語としては嫌いではないんだけど、最後にキョンキョンと浅野がくっついた方が良かったな。それにキョンキョンのあの踊りの場面はどうか?と… 4点(2004-06-20 20:45:57) |
53. オーメン(1976)
ホラー映画の中で一番好きな作品です。ゾンビとか悪霊とかじゃなく子供自身が悪魔。もともと子供の方が想像力豊かだし、気持ちがストレートだから気に入らない相手を簡単に死に至らしめる。その方法はとても残虐。天使の顔に生まれ、悪魔の心を持つ。ダミアンは生まれもっての悪魔だけど、今の世の中、育て方・周りの環境によってダミアンは存在してしまう、普通の顔してね。怖い世の中になってしまったものです。 9点(2004-06-20 20:28:45) |
54. 居酒屋ゆうれい
映画館で観たのですが、周りの観客はおじ様ばかり。見事に紅一点になってしまいました。映画の内容より、観終わった後、後ろの席に居たおじ様達が「あの、良かったら飲みに行きませんか?何か飲みたい気分になっちゃって」と会話しているのが一番印象に残りました。どうやらおじ様達はその場で初めて出会った者同士らしいのですが、意気投合してましたよ。そんな気分にさせてしまう、それもまた映画の醍醐味ですね。 5点(2004-06-20 19:57:49) |
55. ねじ式
雰囲気はあったのかもしれないけど、エロいし最後は吐きそうになった。観終わってしばらく浅野が大嫌いになった。 1点(2004-06-18 22:45:34) |
56. ウォーターボーイズ
何かに魅了された者同士、一丸となって突き進む。青春ですね。十代の特権でしょうか。いや、年齢など関係なく目標さえあれば誰でも前に進めるんでしょうけど。老若男女シンプルに楽しめる作品だと思います。小学生がこれを観て、友情と目標と情熱の大切さを学んでくれたらいいな。 9点(2004-06-17 23:59:03) |
57. Lie lie Lie
《ネタバレ》 いい年の男が大ボラ吹いきまくりの人生、それをトヨエツがいつもより1オクターブ高い声で演じていて、それに巻き込まれ自分までもがベラベラうそぶきまくるハメになる、これが佐藤浩市の役どころで、その二人の嘘をいとも簡単に見破るのが鈴木保奈美な訳でして。トヨエツのどれが本当でどれが嘘なのか全くわからない話と、佐藤浩市のとても静かな生活の中で突如現れたトヨエツによってちょっと人生が変わってしまうところがおもしろかった。ボニーピンクの曲も気だるい感じでこの映画に合っていたと思います。 7点(2004-06-17 23:44:19) |
58. ドアーズ
その昔「LOST・BOY」という映画の挿入歌がDOORSの曲だったのをきっかけにDOORSが好きになり、レンタルで偶然見つけたのがこの作品。今や伝説のロック・スターであるジム・モリスンの、バンド結成から死に至るまでの話な訳だけど、ちょっと美化されているような気がする。もっとジャンキーな人だと思っているので。DOORS好きな人は必見だと思います。メグ・ライアンはとてもかわいかった。この作品のメグが一番好きです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2004-06-17 23:09:38) |
59. ペット・セメタリー(1989)
十代の頃にレンタルで借りて観ました。ホラーだと思って借りたら違った。 ホラーなんだろうけど、「ギャア~」っていうものではなく、何かとてつもなく悲しくて切なかった。生き返る猫とかちょっと恐かったけど、「もし自分の大切な人が死んでしまったらどうしよう?」とか「この映画みたく生き返ったのに豹変していたら…」とか、見終わってから深く考えてしまいました。親である今観ても、同じことをもっと深く考えてしまうかもしれない…。 7点(2004-06-17 22:38:44) |
60. 星願 あなたにもういちど
ファンタジーですよね。切なく優しい物語。登場人物がみんな心の中で誰かを想って誰かを大切にしていて、悲しい涙ではなくあたたかい涙がこぼれる。ジャンボ役のエリック・ツァンは名脇役。いいポジションにいて程よく泣かせてくれる人だなと。「想い」って大切ですよね。それを伝える事はもっと大切なんですよね。でもなかなかストレートに伝えられないのが人間の悩みや後悔の根源なのかも。 9点(2004-06-17 22:10:43)(良:1票) |